アメリカン・ホラー・ストーリーズ/American Horror Stories シーズン2 5話「ブラッディー・マリー」

2022/10/27

アメリカンホラーストーリーズ アメリカンホラーストーリーズ シーズン2 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ

American Horror Stories | Installment 2, Episode 5 Trailer - Bloody Mary | FX


2022年9月28日~/毎週水曜日 Disney+ 日本独占配信!!(全8話)
(アメリカ放送2022年7月~)

ブラッディ・マリー

ある日、リナの家のお泊り会で「ブラッディ・マリー」というおまじないをやることになる。
それはろうそくを持って鏡に向かって「ブラッディ・マリー」を呼び出して願い事をかなえてもらうが、その代償に目玉をえぐられる、というよくある怖い都市伝説のようなものだった。
当然本当に起きるわけがないと思いながらも、四人はそれぞれ別の部屋の鏡を使って一斉にやることにした。

すると四人はそれぞれ鏡の中にブラッディ・マリーを見る。
黒人女性で古めかしい赤いドレスを着て、恐ろしい顔で「従えば望を叶える」と話しかけてきた。

特にマギーが悲鳴を上げたので三人が駆けつけると、マリーの手が鏡から出てマギーの首を絞めていた。
だが駆け付けたことでマリーは消え、マギーは生きていた。

四人はマリーとどんな話をしたのか報告し合う。
リナはチアの練習でアナを落とせば再起不能で主将になれる、と言われた。
マギーは、元彼リヴァーの彼女の裸をネットに流出すれば、永遠にヨリを戻せる。
エリースは金が欲しいなら人を傷つけろ、と言われたがそんなことするわけない、とクールだった。
エリースの妹ビアンカは、何も言っていないのに
「進学進路指導のミラー先生をレイプで訴えればイェール大に行ける」
と希望を見抜かれてびっくりしていた。

エリースとビアンカ

エリースは怖くなったビアンカを連れて、お泊り会を中断して帰宅した。
すると母親が男を連れ込んでおり、予定にない、と姉妹を家から追い出した。

二人の暮らしは決してよくなかった。
ビアンカは賢いが貧しいため、思うような教育を受けられない。
エリースは妹の面倒から学費、生活費までバイトをして稼いでいる。

二人は車で一晩過ごすことにするが、心底、この生活から抜け出したかった。
そしてサイドミラーにマリーが映っているのには気づかない。

マリー

エリースたちは、授業でマヤ文明では鏡が別世界の入り口と考えていた、と教えてもらい驚く。
ホワイトボードを裏返すと、授業用か大きな鏡になっていた。
そこに三人にだけにマリーが見える。
「お前たちは契約を結んだ、務めを果たせ!」
三人は悲鳴を上げて教室を飛び出していった。

リナは学年の違うビアンカも呼び出し、隠していた母親の話を打ち明ける。
高校生の時、お泊りパーティーがあり参加者の全員が死ぬか、精神科病棟に入った。
ブラッディ・マリーのせいで。
リナはただの怪談だと思っていたが、本当だった……。

マリーの正体

エリースは、マリーについて図書室で調べた。
すると奴隷捕獲人マーガレット・ワースがマリーの正体だろうと突き止める。
ワースは実在の人物で、呪われたワースの小屋も残っていた。

マリーはあちこちの鏡から少女たちを急かした。
「明日の真夜中までに従わないと……」

マーガレット・ワース

とうとうリナがバスルームで目をくりぬかれて死んだ。
警察は強盗の仕業としたが、三人はマリーの仕業だと知っている。

翌日、エリースはミズーリ州歴史協会へ行き、マリーについてスタッフに尋ねて詳しい情報を仕入れた。

「マリーは魔女より非情と言われていたんだよ」
白人のマリーには黒人の手下がいたようで、逃げてきた奴隷たちを信用させ、ワースの小屋に逃げ込ませていた。
そして最初は食事を与え信用させたのち、また売り渡す。

