あらすじ
Cam Dispenses Some Farm Justice - Modern Family
2021年3月~ Netflix シーズン11 日本初配信
(アメリカ放送:2019年9月~2020年4月) 全18話
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クリスマスディナー
ディナー前
キャメロンが家族で集まるクリスマスディナーの用意をするが、皆集まった側から口々に、席順についてのオーダーを出していく。
リリーはルークと離れたい。
ディランはヘイリーと子供達を離したい。育児を忘れさせたいから。
アレックスはグロリアと離れたい。
実は、グロリアが同業者の面接を受けているのを見てしまい、口止めされているから。
クレアはジェイと離れたい。会社に勧誘されるから。
グロリアの気持ちを知らないフィルは、クリスマスプレゼントに2人で2020のサングラスをかけた新しい広告の小型ベンチをプレゼントした。グロリアの微妙な反応にフィルは気づいていなかった。
ルークとマニーの元カノを挟んだ不仲も続いていた。
そのせいでマニーは欠席だと、グロリアはルークを責めた。
キャメロンは用意していた席順を諦めて、好きなところへ座るよう指示した。
キャメロンの秘密
ヘイリーはゴシップが聞きたくてミッチェルにカマをかけた。
「キャメロンと何があったの?」
「実はそうなんだ! まずこのディナーに拘り過ぎてる。彼の実家に一緒に行くのが不満だった。なのに今年は来なくていいって」
それは怪しい、とヘイリーは荷物を調べようとミッチェルを誘った。
するとミズーリ行きのファーストクラスの航空券を見つけて騒ぎになる。
キャメロンは飛行機のチケットは実家に用意してもらったと説明したが、ミッチェルはあのケチな実家が? と納得できず引き続きヘイリーに相談した。
するとキャメロンの携帯を見ればいいとそそのかされる。
顔認証の解除は、ディランが寝てる間にやってるとヘイリーが買って出た。
「彼は遊園地しか検索しないけどね」
ヘイリーは大好きなおじさんと動画を撮りたい、とキャメロンの携帯で撮影し、自分にメールで送りたいからと自然にキャメロンの携帯を持ち出した。
マニー
欠席のはずのマニーは、喪服のような黒ずくめで遅れて参加していた。
「暗い服装で失礼。かもめのマーシャのように自分の人生を嘆いてる。でも心配しないで。今日は家族のためのものだ。深く大きな愛を分け合おう」
キャメロンもマニーに乗っかってこの場を立て直そうとした。
「この日を忘れられない日にするべきだ」
するとマニーはすぐに何もかもがつらい、と席に座って泣き出した。
グロリアはルークに帰れと責める。
「家族の悪い種を取り除かないと元の関係には戻れない。ヘイリーも悪い種かと思ってたけど妊娠のおかげで堕落せずに済んだ」
だがマニーは誰も帰らないでと止めた。
「髪にマヨネーズを塗るスケベ男がいても平気だ」
「髪につやが出るんだ。バラしたな!」
キャメロンは取っ組み合いを始めようとするルークとマニーを、2人の問題だと別の部屋に追い出した。
去り際に皆にジンジャーブレッドクッキーを勧めて。
「クッキーはご自由に。グルテンもジェンダーもフリーだよ」
皆クッキーにほっこりした。
ルークとマニー
殴れ、というルークをマニーは遠慮なく殴った。
でもマニーの気は晴れなかった。
「蹴ってみたら?」
そう声を掛けたのはリリーだった。
キャメロンが2人を閉じ込めた部屋の先客はリリーで、2人のファイトを楽しそうに見学した。
ルークは改めてマニーに謝った。
「悪かったよ。他の人を好きになれたら良かった。でもシェリーへの気持ちは本物。彼女を見ると笑顔になれる」
向かい合って話す2人をリリーは茶化した。
「わお。パパ達よりゲイっぽい」
そして、飽きたのか出て行った。
マニーもシェリーを想ってるし、幸せになって欲しいと思っている。マニーはルークの背中を押した。
「君の気持ちを彼女に伝えるべきだ」
そういうのは得意じゃないと言うルークにマニーは、自分でも驚きながら手を貸そうと言いだす。
「僕が言う通りにメール打って」
「優しくされるとつらい」
「じゃあ僕が打つよ」
マニーがシェリーへのメールを代筆した。
ジェイとクレア
クレアはジェイを避けていたが、ジェイはクレアを見つけると役員にしたくて会社に誘った。だがクレアははっきり断れずただ逃げていた。
フィルとアレックスとグロリア
フィルはルークの件で家同士が揉めた事で、グロリアとの仕事がこじれやしないか悩んでいた。
それを知ったアレックスはいよいよグロリアが転職を考えている事を黙って居られず話そうとするが、グロリアの監視が阻止していた。
着席
ルークとマニーが和解してテーブルに戻って来た。
キャメロンはやっと、という感じで喜んで全員をテーブルに座らせたが、グロリア不満を漏らす。
「あの子を簡単に許してコロンビアの男と言えるの? 何かやり返したんでしょ?」
