シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン7 18話「一線を超えて/Lines」

2021/09/11

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン7 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月14日~AXNでシーズン7 日本初放送(全20話)
(アメリカ放送2019年9月~)

登場人物はこちら


ガエル・ロドリゲス

麻薬密売組織のボス、ガエル・ロドリゲスがまた新たな殺人を犯した。
3年前から麻薬捜査課が追っているが逮捕できていなかった。

見つかった遺体は酸に漬けられていた。
歯科インプラントの製造番号から何とか、ガエルの恋人のイザベル・ペーニャだと判明したのだった。
身元が判明しただけでも奇跡で、証拠となる手がかりはなかった。

ガエルは他にも、いとこなど推定12人を今までに殺している。
賢く、証拠や痕跡を残さず、本人は薬物はもちろん銃も持たず隙を見せなかった。
警戒心も強く、アトウォーターとバネッサがガエルの右腕であるTJという男と接触を計っていたが、なかなか取引きに辿り着けていない。

再会

その夜もTJが働くバーで取引きの交渉をしていると、バネッサが元恋人ルイス・レイエスの姿を見つける。
潜入中ということもあり、素性をバラされたらまずい為バネッサはルイスに未練がある振りをしてアトウォーターから遠ざけ、その場を誤魔化した。
ルイスには警官になったことを未だに伝えてはいない。

通信傍受

その後、バネッサ達はなんとか取引きの約束にこぎつけたが、当日の待ち合わせには誰も来なかった。
TJに電話をすると直前でガエルがNGを出したという。
「もう何をしてもムダだ。ボスは新規開拓はしない」
とっかかりも消えてしまった。

ボイトは可能な捜査はやり尽くしたと判断をし、通信傍受の申請をした。
24時間体制でガエルや、その関係者の会話や行動範囲の防犯カメラを監視する。

するとバネッサが監視していた防犯カメラの映像で、ガエルが誰かと会っている現場が映った。
遠くて会話は聞こえないが、相手の男が振り向いて顔が見えた時バネッサは驚いた。
先日、バーで再会した元恋人ルイスだったのだ。
その時、一緒に監視していたアトウォーターが席を外していたので、バネッサはその映像を削除し、何も見なかった事にしてしまった。

翌日、バネッサはルイスに会いに行き、復縁する気はないと断りつつバーに居た理由を探った。ルイスは薬物取引きが盛んなバーなのは知っていたが、自分の職業はただの解体屋だと関わりを否定した。
「俺はもう出所したんだぞ。3年も耐えた。俺に詰問するな」
バネッサはその言葉を信じた。

バネッサの失敗

ガエルは、普段は表に出ないが大口取引の時だけ承認の為関わるという話から、決まったギャングから大量に薬を買って新たな取引を発生させる作戦に出た。
と同時に、厳しい担当検察官ベセラを説得する為に、監視捜査の全記録を確認する事になった。

それを聞いたバネッサは慌ててアプトンに相談をした。
そこに元恋人のルイスとガエルが会っている姿が映っていたという理由で、映像の一部を消去してしまったという事を。

アプトンは立派な捜査妨害だと注意をしつつ、頭を抱えたがルイスとバネッサが8歳からの知り合いでルイスは無関係で、恩人でもあるという事情を汲んで何とかする、と約束をする。
「今後はまず私に相談して」と釘も刺して。

特捜班も含め大勢の警官がそれぞれ変装をし売人から薬を買いまくった結果、作戦は成功をしギャングがガエルに追加注文をした。
するとその取引きの様子を盗聴した会話にルイス・レイエスの名前が登場をし、バネッサは焦る。
『奴は有能な塗装業者だ。早目に奴と会え』
ルイスはガエルの運び屋もしていたのだった。

バネッサはすぐにルイスの元へ出向き、ウソはバレているとルイスの事情を追求した。
するとルイスは身の危険を感じ、バネッサがどこからその情報を仕入れたのかと怯えた。
「裏切り者は殺される世界だぞ!」

バネッサが刑事であることは言わず、適当に嘘をつくとルイスは認めた。
「お前が俺と違う道を歩めているのは、俺がムショに行ったからだ。俺は後悔してない。お前のためなら何だってする。だが俺を見下すな!」
「分かってる。でも今すぐその仕事からは手を引いて」
バネッサは頼んだが、ルイスはそれには返事をせずバネッサに帰るように言った。

ボイト

家に戻るとバネッサの元にボイトが訪ねて来た。
ボイトにはすべてお見通しだった。
「捜査の記録は万全を期して俺も確認してる。盗聴器を仕掛けた車が今夜ルイスの店に。お前の車も。報告すべきだったのでは?」
バネッサはボイトにルイスとの関係を打ち明けた。

二人は里親の元で育ち、お互い転々としていたけどずっと連絡を取っていた関係だった。
成人になると一緒に暮らし始めたが、2人で車を盗んで捕まった時にルイスが1人で罪を被ってバネッサを庇っていたのだった。

ボイトはつらいのは分かると理解をした上でバネッサに話した。
「警官と犯罪者の間には境界線が存在する。お前自身がこっちに来ることを選んだ。バネッサが犯罪を犯していた過去などどうでもいい。むしろそのおかげでお前は有能な警官になれるだろう。明日、ルイスが取引き現場に現れたら逮捕をする。単純な話だ」

