あらすじ
ウィーチャとミアース
ウィーチャはストレスが原因で全身打撲後に肺に血液が漏れてチューブに繋がれて意識不明になっている。
ストレスがミアース狙撃の映像なのは間違いない。
ミアースはウィーチャを連れて故郷に帰るとレッドに宣言した。
「できれば一緒に行きたい。すぐにケリがつく」
だがミアースは歓迎しなかった。
マーヴィン
連邦保安局が正式にマーヴィン追跡を始めた。
クーパーはレッドに情報共有を求めるが、両者の利害は不一致だった。
レッドは殺すこと、クーパーは逮捕して無実を晴らすこと。
マーヴィンを逮捕したらレッドの帝国の情報は取引きのよい材料になる。
「そうなれば私の組織も君のチームも崩壊だ。私は生涯ウサギのように逃げ回ることになる」
レッドはアグネスを傷つけず、クーパーも刑務所にはいかせない方法を考えるというが、クーパーは言葉だけで安心することはできず、二人は対立したままだった。
その頃マーヴィンは、ノルウェーの特殊部隊MJKの元士官のヘンリックス・フィスカーという男にレッド暗殺を依頼していた。
デンベ
デンベは自分の意思でレッドの側につくことを希望し、クーパーの許可を得た。
「マーヴィン殺しの手助けはしない。捜査官としてレッドと組織を守る」
レッドを守る事はチームを守ることでもある。
デンベは友達としてまたレッドの隣に戻った。
全面戦争
全面戦争に向けてレッドは、マーヴィンが知らないオウィーゴの狩猟用ロッジに仲間を集めた。
そのことは車中でデンベだけに語っていた。
集まったのは6人。
遅れてきた1人は買収されていたのですぐに射殺した。
その間にもレッドのビジネスが次々潰されていた。
そしてフィスカーの送り込んだ部隊がロッジを包囲し、電線を遮断、携帯電波を妨害して銃撃してきた。相手の姿は見えず、かなりの凄腕だった。
応戦して弾切れした時には踏み込まれ、全滅するのを待つだけ、そう思った時レッドがロッジにあったCB無線に気づいて発信した。
銃撃の様子はフィスカーが用意したビデオ映像で、マーヴィンも見ていた。
マーヴィンにはレッドの命があと残り少ないことがわかっていた。
応戦しているとレッドが腕に傷を負う。応戦できないのを見てデンベは部屋の奥の貯蔵庫に二人で隠れた。
扉の向こうで発砲音と人の気配がするので、もう踏み込まれたと覚悟を決める。
レッドがドアを開けて最後の応戦をしようとすると、そこにいたのはレスラー率いるFBIのチームだった。無線を受けたトラック運転手はしっかりFBIに通報してくれて駆け付けていた。
敵はアサルトライフルを持つ特殊部隊で、撃ったものの逃げられたようで死体はなかった。
しかし血痕を辿るとレスラーが逃げ遅れた負傷者1人を発見し、逮捕した。
情報経路
マーヴィンが知らないはずのロッジが突き止められたことをレッドは驚いた。
集めた仲間しかこの場所は知らないはず。
すると二人は車の中で会話したことを思い出す。
案の定、レッドの車に盗聴器が仕掛けられていた。レッドは何かの役に立つだろうとあえてそのままにする。
そしていま一度ありとあらゆる場所の盗聴器を調べる。
失敗
フィスカーの部隊はレッドの暗殺に失敗した。
マーヴィンはこりずに、次のチャンスを見つけたら連絡する、と二度目を狙う。
手掛かり
レッドはFBIが逮捕した工作員の一人の情報から、すぐにフィスカーを思い浮かべた。
万が一捕まった時に、情報漏れがないよう隊員のタトゥーまで除去させていた。
だがその名前だけ教えて礼はここまでだ、とそれ以上は言わなかった。
レッドはフィスカーの傭兵は口を割らないだろうがパイロットは違うだろう、と当たり、FBIより先に捕まえた。
そしてフィスカーにマーヴィンとの約束を吐かせると一時間半後にカルペパー空港で会う約束をしていた。