だがワースはある日、メッタ刺しの状態で死んでいた。
19世紀のミズーリ州にはなかった古いナイフで。
スタッフはその現物のナイフをエリースに見せると、鍵をかけてまた展示に戻した。

マリー退治

マリーの呪いに追い詰められる少女たち。
マギーは、ハッキングしてリヴァーの彼女の浮気の動画を見つけてしまう。
これを投稿すれば助かる……そう思っても、そんなことはできない、と投稿できなかった。

エリースはビアンカに協力させ、ミズーリ州歴史協会から例のナイフを盗んだ。
「これでマリーをメッタ刺しにして消滅させる」
ビアンカにとってエリースは頼れる姉で、今回もエリースに従っていればなんとかなる、と信じた。

ナイフを手に入れ、ワースの小屋を目指すが、マギーも一緒の方がいいとビアンカが言い出す。
マギーとは連絡が取れなかったが、家にまで行くとすでにマギーは死んでいた。
それがマリーの仕業だということはわかっている。

ワースの小屋

エリースは、警察を呼ぶよりも二人でマリーを止めるしかない、とマリーの小屋のある森へ急ぐ。
「力の源を断てば鏡に反射して現れなくなるはず」

小屋は遠く、辿り着いた頃には夜になっていた。小屋の回りは鏡だらけだった。
大きな鏡に向かってマリーを呼び出す。
だがエリースは何もしなかった。
ビアンカは割って刺すんじゃないの? と尋ねるがマリーは「すべて持って来たかい?」とエリースに聞く。
「ええ」

エリースとの約束

ブラッディマリーはあの時、エリースの本心を見抜いていた。
「金が欲しいというが金は出ていく。お前が欲しいのは金ではなく安全と安心だろう。車で寝る必要のない生活だ」
その望みを叶えるために、捧げものをしろと言われていた。
それがナイフと罪なき3人の血。
エリースは2つの瓶を持っていた。
「イヤだけど仕方なかった」
リナとマギーを殺したのはエリースだった。瓶には血が入っている。
そして、3人目は間違いなくビアンカ。
気づいて逃げるビアンカを、エリースはナイフを持って追うが、捕まり鏡の前に寝かされる。

エリースがナイフを振り上げると、ビアンカは抵抗して逆にナイフを奪い、エリースの目を刺し殺した。

真実の番人

マリーの正体はワースに捕らわれた奴隷の一人だった。
息子と離れ離れに売られていく時、鏡に映った顔を見て自分の事を思い出した。
水の女神、マミ・ワタの従者でもあることを。
「私は女神に公平な裁きを求めた」
マリーは魔力を使い、正義の裁きと復讐を実行し、ワースやその仲間を兵士が持っていたナイフで刺し殺していた。

「女神の前で魂を汚した私は祖先に会いに行けなくなった」
真実と向き合う場所として与えられたのが鏡の中だった。
マリーには真実が見える。

ビアンカの心の中には無垢が見える。
「姉を殺したのは生き残るため仕方なかった」
でもビアンカは自分ではそう思わない。
「みんな死んでひとりぼっち」
ビアンカは苦しみを終わらせる、とマリーに血の瓶を渡した。
マリーは飲み干し、解放してもらったといい鏡から姿を現し、ビアンカの手を取る。
するとビアンカとマリーが入れ替わった。
「これからはお前が真実の番人になる」
もちろんビアンカにそんなつもりはなく、鏡の向こうから出して!! と叫んだ。


またどこかで少女たちのブラッディ・マリーを呼び出す声がする。
ビアンカはマリーとして鏡の中から現れた……。



かんそう

これはあくまで個人的な好みですがハズレ回でした。
アメホラとしては映像的刺激も少ないし、ストーリーもあるあるだし、よくあるオムニバスホラーの一話って感じで。
ただ少女たちが望みを叶えるためにどんどんマリーの言う通りにするのかと思ったら「そんなことできない!」ってなってるのは意外ではありました。
でもその不自然さ?がエリースの暴走の伏線でもあったりして、いろいろ親切設計だったのでそんなに展開に驚きがなかった……とも言えます。


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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