LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン22 4話 「法と自警のはざまで/SIGHTLESS IN A SAVAGE LAND」

2021/06/05

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン22 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2020 NBCUniversal Media, LLC

2021年5月14日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全?話)
(アメリカ放送 2020年9月~)

【登場人物】



大晦日

2020年の大晦日。

ロリンズは、1人で過ごすというカリシを家に誘っていた。

フィンは彼女フィービーへのプロポーズを計画し、オリビアに指輪見せていた。

そんなオリビアはノアと二人きりで、キャットは非番だからと友人を訪ねていた。

夜になり、フィンがレストランでいざフィービーに指輪を渡そうとすると連絡が入り、邪魔されてしまう。

結局、全員がアンバー警報によって、大晦日の夜に仕事になってしまった。

少女誘拐事件

13歳の少女ニディア・デイビスが連れ去られた。
里親は、エイジェイとラニ。
養父エイジェイは児童保護局の役員をしていた。

ニディアの外出を禁じ、ケンカになってしまい家を飛び出しくと白いトラックに押し込まれたという。フードとマスクの男2人組だった。

家には他にも養女がいたが、ニディアについて特に分かることはなかった。
養母の話で、たまに薬物依存症で売春をしていた実母ルルが訪ねて来ていた事が分かる。

あまりよくない彼氏がいたらしいので、関係あるかもしれない。

オリビア達は捜査をしながらオフィスで新年を迎えていた。
その直前にフィービーがSVUにやって来ていた。
以前、ルルを逮捕していたという。
「斡旋業者のチリは白いトラックを使ってる。13歳の少女を大晦日に売れば儲かる」

チリを追う事に。

母親ルル

ロリンズとキャットが、大晦日に浮かれているルルに会いに行った。
「チリにはしばらく会ってない。娘は売らないわ」
里親の事は、保護局のバカと言った。
「あいつから逃げたのよ。さすが私の娘」
娘の為だと脅して、チリにメールを入れさせ、チリの居場所を突き止めた。

高架下にトラックを止め、売春を斡旋していたチリをフィンとフィービーが現行犯逮捕した。
チリはガキは売らないと関与を否定。その場にいた女達からもニディアの情報は得られなかった。

するとフィンの携帯に、ニディアに似た子が見つかったと連絡が入る。

ニディア

オリビアとロリンズがマーシー病院に駆け付けた。
IDがなく意識を失っていたが、行方不明者に似ていたから通報したという。確かにニディアだった。
ニディアは、出血していてミフェプリストン(中絶薬)が検出された。
妊娠8週間だった。

なのにニディアはママになりたかった、と残念がった。
「中絶薬なんか飲んでない」
エイジェイが心配していると伝えると、ニディアは不思議がった。
「彼がここに連れて来たんじゃ?」

ニディアの記憶は現実とズレていた。
「出血していた。彼が病院に連れて行くって」
「病院へ運んだのは救急隊よ」
そういっても彼が車に乗せた、と言い張った。
エイジェイは妊娠の事を知っている、とも。
「あなたが逃げて誘拐されたって」
「なんでそんなこと」
彼氏がいるという話には否定し、ニディアははっきりと言った。
「愛してるの。エイジェイを。彼に聞けば分かる」

エイジェイ 

エイジェイをSVUに呼び出し、ロリンズ、フィンが話を聞いた。

まずは2人の話が食い違ってる事を指摘する。

「無実なら真実を話す。
誘拐というのは嘘だった。捜索してもらう為にでっちあげていた。
ニディアはただ家を飛び出しただけ」

妊娠については初めて聞いたように驚いた。
「だから荒れてたのか」
父親の心当たりもない。
「嫌がらせだろう。彼氏をかばい、厳しい里親への当てつけだ。
里親過程ではよくある事」
エイジェイはニディアと直接話したがった。

