LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン21 19話「悪魔のカクテル/SOLVING FOR THE UNKNOWNS」

2021/05/01

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン21 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Heidi Gutman/NBC | 2020 NBCUniversal Media, LLC

2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)

【登場人物】


マッチングアプリデートレイプ事件

パトカーにカップケーキのトラックが突っ込むという自動車事故が起きた。
そのトラックから降りてきたのは、酩酊状態の運転手ジル・ベイリーだった。

ジルは逮捕され1晩拘留されるが、何故自分が逮捕されたのかも分からず、記憶がなかった。

だが翌日の罪状認否で思い出す。
「レイプされたのに逮捕された!」

偶然裁判所に居合わせたカリシとフィンがジルをSVUに連れて行く。

ジル聴取

昨晩、ジルはトゥルーハートというマッチングアプリで出会ったルークとデートをしていた。
ルーク自体は平凡な印象だったが、ほとんど記憶がなかったので薬を盛られてレイプされたのだと言う。

ルークと連絡を取ろうとアプリを確認すると、ルークとは連絡が取れない状態になっていた。
朝見た時には「無事帰れた?」とメッセージがあり、「何したの?」と返信していたのに。
そしてアプリ会社に問い合わせをしても役には立たなかった。

バー

昨夜2人が利用したバーへ行きバーテンダーに聞き込みをしたが、特に情報はなかった。
店内の防犯カメラ映像を要求するとそのバーテンダーはフリーランスで責任者を呼ぶのは時間がかかると言ったが、それは手ぶらで帰る理由にはならなかった。

防犯カメラ

バー店内の防犯カメラの映像を見た限り、ルークが薬を盛った様子はなく、店を出た後しばらくはジルも正気で歩いていた。

途中1時間、カメラから見失っていたが2人がジルの車に到着する様子も街の防犯カメラで確認できた。
別れ際にルークがキスをしたがジルは特に反応していなかった。
そしてこの10分後にパトカーに追突している。

空白の1時間に何があったのか?
経路は判明したので目撃者を捜す。

ルーク

ルークの写真を使って聞き込みをするとよく行くコンビニが判明し、宅配も利用していた事から自宅を突き止めた。

フィンとキャットが自宅を訪ねルークにジルの話を聞くと、自宅で同意の上で関係を持ったと言った。
警察だと分かると若干慌てているようで、自分はいい人だと疑いを晴らそうとした。
「メッセージへの返信内容は変だと思った。意味が分からない」

薬物検査

ジルにルークの証言を確認すると、ジルは何も覚えていなかった。
ルークの家に行った事、車まで送ってもらった事等。

だが薬物検査の結果は陰性だった。
すでに体内から抜けてしまったか、検査に引っ掛からないものを使われたのかもしれないし、自宅で調合しているケースもある。
すべてに検査が追いつくのは現状難しかった。

証拠がないと不安がるジルに、オリビアは信じるから任せて、と心強かった。

類似事件

恐らく余罪があるだろうと調べると、4ヶ月前にも似た未解決事件が発生していた。
容疑者はルークで、被害者はレベッカ・ラーソン。
ジルとほぼ同じ状況で記憶があいまいな上、薬物検査が陰性でブルックリンSVUで捜査が打ち切りになっていた。

オリビアはレベッカを訪ね、ルークの面通しを依頼した。

すると記憶の中からルークを見つけ出し、そしてやっぱり自分はレイプ被害に遭っていたんだと泣いた。
「勘違いではなかった……」

ルーク取り調べ

ルークにレベッカの写真を見せると知っている事は認めた。
だがジル同様にレイプは否定する。
「言いがかりだ。男が厳しい非難にさらされる時代だ。連絡を絶つのは犯罪じゃない」

部屋を捜索するというと何もないと断言し、酒だろうと言い出した。
「強い酒を飲ませた。リラックスしてもらう為に」

新事実

ロリンズとキャットでレベッカとルークがデートしたバーへ行った。

事件当時のシフトを確認してもらうと、その日バーテンダーをしていたのはアプリで派遣したというフリーランスのアッシュ・ゴードンだった。
その顔はキャットが知っていた。
ジルがルークとデートした店にいたフリーランスのバーテンダーだった。

バーテンダー

ロリンズとキャットが店にいたアッシュを訪ねると、ルークとの繋がりを否定した。
残っていたルークとの通話履歴については自分にはファンがいるから、連絡先を配ることもある、と説明した。
そして捜査には非協力的な態度で、2人を追い返した


アッシュは大学で化学を専攻し、無断でドラッグを調合し退学になっていた。
関与は間違いないが、召喚するにも動機不明で証拠もなく令状を取るのは難しかった。

罪状認否

ルークの罪状認否にジルが姿を見せた。
カリシが心配して声を掛けると、ルークを見て少しでも何か思い出そうと事件に立ち向かっていた。

カリシはジルにルークに共犯者がいた可能性があると伝えた。
するとジルはすぐにバーテンダー? と気付いた。
「そういえば、知り合いみたいだった。名前も知ってたわ」
カリシはそれで令状が取れる! とすぐに行動した。

