あらすじ
American Horror Stories 2x03 Promo "Drive" (HD) ft. Bella Thorne
2022年9月28日~/毎週水曜日 Disney+ 日本独占配信!!(全8話)
(アメリカ放送2022年7月~)
前回:シーズン2 2話「オーラ」へ
本家シリーズの記事はこちら:アメリカン・ホラー・ストーリー 各シーズンへ
クラブ連続失踪事件
マーシー(ベラ・ソーン)と夫のチャズはオープンマリッジをしていた。
そのためマーシーは友人のハイパーと毎晩のようにクラブに遊びにいっていた。
だがこの頃、クラブに遊びにいった男女が失踪する事件が続いている。
その夜もマーシーはクラブで目をつけた男を車に誘っていた。
事がおわるとマーシーはすぐに車から降りるよう冷たく言った。
そして車を運転して帰路にむかうと、赤いジープにしつこくあおられ、追突までされた。
マーシーは洗車場の影に隠れてなんとかジープをまいて帰宅する。
帰宅したマーシーに煽り運転の話を聞くと、チャズは連続殺人が起きているというのに気にせずクラブ通いを続けるマーシーを強く心配する。
だがマーシーは都市伝説でしょ、と相手にしない。
実はオープンマリッジとはいえそれを楽しんでいるのはマーシーだけのようで、チャズは不満気でこの結婚生活について一人になってゆっくり考えたいと思い出す。
また友人のハイパーにも心配される。
行方不明者の中にはどこかで見たような顔もいた。
それでも遊びにいくというマーシーにせめてナンパはやめたら? と忠告をする。
二人で遊びにいったのに、その間一人にされるのも面白くはなかった。
赤いジープ
再びハイパーとクラブへ行くと今度はマーシーは女を車に連れ込んだ。
ハイパーが見つけると呆れて、一人で帰ってしまう。
その際にハイパーは「高校時代の影響なの?」とマーシーの古傷に触れる。
マーシーは一人でクラブへ戻るが、今度は夫のチャズを見つけて不機嫌になる。
「つけまわさないでよ」
チャズは偶然だ、自分も君のように遊ぼうと思っただけ、というがマーシーに当たられると認めた。
「心配なんだよ」
だが妻とか夫だと言い出すチャズにキレて「ここでそんな事言わないで」と追い出した。
そしてマーシーも一人でクラブを出ると、駐車場に赤いジープが止まっているのを見つける。
先日つきまとわれた車に間違いなく、ナンバーを撮影しようとするが持ち主の男がやってきてできなかった。
マーシーはそのまま尾行して、ナンバーを記憶した。
運転手
帰宅をし、ナンバー検索をするとジープの運転手が「ポール・ウィノスキー」という男だとわかる。
名前からSNS検索をして職場を突き止めた。
カリナリアという雑貨屋にいくと、偶然本人に声をかけられ接客を受ける。
ナイフが欲しいというと「これ使ってるんです」とセットをすすめられるが、マーシーは急いでいるといって店を出た。
そして夜、帰宅するポールを自宅まで車で尾行した。
窓を覗くとポールは裸になってシャワーを浴びる所だった。
その隙にドアから侵入し家の中を探ると、クラブ失踪者の新聞記事が壁一面に貼られていた。
その様子をスマホに収めているとポールがシャワーから出てくる気配がし、マーシーは机の下に隠れた。
そのままポールは出かけていったので、マーシーもすぐに家を出るがポールは玄関でバッドを持って待っていた。
対面
「誰だ!! ……あれ? 昼間の客じゃないか!?」
ポールはマーシーに気づいた。
マーシーもポールのキッチンにあったナイフを手にしている。ポールが同じものを持っているというのは嘘ではなかった。
そこでマーシーは煽り運転のことを言った。マーシーにしてみれば何故自分が狙われたのかを聞きたい。
すると大きな勘違いだったと知る。
「あれ君だったのか! 助けようとしたんだ。危険を知らせたかった」
実はポールはあの夜、マーシーがクラブの駐車場から車を出すところを見ていた。
その時、後部座席に不自然な人影が現れ、サッと隠れたのも。
マーシーがシリアルキラーに狙われている。それを伝えようと追ってアピールしていたのだった。
