LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン22 10話「 変態ホテル/WELCOME TO THE PEDO MOTEL」

2021/07/17

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン22 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2021 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月14日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全?話)
(アメリカ放送 2020年9月~)

【登場人物】



未成年失踪事件


17歳の少女セランダが、ピザ屋のバイト帰りの途中で消息を絶った。
空の財布と携帯が見つかっていた。

SVUに連絡が来たのは、現場近くには「変態ホテル」と呼ばれるホテル・ビアリッツがあったからだった。
そう呼ばれるのには理由があり、5人の行き場のない性犯罪者が住んでいた。

自動的に5人のうちの誰かが容疑者ではないかと疑われるが、オリビアは登録済性犯罪者の再犯率は低い、と誤認逮捕にならないよう慎重に進める。

まずはセランダの捜索をする事に。

ティラナ・ピザ

セランダがバイトをするティラナ・ピザは、母親の親類の店だった。

フィンが、セランダと同じ時間帯に勤務していたロニーという黒人青年のタイムカードに気づく。
「22時で上がったセランダに、バス停まで送ると迫ってた。休憩から戻るのも遅れていた」
店主はロニーの仕業なら自分の責任だと言う。
「保護観察中で更生を信じて雇ったが、変態ホテルの住人だと匿名の電話で知り、代わりを見つけてクビにする予定だった」

ロニー

変態ホテルに住むロニーの部屋を、フィンとロリンズが訪ねた。
ロニーは未成年への性的不品行での有罪を認めていたが、取引きだったと潔白を主張した。
「黒人と白人の交際なんて陪審員は信じないから」

セランダに声をかけたのは、周囲が危険だからだったが、断られているので何も知らないといい、休憩中には自室に戻っていたという。

ところが監視カメラには、ロニーが帰宅する様子は残っていなかった。
ロニーが確認できたのは、勤務明けの2時だった。

捜査変更

警察犬が廃棄されているバンの中で、セランダの遺体を発見した。
行方不明から殺人事件へと捜査は変更になり、殺人課に連絡をした。

死因は、鈍器による後頭部殴打だった。脱がされた痕がある事からレイプ未遂と思われた。
DNAは見つかっていない。

検死をしていると、ハシム・カルドゥーンがコーヒーを持って現れ、ロリンズは驚いた。
カルドゥーンは2ヶ月前に殺人課に異動していたという。

担当はあくまでもSVUだとキャットが主張すると、イスラム教徒として助言するだけだと説明した。

ホテル・ビアリッツ

事件を知った自警団達がホテルの前で抗議をする中、住民達のDNA採取が行われた。

マニーという白髪の老人は、逮捕記録を見れば分かると好みは男の子だといい、昨夜は部屋で映画を見ていたと言った。

その隣人のフランクも昨夜は部屋にいたという。
「俺の好みは少女じゃない。3Lサイズの女性だ!」

児童ポルノ好きのドナルドは車椅子の生活をしている。

カルロスという男は少女好きだったが、勤務中だったことが分かっていた。

残るロニーは、実は公園に居たとフィンに打ち明けた。
1人で歩いてた。何もしてないよ。前のもレイプじゃない。彼女は15歳で俺は18歳だった。愛し合ってたのに彼女の親が訴えた!」
フィンにはロニーが嘘をついているとしか思えず、犯人にしか思えなかった。

ダイクマンナイツ

ホテルの前で抗議をしているのは主に、バイカー集団ダイクマンナイツのメンバーだった。
白人至上主義の地元自警団で、リーダーはエルビス。
彼らは日頃からホテルの前を通り、「見てるからな」と住民達に監視の目を光らせていた。
カリシが詳しく、事件がある度に動画サイトで住民を煽っているという。
「警察や政治家が少女を守ろうとしないなら、俺達市民がケダモノを退治してやる。性犯罪者は出て行け!」

制裁

遺体発見現場の監視カメラに、ジャマイカ大学のスタジャンを着た男が逃げる様子が残っていた。
それはロニーが愛用している上着だった。
決定的証拠となり逮捕可能になったが、そこへホテルで事件が起きたと連絡が入り、全員で駆け付けた。

ホテルは、偽の通報で監視していたパトカーがいなくなった隙に放火されていた。
避難者10名は全員病院に搬送されたが、ロニーだけが遺体で発見された。
だが遺体の状態から死因は火災ではなく明らかに私刑だと分かった。

検死の結果でも、放火前に死んでいた事が判明した。
「去勢され、殺された後ガソリンで焼かれた」
死因はコードによる窒息死。
いくらレイプ犯だとはいえ、やり過ぎだった。

ロニーの事件はあっという間に「私刑」だと報道された。

住民聴取

病院にいる住民達にロニー殺害時の様子を聞き、重要な手がかりを得た。

「マスクをした3人の男が逃げてった」

「エドワルドって名前が聞こえた。火をつけろエドワルドと」

「バイク乗りどもだ。パトカーが去った途端現れた。
少女が殺されて以来、デカイ音で俺達を脅してた。ところが昨夜の10時頃は、静かだった」

ダイクマンナイツ本部

オリビアとフィンはダイクマンナイツ本部へ行き、エルビスを訪ねた。
エルビスはふてぶてしくも、ホテル火災の関与を否定した。
事件当時も本部でゲームをしていたと言い、それを裏付けるのはNY市警だとも言った。

