あらすじ
スーパー立てこもり事件
服役中の逃走犯、ウィル・ホランダーが車でスーパーに突っ込み、そのまま人質をとって立てこもった。
車から降りるなり、追ってきたパトカーと銃撃戦を繰り広げると店内にいた客が人質として集められる。
その中にはたまたま買い物にきていたボーデンもいた。
ボーデンは消防の人間であることを明かし、その立場からウイルの説得にあたる。
「今ならまだなんとかなるからこれ以上被害を増やさないうちに自首したほうがいい」
悪党には変わらないが、ウィルには主張があった。
武装強盗の見張り役をしただけで、加重暴行で懲役11か月の極悪人扱いを受けている。
刑務所で散々な目にあった。
「そんな時に護送車のドアが開けっ放しだったら? 逃げるだろ?」
ウィルはこれで11か月が50年に延びたと開き直っている。
人質の中には、車にはねられて足を複雑骨折している女性もいた。
ボーデンが応急処置をし、彼女を解放するよう薦める。
幸いにも人質の中には、引退した弁護士ボブもいた。
「刑期は伸びるだろうが、50年てことはない。だが誰かが死んだら……」
故意でなくとも終身刑になってしまう。
2人の説得でウィルは女性と女性を連れ出す役の2人を解放することを決める。
その時、まだ見つかっていない店員が裏口に逃げようとして、棚を倒して見つかった。
それをきっかけに裏に人がいないか見てこい、とボーデンが頼まれる。
「消防士は皆を置いて逃げないだろ」
店内にいた数名は、人質に加わったがバックヤードには大勢の店員と客が隠れていた。
外へつながる搬入扉が施錠されていて、逃げ場を失っていたのだった。
だがボーデンは、誰もいなかったと報告した。
その頃、生中継のニュースを見たセブライドたちがスーパーに到着した。
ボーデンの説得で、ウィルは弁護士と怪我をした女性を解放する。
弁護士は、直前にウィルに1ドルを要求し、正式に雇われた。
「君はシカゴで一番の引退弁護士を雇った」
その隙にボーデンは隠しておいた無線を使い、セブライドたちに状況を伝え、搬入扉を気づかれないように開けて、裏にいる人たちを救助するよう頼んだ。
セブライドがシャッターを確認するが、何をしても音が出て気づかれてしまうと判断をし、天井の窓から侵入して、逃げそびれた人たちを救出し始める。
その際に大きな音がしてウィルが気づくと、ボーデンは隠していた無線だ、と誤魔化した。
「落としていたんだ」
そしてさも今初めて話すといった感じで、無線を繋いでみるとすでに解放された弁護士のボブと繋がる。
「司法取引ができることになった。他に怪我人を出さず、降伏すればだ」
ウィルは降伏を考え出すが、その時常に余計なことを言っていた店員が、物陰にあった死体を見つける。
頭に銃弾を受けて男性が即死していた。
だが状況からボーデンはウィルが撃ったのではなく、警察の流れ弾に当たったと判断する。
しかしウィルはどうせ罪を被される、と頭を抱える。
その時、ウロウロしているとバックヤードの小窓から人々が救助される様子に気づく。
「ウソをついたな」
「君には悪いが俺は消防士なんだ。人助けが仕事で、そう訓練されている」
ウィルはすべてを諦めたようで、警察の前に行こうとする。
だがそれは降伏ではなく銃を手にした自殺行為だった。
警察に包囲される中、ウィルが腕を動かした瞬間、ボーデンが後ろから飛びついた。
51分署の仲間たちが口々に叫ぶ。
「撃たないで!!」
そのまま、ウィルは逮捕された。
そしてボーデンは現場の警察に流れ弾の件を伝える。
「事実でない話が出たら、俺が証言する」
エマ
リッターはエマのふるまいを見て、引っかかりを覚えエマの身元を調べていた。
すると、医学部進学課程にいたという大学にエマは在籍していなかったことがわかり、ギャロに相談をする。
「彼女は何か変だ……」
つづく(シカゴファイア シーズン10 あらすじへ)
かんそう
バイオレットとギャロは、バイオレットから謝って仲直りしました。
親友と強調していますが、それが怪しいってね……。
エマは、そっち系でしたか!
血にもびびらず、淡々と任務をこなして「デキル子」ではなくて「ヤバイ子」。
これはやっぱりシルビー戻るフラグかな?
今回はバイオレットとホーキンズの進展はなし。
ほぼ、ボーデンが立てこもりに巻き込まれるエピソードだけの回でしたが、映画のようで見ごたえありました。
ボーデンの頼り甲斐がハンパなくて、安心して見られたのも良かった。
ただウィルが刑務所でいろいろつらいのはわかるけど、ぶっちゃけ「入るようなことをしてるんだし……」となってしまった。
そして何より、ボーデンも大活躍でしたが、いぶし銀ともいえたのが弁護士さん。
この先、ウィルを最悪な目に遭わせないよう尽力してくれるって信用できるキャラでした。
いつもと違う切り口でしたが、ハラハラとドラマがありました!
2 件のコメント:
一人で立て籠もってるわりには、隙だらけのウィルでしたね。
時折、いい人だわと思わせる場面もあり、でこれ以上暴走しないようにハラハラしました。
最後はお決まりの「警察による自殺」かと思わせて、まさかのボーデン捨て身。
いつかきっと、ウィルはボーデンを恩人だとわかるでしょうね。
消防署の皆んなが来てくれたのは心強かったです。
特にセブライド。頼りになりますね。
関係ないけど、かっこいいし。。
ボーデン、最後考えこんでいましたが、ちょっとしたはずみで人生が悪い方へ転がる怖さか、自身も一つ間違えば妻子を残して死んでいたかもしれなかった怖さか。
真の勇敢さを見ることができるエピソードでした。
感想ありがとうございます!
そうセブライドはかっこいいんですよね……。
間違いなくファイアの看板だと思っているんですけどなぜキッドを選んだ……w
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