「だけど見失ってしまって。通報もしたんだけどナンバーも覚えてないから相手にしてもらえなかった」
するとマーシーは何かの勘違いだったと、と安心してナイフを置いた。
「私はこうしてピンピンしてる。見間違いだったのね。でも今時他人のためにここまでする人はいないわ」
そしてこんな出会いかたもあるのね、とマーシーはポールにつきあおう、と誘った。
その気になったポールが油断しているとマーシーはポールの首元に注射針を刺した。
「何しやがった! 助けようとしたのに!!」
ポールはマーシーに馬乗りになり、首を絞める。
そこへチャズがやってきて後ろからポールを殴り、マーシーを助けた。
「いてもたってもいられず君をつけた。だから言ったろ。もっと強い薬を使えって」
真相
二人は帰宅をし、チャズがマーシーの治療をした。
「後始末は手伝う。これが最後だ」
チャズが家を出る予定に変更はない。
ポールは地下室に拘束されていた。
実はポールが見た人影は、シリアルキラーではなく、マーシーの6番目の獲物だった。
あの夜マーシーが連れ込んだ男は、女性蔑視が激しかった。
「これは公共事業よ。注目されるのが目的じゃない。
自惚れの強い勘違い野郎を排除してるのよ。
あんたが見たやつも含めてうちのワインセラーに眠ってる」
車から下りろと、とは言ったがそのまま麻酔を打って車の中で拘束していたのだが、効くまでに時間がかかるため暴れたところをポールに見られていたのだった。
マーシーの美しい顔には実はメイクに隠された痣があった。
「高校時代、この痣でからかわれていた。
あんたのような勝ち組が率先して私を苦しめた」
マーシーは今うさ晴らしをしている。
そして気づいた。
もともと救われたのはチャズとの出会いのおかげだと。
ポールの頭に持っていた大ナタを振り刺すと、マーシーは荷物をまとめているチャズの元に走った。間違いに気づきやりなおしたい、と心から思った。
「あなたにも一緒にやってほしい。死体を埋めるだけじゃなくて。もっと分かち合える」
チャズはそれは大仕事だな、と戸惑いながらも引き受けた。
「初めての共同作業に相応しい相手がいるわ」
二人はハイパーを拷問にかけた。
もはや定番ともいえる「被害者だと思わせて加害者だった」(逆もあり)という立場の入れ違いで驚かせる展開、でした。
ただサインはしっかり送られていて、まずマーシーが全然シリアルキラーを怖がっていないこと。それと煽り運転の犯人に怯えるのではなく徹底的に突き止めようとしているところと、特に一人でその犯人の家に忍び込んでしまう所は絶対に「おかしいぞ?」と思わせています。私はあのシーンでマーシー何者???と思いました。
全体的に見せたいことの取捨選択が好みでした。壮大なストーリーがあるんですけどサラっと済ませている部分が多く、基本的にマーシーを狙ってるのは誰? 何故? のドキドキで引っ張られていきます。
マーシーの顔の痣、そしてそのせいであまり思い出したくない学生生活を送っていたこと。
そこからマーシー信者の夫チャズに出会って救われたこと。
痣を隠してクラブでもてもてを謳歌しているマーシー。
でもそれはマーシーにとっては目的ではなく獲物を見つけるための手段にすぎなかったということ。シリアルキラーはマーシーでした。そりゃ平気なわけだ。
実はマーシーとチャズのオープンマリッジは、マーシーの獲物探しを美化していただけ、なんですよね。
でもチャズの距離を置きたい理由が、決して「拷問殺人をやめてくれ」ではないのが面白いんです。チャズが愛されている自信がもてないっていう。
被害者には申し訳ないけどストーリーが加害者視点ということもあり、二人のラブストーリー的に見るとハッピーエンドでよかったねぇとなってしまいました。
もう一つびっくりしたのは、マーシー美人だな~どこかで見たな~ですぐにベラ・ソーンだと気づかなかったところですw
女王様なマーシーがドはまりでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