シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン7 5話「敬意/Brother's Keeper」

2021/06/12

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン7 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月14日~AXNでシーズン7 日本初放送(全20話)
(アメリカ放送2019年9月~)


登場人物はこちら



連続押し込み強盗事件

アルバニーパーク周辺で、シルバーのSUVに乗った覆面の2人組による、押し込み強盗が多発していた為、特捜班が引き継いだ。

その聞き込みの為、出動しようとルゼックとアトウォーターがロビーに出ると、ちょうどワーナー指導巡査がぼんやりとした新人に厳しく当たっている所へ出くわす。

巡査時代を知らないルゼックは、アトウォーターとは違いワーナーが新人をいびっているようで気にらず、つい口を出してしまっていた。

その後、2人はアルバニーパークでの発砲の通報を受け現場に駆け付けた。

被害者はニコライ・ルコフ。
レストランの中で売り上げの計算中に撃たれて、金を奪われていた。

目撃者は、店のオーナー、バシルの息子ピーター。
ニコライの甥だった。
ピーターの情報は連続押し込み強盗と一致していた。
1人は逃げる際にマスクを外したところを見ていた。
30代白人、それ以外の手がかりはなかった。

ルゼックは、被害者が死ぬ間際に言った言葉を、意味が分からないなりにバシル達に伝える。
「クピ シ スベシティ」
英語で”ろうそくを買え”。
バシルは、古い成句で許しを請う言葉だと説明した。

バシル達は、バルカン諸国出身のコミュニティで閉鎖的で、非協力的で有名だった為、捜査は難航した。

そこへバージェスの情報屋からの手がかりが。
サウスサイドの廃棄場でシルバーのSUVが発見された。

ルゼックとアトウォーターが調べに行くが、警察に反抗的な男が出て来て令状を求められる。
ルゼックは押し切ろうとしたがアトウォーターが収めて、出直す事にした。

ボイトとバシル

ボイトは改めて店にいたバシルに会いに行った。
バシルは酒を出した従業員のチェルシーを綺麗だろう、とボイトに自慢した。
「ピーターが歳も離れているのに必死で口説いてるよ」

バシルの耳にも目撃者の話は入っていなかった。
ボイトは警察に話してもらうには、と相談をするがそれは無理だと言われる。
「元共産主義の国出身だ。警察もカメラも信じない。ウンザリしてるんだよ」
だがバシル自身はボイトの変えよう、という提案に賛同し、従業員からの聴取協力を約束した。

出直し

アトウォーターとルゼックは、出直しとして別の作戦を立てた。
廃棄場の男を別件でワーナーと新人巡査に逮捕させ、SUVについて口を割らせようと。

ところが男は反抗的でルゼックを車の中から挑発し、ツバまで吐いた。
かっとなったルゼックは男に暴力を振るい、無理やり吐かせた。

「初めて見る白人の男で、顔は見てない。廃棄料は1000ドル受け取った。
書類も、ナンバーも識別番号もなし。帰りはウーバーを使っていた」

話が終わるとルゼックはワーナーに釈放を頼んだ。
だが、ワーナーはそれは出来ないと断る。
「新人も見てる。銃の所持で連行するよ」
「切れた唇は? 書類を書く暇がない」
「新人がパトカーに乗せた時に切れた、という」
だが新人自身は何が起きているのか良く分かっていない風だった。
それはそれでルゼックは納得できなかった。
「誰かを無理に巻き込みたくない」
「なら仕方ない。俺がやったことにする。だがもう黙ってろ。新人の指導に口を出すな」

ルゼック達が署に戻るとワーナーが待っていた。
男が苦情を出し、弁護士を立てられる騒ぎになっていたのだった。
嘘をついたのはワーナーだけになってしまった。

ルゼックは悪気はなかったと謝るが、もう遅かった。
「嘘に加担していない新人は援護もしない。そもそも新人なのに嘘がばれたら警官人生が終わってしまう」
ワーナーはプラットに相談をしていた。

そこを通りかかったボイトは問題でもあったのか、と声を掛けるがルゼックは何も言わなかった。
ルゼックはプラットの進捗を待つ事にした。

容疑者

ウーバー利用者からグレゴリー・バーンズという男が浮上し、連行する事に。
ところが特捜班の応援要請に誰も答えなかった。

ルゼックとアトウォーターがバーンズを見つけ捕まえたが、ボイトは現場でサイレンの音がしない事をルゼックに追求する。
「何故応援が来ない」
「僕が原因かも」
それでもルゼックはボイトの手を借りはしなかった。

グレゴリー・バーンズ

容疑者の1人のグレゴリー・バーンズを聴取した。
「SUVは安く買った中古車で、カネにしただけ」
カネを払ったのはバーンズの方だと分かっている、と伝えるとバーンズは弁護士を要求し、黙ってしまった。
前歴はなく、強盗との関連を示すような情報はなかった。

そこでバシルの息子ピーターに面通しをさせるが、ピーターには分からなかった。

だがバネッサが重要な手がかりを発見する。
バシルの店の従業員チェルシー・ロバーツとバーンズは同じマンションに住んでいた。
そしてバージェスが、SNSで3カ月前のツーショットを発見する。
ボイトはバネッサを労った。