DNAの提供には、告発されたらキャリアが潰れる、と消極的だった。
「だが無実ならそれを証明しろ」
「上司と相談させてくれ」

エイジェイに前歴はなかった。これまでに何十人もの女児を里子に向かえてる。
上司も養女が問題を起こしているのは知っていた。

誰が父親なのか?
今同居しているのは10歳の双子の男女、里子の女児2人。胎児のDNAは採取できても照合は困難で制度が低かった。

実父ミッキー

ニディアの実父、ミッキーは戦争で片足を失い、退役軍人病院に入院していた。

「ニディアに彼氏はいない。まだ13歳だし、いたら言うはずだ」
親権は手放すしかなかった。養父エイジェイとは面識あり。何度か娘を連れて病院に来ていた。

その時に、ニディアは10代の子が良く言うような不満を言っていたという。
携帯を使わせない、過保護等。

「娘は幸せそうだった。以前は施設にいたし。母親は薬づけ。自分は車椅子。
退院したら一緒に暮らしたい」
会いに行ったフィンは同情し、力になりたいと連絡先を渡していた。

同居している他の子供は養父ではなく、ニディアを責めているようだった。

証拠

押収したエイジェイのパソコンから、中絶関連の検索ワードが発見された。
ニディアはスムージーを飲んだと言っていたので、ミキサーを押収する事に。

ニディアは嘘をついていたのではなく、エイジェイの虐待の被害者だった。

法廷にはミッキーも車椅子で現れ、フィンは心配して声をかけた。
「あのクズをこの目で見たかった」

エイジェイは第2級と第3級レイプ罪、第1級無謀危険行為職権乱用罪についての無罪を主張するが、再拘留となりライカーズに移送が決まった。

ミッキーは移送されるエイジェイを見たいと、道路で待っていると出て来たエイジェイを持っていた銃で撃った。
エイジェイは即死だった。

フィンはミッキーを押さえながら思わず呟く。
「オーマイガー」

バーバ

オリビアとフィンは、こっそりとバーバを呼び出しミッキーの弁護を頼んだ。
カリシには黙って来た。
「刑務所行きは避けたい」

その場では即答しなかったが、バーバは弁護を引き受ける事にし、カリシのオフィスまで挨拶に行く。

バーバはミッキ―には不遇な背景があり交渉の余地はあると主張するが、カリシとは全面対決となる。
「ミッキ―を守ろうとするのは危険な法だ」
「法律家だな」
「何だと?」
「ミッキーも陪審員も人間だ。罪状認否で会おう」

バーバはライカーズに収容されているミッキーと会い、ミッキーの人生のストーリーを聞き出した。

相違

バーバはSVUにも顔を出し、フィンらと裁判についての話をしていた。

「戦略は、陪審による説示無視。つまりは法を無視させ、彼を被害者にする」

そこへ慌てた様子で警視正とオリビアがやってきて、バーバを呼び出した。
「なぜSVUに?」
オリビアは咄嗟に助け船を出す。
「旧友の顔を見に来たのよね」
「……そうだ」
「感情的になりがちな案件だが節度は保つべきだ。旧友だからってSVUの援護を期待するべきじゃない」
「同感だ」
そして釘を刺す。
「レイプ犯の殺害を容認する戦略でないことを願う。自警団の暗い歴史を忘れるな」

警視正が去ると、オリビアはバーバが引き受けたこと知らなかったと責めた。
「カリシには悪いがミッキーは弁護されるべきだ」
「私はただ取引きに応じて欲しかっただけ。警視正が言うように私刑を容認すると受け取られかねない」
「それを心配するのはカリシの仕事だ。私は依頼人の為働く」
オリビアは、ミッキーは有罪だと思っている。
「そうか、陪審員に決めさせよう」

裁判

裁判が始まった。
エイジェイ殺害時の動画が流れる。

エイジェイの死後、他の養女へのレイプも発覚していた。

バーバは主張する。
「それには保護局もSVUも気づけていなかった。
何故か?
養女を守ると言う職務を怠ったからでは?
だから依頼人は娘を守った」

ミッキー証言

「保護局は娘が安全だと嘘をついた。
あのケダモノ」
ミッキーは涙を浮かべる。
「エイジェイのした事を知ると号泣し、彼が罪を認めるのを確かめたくて法廷に行った。
ところが無罪を主張。良心の呵責も恥もない。

