あらすじ
ノーベル賞
シェルドンとエイミーは、念願のノーベル賞を受賞した。
翌日からアパートの入り口で報道陣に囲まれ、シェルドンはすぐに逃げ出した。
2人の受賞に大浮かれした学長は、レナード、ハワード、ラージの3人に口裏合わせを頼んだ。
「君たちも取材されるだろうから、その時には、表現を統一しよう。
シェルドンの事はユニーク。変人はダメ」
取材
早速、シェルドン個人に取材の予約をしたという記者がオフィスの前にいるのをハワードが見つけて声を掛けた。
シェルドンは取材がイヤで居留守を使っていたのだった。
それに気づいたハワードは、僕が一番の親友ですと言ってシェルドンの代わりに取材を受けた。
後日その記事を見たバーナデットは記事の内容がハワード寄りな事に気づいてハワードに指摘した。
「あなたが一番の親友になってる。一番はレナードよ」
「レナード? レナードは単なるシェルドンの子分だろ。シェルドンが困ったときはいつも僕が助けてる」
ハワードは責められても気にするどころか、エイミーの親友の立場もあるよ、とバーナデットを誘惑した。
変化
ラージは大学のトイレで、エイミーが泣いているのを見つけて声を掛けた。
エイミーは自分が受けた取材の写真が酷くて泣いていたのだった。
「見せて……確かにジャガイモみたい」
自分が見た目を気にする事になるとは思わなかった、と戸惑いながら気にするエイミーにラージはイメチェンを勧めた。
髪、眼鏡、服、まるごと変えちゃえ、と言われるとお金を気にした。
「ノーベル賞の賞金は何に使う予定?」
「まだよく考えてない。シェルドンはチノパンを買い替える予定」
それなら自分に投資したら? とラージがプロデュースを買って出てそのままビバリーヒルズに向かった。
その夜、シェルドンは、レナードの部屋で愚痴っていた。
「ノーベル賞は欲しかったが、すべてが変わるとは思ってなかった」
急激な周囲の変化にストレスを感じていた。
そこへラージがやってきて変身したエイミーのお披露目をした。
髪にはゆるくパーマをかけ、眼鏡はおしゃれなフレームに変え、シンプルでモダンな黒いワンピースにジャケットにヒールとまるで見違えた。
「シェルドン、これどう思う?」
「……前の方が良かった」
シェルドンはエイミーの変化も受け入れられるわけがなく、部屋を飛び出して行った。
レナードはシェルドンを追いかけ、廊下でエイミーに失礼だ、とたしなめた。
「エイミーはずっと同じで安心できたのに。彼女が最後の砦だったんだ。もう耐えられない!」
そこへ修理が終わったばかりのエレベーターで仕事帰りのペニーが現れた。
「ついにエレベーターが直ったわ」
「こんなのは悪夢だ!!」
シェルドンとペニー
シェルドンが階段で下りていくと、エレベータ―を使ったペニーが先に下で待っていた。
「君はニンジャか!? 今僕は1人になりたいんだ。ついてこないでくれ」
「そ。車は?」
「ああ、乗せてくれ」
2人はチーズケーキファクトリーのバーへ行き、シェルドンはペニーに愚痴をぶちまけた。
「変化が嫌だと言うけど、あなた自身、私と会った時とは別人みたいよ」
そうは言われてもシェルドンは認めない。
「いいえ、別人。友達だって増えたし、結婚したし、別の部屋に引っ越したし一度野球帽も被ったしね」
落ち着いて来たのかシェルドンはペニーの変化も認めた。
結婚をし、営業の仕事も上手く行って、服装もすっかりワーキングスタイルに変わった。
「いつになっても変わらないのは、物事が変わり続けてるってことだけね」
シェルドンはペニーが呟いた言葉に興味を持った。
――と、その時。
バーのモニターに、ハワードとバーナデットが映し出されたのを見て驚く。
2人はシェルドンとエイミーの親友として、ニュースで嬉しそうに浅いエピソードを語っていた。
シェルドンとペニーは飲まなきゃやってられなくなった。
原点回帰
アパートに着くと、いつものように階段を使おうとするシェルドンにペニーはエレベーターに誘った。
一瞬戸惑ったが、シェルドンは昔を思い出した。
「最初に引っ越して来た時はエレベーターは動いていた。
その後動かなくなったことが変化だった。エレベーターを使う事は原点回帰なんだ、でも……」
さっさと乗れ、とペニーに押し込まれた。
ラスト1回となり、「前回までの……」はスタート当初からの大まとめになっていました。
ペニーとの出会い、ラージが女子と口利けなかった事、ハワードとバーナデットの結婚等々。
ずっと忘れられない事もあれば、すっかり忘れてしまった事もあり、駆け足ですがそれだけでも番組の魅力があふれていました。
いつかまた1話から見たいな。忘れた頃に見たら新鮮に楽しめそう。
ってまだ残り1話あるんだけどね!
シェルドンとエイミーはノーベル賞受賞を叶えましたが、それ自体はあっさりとしたものでした。
それもビッグバンらしいかな。
やっぱりメインはシェルドン、エイミーの内面で、仲間との関係性。
ハワードとバーナデットは、偽親友に成りすましていたけど、それが綺麗にシェルドンとペニーの信頼関係と対比できて、じんっときました。
レナードとシェルドンは親友に違いないけど、同じくらいペニーの存在ってシェルドンにとって大きいよね。むしろ解決系はほとんどペニーって感じ。
ほんと2人の家族のような関係大好き。
それが最後に? 見れて大満足でした。
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