アッシュ家宅捜査

アッシュの部屋の家宅捜査が行われると、処方箋のある鎮痛剤の他、怪しい薬物は見つけられなかったが、PCから収穫があった。ルークというフォルダに複数の暗号化された動画が入っていた。
アッシュは絶対に開けないと自信満々で連行された。

ファイルの日付はレイプと同じ日で、他のフォルダも含めると全部で26のファイルがあった。
まだ被害者がいる。

アプリ会社に頼んでも、まだ法が追い追いていない無法地帯となっており開く事はできず、簡単には開けそうになかった。

被害者達

オリビアはルークの件で記者会見をし、他の被害者に名乗り出てもらう事を狙った。
すると直後からSVUの電話が鳴った。

2人の被害者はそれぞれ泣き寝入りしていた。
「アプリ側にも連絡したけど無視された」
「通報できるなんて思わなかった」

3人目は母親が関係があるかもしれない、と連絡してきた。
というのも、被害者である娘のパイパーは脳卒中を起こし、車椅子で半身不随になっていたのだった。

数ヶ月前、パイパーは帰宅後に体の異変に気づいてレイプかもしれない、と病院に行き10分後に脳卒中を起こしていた。
薬物が原因かも、と医者には言われたが記憶がないので、通報できなかったという。
「それから死んだも同然」
パイパーはすっかり生きる気力を失っていた。

再逮捕

追加の3名の件でルークを再逮捕した。
脳卒中のパイパーについては、万が一亡くなれば重罪謀殺で終身刑になると伝えると、何も知らなかったルークは動揺した。
「薬については何も知らない!」
そこへアッシュの写真を見せて、関係を追及するとルークは自分の身を守る為に白状した。

「デートに行く前にアッシュに連絡を入れる。
アッシュの説明では、薬の効果は目覚めてるけど言いなりになる。
動機? アッシュはイカれた科学者だよ。デートを録画して臨床試験だと。
コピーは持ってない。女性のプライバシー侵害だ」

パイパーについては、確かにその前のレベッカの時に効果が短かったので薬を変えていたという。
「でも本当に薬については何も知らない」
「なら、あなたが聞き出して」

アッシュとルーク

ルークに呼び出されたアッシュは開口一番、ルークに怒りをぶつけた。
「お前のせいで台無しだ。もう話せない」
「でもパイパーの件で殺人罪に問われるかも。彼女に悪い反応が出たんだ。
脳卒中で死ぬかもって。君の名前は出さないから何を入れたか教えろ。鎮痛剤?」
「そんなものと一緒にするな。俺の薬は芸術だ!」
監視していたオリビア達はその言葉を自白だと認め、その場で逮捕した。

アッシュ

アッシュと弁護士は、発言を自白ではなく自慢なだけで証拠はないと言い張った。
でも5人の女性がアッシュを覚えているというと、諦めたのか白状し始めた。

「俺は公平にしただけ。
毎晩、一生懸命口説いても女性に拒絶される男を見る。
だからルークに声をかけた。手助けしてやるよって。しかも無償で」
と、同時に取引きを持ち掛けてくる。
「俺は誰もレイプしてないが、犯人を知ってる」

解決

アッシュの情報により、他の4人の容疑者を逮捕した。全員ルークのような草食系だった。

まだこれから未知の被害者を捜す必要があったが、とりあえず待っている人達に結果を伝えると、皆涙を流して喜んだ。

ルークは10年の刑期。
アッシュは取引きで2年。

パイパー達にとってはアッシュが短い事に納得できなかった。
「薬については結局、規制薬物かどうかの証明ができていない」
ロリンズが説明するが母親は納得しない。
「娘を見れば分かるはずよ」
「今はまだ残念ながら薬物の進歩に法の整備が追いついていないの」
オリビアが正直に伝えると、パイパーは新たな目標を見つけ口にする。
「私にできるか分からないけど、もっと強くなって判決の時に陳述したい。
犯人達は私達を単なる実験対象だと思ってた。私も1人の人間だって知って欲しい」
「そうしましょう。私達がずっとあなたの側にいる」


冒頭、ロリンズの昇進が決まったと、オリビアが伝えるシーンがありました。
がそれだけでしたw

今回は日本語のサブタイトルを見れば最初からネタバレしていますね……。今回のストーリー的にはこのネタバレはつまらないかな。
クエスチョンで進ませたいような展開だったから。

っていう私は見てる時にはサブタイトル頭にないから、しばらくは素直に頭にクエスチョン出してみてましたw

今回もメッセージを感じました。
犯罪が進化するスピードになかなか対応が追い付いていないという現実。
薬物の検査、そしてIT(主にSNS)系。

ざっくり言うと、アプリを利用して何か起きても、アプリ運営側には責任はない、みたいな。
極論だと使わなきゃいいって事になるんだけど、そうも言ってられない世の中だしね。

それでもこのドラマの中にはオリビアのように被害者ファーストで頑張ってくれる人がいる、というのが本当に救いで、心強い。

特に今回はパイパーがオリビア達との出会いによって生きる活力を取り戻していたのが何よりハッピーエンドだと思いました。



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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