あらすじ
マーヴィン
レッドもFBIもマーヴィンを見失っていた。
だがアラムが空港の自家用機離陸予定を調べ、マーヴィンの利用機に目星をつける。
すると着陸許可が下りていないため、近くの空港を利用していると気づく。
マーヴィンは離陸前のジェットの中でフィスカーと連絡をつけていた。
まだ殺されたことには気づいていない。
そこへFBIの到着が知らされる。
レスラーは機内に酒が残っていたことから、マーヴィンがまだ中にいると判断し、乗務員など全員下して捜査が終わったと思わせて、自ら出てくるのを待って逮捕した。
聴取
レッドは逮捕には反対だった。
「やつは私の弁護士だぞ。とんでもなく賢い男ってことだ」
クーパー自らが特別に聴取する。
マーヴィンはあくまでも自身満々で刑務所に行く気はない。
「レッドが見せているのは帝国の1%だ。そしてそれは彼の口からは聞けない」
レッドが恐れた通り、マーヴィンは帝国の情報を取引材料にするつもりだった。しかも相手はクーパーではない。
「下っ端じゃ話にならない」
マジックミラーの向こうにいるだろう、パナベイカーに向かって手を振った。
取引き
マーヴィンの希望は、レッドの代わりになることだった。
「レッドは暴走し続けている。ハロルドもレッドに感化されたんだ。シンシア、これはやり直すチャンスなんだぞ」
自分なら同じ情報を提供しながらも、司法省の信頼を裏切らない。
「ジェラード特捜班を起ち上げ、レッドを逮捕、今のチームは解散すればいい」
それが司法省の願いだろう、と。
クーパーは新たな窮地に立たされる。
レッドが逮捕されれば、起訴または解雇になる。
レッドがマーヴィンを殺しても、起訴される。
クーラー
司法省は決定までの間、マーヴィンをクーラー(カルヴィン・クーリッジ刑務所)に送った。
彼は自分で弁護をするだろう。
マーヴィンは図書室でウージンから声をかけられていた。
名前だけは知っていた殺し屋のアジア人。
ウージンは終身刑だが脱獄の計画を立てていた。
「連邦刑務所局の輸送部に仲間を職員として入り込ませた。裁判所へ行く時に脱獄させてくれる」
何故その話を? と疑問に思っていると、レッドの弁護士なら頭がいいはずだ、と裁判所へ行ける方法を相談した。
「弁護士の無能を訴える。今まで申し立てを通せていない。つまり君の弁護士たちは能力がない。それを申し立てればすぐに判事に呼ばれるよ」
「やっぱりあんたはマーヴィン・ジェラードだ」
「ああ。その通り」
暗殺計画
デンベとパクがレッドを監視すると、デンベも知らない男に金を渡すのを見る。
男は、クーリッジ刑務所の副看守長のセオドア・ヘネヴェルドだった。
レッドがマーヴィン暗殺を狙っていると、ヘネヴェルドを逮捕する。
レッドの要件は、マーヴィンに会うことだとはっきりと確認した。
ヘネヴェルドは運び屋をやっていて、刑務所内には秘密の通路があるという。
FBIは保護のためマーヴィンを裁判所へ移送し取引きを急がせた。そして通路を閉鎖する。
移送の付き添いはレスラーだった。
レスラーは解散やリズ殺害の恨みで個人的には仕返しをしたいが、そうするとクーパーに迷惑がかかると本心を打ち明ける。
だがマーヴィンは思いの外浮かれてはいなかった。
「どうせ今回はダメでも死ぬまでレイモンドに狙われ続けるんだ」
今日は残りの人生で最悪の日、とまで言った。
レッドとマーヴィン
レスラーとマーヴィンがグルンワルド判事のオフィスに到着した。
ところがグルンワルド判事はマルケス判事に急に呼び出され、15分遅れるという。
それはレッドの仕込みだった。レッドはマルケス判事と繋がっている。
マルケスの父親はかつてレッドから横領していたが、その理由が娘のロースクールの学費稼ぎと知ってレッドは生かしておいたのだった。その恩を今利用する。
何も知らない受付は、中でお待ちくださいとマーヴィン一人が入室する。
