あらすじ
2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2019年9月~)
・【登場人物】
新メンバー
SVUの新メンバー、タミン巡査の初出社は日曜日だった。
オリビア達は、タミンをオフィスに残しロリンズの息子、ビリーの洗礼洗礼式に出席していた。
13歳の家出
信心深い家庭に育った13歳のエヴァンジェリン・ミラーは、両親には友達の家に泊りに行くと嘘をついて、オハイオから夜行バスに乗ってニューヨークに家出していた。
エヴァンジェリンが消えた事に気づいた両親は、すぐにニューヨークにいる19歳のアイザックが呼び出したのだろう、と警察に駆け込みSVUが捜査する事に。
アイザックには別の少女に対する法廷レイプで逮捕状が出ていた。
1ヶ月前オハイオで15歳の子と淫行をし、それをきっかけにニューヨークへ引っ越していた。
エヴァンジェリンはアイザックの妹と友人で、アイザック自身とは親密な関係ではないと両親は言った。
「娘は信心深い子よ」
教会のマーク牧師はエヴァンジェリンを、問題を抱えた子だと話した。
幼少期には、母親タミーの元夫である実父に虐待されていたらしい。
その実父は5年前に死去し、9歳の時、ジェームズが継父になっていた。
手掛かり
エヴァンジェリンのSNSは聖歌のマッシュアップと子猫の映像ばかりだったが、アイザックの投稿をシェアしているのを発見。
NYへようこそ、と入れたてのタトゥーを自慢している記事だった。
タミンがそこに一緒に写っていた女性のタトゥー師を追い、アイザックの居場所を突き止めた。
アイザック
フィンとタミンがアイザックのアパートへ向かった。
タミンが半ば脅してアイザックの口を割らせた。
「泊まるところがないというから泊めた。妹の友達なんだ」
だが金をせびられた為、犬を貸して追い出したという。
「ピザ屋の前にいれば金がもらえる」
アイザックの言う通り、ピザ屋の前にエヴァンジェリンと思われる少女が座り込んでいた。
タミンが名前を呼ぶと警戒し、エヴァンジェリンは立ち上がったがそのまま倒れてしまった。
マーシー病院
エヴァンジェリンは脱水症状で倒れていたが、他に重要な事態が発覚した。
2年前から性行為を続けている上、妊娠12週目だった。
まだ13歳なのに。
オリビアとロリンズがエヴァンジェリンから話を聞くと、親に妊娠を知られたくないと怯えていた。
「神様の教えに背いた事、ニューヨークへ来た理由も内緒にして」
2人がNYへ来た理由を尋ねるとそれは「中絶」だった。
「子育てよりも勉強がしたい」
相手を確認するとアイザックではない、とだけ言った。
アイザックにはただ助けて欲しかっただけ。
「断れなかった。何度も迫られた。”君を愛してる”って。
2人の秘密だからママに話したら、悪いことが起きるって。
ママに話しても信じてもらえない」
オハイオ州は中絶が規制されている。
その上、両親は原理主義者で中絶を許すとは思えなかった。
オリビアの判断
オリビアはエヴァンジェリンの一時保護を提案した。
いくら13歳だからといってこのまま両親の元に戻しては、エヴァンジェリン本人の意向が受け入れられない可能性が高いという事を案じて。
児童保護局と保護に詳しい弁護士トレバー・ランガンを手配した。
両親
両親もニューヨークに到着し、エヴァンジェリンの妊娠を伝えるが、2人には妊娠したことよりも中絶しようとした事の方が問題のようだった。
家庭裁判所
家庭裁判所での審理が行われた。
両親は、元弁護士だというマーク牧師を弁護人にした。
未だ加害者の名前は明かされていないままだったが、何より中絶が問題になっていた。
オハイオに連れ戻されれば中絶は出来ない。
なんとか連れ戻そうとする両親側と戻りたくないエヴァンジェリンで、話しは平行線のままだった。
すると耐え切れなくなったのかエヴァンジェリンが叫んだ。
「家に帰りたくない。だってあの人が妊娠させたから」
そう言って指を指すのは継父ジェームズだった。