移送される前に目を見て欲しくて名前を呼んだ。
彼は振り向かず、動揺した。
頭痛、目は充血、耳鳴りも。
娘を守らなくちゃと、その後はよく覚えてない」

バーバは、ミッキーが戦場でレンジャーだったことを強調し、女性や子供を守る為に射殺することもあったと、陪審に伝えた。

だが最後にカリシがミッキーを追い詰め、本音を暴いてしまう。
「同じ状況ならまたやるのでは?」
「そうとも何度だってやる!」

閉廷後、カリシとバーバは二人だけで話すが、取引きには至らなかった。

判決

翌日、裁判の続きが行われた。
バーバはミッキ―の不遇を訴える。
「誰もやらないから娘を守るしかなかった」

カリシは計画的で犯罪には変わらない、と主張。
「我が国では警察や検察、裁判所が正義を下します。
個人ではありません」

評決は有罪で、第2級故殺となった。

打ち上げ

その後、オリビア以外がバーで打ち上げをした。
バーバもカリシもいた。

フィンは一日も牢屋に入るべきじゃないと、判決に納得していなかった。
カリシは、あんたは味方だと思ってたと言う。
「前はな」
二人は笑い合った。

ニディアは施設で暮らしカウンセリングを受ける事になった。
エイジェイを殺した父親には腹を立てているらしい。

フィンのプロポーズは成功していた。

それぞれが用事で去り、バーにはカリシとロリンズだけが残った。
カリシは本音を吐く。
「正直、ミッキーが気の毒だ。腹も立つ。
良き師を敵に回し、元同僚も彼に味方するとは」

もう終わったし、勝ったんだからとロリンズは励ました。


バーを出たバーバは帰り道で、打ち上げに遅れていたオリビアとばったりと会っていた。
そして少し歩こうと、誘っていた。
オリビアはバーバに聞く。
「闘ったのは誰の為? 自分の為?」
バーバが去った時のことを気にしていた。

「彼を弁護したんじゃなく、自分を守ったんじゃ?」
「過去は変わらない」
「過去が恋しい。あなたのことも。それだけ」
「私もだ。去年は多くを失った」
「今年はいい年になる」
改めて新年のあいさつをして、二人は別れた。


バーバが突然戻ってきました。


最後のオリビアとバーバの会話にある背景は、バーバが辞任した↑エピの事だと思います。
読み返しましたが、この時の出来事が今になってまた補完? されるとは。

今回も難しい事件でした。殺しはダメだけど、でもミッキーを単純に殺人犯にするのも……。

ちなみに、ミッキーが登場した所で怪しいな、と気付きましたw
あーこれは虐待事件と思わせての別展開がくるぞ、と。
思った通りでしたが、そこにバーバが絡んで来るとは夢にも思いませんでしたw

でもバーバを呼び出した時点で、オリビアにはどうなるか分かってたんじゃないかな~と、フィンとオリビアの温度差には気づけなかった。

バーバが法に疑問を持つようになったのはオリビアの影響って言ってるくらいだし。(↑回)
オリビアに頼まれるっていうのはそういう事なんじゃないかと。
もしくはバーバに頼めばそうなるだろう、ってね。

その点フィンは分かりやすく、共感できました。真っすぐで熱い!
そしてフィービー(ジェニファー・エスポジート)との婚約おめでとう! てかつきあってたの知らなかったよw 私が忘れてただけ??
ジェニファー・エスポジートさん久々に見た。

ところでカリシとロリンズは結局何なの? ロリンズの家のソファでくっついていたけど。ロリンズといい感じの刑事さんはどうしたんだ!?
コロナでその辺も曖昧になっちゃったのかすら?




(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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