あらすじ
2021年5月13日(木)~AXNでシーズン8 日本初放送(全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)
シルビー初日
51分署にシルビーが戻って来た。
ところが想像していたよりも歓迎がなく、皆忙しそう……というか、無関心だった。
署はちょうどSMART(スマート)という統合システムの導入をしていて、バタついてもいた。
古いタイプのハーマンは、頭ごなしにスタッフに文句を言っていてシルビーの呼びかけにも気づかない。
少し寂しい気分で人気のないキッチンに入っていくと、それはサプライズであちこちから仲間が出て来て歓迎した。
そんな中、早速救急隊に出動要請が入る。
行き先は郡少年院だったが、シルビーとエミリーが到着するなりホートン教官に大したことない、と追い返される。
だが、遠くから見る限り大したことなくはなさそうだったので、無理やり押し入った。
するとアイザックは血まみれで大怪我をしていた。
脳震盪、腕の骨折等々。
応急処置をし、救急車で搬送しようとするとアイザックは何かを訴えようとした。少年院にいるようには見えないタイプに思えた。
だが、つきそいの教官が来ると黙ってしまった。
シルビーとエイミーは、教官による虐待なのではないかと疑い大隊長に相談した。
少年院からはすでに報告書が届いており、保身を感じ、確かに怪しかった。
「教官を告発するなら抜かりなくやれ。でないと少年が攻撃の的になる」
大隊長の警告を受けながらもシルビーは、放っておけずエイミーを誘ってアイザックの母親に会いに行く。
少しでも動きがあれば、と思ったのだが母親はアイザックの虐待を知っても他にも子供がいるから手一杯だ、と鼻先でドアを閉めた。
アイザックとシルビー
その後、アイザックの退院が急かされていると知り、2人は弁護士に会いに行った。
だが弁護士は大勢受け持っていてアイザックを特別に覚えてもいなかった。
虐待については、証拠も証人もいなければどうしようもないと冷たくあしらわれる。
「神の存在を証明する方が、教官の暴力を証明するより簡単だ」
どうしようかとイラ立っていると、アイザックと言う名を聞いてソーシャルワーカーのライアンが話しかけて来た。
アイザックの勉強を見た事があり、ギャングではない事も知っていた。
そしてホートンの虐待の噂も聞いた事があった。
彼は大人しい少年を狙ってケガさせたりしている。まさにアイザックのような。
だが証拠がなく何も出来ないでいるという。
ライアンもいろいろ調べてみると、約束して別れた。
シルビーはアイザックから何か聞き出そうと、お見舞いに行くが怯えるアイザックは決定的な事は言わなかった。
ただ、「荒れ地」というキーワードが気になった。
「”荒れ地”に入れられたら助けようがない」
その後アイザックはまだ傷が癒えないのに、少年院に戻されていた。
そしてライアンが51分署を訪ねて来たので、シルビーは”荒れ地”の事を伝えた。
するとそれは別棟の事だという。
ライアンが調べると、アイザックは暴行を受ける前の日に別棟に移動になっていた。
荒れ地、と言われる棟は恐らくギャングを隔離している棟なのだろう。
ずっと西にいたアイザックが南に移される。それはアイザックを攻撃のターゲットにさせる為に、ホートンが仕組んだに違いない。
その報告書の事実を元に、シルビー、エミリー、ライアンの3人は院長のジョージ・ピネーダに会いに行った。
内密のはずが、案内されるとそこにはホートン本人もいた。
話を進めると、院長もホートンのした事を闇に葬ろうとしている事が分かる。
挙句、アイザック本人も呼び出し、本人からの訴えがない、とトボけだした。
だがシルビーの強い訴えを聞いたせいか、アイザックも勇気を出して何かを言おうとし始める。
警備に連れて行かれようとする際に、仲間に向かって大声で叫んだ。
「ホートンが何をしてるか話せ! 別棟で襲わせると」
すると1人が「金を取られた」と訴える。
それに続き、
「みんなに俺を襲わせた」
「荒れ地の真相を!」
と次々に声が挙がった。
その後、51分署に特捜班のバージェスがやってきた。
ホートンは休職になり、徹底捜査は保留となっている。
だが、保安官事務所と共に少年院の捜査が決まった。
「入所者と親が証言を始めた。2人のおかげよ」
アイザックは、別の施設に移され、再出発も出来そうだという。