バーンズの関与は間違いなくなるが、すれ違いで釈放になってしまっていた。
すぐにバーンズを追うが、行動が早く自宅は引き上げた後だった。

大家が言うには不審な白人男性の車も目撃したという。
仲間というよりは、バーンズを車で追って行ったらしい。

チェルシー・ロバーツ

チェルシーを連行し、バーンズの話を聴取した。
チェルシーは死人が出るとは思わなかったと涙を流し、告白した。
「ピーターが儲かってると自慢してたから……」
ピーターから店に金があることを聞き、それをバーンズに話したのはチェルシーだった。
チェルシーは妊娠していた。
話すのを渋ったが、刑務所にも行けず、結局は情報を漏らした。

チェルシーからの情報で、バーンズが潜伏するモーテルに押し入った。
ところがすでにバーンズは何者かに殺されていた。

恐らく自宅から尾行していたという男が犯人だろうが、相棒が口封じをしたのだろうか。

現場からは犯人の手掛かりは見つからなかった。
凶器の9ミリの銃弾はデータになく、指紋もなし。

2人目の容疑者

収穫がないかと思ったところへまたバネッサが情報を持って来た。

携帯履歴からバーンズの相棒を突き止めていた。
ジャック・クランストン。 
仮釈放されたばかりで、バーンズとは最近のつきあいだった。

クランストンを連行しようと特捜班が総出で監視をして近づくと、気づいたクランストンとの銃撃戦となる。
またしても応援は来ず、結局クランストンには逃げ切られてしまった。

ボイトは原因であるルゼックを急かした。
「何があったかは知らんが、早く解決しろ」

ワーナーの望み

プラットは内務調査部のコネを使い、なんとかワーナーが暴力を認めるという条件で3日間の停職で済むよう話をつけていた。
だがワーナーは納得できなかった。指導巡査の資格を失ってしまう。

プラットはルゼックから預かった1週間分の給料を渡し、もう後戻りはできないと言った。
「復帰したら異議を唱えて。内務調査部が事実を明らかにする」
プラットは時間はかかるけど自分にできることはする、と応援した。

ワーナーはそれには感謝をしたがルゼックの事は敬意がない、と許せなかった。
「特捜班だけが過ちを許されるのはおかしい」
ならば、とプラットはワーナーの望みを聞いた。

クランストンの行方

ボイトは、2人目の強盗の写真を確認してもらう為にバシルとピーターに会いに行く。
ピーターは覇気がなく、やはり分からないと言った。
自分が話したせいで叔父が死んだ、と責任を感じていたのだった。


その後、防犯カメラの映像からクランストンの逃亡方法が判明した。
途中通りかかった車に、銃で脅して乗り込んでいた。

運転手はジーナ・モラレス。恐らくそのまま人質になっているのだろう。

アトウォーターとバネッサがジーナの家に行くと、車が停まっていた。
すると窓からクランストンが覗くのを確認。
2人はジーナの家から逃げようとするクランストンを捕まえ、ジーナを無事保護した。

クランストンを聴取すると、バーンズの死を知らない事が分かった。
それは嘘ではなく、携帯の履歴からアリバイも確認できた。
バーンズを尾行し、殺害した犯人は別にいた。

真犯人

ボイトは1人でバシルの自宅に潜入し、バシルとピーターの帰りを待った。

バシルはボイトをに気づくと、ピーターを自室に行かせた。
「クピ シ スベシティ、ろうそくを買え」
それは「お前の葬儀で使うろうそく」を意味しているという事にボイトは気づいていた。
「つまり許しではなく、復讐を求めた」

そしてピーターのベッドの下にあった凶器の銃を発見していた事を伝える。
バシルは咄嗟に私の銃だ、と言った。
「自白が欲しいだろ。くれてやる。私の銃だ。私があの男を殺した」
「息子がやったんだろ。面通しで気づいたが嘘をついた。父親の信頼を取り戻す為に復讐を」
「言っただろ。あの男を殺したのは私だ。息子がやった証拠はない」
「車に乗ったピーターがモーテルの近くのカメラに映っていた」

バシルは頼んだ。
「これは私の罪だ。引き金を引いていなくても責任がある」
「来い」
ボイトはバシルを連行した。

決着

ワーナーはルゼックに金以外の事を望んでいた。

ボイトはルゼックを呼び出し、夜のストリートでワーナーと対峙させた。
「終わらせろ」
「本気ですか?」
「敬意を払え」
がたいのいいワーナーはやる気満々で上着を脱いだ。
ルゼックは本気を出すしかなかった。



バシルが息子を庇う姿は、ボイトにとって鏡を見ているようなもの。
だからバシルの願いを拒絶する事はできなかったんでしょうね。
今回はボイトとバシルのやりとりが渋くて格好良かった! けど切ない終わり方でした。
ピーターも、恋心からのほんの出来心だったのに。
相手が悪かった……。ピーターは悪くないよ!! でも父親の事も背負って生きて行かなくてはいけない。年上の女にホレただけなのに、本当に高い勉強代になってしまいました。

ルゼックは何かと不運が続きますね。
製作者サイドはルゼックをどうしたいんだろうw

ワーナー巡査はなかなかいいキャラをしていましたが、今後も登場するのかな? まあいきなり停職だけどw

バネッサが活躍して良かった!




(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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