シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン7 17話「牧師の覚悟/Before the Fall」

2021/09/04

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン7 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC



2021年5月14日~AXNでシーズン7 日本初放送(全20話)
(アメリカ放送2019年9月~)

登場人物はこちら



ギャングの抗争

ボイトは一番に駆けつけたギャング抗争の現場で、流れ弾に当たった10歳のウィラという少女を介抱していた。危険な状態だった。

後からやってきた殺人課のステイプルズは管轄を主張し、特捜班から無理やり引き継ごうとしたが少女に想い入れのあるボイトが阻止をしていた。
「俺の現場から出て行け」

狙われたギャングはR・エイバーズのボス、ブルックス・キャンベル。発見時には死んでいた。
発砲をした犯人は逃走したままで、人種性別も不明、ナンバーも不明な古いアメ車に乗っていたという。

敵対しているのはW・S・ジョーカーズ。
両者は公園の別サイドでそれぞれ薬物売買をしていたが、これまでに目立った争いはなかった。
しかし今回の件が抗争の引き金になるのは間違いない。

公園のカメラ

発砲時の防犯カメラに、現場を見渡せる場所に立っている男が映っているのを見つけた。
ラマー・ガリソン。キャンベルの右腕だった。
すでに現場で話を聞いていたが何も見ていないと嘘をついていた。

ボイトはラマーに会いに行き、脅しをかけるがラマーは何も見ていないの一点張りだった。
恐らく犯人を知っていて復讐をするつもりなのだろう。

そこでボイトは元受刑者のフランクという教会で牧師をしている男に、ラマーに協力するよう説得してくれと頼んだ。
ボイトとは昔逮捕したという縁で繋がっており、今では完全に足を洗っていた。
ラマーの事も昔から知っており、悪い奴じゃない、と庇いながらも2000ドルの寄付金と引き換えに承諾した。
そこでウィラの死の報告を受け、ボイトと牧師はショックを受ける。

容疑者

牧師がボディカメラを装着してラマーを呼び出した。
ラマーは報復を恐れ口を閉ざしていたが、牧師が自分が変わりに通報するからと説得をすると犯人の名を告げた。
「ジョジョ・マギニス」

ジョーカーズを仕切っている男だった。
すぐにジョジョを逮捕し、聴取するとジョジョにはアリバイがある事が分かった。
「キャンベルとは縄張りを分けて上手くやってたし、殺す理由は1つもない」
だがアリバイについては秘密にして欲しいと頼まれた。

ラマーは嘘をついているが、犯人ではない事も確かで捜査は振り出しに戻った。

抗争のはじまり

再び聞き込みから始めると、ジェイとアプトンが銃撃現場に遭遇する。
タイラーという少年が母親の前で撃ち殺された。
タイラーはジョーカーズの一員で犯人はエイバーズの未成年2人だった。
もう抗争が始まっている。

ボイトは留置していたジョジョに釘を刺した。
「お前の手下が公園の東で銃を抜いたら、偏見があるそいつらにお前の映像を渡す。言ってる意味が分かるか?」
ジョジョが秘密にしたいアリバイは、ゲイエリアに居たという証拠だった。

逃亡車

ブルックス殺しの現場から逃亡していた車が丸焦げ発見された。
だが放火の道具に指紋が残っており、ショーン・アルターという白人が浮上した。
車もアルターのものだった。
アルターを調べると、軽犯罪者で公園付近に住んでいた。

アルターの家に侵入すると無人だったが、証拠と思われる銃が隠してあるのを発見した。
何故白人軽犯罪者が黒人ギャングの抗争に絡むのか?

