【最終回】LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン21 20話「それぞれの岐路/THINGS WE HAVE TO LOSE」【シーズン・ファイナル】

2021/05/08

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン21 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Heidi Gutman/NBC | 2020 NBCUniversal Media, LLC

2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)

【登場人物】


トビアス・ムーア、その後

複数のレイプで逮捕していたメディア王、サー・トビアスの刑事裁判がいよいよ始まった。

トビアスの弁護士バースは、あくまでも合意の上の無罪を主張していた。

そもそも去年開始する予定が何度も延期されていたが、トビアスは病気を理由に表に姿を現さず、被害者達への嫌がらせをし、再び延期に持ち込む気満々のようだった。

そんな中、証人のピラールとアメリアの疑似裁判をして証言の練習をするが、それぞれに厳しい状況に苦しさが増す。

ピラールは家族や友人にまで詮索され、オリビア達も知らない過去の男関係が暴かれていた。
被害者のはずが、悪い事をした被告人のように感じさせられてしまう。

15年前に子守りをしていたアメリアは、恋人ラモーナとのゲイ関係に目を付けられ、証人を降りようとしていた。
「ラモーナの職場にゲイがバレてしまうかも」

そして裁判の前日には正式に辞退をするが、その理由は証言するなら別れる、とラモーナに言われたからだった。

カリシはラモーナに会いに行き、直談判した。
ラモーナは今回の件でアメリアが精神的に参っているのを見て心配して止めたという。
「15年前の事で忘れかけてたのに、ほじくり返すなんて」
そしてアメリアが事件のことを誰にも言っていないというのが嘘だったと判明する。
「周囲は皆知ってるわ。母親も。警察に行くのを止めた事を今でも後悔してる」

更に、ピラールの4年前のプライベートな写真がゴシップ誌に取り上げられ、アバズレと嫌がらせを受ける。
取り乱すピラールにオリビアは「何とかする」としか言えなかった。

オリビアは裁判所でバースに疑問を投げかけた。
「何があったの? 判事の時は法制度を重んじ正義を貫いてた。被害者に寄り添ってたのに。すっかり変わったわ。レイプ犯のトビーに利用されるなんて」
バースは特に響いた様子もなかった。
「弁護される権利はある。あなたにも息子がいるでしょ。濡れ衣を着せられたらと想像してみて」
「いいえ、想像もできないわね」
「可能性はあるわよ」
「彼は無実じゃない!!」
オリビアは思わず声を荒げてしまう。
「それを決めるのは陪審員よ。あなたじゃない」
「いったい何がしたいの? トビーが与えてくれるものに価値はない」
バースからの回答はなかった。

裁判当日になってもトビアスの姿はなかった。
裁判長に聞かれるとバースは、心臓に異常をきたし病院に運ばれたと奥さんから連絡があったと答えた。

カリシは延期の為の偽装だと主張するが、延期は認められてしまう。

その夜、ロリンズがカリシのオフィスを訪ね、労った。
「今夜は子守りが要るから、”3杯”飲まない?」
だがカリシは断った。
忙しさと愚痴だけになりそうだからという理由で。

アイビー、その後

複数の未成年へのレイプで逮捕され、その後自殺をしていたゲッツの餌食になっていたアイビー・ブッチの母親が、金曜の夜のSVUに駆け込んで来た。
「娘が家出した」
アイビーは、ゲッツが自殺し、父親は刑務所に入ったせいで、それ以来荒れていた。

ロリンズは別件を任されるがオリビアにアイビーの家出が気になると伝え、アイビー捜しの許可をもらう。

SNSの情報からアイビーが参加するというパーティーを突き止め、ロリンズはアイビーを見つけた。
アイビーはドラッグをしていて手が付けられず、ロリンズは薬物所持で逮捕し、母親が夜勤だというので一晩拘留した。

娘のいるロリンズはついアイビーに感情移入をしてしまう。
担当を外れた方がいいのか、とオリビアに相談をしたがオリビアはそのままにした。
「娘さん達の予行練習だと思って愛のムチを使って」

