あらすじ
ある日、皆でアベンジャーズを見に行く事になり、レナードの部屋に集まって予定を立てていた。
見る前に食事したい、見るなら3Dがいい、等々どの意見もレナードの意見とは合わなかったが、レナードは自分が我慢する方がまとめるよりも簡単だ、と人の意見に合わせて予定を立てた。
そんなレナードを見てシェルドンは「満足化を求めている」と言い出す。
レナードがそんな言葉はない、と言うとシェルドンは説明した。
ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモンの理論で、もっとも満足がいくものを選ぶやり方だった。
「選択肢から自分が欲しいものを選ぶのではなく、皆が満足できるものを選ぶ」
その後、レナードはペニーに何がしたい? と聞かれていたがどう返事するか迷って部屋に戻れないでいた。
これまでずっと自分の事はさておき、人が喜ぶ選択をし続けて来た。
その為、アベンジャーズを3Dで見て、酔ってラストを見逃したとしても。
その思考の癖は根深く、自分でも疲れる性格だと気づいていた。
「もし自分がしたいことを言ったとしても、ペニーも同じ事をしたがったらペニーの為にそれを選んでるだけだと思われちゃう。だからペニーが恐らく絶対したくないと思うことをあえて選ばなきゃならない」
それってどう思う? レナードはアパートの階段に座り込んで悩み、通りかかったスーパー帰りのエイミーに相談していた。
「バッグの中のアイスが溶けちゃう」
エイミーは、ペニーにアタックした時の気持ちはそうじゃなかったはず、とヒントを与えた。
「ペニーと付き合いたいと思った時、他の人の気持ちなんか考えなかったでしょ?
ペニーの気持ちもね」
「あー確かに。そうだね、ただペニーと付き合いたくてがむしゃらにアプローチした」
その日からレナードは行動を変えた。
チャイニーズの日に勝手に焼肉を買い、シェルドンを慌てさせた。
「皆を満足させるのはやめろって言われたからね」
「僕は言ってないぞ。君は満足化を求めてるって言ったけど、そこが君のいいとこだ。僕のランチにメモを入れてくれるとこも」
「入れてるのはワタシ!!」
エイミーが叫んだ。
「それは残念だな、愛してるっていうのはレナードの気持ちかと思ってた」
レナードはその勢いで、これまで気を使っていた職場でも自分の意見を言う決心をつけた。
「プラズマ物理を研究するチームのリーダーになりたい」
学長に直訴し、ダメなら他の大学で働くと言って脅すつもりだった。
プレゼン用の資料をまとめ、ペニーに見せたが、ダメだと言われたら大学を辞めるという所までは話していなかった。
もし大学が変わる事になれば引っ越しの可能性も出る。
ペニーは何の相談も受けていないと怒り出した。
「だって、君の気持ちは無視していいって言ってたから……」
「それはどうでもいい事に関してでしょ!!」
レナードは改めてペニーに伝えた。
「僕は今の地位に全然満足できてないんだ。リーダーになれたら満足だ。僕に満足して欲しいだろ?」
「ええ……、満足はして欲しい」
危険な賭けに見えるが、完璧なプレゼンを用意したからと自信満々だった。
……が、いざプレゼンすると学長はあっさりとNGを出した。
レナードがだったら大学を辞めるといっても。
レナードは学長室を出て大声で泣いていたところを、学長に呼び戻されていた。
学長も辞めさせる気はなかったと分かり、リーダーにはなれなかったが、量子もつれ光子研究チームの共同リーダーになれた。
大喜びで家に帰りペニーに報告した。
「おおよそ望み通りになった! ペニーがおおよそ僕を信じてくれたからね」
宇宙人
ラージは職場のプラネタリウムの質問コーナーで、論文に宇宙文明かもしれない、と書いたことからで宇宙人がいるかと聞かれて困った。
「未知の領域がありいろんな可能性が考えられる」と濁すが、翌日ラージが宇宙人に関する証拠を発見したと怪しげなブログに紹介されてしまう。
お陰で大学で、バカにされるようになった。
プラネタリウムで、ラージは改めて誤解を解こうと話しをした。
「宇宙人を見つけてはいません。ただ、居る可能性を否定できないと言っただけです」
この世には解明されていない事がまだ沢山ある、と話し一例として「ネッシーもいるかも」とも言った。
すると今度はそれがブログニュースに取り上げられた。
「カリフォルニア工科大学の科学者、ネッシーは実在すると語った」
レナードのややこしい性格、改めて強調されるとシェルドンといい勝負の変人だな~と思いました。
レナードのエピソードには実はもっとシェルドンとの絡みがあるのですが、改めて考えるとそれ程重要ではないので割と省いてしまいました。
ざっくり言うと、シェルドンはレナードが学長にプレゼンするのを反対するのですが、それはレナードの成功を邪魔したいだけなんじゃないか、と言われて悩む、って感じの。
最後は自然と仲直りしていました。
ラージのエピソードはほんと、小ネタって感じでしたw
もう20話なのに!w
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