その部屋の中ではレッドが銃を持って待っていた。
マーヴィンは騒ぐことなく、隣の部屋で待っているレスラーは気づかない。
マーヴィンはさすがだな、と言うしかない。
今頃FBIは刑務所の通路を調べている。
二人が対峙すると、レッドとマーヴィンの大きなすれ違いが明確になる。
レッドにとってマーヴィンはあくまで雇用している者だった。
レッドがリズを後継者に選んだ時点で、不満があろうとも従い、そしてもしも消滅するなら一緒に消えるのがマーヴィンの勤め。
だがマーヴィンはパートナーのつもりだった。
そしてレッドはリズを殺すのを他人に任せて自分は関係ない顔をし、捜査を恐れてクーパーをハメたという、マーヴィンのせこさも気に入らない。
「臆病者のやることだ。私の代わりになどなれない」
目の前で言われるとマーヴィンは圧倒され、もう何も言い返せなかった。
「ならやればいい。あんたには勝てない。勝ちたくもない」
そして15分後。
どこからか消えたレッドに誰も気づかず、マーヴィンのFISA審問会が始まった。
結果、マーヴィンは取引きを完了させる。クーパーの無罪も確定し、妻と喜び合った。
決定
マーヴィンの要望が通ったので、クーパーは次にレッドにあったら逮捕しろ、とパナベイカーから指令を受ける。
「チームは解散」
上層部は賢い取引きができた、と上機嫌だという。
だがクーパーは手放しに喜べなかった。
継承
マーヴィンは刑務所を出る際、図書室に立ち寄りウージンに別れの挨拶をする。
ウージンは、脱走後のレッドからの協力をマーヴィンに打診した。
ところがマーヴィンは、投獄の理由こそレッドで、レッドはFBIの情報屋だとこれまでの秘密を簡単にバラす。
もちろんすぐに信じはしない。
「君がそう言うと思ってリストを作った」
マーヴィンはウージンにリストを渡して刑務所を去り、その後一人の車中で銃自殺をした。
クーパーとレッド
レッドはクーパーの自宅を訪ねたが、クーパーは逮捕しないと宣言する。
「私が犯す最後の罪だ」
「逃がしてくれるのか、君は優しいな。だが私は逮捕されない」
そこへパナベイカーがやってきて、マーヴィンの自殺を告げる。レッドにはわかっていた。
結果、レッドの逮捕状が撤回されていた。ブラックリストは必要だと思われている。
クーパーの無罪は覆らない。
レッドは結果を確認すると、疲れたといい何週間かの休暇を宣言した。
翌日はリズの命日で、墓前にチームが集まった。
パクは妊娠をし、しばらく休むことになったことを告げ祝福された。
ウージン
ウージンの脱走計画が実行された。
ウージンは国に帰る前に、リストの仲間の協力の元、レッドの暗殺を決意する……。
かんそう
マーヴィンが自殺したことから、最後に自殺ホットラインのアナウンスがありました。
前半と比べると面白かったです。マーヴィンがあっさり負けを認めると思わせて最後まで実は諦めてないのはブラックリストっぽいなぁ、と。
とはいえまだこれ続くんだ……という気持ちもありましたけどw
もうリズがどうとかって進めば進むほど関係なくなってきていて、むしろ途中から見てる人には誰それ? になっていくと思うから、一回リズ関係の事実を明らかにしてスッキリして欲しい~!!
マーヴィンですら知らないみたいだけど、ってことは簡単に「親子」と言えないってことで、むしろ今更「親子でした」って言われてもハァ? ですよね……。
とにかくレッドが格好良かったです。
少し痩せた?
そのせいで一層迫力も増して、マーヴィンが勝てないって認めるのも納得でした。
パクが消えるフラグというか、もう消える宣言してましたのでシーズン10ではまた入れ替わりがありそうですね。
リズがいなくなり、女性キャラが定着しないのでレッドのよいパートナーが現れるといいな、と思います。
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