【最終回】アメリカン・ホラー・ストーリーズ/American Horror Stories シーズン2 8話「幻の湖/Lake」【シーズン・ファイナル】

2022/11/16

アメリカンホラーストーリーズ アメリカンホラーストーリーズ シーズン2 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ

American Horror Stories | Installment 2, Episode 8 Trailer - Lake | FX

2022年9月28日~/毎週水曜日 Disney+ 日本独占配信!!(全8話)
(アメリカ放送2022年7月~)



弟の死

ジェイクは、プレスコット湖の湖底に沈んだ町、リーズビルが見つかるだろうと干ばつで水位が下がったのを狙って湖にボートで出た。

姉のフィンと一緒に潜ると、町の跡を見つける。沈んだ三輪車に、ジェイクは看板を見つけて手に取ってフィンに見せた。
すると弟ジェイクが人の手に足をとられて動けなくなる。
溺れていることに気づいたフィンは、水面に出て助けを求めるが、再び潜った時にはジェイクは水中で死んでいた。
それだけでもショックなのにその上、突然遺体が引っ張られて目の前から消えた──。

4ヶ月後

フィンは心療内科から退院したが、決して元の状態には戻っておらず口数は少なかった。
父親ジェフリーと母親エリンの仲も事故以来、上手くいっていない。
ジェイクの遺体は見つかっていない。

エリンがバスタブに湯をためると、バスタブの中から黒い手が出てきて腕を掴まれる。
だがもう一度見ると何もなかった。
それからプレスコット湖の呪いが気になり、検索をした。

夜、エリンは水の音がして起き出す。
バスルームを見るが問題はない。
キッチンへ行くと、水道の水が出っぱなしになっていた。
止めるも、背を向けるとまた出て驚く。
もう一度止めると、庭から大きな音がして「母さん」と声がした。
そのままプールサイドに出ると、プールの栓から水が噴き出していた。
再び栓を締めて、家に入ろうとすると足元に汚い水が流れてくる。
「捜して、母さん、僕を捜して」
声がして振り向くと、泥まみれのジェイクが立っていた。

ジェイクの頼み

この出来事をきっかけにエリンは湖へいく決心をする。
「あの湖に何かあるはず、ジェイクを探したいの」
だがジェフリーはただの悪夢だろ、と反対した。
「行きたかったら一人で行け」
こっそり話を聞いていたフィンはエリンに賛同した。
「信じるよ。私も行きたい。私なら正確な場所がわかる」
フィンもジェイクの悪夢を見続けていることを打ち明ける。

二人は反対するだろう、ジェフリーにメモを残してこっそりと湖に向った。
エリンに紐をつけて、2分という制限をつけて潜った。

暫く潜ると目印の三輪車を見つける。
一度息を吸ってその場所で潜り直すと、三体の白骨遺体がコンクリートに括りつけられ沈んだままになっているのを見つける。
エリンはその一人が首にかけていたものを引っ張り取って、水面に上がろうとするがジェイクのように足を掴まれてもがく。
気づいたフィンが一生懸命紐を引っ張ると、ふっと掴んでいた手が離れた。
そして気が付くと目の前にジェイクの遺体が浮かんでいた……。

理由

ジェイクの遺体は警察に回収されたが、エリンが見つけた三体の人骨についてはどこにもない、と言われる。
エリンは警察に遺体から取ったネックレスを見せると、すぐにブーンか、と反応した。
「湖が出来る前にここにいた一族です。たしか、子孫のミリー・ブーンが健在だ」
いい噂はないと、口ごもるが噂には興味ないとはっきりと言った。

エリンはフィンと抱き合い、喜ぶがだがまだ終われなかった。
今度は何故ジェイクが死ななくてはならなかったのがが気になる。

ブーンの子孫

二人は、高齢者介護センターにいるブーンの子孫に会いに行った。
そして、湖で足を引っ張られ、泳げる弟が溺れ死んだことを伝える。
「あそこで何が起きているの?」
遺体がつけていたネックレスを渡す。
「これは曾祖父のメイナード・ナサニエルのものだ。殺したのは地元の名士リード・プレスコットだよ」

