あらすじ
武装強盗事件
医師から現場復帰の許可をもらったジェイは早速、小切手換金店が武装強盗に襲われたという通報を受け、アプトンと現場に向かった。
路上での銃撃戦の上、犯人達は車で逃走。通行人のカールが撃たれ、居合わせたミシェル・テイラーという女性が介抱していた。
ミシェルは近くの店で買い物をしていて、外に出たら銃声が聞こえ怖くなって車の後ろに隠れていたという。
そこでカールが撃たれるのを見て助けに近寄っていたのだった。
ジェイは念の為ミシェルの連絡先を聞いて解放をした。
強盗は計画的で、この2週間で2つの小切手換金店が被害にあっていた。
見張り役
店の近くの防犯カメラで、見張り役らしき男を発見する。
発生前にパトカーが通り過ぎたのを見て電話をし、その直後犯人の車が到着していたのだった。
顔認識で身元を突き止め、ジャマール・ミーキー20歳を逮捕した。
「電話の相手は仲間でサツがいるから外に出るなと言っただけ」
ジャマールは強盗とは無関係だった。
その代わり、怪しい白人女を見ていた。
「通りを行ったり来たりしてた」
その外見はジェイが話をしたミシェル・テイラーと一致した。
ミシェル
ミシェルの連絡先はフェイクだったが、事件現場の近くに花屋の車が停まっていた事から勤務する生花店を突き止めた。
本当の名前はミシェル・サリバンといい、ジェイの来店に驚いた。
「警察が苦手だから嘘をついた。いろいろあって混乱していただけ」
ミシェルは夫の存在をやたらと気にし、ジェイを客だと紹介した。
ジェイは咄嗟に客の振りをして夫の勧める赤いバラを買って誤魔化した。
車内で待機していたアプトンが早速夫のIDを確認すると、犯罪歴が分かった。
武装強盗犯の1人は、夫シェーン・サリバンだと思われた。
ミシェルには犯罪歴がなく、ジェイはミシェルの関与は否定した。
「夫を恐れている。彼女を味方につけるべきだ」
武装強盗犯の仲間
シェーンの車に追跡装置をつけ、他の仲間も突き止めた。
マイク・ブレディは大物で、未解決事件が多く、捕まえるのが困難な大悪党だった。
もう1人のエリック・ウォルシュもムショの常連だった。
3人が集まった事から次の強盗の相談である事は容易に想像でき、先回りを狙う。
そこへカールの死が報告され、強盗だけではなく殺人事件になった。
ミシェルの事情
カールの死によりこのままではミシェルも殺人犯になりかねない、と協力を依頼した。
だがミシェルは、娘にも会えなくなるといっても、なかなか協力には承諾しなかった。
ジェイとアプトンは古いミシェルの資料から、ミシェルがDVを受けていた事を突き止める。
4年前の出来事だがあまりの被害に担当医も覚えている位だった。
だが本人が認めない為、通報はしていない。
「夫は普通の人に見えたわ。彼女に赤いバラまで」
そしてミシェルをDVの件で説得した。
アプトンが自身の経験から共感を見せるとミシェルの心を動かしたようで、現場にいた理由を打ち明け始めた。
「夫が電話で話してるのをたまたま聞いたの。すぐに強盗だとピンときて止めさせようと現場へ。娘の為にも普通の家族になりたくて」
だがあの日、夫の姿は見付けられなかったという。
その後アプトンは、ミシェルに娘と二人で安全に暮らせる環境を用意し、安心をさせた上で協力を承諾させた。
それからミシェルに盗聴器をつけてシェーンの自白を促したが、監視をするジェイはいつミシェルが暴力を受けるか心配して落ち着けなかった。
トラック運転手
シェーンの通話の盗聴から”トラック運転手” の存在が明らかになった。
これまでの事件では、どの店も現金が補充された直後に強盗が発生していた。
現金輸送車の運転手は3店舗とも同じ人物だった。
運転手のジョン・フランクリン35歳を連行した。
逮捕歴のないジョンを聴取すると、あっさりと認めた。
「こんなはずじゃなかった」
犯人の名前は知らない。
顔も分からない。やりとりは電話だけ。
1ヶ月前に携帯とメモが届いたという。
「小切手換金店へ現金を輸送する前に連絡を入れたら2000ドル払う、と」
3回で6000ドル。危険を考えれば安いくらいだったが、ジョンには金が必要な理由があった。母親がガンで治療費が必要だったのだ。
ジョンの会話からマイク・ブレディとの繋がりも分かった。
ブレディとジョンは聖マルコ教会を利用していた。そこで金に困っているのを知り、ジョンに目をつけたのだろう。
ジョンの逮捕をまだ知らない事を利用し、そのまま犯行を続けさせ待ち受ける。
逮捕計画
ジェイとアプトンはシェーンの監視をしていたが、ミシェルがシェーンを行かせないよう、引き留める音声が入った。
そしてミシェルの叫び声も。
ジェイは黙って聞いていられず、通報があったと嘘をついて助けに入ってしまう。
シェーンはジェイが警官だった事に驚きつつも、単なる夫婦喧嘩だと主張したが、そのまま逮捕した。
そして現場ではシェーンが来ない事で計画は中止になり、逮捕も先延ばしになってしまった。
ジェイはボイトに謝った。
「どうしても見過ごせなかった」
「困っている人がいたらみすみす放ってはおけない。それがお前だ。そういうお前を否定する気はない」
シェーン
留置所にいたシェーンにボイトが取引きを持ち掛けた。
今他の2人にも話を聞いていると嘘をついて殺人犯の名前を吐かせるつもりだった。
だがシェーンは弁護士を要求し、口を割ろうとしなかった。
アプトンはミシェルへのDVからシェーンに揺さぶりをかけるがそれも通用しなかった。
「自転車で転んだ時の傷だろ」
ミシェル
ジェイはアプトンにも謝るが、アプトンはそもそもジェイを責めてはいなかった。
「あなたは正しいことをした」
そんな中、ミシェルがシェーンをDVで訴える覚悟をした。
だがシェーンを調べると、家庭裁判所に移送された後、釈放されている事が分かった。
2時間前に原告が現れなかったという理由だった。
アプトンからの連絡を受けジェイはミシェルの家に向かう。
案の定、ミシェルは暴力を受け家の中で倒れていた。
ジェイがそのままミシェルを連れて出ようとするとショーンが現れた。
二人は取っ組み合いになると、ジェイが簡単にシェーンを押さえつけ、殴りかかって黙らせた。
そしてミシェルは何も言わずジェイと家の外に出た。
DV
ミシェルは娘と一緒に兄弟のいるフェニックスへ行く事になった。
ジェイはアプトンの体験も尋ねた。
父親が母親にDVをしていた子供の頃の話を。
アプトンは、いつかジェイのような人が現れて救ってくれるのを待っていたという。
「その後お母さんは?」
「今も父と一緒にいるわ」
ジェイは何も言えなかった。
かんそう
アプトンの過去と共に強盗事件と思わせて、DVがメインの回でした。
強盗犯はまだ捕まえきっていませんが、再登場するかな? 1人は結構な大物って設定ですし。
今回もボイトは出番少な目でしたが、ジェイの人格を認めてお咎めなしで、ほっとしたのと少し物足りないのもw
いやジェイにキレて欲しいって事ではなく、ボイトが暴れるのが見たいってだけです。
それにしても今回の終わり方はかなりSVU的ないい意味でズシンとくる余韻がありました。
PDはシカゴシリーズというよりは、SVUの兄弟番組って印象の方が強いのですが、それを色濃く感じました。
またオリビアとボイトの絡みも見たいな~
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