ロリンズは迎えに来た母親とアイビーに、次は本当に逮捕すると厳しい態度を見せた。
「アイビーが態度を改めなければ起訴も仕方ない」
「これで懲りたわ、もうしない」
ロリンズはそうであって欲しいと言い、見逃して家に帰した。

ところがアイビーは再びコカインで逮捕される。

アイビーはまた助けてもらおうと、拘留している署にロリンズを呼び出した。
「私は何もしてない。ここから出して」
だがロリンズは冷たく断った。
「一晩ここで頭を冷やさせる」
「どうして? 置いてかないで」
すがったと思えば開き直りもする。
「私を立ち直らせたい? 無駄よ。私は変わらないわ」
そしてまたすぐにすがりつく。
「ごめんなさい。置いてかないで」
どちらにせよロリンズは振り向かなかった。

アイビーにムチを使ってみせたものの、ロリンズは一晩中気になって1時間起きに確認していた。

家庭裁判所でもロリンズはアイビーをフォローした。
「彼女は被害者で立ち直ろうとしてる。彼女を処罰することが正義だとは思えません」
そのおかげもあり、アイビーはリハビリで済み、今度こそ涙を流してロリンズに立ち直る事を約束した。

ラキラ、その後

キャットはダコタというトランスジェンダーのレイプ事件で病院に行くと、以前同じようにレイプ被害に遭っていたラキラと再会する。
ラキラは証言を約束しておきながら、当日キャットを金で裏切っていた。

ダコタはラキラの仲間で、ポール・デイビーズが犯人だと決めつけていた。
だがそれは一緒にいる所を見かけた仲間がいる、というだけで確証はなかった。

翌日、オリビアに相談するとデイビーズが現場にいたことを突き止めてから話をするように、と釘を刺される。

ところが捜査中にデイビーズの方からキャットに接触してきたせいで、キャットは手順を守れなくなってしまった。
「俺を嗅ぎまわってるって?」
キャットがデイビーズのアリバイを確認すると、埠頭でホッケーをしてビールを飲んだという。
「その後散歩しただけ」

ダコタの写真を見せても、あれから真っ当に生きてると関与を否定した。
目撃者については、どうせラキラだろうとラキラを嘘つき呼ばわりした。

それでもキャットはデイビーズへの疑いを捨てず、特殊な性癖をついた。
「それもラキラが? 前回のように恥をかくか?」
デイビーズは捨て台詞を吐いて去っていった。

その後、意識不明のままだったダコタが死んだ。
ラキラは自分を責めた。
証言台に立つのが怖くて逃げたから、デイビーズが野放しになってしまった、と。

監視カメラの映像からデイビーズの足取りを追うと、金曜の深夜にジムを利用していた事が分かった。
そしてスーツ姿で来たのに着替えたまま手ぶらで出て行き、スーツが消えている事が分かった。

清掃員への聴取で、捨てられていたスーツを保管していた事が分かる。
「捨ててあったが返せと言われる可能性があったから。シミがつくと彼らはすぐ捨てるんだ」
そのシャツには血がついていた。

更にダコタの検視で、デイビーズの皮膚細胞と精液が検出され、デイビーズの容疑が固まる。
令状を取って、子供とホッケー場にいるところを逮捕した。

その前にキャットはオリビアに報告していた。
言われた通りにできず、先にデイビーズとやり合ってしまった事を。
後で話しましょう、とオリビアもキャットへの愛のムチが必要だった。

デイビーズは無罪を主張した。

「DNAとあなたの証言があればきっと勝てる」
キャットはまたラキラに証言を依頼した。

ジョエル、その後

フィンはジョエルにDVをしていた夫レオンの仮釈放前日に、ジョエルの様子を見に行っていた。

すると、息子アンドレへのプレゼントの中にジョエル宛の「話そう」というメモが入っていたという。

フィンは心配し、保護観察官に見せると言ったがジョエルは断った。
「アンドレが板挟みになる」

翌日フィンはレオンに警告する為1人で待ち伏せた。
「違反したらまた逮捕する。戻りたくなきゃジョエルや息子とアンドレと接触するなよ」

当たり前だ、と言うレオンだったが、その後しれっと公園にやってきてアンドレに接触してきたという。
ジョエルには笑いかけて来ただけだというが、その時の目つきを思い出すと怯えていた。