レッドはフィスカーを拘束してそこへ急ぐ。
デンベはFBIに連絡をし、フィスカー逮捕を頼むが、レッドの行き先は頑なに言わなかった。
だが、その場所にあった複数の防犯カメラが設置されているのをデンベはチェックしていた。
中には音声録音つきもある。
「でも口を割らせた方法は見えるかも」
そのヒントからFBIはマイク付き防犯カメラに気づき、レッドの行き先を入手する。
再会
レッドは盗聴を利用し、あえて情報をマーヴィンに与えた。
「DCを出てNYへ行く。マンハッタンの高級マンションは襲えない」
マーヴィンはNY校外の小さな飛行場でレッドを待ち受けてハチの巣にするよう、フィスカーに会って話すことを決める。
先が見えて余裕なのかマーヴィンがレッドに電話を入れた。
「昔のレイモンドなら山小屋で襲われたりしないぞ」
「あれは君の勝ちだが、戦争の鍵は敵を知ることだ」
マーヴィンは友情に免じて一度だけ言う、とレッドに姿を消せ、と告げる。
「女とジャングルに戻れ。幸せだったろ」
「拒めば?」
「今からある人とあってあんたの命を終わらせる」
マーヴィンはレッドのすべてを手中に入れている。
「あんたがこれから向かう場所もな」
そう携帯で通話しながらカルペパー空港のエスカレーターを上がると正面にレッドが座って、同じように通話していた。
マーヴィンは驚きながらもレッドと対峙する。
その時、何も知らないクーパーはカルペパー空港への到着が間に合わないからと、緊急事態が発生したと連絡を入れる。
空港内にアラームがなり客は出口に向かって一斉に非難する。
その騒ぎにマーヴィンはレッドを突き飛ばし、逃げて行った。
飛んできたデンベにレッドは話したのか? と責めるがデンベは嘘をつく必要はない。
「防犯カメラの映像を見たんだろう」
レッドはクーパーに電話を入れた。
「なんてことをした。お陰で彼は逃げたよ。お互いに痛手だろ。君のチームは私抜きでは機能しない。君は何を失った? 私だ。最も大事な友と味方だ」
かんそう
サブタイトルから前後編だとわかりますが、その必要あるのかな~? と思える怪しい前編でした。
まず3年前の回想が半分? 実際はもっと少ないのかもしれないですけどたるいせいか多くかんじました。
リズ殺しを仕組み、リズの死を確認して喜んだものの、自分の思い通りの方向に行かず悪友の弁護士ラクロイに愚痴り、そこから現在の計画に発展した、と先週ざっくりわかったことが映像化されただけで、想像以上のことはなかった気がします。
マーヴィンの見せ場かもしれませんが、もう知ってる内容のせいかこれで前後編にするほど? と思ってしまいました。
現在のマーヴィンとの戦争についても殺し屋?のフィスカーが仰々しい登場のわりにしょぼ……という残念さも、緊迫感がしぼんでしまいました。
あと個人的に気になったのは、マーヴィンが敵になった時点で盗聴器なんて当然に考えて欲しいのと、ロッジに裏切り者が来た時点でマーヴィンもロッジの場所を知っている、と思っていいのではないかと……。
盗聴器ありきでストーリーを組んだせいか、違和感ありまくりでした。
あそこはレッドが緊急事態に遅刻するような奴は忠誠心がない、といって裏切っていなくても見せしめに殺した……の方が格好良かったな~と思います。
寝返った裏切り者がロッジに来る時点でもう計画は変更するべきでしょ……。
とレッドがださくなるような展開は避けて欲しいです。
身内に裏切られるってめちゃダサイの重ねてこなくても……。
と話数的にも次回でシーズンファイナルだと思うのですが、レッドの言う通り手詰まりになりつつある状況どう打破するのか、できるのか、気になります!
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