大隊長は改めてシルビーに「おかえり」と言った。
キッド
キッドは、大隊長の大抜擢で、国際消防隊員協会(IAFF)リーダー研修に地区代表として参加する事になった。
市でトップクラスの消防士が参加する行事に、プレッシャーが隠せない。
特に、セブライドには自信がないことを愚痴ったがセブライドは暖かく応援した。
ケイシーのデート
ケイシーはSMRATの設置に来ていたスタッフのジェサとモリーズでデートをした。
会ってすぐに同僚はオタクばかりで肉体系にそそられる、と誘われケイシーはお持ち帰りをする。
ところが服を脱いだケイシーの傷を見て人質事件の時のだと言い出す程、事前にネットでケイシーの事を調べていた事が分かる。
だがすでに止められず、気乗りはしなかったがケイシーは関係を持ってしまう。
翌朝、ケイシーはセブライドに愚痴った。
「赤信号が出たけど突き進んだ。抜け出したいが方法が分からない」
「そういう時は何もするな。問題が勝手に解決する」
ところが出勤した署ではSMARTの誤作動で6時間以上アラームが鳴りっぱなしになっていた。
もう関係を持ちたくないのに、大隊長に早くスタッフの女性に連絡しろ! と言われ、ケイシーは渋々メールを入れていた。
それでもなかなか現れず、大隊長は我慢の限界を迎え大声を出してSMARTのモニターを署の前に投げ飛ばしていた。
おかげでアラームは消え、隊員達から拍手が起こった。
だがそこにジェサが到着してしまう。
落ちて壊れているSMARTを見て呆れると、ケイシーに言った。
「もう電話しないで」
セブライドはドヤ顔で言った。
「ほらな。解決したろ」
2人はおどけてこぶしを合わせた。
ギャロの過去
ギャロは、オーチスの物だと知らずにロッカーを使ってしまい、初対面のクルースの機嫌を損ねてしまう。
51分署としての初現場では、ケイシーの補佐として大活躍した。
移動遊園地の観覧車のゴンドラに取り残された少女を見事はしごで救助した。
現場から戻ると、クルースも含めギャロの活躍を素直に称え、ギャロが話題の中心になった。
そこで消防士になったきっかけを求められるとギャロは、自分が火災の被害者だったことを打ち明ける。
「12歳の時。クローゼットに隠れた俺を大きな男が助けてくれた。インクレディブル・ハルクだと思った。それ以来、放課後は131分署で過ごしたんです。ジュニア消防士だった」
とはいえ誰もがなれる職ではない、とハーマンもギャロの努力を認めた。
そんな歓迎ムードの中、遠くで見ていた大隊長の顔色は険しかった。
大隊長はすぐに、オフィスにいたケイシーに伝えた。
「今日の判断は正しかった。だが彼の英雄的な振る舞いを助長するな。彼はこの仕事を甘く見てる。コミックの世界とは違うんだぞ」
夜になるとモリーズでもギャロは歓迎されていた。
そんな様子を大隊長は、ウェスト・ローンのチーフと見ていた。チーフはギャロが51分署に溶け込んでいるのを見て安心していた。
「会えてよかった。必要以上に庇いたくはないが彼は特別な子なんだ」
そしてぽそっと言った「ハッピーエンドになった」という言葉が気になった。
「というと?」
「聞くか?」
念を押して話したのはギャロの過去だった。
あの時のハルクがチーフだった。
だがギャロが皆には話していない事実があった。
「家族は死んだよ。母、父、妹……。それ以来彼はいつもうちの署にいた。家族が欲しくてな。ついに見つけた」
今回のギャロのエピソードは久々に、良いファイアでした。
なんか初期ファイアはこうしてじーんとなるような感動が多かった気がするけど、思い出補正なのかな。
ギャロ本人に対しても、印象が変わって応援したくなった。
ケイシーとセブライドの男同士のやりとりは、女子としてはなかなか見る事のない、部室のロッカートークを見たようで面白かったです。
今回のジェサがちょっとクリーピーだったから特に。
結局クルースはシルビーと同居するみたい。ルームメイトは探し続けると思うけど。
シルビーは最後ライアンとモリーズで飲んでいて、それをちょっと気にするケイシーってカットもありました。
(視聴者に)思わせぶりしつつも、ケイシーはお持ち帰りもしてるという。
まあ、消防士ってモテるよね~。
ゲストのバージェスが存在感あって素敵でした。
てか、かなり貫禄出て来たな~と思った。頼もしい!
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