あらすじ
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人助け
チーム存続のため仕事が欲しいクーパーは、冗談で妻のシャーリーンに「仕事をくれ」と言っていた。
するとシャーリーンはボランティア仲間の困り事を話し始める。
最初は気の毒だがチームの仕事ではない、と流していたが「人助けじゃないの？ 自分たちのためなの？」と言われ、意識を変える。
失踪者オケロ・オコロ、４日前に失踪していた。
家の中は荒らされ、警察にも捜索願を出したが進展がない。
ハドソン議員が特別諜報委員会の議長ドーフ議員を引き入れたことはクーパーの耳にも入っている。
ドーフが味方ならチームの資料を手に入れることもできてしまう。
レッドの痕跡がない資料では、説得力がない。
「このチームが終わるなら残された日々は人助けをしたい」
メンバーは何の疑問もなく捜査に出た。
妻ドゥニ
なれそめはデートアプリ。
アメリカに住む夫と、ケニアに住むドゥニが出会った。
メッセージが魅力的で、惹かれ合い、４週間前に結婚をしてアメリカに来ていた。
ドゥニは夫はいい仕事についていて、借金もないという認識だった。
だが銀行口座から全額引き出されていた。
そこにはドゥニが結婚をする際に持たされた持参金も入っていたという。
「家族の全財産なのに……」
拉致犯が無理やり奪った、とドゥニはショックを受けた。
組織犯罪
ところがすぐにオロコが自分で金を引き出している監視映像を発見する。
そしてＩＤや名前はでたらめだった。
結婚証明書も偽造。
大がかりな手口から組織犯罪で、他にも被害者がいると思われた。
オロコの正体を突き止めるため、家宅捜査をするが念入りに痕跡は消されていた。
しかしハービーが便座の裏から指紋を入手し、身元をつきとめた。
レスラーとデンベが登録されている仮釈放事務所へ行き、担当者から現住所などを受け取る。
その時、女性スタッフのジェンマとすれ違っていた。
首謀者
ジェンマこそ詐欺の首謀者だった。
FBIがオロコの詐欺容疑でやってきたと聞くと、すぐにオロコに逃げるよう連絡を入れ、自分も逃走準備を始める。
ジェンマは事務所で出会う仮釈放者から夫役を見繕い、スカウトしていたのだった。
女性に受けるメッセージはすべてジェンマが送信していた。
逃げる準備をしていたオロコを、自宅前でレスラーとデンベが逮捕した。
だがオロコは他の「夫」たちについては何も知らなかった。
ジェンマは他に進行中だった”夫”アンにも連絡を入れ、持参金を引き出して逃げるよう伝える。
ところがアンは本当に妻のメイを好きになってしまった、と打ち明けた。
「金も奪えない。もう電話してくるな」
するとジェンマはメイを誘拐して、アンに金を要求した。
「２４時間以内に持参金を持ってきて」
手がかり
その頃ハービーが手がかりを見つけていた。
オロコが送金したジェンマの海外口座から定期的にBMWのリース代が引き落とされている。
メーカーに連絡をしてGPSから現在地を突き止めた。
急行すると、銀行の前でアンを発見する。
だがアンは手を挙げながら「金を持って行かないと彼女が殺される！」と訴えた。
アンは取引き場所に金を持って行った。
メイが解放された瞬間、FBIが踏み込み全員を逮捕した。
ジェンマはもともと、詐欺の被害者だった。
置き去りの花嫁。相手が持参金を持って逃げていたのだった……。
そしてアンはメイに会いたがった。
「彼女のことを本当に愛してる」
取り調べの様子を見たメイは混乱するがアンを許しはしなかった。
「好きになった人とは違う」
シーラの出生
レッドが1人で出かけている間に、シーラは小切手のことを調べる。
「人から聞くだけでは済まない話がある。自分で見つけるんだよ」
サットン夫人に会いに行くが、夫人はミーラとは面識がなく何も知らなかった。
だが、夫ナイジェルの葬儀でCIAの女性から連絡先を受け取ったことを覚えていた。
「レジーナ・セイントよ」
セイント（聖者）という名前で憶えていた。
レジーナを調べると、ミーラの上司だったとわかる。
ハービーに現住所をもらい、会いに行く。
レジーナは赤ん坊の頃を知っていると、シーラを歓迎した。
ナイジェルの死については任務を含め、今でも機密事項だと言われるが、２人の出会いがコルカタだったと教えてもらう。