当時、プレスコットは、ダムの発電で儲けようとしていた。
建設に反対する人は多かったが、沈められた3人は特に目障りでコンクリートに縛られ、そのまま水に沈められていたのだった。
ダムの反対運動は今なお続いていると言われ、二人は驚く。
「建設から90年も経ってるのに?」
「毎年撤去の請願書を提出するんだ。建設から何十年もの間に失われた命のためにね。
だがどれだけ署名を集めても駄目だ。却下される」
「なぜ?」
「リード・プレスコットがダムを守る為に金を残した。ダム自体に興味はないはず。
干上がれば犯罪がバレて一族の名に傷がつくだろ。法律事務所が金を管理してる。
スペングラー&ウェバーって事務所だ」
「それほんとに事務所の名前?」
「何年も戦ってきた。確かだよ」

真実

それはジェフリーの職場だった。
二人は驚きつつもとにかく帰宅しようとすると、ジェフリーの方からやってきた。
「帰るといって4時間も経ってるから……」
エリンは仕方なくその場で、事務所とダムの関係を確認する。
するとジェフリーは責任者でもあることを明かした。
「それが何か?」
「リード・プレスコットはとんでもない悪党よ」
「何の話?」
「見たのよ」
ジェフリーは、湖の白骨遺体のことを聞くとまったく取り扱わず、今度はエリンを病院に入れようとする。
「プレスコット湖は人気だから大勢が来る。死人が出るのもしょうがない」
それでもエリンは、プレスコットがしたことから、まるで殺人犯からお金をもらっているような立場のジェフリーを責めた。
「それは君もだろ」
興奮したジェフリーは、そのおかげでいい暮らしができていると息巻いた。
「今まで俺の収入を知ろうともしなかったくせに」
「あの家はあなたの一族のものでしょ」
「ああ、そうだ。全部、町も湖もうちの一族のものだ」
母娘は知らなかった。ジェフリーがプレスコット家だったことを。
「フィン、お前もな。お前の祖母は名士の家の出身だ。リードは偉大だ。0から町を作った」
ゆくゆくは全部お前のものになる――。

それでエリンは合点がいった。
「だからジェイクが殺されたのね。これは復讐なんだわ」
「バカげてる」
取り合わないジェフリーはとにかく帰ろう、と言った。
すると外の虫の声が静かになり、急に部屋の電気が消え、電話も通じなくなった。
不思議がるジェフリーに、エリンはだから言ってるじゃない、と呪いだと訴える。

湖から現れた死者たちがコテージに侵入してきた。
そして大勢が父親を連れて、また湖に戻っていった。

どうしよう、と慌てるフィンにエリンはもう驚かなかった。
「もう手遅れ。最初からこれが目的で、すべて仕組まれていたのね」
これから干ばつで水位が下がれば真実が浮かび上がる――。


シーズン3につづく?

かんそう

AHSS シーズン2、最終話は本家ネタくるかな~と密かに期待していましたが、オーソドックスなホラーでした。

AHSブランドということで好意的な度合が高いというのもあるかもしれませんが、オーソドックスだけど先を読ませない? 努力は感じられて好感は持てます。

まずありがちな人を溺れさせて殺す、湖にいる不気味な存在が「悪」だと思わせて、実はジェイク自身に狙われる因果関係があって、「悪」がそれほど「悪ではない」というところ。
無差別ではなく、しっかり理由があってそれもさらさらと判明していくのは見ててストレスフリーでした。

そして一見無関係に見える父親が「悪」サイドの人間だったこと。
父親への怪しさはなんとなーく、母親が動き出した時になぜ母親だけ? という不自然さから同時に匂っていたのでえええーーー!!!っていう驚きはなかったんですが、それでもこういうストーリーがしっかりあるのは嬉しい。
法律事務所の名前が出た時にはこりゃ父親だな、とわかるのですがそれをさらに超えてのそもそもプレスコット一族でしたぁ~っていうのが良かった!

ただ珍しくも? 最後に母親が結構「こういうことだったのね……」って台詞でこれまでのことをひとまとめに説明してくれてw
私はしっかり結末?を明記してくれるお話もある意味ストレスを生まないので好きなので、「そかそか~」と好意的に見ましたが、これまでの傾向としては比較的ボヤかし、あとはご想像にお任せします、みたいな終わり方が多かったと思うのでどうだったのか、他のご意見は気になりました。

父、ジェフリー出番少ないながらにプレスコット一族というワードだけで最後、呪い死ぬことになっても全然同情できないのは、ストーリーがしっかりあったからだと思います。
って思うとオーソドックスって言葉で済ませてしまうのは申し訳ないようにも感じますw
AHSブランドってだけでアベレージ高くなっちゃうから……。

シーズン3も本家も楽しみです!!


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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