その不自然さの理由はすぐに判明した。ラマーとアルターは矯正施設で同房で仲が良かったという。発砲後、ラマーが3000ドルを振り込んでいるのも分かった。
殺しを依頼していたのだった。

そこへ上からの命令でステイプルズが正式に参加をし、新情報を発表した。
情報屋を当たり、ラマーがフェンタニルにも手を広げようとしている事が分かったという。
キャンベルはそれを望んではいなかったので、秘密裏であり邪魔だったのだろう。
だが仲間を使えば失う事になる為、部外者を雇った。

実行犯

家族が経営するというバーにアルターを逮捕しに行く。
ところがアルターはすでに店の中で死んでいた。
現場で遺体を発見したのはいとこで、アルターとは大金の話をする約束をしていたという。
発射残渣もない為、嘘はついていないだろう。
だがステイプルズはいちいちボイトの処理が気に入らないようで絡んでいた。

アルターの眉毛に火傷の痕があり、防御創がないことから知人、ラマーの仕業なのは明らかだった。
ラマーは証拠はなく、今では悠々とボスの座に座っていた。

作戦

ボイトは再び牧師を頼る事にするが、アトウォーターは不安を口にしていた。
「ボスが思うほど牧師に力があるのか疑問です。彼の時代はもう終わっています。伝説が薄れてエゴだけが残ると危険です」
だが代案を尋ねられると何も言えなかった。

ボイト達は、殺人の証拠がない代わりに、牧師にラマーと取引きをさせ薬物での逮捕を計画した。
そうすれば殺人の立件も簡単になる。
牧師に簡単に嘘をつくラマーは、尊敬どころか牧師を軽視している。
「恩を仇で返されたんだ」

取引き当日、ボイトは寄付金の吊り上げに快く応じ、牧師と別れていた。

ルゼックとバージェスはステイプルズとバンに乗って監視をしていると、ステイプルズの個人的な事情を聞かされる。
「ボイトに反発しているのではなく、引き下がれない理由がある」
ステイプルズの情報屋が2年前同じ公園でギャングに殺されていたのだった。
それが理由でこの捜査には私情が入り、拘っている。

牧師が紹介するのは売人の振りをしたアトウォーターで、遅れてやってきた。
するとラマーはもう牧師を邪魔扱いして、教会から追い出そうとした。
「俺の教会だぞ。俺は追い出せない」
牧師はラマーに舐められ、惨めな牧師と言われた事が許せずつい手を出してしまうが、ラマーに反撃され殴り倒される。

するとステイプルズが踏み込もうとするが、牧師とアトウォーターがいる状態ではダメだとボイトが無線で止めた。
だが私情が抑えきれずステイプルズは、銃を手に監視のバンから飛び降りて行った。
結果全員で突入するしかなくなり、ラマーは牧師に売られたと気づく。
そして手下も加わり牧師はボコボコにされ頭から血を流していた……。

捜査終了

ラマー達を逮捕し、ラマーの車からはアルターを殺した銃も見つかった。
だが牧師は明日までもたない状態になっていた。

オフィスに戻ったボイトはチームが見ている中、あくまでも自分の判断を間違っていないとボイトに主張するステイプルズを殴り倒した。
感情と感情がぶつかり合い、ボイトは殴って黙らせるしかなかった。

「楽しかった」とアトウォーターが倒れているステイプルズに手を差し伸べると、睨みつけて自力で立ち上がり出て行った。


今回は派手さはないものの、ボイトの格好良さやえげつなさが堪能できる良い回でした~!!

ゲイのギャングを脅すのは、ここまでえげつないのも久々ではないでしょうか?
あくまでも抗争を止める為の脅しで、ボイトに差別がある訳ではないですがえげつな……。
これが初めて見るボイトなら嫌われる確率高すぎてリスクありすぎてハラハラしてしまったw(これぞ余計な心配)

ステイプルズのボイトに対する怖いもの知らずさもドキドキしましたが、最後はゴリッとボイトに殴り倒れてスカっとしました。
                                                                                                                                                                                                                                                                 私情を挟みがちな特捜班がステイプルスに共感しないのが、組織のリアリティさがあって良かった!!
そう簡単に競合する部署の人間なんて信用しないもんね。
しかもステイブルズの可愛げのなさといったら。
結果、情報屋(牧師)の命を縮めてるし。

ボイトは悔しいでしょうね。ステイプルズに当たるしかないし、当たっても晴れない。
PDらしい男っぽいストーリーだと思いました!



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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