時期的にシーラの出生に関する偽造が、コルカタで行われていたことの見当がついた。
そこまでわかったことをレッドに報告し、知っていることがあるなら教えてと頼むとレッドは語り出した。
1997年、コルカタ。
荒れきった任務地で、ミーラは人身売買組織のボスと会う。
そこに売春婦が置き去りにした赤ん坊がいた。
ギャングの抗争も始まったカオスの中、ミーラは無我夢中で赤ん坊を抱き上げ助けていた。
「だから君の本当の両親はわからないんだ」
サットンとの関わりは、ミーラのその秘密を知っていたから。
出生証明書を偽造して養子にしたことから脅し、シーラまでをも危険に晒そうとした。
「親は子を守るためなら何でもするだろ」
ミーラが殺したわけでもなく、陥れたわけでもないが、ただ助けなかった。
「君はミーラから人生をもらったんだ」
レッド
レッドはブラジル人実業家のサントロという男とアポをとっていた。
だが現れたのは窓口だという代理人ヴィセンチだけだった。
レッドはアメリカ進出を狙ってるならと、フロリダ地域環境担当官買収のアドバイスをする。
悪党だろう、と言ってもヴィセンチは「過去の話です」と一蹴した。
「サンパウロの貧しい地域育ちなので犯罪が生きる術でした。今回の仕事は彼の組織の新１章になる」
レッドは嘘につきあってやるといいながら、それでも支援を申し出る。
だがすでに座組は決まっているとつっぱねられる。
しかしすぐにヴィセンチから連絡が入る。
その後、契約に送れが出て、それがレッドの根回しだと考えなくともわかった。
「サントロ氏があなたと話したいとのことです。６時間後キューバへ」
レッドはシーヤにタフな付き人役をやれと言って、キューバへ飛んだ。
すると、サントロの背後には懐かしい顔が立っていた。
「私の砂場で私を無視して勝手に遊ばれては困る」
レッドの申し出に、仲間と相談するとサントロたちが席を立った時、レッドはシーヤも外させてその人物と２人きりになった。
ウィーチャだった。
今はサントロの下にいる。
レッドにとってサントロなんてどうでもよかった。
ただウィーチャに会うための口実だった。
「君に戻って欲しかった」
会いたかったといい二人は口づけを交わす。
サントロが戻ってきてレッドの申し入れを受け入れられると、レッドは何もなかったように出て行った。
かんそう
シーズン9で意識不明になり姉ミアースに故郷に連れ戻された……ままになっていたウィーチャが再登場しました！
最初に現れた時にはてっきりレッドが事前に送り込んでいたのかな？ と思ったのですが、本当にただ会いたくて会いに来た……みたいな感じでした。
ファイナル前にまたしても、サブネタ？ が増えましたが結末に影響があるのかどうか……。
そしてシーラの出生の秘密、全然想像していたのと違って恥ずかしいですねｗ
やっぱりナイジェルはダメな奴だったってことですね。シーラの父親のわけないか。
でもシーラにとってみれば、答えは永遠にないし、そもそも求めている答えではなかったとはっきりして、心境複雑でしょうね。
でもやっぱり解せないのは、シーラの存在をＣＩＡの上司が知っていたこと。
公文書偽造がミーラの弱点になるなら、シーラの上司にはミーラの出生をどう説明したんでしょうね。ＣＩＡの上司がそこらへんに気づかないなんてある？？
むしろ知ってて、庇っていた方がしっくりきますね。
あとナイジェルはカスだとしても奥さんに罪はないから、シーラがしたことも理解してるんだろうなと思えました。
だからわざわざ組織の違う未亡人に連絡先を渡したのでは？ 罪悪感を軽くするために。
って上司はシーラのしたことに無関係のはずだけど、シーラとの関係性が濃かったんでしょうね。
って今このタイミングでポッと出てきたシーラのエピソード、時間稼ぎじゃないのなら、今後の展開に何か関係ある？？
そして結局、レッドが最初から知ってて、最後シーラがたどり着けないことを全部教えていましたけど、レッドの口から言われると「ほんとかな？？」と疑ってしまうのもブラックリストだからですｗ
というわけで、今回も？ ファイナルに向けて進んだ感じはなくその場足踏み？ って感じでした。
あくまで現時点ではの印象ですが！！
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