帰り際、階段に座って話を聞いていたアプトンにボイトは尋ねた。
「まさか知ってなかったよな?」
アプトンは正直に少し聞いていた事を伝えた。
するとボイトは聞き流す事はできず無言で責めた。
「彼女を守ろうと。ボスでもそうするかと」
ボイトはその場では何も言わなかったが、ドアを強く閉め、大きな音を立てて帰っていった。

ルイス

取引きの日、ギャングの前に現れたのはルイス1人だった。
2人を捕まえてしまえばガエルに盗聴がバレる可能性がある為、ギャングは泳がせてルイスだけを逮捕した。
その時、ルイスは自分に銃を向けたバネッサの姿を見て警官である事を知った。

取り調べはアプトンがした。
ルイスはバネッサを最低な女だと言い切り、怒りのせいか取引きにも応じようとしなかった。
このままでは10年の刑になってしまう。
アプトンは何度か救いの手を差し伸べ、協力に承諾させた。

ルイスは車に隠し場所を作って運び屋をしていた。
日頃はガエルとの直接のやりとりはなかったが、大口取引完了後の翌日にTJとガエルに会い、取引きの報告をするという。
そこでルイスに現金を届けさせ逮捕を狙った。

ところが盗聴器をしかけたルイスを監視していると、ガエル達の車に仕掛けていた発信機がTJの車以外追跡不可能になってしまった。

失敗

とりあえずアプトンとバネッサがTJの車を見に行くと、TJは車の中で撃たれて死んでいた。
ダッシュボードの上には追跡装置が取り出されている。
ガエルに追跡がバレてしまったようだが、その理由は分からない。

ガエルを逮捕する為に検察官のベセラに令状を請求するが、証拠不十分だと認めてもらえない。それどころかルイスの協力も不成立とされてしまった。
TJ殺しについては殺人課の担当となり、仕方なく捜査から手を引く事になった。

バネッサはルイスに取引きが不成立になったことを伝えた。
そこで警官になったきっかけはルイスの影響によるものだと打ち明ける。
「私を大切に思ってくれたのはあんたが初めて。だから警官になったの。自分や人生を大切にするために」
何度も言おうとしたが、その度に言葉を飲み込んでいたのだった。
「言えばあんたを失うと分かっていたから、言えなかった」
ルイスはお前は間違ってない、と言った。
「だがお前とはいられない。もう昔の俺達とは違う」

決心

二人の様子を別室で見ていたアプトンは何かを決心し、ルイスをカメラのないゲージの前に連れ出した。
「ガエルの車のどこに薬物の隠し場所があるのか教えて」
だがガエルは用心の為、薬物を入れた状態では運転はしない、とルイスは説明する。
「それでもいいから」

そしてガエルは運転中に警官に車を止められ、薬物所持の現行犯で逮捕された。

それを見届けたアプトンはボイトのオフィスに呼ばれた。
ボイトはベセラからガエル逮捕の知らせを受けていた。音声記録と合わせて立件が可能になったという。
またその結果、ルイスとの取引きも成立し刑期は1年に短縮されてもいた。

「ツイてたわね」
他人事のように言うがボイトを誤魔化す事は出来ない。
「どういうつもりだ?」
ボイトはアプトンの証拠ねつ造を責める。
「理由は分かる。お前は一線を越えた。分かってるのか? 一線を越えてばかりいると境界線の存在を忘れてしまう」
ボイトはNYのFBIからの協力要請にアプトンを行かせると伝えた。期間は数週間の予定だった。
アプトンはあからさまに嫌な顔をした。
「こことは違い、FBIは境界線がハッキリしてる」
「私はボスにならって……」
するとボイトは机の上のものを大きな音を立てて薙ぎ払って、怒りを表した。
「俺にはなるな! それは俺の仕事だ。お前はお前であるべきだ!! 今のお前には不安を感じる」
出発は明日だった。
「気を付けていってこい」
アプトンは黙ってオフィスを出た。


PDは安定感ありますね~
今回も? バネッサの過去が少しずつ明らかになりました。
なかなか激しい生い立ちで、犯罪者として生きていた時期もあったのですが、そんな事はボイトには最初からお見通し、って感じでした。
ただボイトの口から「境界線」って言われると、一番そこグレーな人じゃん!! ってツッコミたくなりました。

とはいえアプトンがボスがしてるんだから私もいいでしょ、っていうのが違うんだ、というのは分かります。

ボイトが誰にも出来ない限りなく黒に近いグレーを請け負ってくれるから特捜班が成立しているっていうか、全員がボイトだとただの犯罪集団になってしまうw
いざとなった時にボイトが1人で責任を被ればいいっていう覚悟の感じもありますよね。
そこをアプトンは勘違いしないで欲しい~ボイトに苦労をかけないで!
でもアプトンがバネッサにとっては頼もしい先輩で、部屋の主っていうのは憧れますv

バネッサはその点では新人らしさを弁えている感じはしますね。
今回は私情が入り余計な事をしてしまったけど決してボイトを欺こうと思ったわけではないし。ちゃんとアプトンには頼ったりして、かわいいんですよね~

アプトンがNYに行くのは期間限定と分かっているので安心ですが。(予定どおりなら)
NYといえば、そろそろSVUとのクロスオーバーも見たいなぁ。



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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