あらすじ
2023年6月17日~AXNでシーズン9先行放送(1話~4話)
警官見習い
3週間前、インディアナ州で大量の高性能のカービン銃が盗まれていた。
その銃による被害が広まっている。
ジェイは、新しいシステムで組まされている、新人警官ダンテ・トレスと一緒に捜査にあたる。
ダンテは警察学校の卒業生総代を務めるほどの実力があるものの、内向的という判断がされていた。
プラットは「超有望か、サイコパス」だと事前にジェイに伝えていた。
その通り、ダンテは口数が少なくあまり自分のことを語らなかった。
そして反抗的というわけではないが、ジェイのいうことを聞かずに行動することもあった。
その行動はすべて事件解決のためで、ジェイも感心するような洞察力、観察力を持っていた。
疑惑
銃が保管してあると思われる倉庫をつきとめた。
だが出動する際に、ダンテは駐禁の滞納で呼び出されたと中抜けをする。
そして特捜班が倉庫を調べると、中はからっぽになっていた。
防犯カメラに残る映像から搬出した車を調べると、銃を盗んだ犯人の車だった。
誰かが捜査状況を知り、事前に移動した可能性がある。
それを知った部長は、ダンテが漏らしたのではないかと疑いをかける。
「2週間前に情報が入った。ラテン系のギャングが警察学校に潜り込んでいたと」
ダンテを怪しむのは「ピルゼン出身」だからだった。
貸倉庫もピルゼンだった。
そこでジェイはダンテの手首にタトゥー除去の痕があったことを思い出す。
そして駐禁の支払期限を確認すると、1年以内と言われ、特に急ぐ必要がなかったとわかった。
それでもジェイはまだ判断しなかった。
「よくわからない男だけど、まだギャングと決めつけるのは早い」
ジェイはアナを呼び出し、ダンテを調べるよう依頼する。
ジェイとダンテは犯人の車を見つけ、写真を撮っていると本人が戻って来て出くわしてしまう。
そのまま追跡をすると自宅に戻っていくが、部屋の中で見失ってしまった。
だがダンテは風の流れからバスルームに隠し通路があるのに気づいた。
しかし発砲しながら犯人は逃走していく。
部屋の契約情報から、エドガー・バウティスタだと判明する。ギャングには属していなかった。
ジェイがなぜ気づいたと確認をすると、ダンテは自分も使っていたという。
「古い建物によくある手抜きで、子供のころ逃げるのに使っていた」
「何から?」
「警官からです。詳細も知りたければ教えます」
その時、アナから連絡が入った。
ダンテの過去
ダンテは殺人未遂での前科があった。
被害者は一生車いすだという。相手はわからない。
「相当ヤバそう。警官の行動とはかけ離れてる」
ジェイは同じピルゼン出身のアナを頼る。
「本当の彼を知るためにはどうしたらいい?」
「1人の時のトレスを見な。私は警戒する癖がついているから」
その夜、ジェイはダンテを尾行した。
そして翌朝、ダンテは尾行に気づいていた。
ジェイはその理由として、帰宅先が記録と違うと指摘する。
「居候していた同僚の家の住所を書いて提出したんです」
「お前は情報を漏らしてないか?」
ダンテは激高してジェイに立ち向かった。
「殴りたきゃ殴れ」
「俺は密告してない。地元が好きだから母親と暮らしてる。同僚に受け入れられたくてピルゼンの住所を書けなかった」
ジェイは頭を冷やせと、ダンテに休むよう命令した。
身代わり
するとバウティスタと接触していた20代のラテン系の銃の売人を逮捕したという情報が入る。
その男に成りすます人物として、ボイトはダンテを指名した。
ジェイは不安を抱えながらも、完全にダンテを否定しきれない。
判断は任せると言われると、ジェイはダンテの実家を訪ねた。
「お前を信じて懸ける。取引きに潜入しろ」
「言っておくが、背後にいる地元の仲間たちのほうがあなたの10倍俺を信用している」
それでもダンテは参加した。
そして特捜班が監視カメラで見守る中、ダンテはバウティスタと接触した。
するとバウティスタに「お前、ベルトの息子だな?」と声をかけられる。
「継子だ」
バウティスタとダンテには面識があった。
「お前のせいで今も車いすだぞ」
不穏な空気が流れる中、ジェイは様子を見るがバウティスタが銃を取り出したのをきっかけに、突入した。
ジェイは、ダンテにここにいろと言って、アプトンと追いかけるがまたしてもダンテはカービン銃を構えて勝手にバウティスタに近づいた。
素性を知るバウティスタは、お前はあいつら(警察)の仲間じゃないと余裕だった。
そしてダンテとバウティスタがやりとりしている隙に、ジェイとアプトンで仕留めた。
真相
解決後、ロッカーにいるダンテにジェイが詳細を尋ねた。
ダンテは14歳の時、母親に暴力をふるう継父を昏睡状態にし、その後車いす生活にしていた。
「男として当然のことです」
他にも傷つけるべき相手は傷つけてきた。
消したのはギャングのタトゥー。
14歳の時に入れて、少年院で焼き消した。
母親の店にはギャングがみかじめ料を払えとやってくる。
駐禁の罰金と言ったのは嘘で、母親からの助けの電話だった。
バウティスタの事も知っていた。
「でも、奴のことも実家の住所も警官にはふさわしくない」
「なぜ俺に嘘を?」
「自分を疑っているあなたを信用できますか? 俺の住む複雑な世界をあなたは理解できっこない」
「話してみろ」
「俺はバカじゃない。質問したのは理由があるからだろ。判断は任せます」
継父の暴力のことは何度も通報していた。
「6回も。でも誰も来なかった。だから警官になろうと。俺は有能な警官になる」
かんそう
これは新人君登場ですか……ね?
ダンテの一見空虚に見えて、でも実は中身はごうごうに燃えて暑い! というキャラクターが凄く印象的でした。
ジェイがメンターで良かった!
ジェイはなんだかんだ疑いを持ちつつも、冷静で優しい。
ダンテの才能はもちろん、ちょっと損するキャラが特捜班にはなじみそう? というか新キャラとして幅が広がりそうだな~と思ったのですが、どうなるのかな!
そして毎回シカゴこえーって思うんですけど、ダンテのようなストーリーを見せられると本当にシカゴこわってなって、このドラマが成立しているシカゴっていろんな意味ですごいな!! てなりますw
2 件のコメント:
ジェイの回。眼福でした!
不思議な新人くんでした。一見コミュ障かと思うと、母親思いの熱い息子。怒ると手がつけられない、まさに原石なんでしょうか。
これから変わっていくのかな。
警官になる人が減っているのでしょうか。
日本では考えられないですね。
しかも、実習が特捜班。すごいですね。
新人くんの目がきれいで、この人は特捜班の仲間入りするんだなと思いました。
感想ありがとございます!!
同じように特捜班の仲間入りをすると思われたようで、ですよね~って感じです!
言われてみるといきなりの実習が特捜班ってあたりなのか外れなのかわかりませんねw
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