本部の前には組織犯罪課による監視カメラが取り付けられていた。
なぜ知っているのかといえば、設置した車が地域の店に寄った為、地元情報は筒抜けだという。
「放火犯の情報は?」
「知ってても教えない。あのホテルを燃やした奴は英雄だ」

3人の男達

たしかに防犯カメラにはエルビス達が9時には本部に戻り、10時30分に消防車が来て外へ出る姿が残っていた。

だが、9時45分に3台のバイクがホテルへ向かう様子も見つかった。
それはダイクマンナイツではなく、近隣住民のエドワルド・アルバレスだった。

エドワルドを連行し、聴取すると携帯にはロニーの遺体写真も残されていた。
エドワルドは「手伝わされた」といい、主犯はルイとホワンだと吐いた。
2人は、ダイクマンナイツに憧れていたという。

真犯人

セランダの遺体が発見された近くで見つかっていたレンガの、血痕のDNAを調べた結果が出て誰もが驚いた。
該当者不明だったのだ。

ロニーは犯罪者で登録されていた為、該当者がいないという事は犯人ではなかったのだった。
3人は無実の若者を殺してしまっていたのだった。

そして、セランダの事件は振り出しに戻ってしまった。

犯人はロニーをハメる為、ジャマイカ大学のスタジャンを着ていたのだろう。
ロニーにアリバイがなかったのは偶然だったのかもしれないが。

アリバイ

ところがロニーのメトロカードを調べると、犯行時刻の頃は乗車中になっていた。
ロニーはアリバイがあったのに言わなかっただけだった。

フィンはもっとちゃんと聞き出していれば……と悔やんだ。
「頭ごなしにクロだと決めつけていた。俺がロニーを殺した。両親に伝えないと」

フィンの話を聞いた両親は、ロニーはもともと犯罪者ではないと涙ながらに訴えた。

当時の交際相手マッケナの継父イーストマンが保護観察官で、黒人との恋愛に不満で、警官にロニーを逮捕させていたのだった。
「警官の兄弟もいる」
父親は家を失ってでも裁判で戦えばよかった、と悔やんだ。
イーストマンがそこまでする動機は、もうすぐマッケナが17歳になるからだろう。
「合法的に交際できる」

イーストマン

ロリンズとカルドゥーンがイーストマンに会いに行った。
ロニーを犯罪者だと決めつけ、娘にも合わせようとしなかった。

イーストマンの横柄で攻撃的な態度からロリンズは考えた。
「保護観察官は仮釈放者を脅して利用できる。セランダを殺させるなんて簡単よ」
イーストマンが担当している仮釈放者全員のDNAと照合する事に。

実行犯

レンガについていたDNAと近い、アントニオという男が浮上した。
アントニオはイーストマンの名を出すと、「何も言わないでくれ」と怯えた。

実行犯がアントニオの親類ではないかと追及すると、条件と引き換えにサム・ジョンソンという名前を吐いた。

サム・ジョンソンに声をかけて連行すると、サムはジャマイカ大学のスタジャンを着こんだ。もともとロニーと同じ服を持っていたのだった。

「最初は痴漢をしてロニーに罪を被せるつもりだった。だが彼女が悲鳴を上げるもんだから、クスリのせいもあってキレてしまった」
ジョンソンはクスリがききっぱなしのように、あっけらかんと言った。

「アントニオの為にやった。”ロニーをハメろ”って保護観察官に脅されてたから。だから助けたくって」

ジョンソンの証言から、イーストマンも逮捕した。

密会

オリビアとフィンが葬儀中のロニーの両親に会いに行くと、ロニーがアリバイを言わなかった夜、実はマッケナと会っていた事を教えられた。
「思いが募ったのよ。会ったことは秘密に、と息子は彼女に頼んだ。明かしていれば死なずに済んだのに」

そこへセランダの両親もやって来てロニーの両親と対面した。
「お悔みを。2人は理由もなく殺された」
フィンが言った。
「憎しみに殺されたんです」



かんそう

変態ホテルって……。他に呼び名はないんでしょうかね。
各人、病気だったり自制しようとしていたり、ロニーのように無実だったり、とあながち毛嫌いしてはいけない、としてもやっぱりそんなまとまって近所に生活してるって分ったら怖いですよね……。

誤認逮捕に続き、今度は誘導があったとはいえ無実の黒人青年が罪を押し付けられ、殺されました。ほんと、何より人間が一番怖いって思えます。

前回がクロスオーバーだったというのは、おそらく当たっていて、そのフォロー的な感じでステイブラーについては会話でその後が知らされました。
「妻の殺人事件の捜査をする事になった」「取調室での言動が上で問題になっている」といった感じでサラっと。

それと少し気になる会話としてはカリシに特別な相手が出来たような?
ロリンズは、カルドゥーンと再会したから当て馬登場? って思いましたが。
カリシの方が先に前進しそうですが、それも当て馬かな。


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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