未だ不誠実な男は許せないと言い続けるグロリアに、とうとうアレックスが切れてぶちまけた。
「よく言えたわね。グロリアは同業者の面接を受けてた!」
そこへ窓から逃げ出していたクレアが戻ってきて、これでやっと全員がテーブルについた。
さすがにジェイもクレアの気持ちに気づき、もういいよ、と言った。
「エズラビジョンの時みたいに失望させたくないんだろ」
「何ですって?」
また揉めそうになるのでキャメロンが無理やり話題をかき消すが、それも無駄で次から次へと揉め事は増えていく。
フィルがどの民族にも無神経な人はいる、とグロリアに嫌味を言えば、通りかかったリリーが反応した。
「私の事? 今日はおとなしくしてたのに」
携帯をハッキングしたミッチェルは、実家帰りが嘘だとキャメロンに突き付けた。
キャメロンの実家はガルベストンに行っていというメールを見つけていた。
「どうやって人の携帯を? は! 動画は嘘か!」
だがキャメロンは瞬時に冷静になった。
「今日は特別なクリスマスにしたいんだ」
ラストクリスマス
キャメロンはテーブルに座り、皆に手をつながせて祈らせた。
「神様。この食料に感謝を。家族の為に苦しみを乗り越え……」
クレアは祈りの間もジェイに文句を言い続け口論になるが、キャメロンは気にせず祈り続けた。
「神様、我らを愚か者と呼ばないでください」
だがフィルもグロリアに文句を言いだし、グロリアはアレックスを責めた。
「告げ口するなんて」
「皆いるから怖くない!」
さすがのキャメロンも堪忍袋の緒が切れた。
「君たちは口論なしで食事も楽しめないのか!」
ミッチェルはフォローする。
「いつものクリスマスだろ。何が問題だ?」
「僕らにとって今年が最後かも」
それには全員が驚いた。
「何?」
「死んじゃうのか?」
「死なないけど事情がある」
キャメロンはミズーリ大のコーチの最終選考に選ばれていた事を初めて発表した。
「体育部長に会いに行ってうまくいけば、来春から働く」
「何故言わない?」
キャメロンは、決まるまでミッチェルにストレスをかけたくなかったのだった。
そしてミッチェルは皆の前で宣言した。
「僕も行くよ。彼もここに住んでくれた。彼には夢のような機会だ、ダメとは言えない」
ヘイリーはいかないでと2人を止めた。
「うちの子達の成長には2人が必要よ」
キャメロンは謝った。
「クリスマスが台無しになるから黙ってたんだ。僕が台無しにした。ごめん。エリザベス・テイラーみたいに」
ミッチェルが突っ込む。
「何故男に例えない」
アレックスは、ニューヨークに転勤になるかもと打ち明けた。
ヘイリーは、会社にパリ異動を希望したと言い出す。
「夫婦でパリに住みたい」
マニーはロンドンの王立演劇学校に出願していた。
「それは楽しみだ」
ジェイが即答した。
皆それぞれ事情があり、来年のクリスマスは揃う事は難しそうだった。
ミッチェルは場を仕切り直した。
「でも今はみんな揃ってる。楽しもう」
するとそれぞれが自然と席を変わった。
グロリアはフィルの隣に座り、正式に他社の面接を受けた事を伝えた。
「私が面接を受けたのは関係を壊したくなかったからよ。クレアとジェイにはなりたくないの」
「僕らは上手くやってるだろ?」
「私は仲良くやりたいから言いたいことを我慢してる」
「例えば? 何でも言って」
「バスのベンチの看板がマヌケだとか」
「なるほど。激動の時代のこの国にユーモアを届けたかったんだ」
「ほらね」
ジェイはクレアの隣に座った。
「エズラビジョンはお前の失敗じゃない」
「私は責任を感じて少し身構えてたのかも」
ジェイは仕事に誘うのは、親子関係の修復のつもりでもあったと打ち明けた。
「もう関係は修復できたわ。私は1人で自分の力を発揮する」
そして気が付けばキャメロンが最初に決めた席順になっていた。
記念撮影
最後は皆でお揃いのパジャマを着て記念撮影した。
その時、シェリーから返信が来てルークは振られた。
「助言通りメールしたのに」
「ああそうか、彼女は急ぎ過ぎる男は嫌いだった。失恋も経験のうちだ」
それはマニーの仕込みだった。
「さすがコロンビアの男ね!」
グロリアは喜んだ。
そしてカメラのタイマーが作動した瞬間、ルークがマニーに殴り掛かっていた。
モダン・ファミリーとしてのラストクリスマスに合わせて? 皆が揃うのは最後かもというストーリーでした。
とはいえ、このままシーズンを重ねていったとしても、子供達が独立したり、ヘイリーのように新たな家族になったりと、やっぱり順当に年々全員揃って、というのは難しくなっていって結局はこういったエピソードは避けられないんですよね。
寂しいけど、いいキャラ揃ってるんだから世代交代して続けてくれればなぁ~。
と何度も同じような事を想ってしまいます。
そして今回は舞台変わらずの群像劇ということで、いつも以上にまとめるのが難しかった><
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