ジョエルは保護観察官には知らせず、フィンに警告して欲しいと頼むがすでに警告済みだった。
「私に黙って? だからレオンが怒ったのね。私が連絡したと思って」
フィンは観察官に報告してムショに送り返すしかないと言ったが、ジョエルはそれには反対だった。
「息子にも会ってしまっているし、10年対処してきた。二度と私を傷つけない。だったらもうほっといてよ」

フィンはその後、こっそりとアンドレに会い携帯を渡していた。
「ママには内緒。友達にかけたり、ゲームはなし」
何か怖い事が起きたらすぐにフィンに連絡できるように、と。


そしてデイビーズを逮捕した直後、フィンの携帯にアンドレから取り乱して連絡が入った。
家に駆け付けると、レオンがナイフを向けジョエルを人質にとっていた。
「ここは俺の家だ。息子をたぶらかしたな!」

レオンは怖がっているアンドレを呼ぶと、ジョエルを解放しアンドレを人質にとった。
フィンは思わず手にしていた銃をレオンに向けて発砲した。

アンドレは倒れて動かないレオンにすがり、パパ死なないで、と泣き続けた。

フィンはアンドレの前で父親を撃ったことを後悔したが、仕方のない事だった。

ところが翌朝、フィンは不法死亡で起訴されてしまう。
「参ったね」


シーズン21の最終回、シーズン・ファイナルでしたが、これまでの登場した複数のエピソードのその後が描かれていました。

トビアス、ピラール、アメリア

ポール・デイビーズ、ラキラ/ジョエル家族

アイビー・ブッチ


それぞれの事件に、ロリンズ、フィン、キャット、カリシが分担するように絡んでいて、オムニバスのようでもありました。

そして4つの内、3つはまだ終わっていません。

トビアスは、病気(のフリ?)という事で上手く本人の新規のシーンはなく、過去の映像だけで成立させていたのが、印象的でした。

バースさんにも何か事情がありそうな……。

ラキラは今度こそ、ちゃんと証言するのかな?
私は絶対SVUで働けないわ。
キャットの立場だったら二度と信じられない。

ラキラにせよ、トビアス被害者の2人とか、今回は特に「証人」との関係って大尉編なんだな~とつくづく思いました。
どれだけ裁判の為、その人の為に積み上げてきても、突然1人の気が変わった、嫌になったと言われてしまえば、すべてがパァになる事も。

どんな仕事にも少なからず対人の要素はあるけど、裁判は人こそすべてみたいなものだから、ほんっとうに大変な仕事だな~と見ていて疲れました。

そしてそして!!
フィンが心配! 大丈夫かしら?
あの母親、DV慣れしてしまっているのが怖い。
子供と父親の関係を大事にしていたけど、そもそもDVする父親なんだから心を鬼にして切り離さないとって思った矢先に。
フィンの行動は子供を守る為だから、正当防衛だと思うけどあの母子は逆恨みしてるんだろうな~。
自分達が殺されてないから出来る事なのに。

ロリンズの昇進についてはノータッチでした。(コロナのせいかな?)

時期的にはコロナ野影響を受けたシーズンだと思うんですが(話数も普段より少ない)、全体的にはそんな悪状況を感じる事がほとんどなく、安定したSVUクオリティでした。

なんとびっくり、翌週からは間髪入れずにシーズン22へと続く!!(FOXジャパン)
こんなことってあるんですね~。
引き続きコロナに振り回される状況の中、新作が見れるのはありがたいです。

でもキャストや関係者の健康も心配なのがエンタメのジレンマなんですけどね。




(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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