エヴァンジェリンの証言
「最初は11歳の時。
母親には言おうとしたけど聞いてくれなかった。
ジェームズは怒った。
ママに知られたら家を出て行くって」
オリビアはエヴァンジェリンが嘘を言っているのではないと信じた。
そのつもりならば、最初から隠したりはしていないはず。
だがマーク牧師や当のジェームズはエヴァンジェリンを嘘つき呼ばわりした。
DNA鑑定に応じれば無実を証明できると言っても、それには従わずジェームズ1人だけ、オハイオに帰っていった。
「娘の発言は恥ずべきことだ。彼女の嘘を許し、更生を祈るよ」
母親
母親は、ジェームズをフォローした。
「善人で素晴らしい父親。娘が言ったことはあり得ない」
ティーンエイジャーだから反抗し、親を傷つけたいだけだとも言った。
オリビアが真実を明らかにするには、胎児を傷つけず、両親の血液があれば可能だと伝えるが真実以前に、中絶がネックになっていた。
「子供が生まれるまで検査は待ってもいい」
家庭裁判所の判決
家庭裁判所の出した判決は、エヴァンジェリンの決断を尊重するという結果だった。
直後、母親は「孫は殺させない!」と叫んでいた。
そこへ本法廷の停止を求める、とマーサー郡のグラハム検事が飛び込んできた。
「胎児の権利を守ります」
グラハムは、ニューヨークに対しての宣戦布告とも思えるような態度で令状を配り出した。
人身保護令状、エヴァンジェリンの不当拘束で刑事達への逮捕令状。
カリシが検事補だと飛び出して名乗ると、「君と君のボスにも」と逮捕状を渡した。
「子供の殺害に加担する者は、胎児への暴力と殺人への共謀罪でオハイオ州が即刻起訴する。
「子供の殺害に加担する者は、胎児への暴力と殺人への共謀罪でオハイオ州が即刻起訴する。
どんな判決を下すのか、もう一度よくお考えに」
裁判官にも令状を渡した。
オリビアは警視正にも逮捕状が出ている事を伝えた。
「光栄だ。
私は教会の助祭で命を尊重するが、少女にレイプ犯の子を産めと?
闘おうじゃないか」
高位裁判所
グラハム検事は、あくまでエヴァンジェリンが胎児の殺人を企てた刑事事件だと主張し、対するハーディード主任は未成年の生殖権を守る義務を主張した。
どちらも自分達の法に従え、と歩み寄りはない。
判決は、オハイオ州の拘留請求の却下で終わったが、グラハム検事は上訴を叫ぶ。
「最高裁で争う覚悟です」
だが上訴審も棄却され、中絶反対派もやりすぎだというムードになっていた。
エヴァンジェリン
しかしオリビアは、グラハム検事の狙いが令状が無効になるまで家裁が裁定しないというところにある、と見抜く。
このままでは妊娠初期を過ぎてしまう。
そんな中、エヴァンジェリンが階段から飛び降りる。
直前には、裁判の騒ぎのせいで友人に知られてしまい、メールで責められ苦しんでいた。
てっきり中絶が狙いだと思ったが、そうではなかった。
「中絶の為ではなく、自分自身を殺す為」
オリビアは母親タミーに選択させた。
「娘さんを信じてジェームズと別れるか、ジェームズを選び娘が18になるまで施設に入れるか」
母親
母親は、家庭裁判所で証言した。
「娘を守れなくてごめんなさい、夫がした事は神に従って許します。
でも娘も信じます。どうか許して欲しい」
エヴァンジェリンは中絶後、母親の元へ戻される事になった。
カウンセリングとジェームズの永久排除を条件に。
ジェームズは、検査の結果胎児の父親だと確定し、114件のレイプで起訴される事になった。
ロリンズは、オリビアには理由を告げず早退をして、エヴァンジェリンの婦人科に付き添った。
やった! SVUの新メンバーはタミン巡査、キャットでした!
綺麗で強そうで、被害者、女性の味方になってくれそうで活躍が期待できます!
若くて勢いもあるし、フィンとの相性も良さそうで今後が楽しみ!!
新警視正も今回出番はワンシーンだけでしたが、オハイオの宣戦布告にやってやろうじゃないか! って感じで闘う気満々だったのが好印象でした。
意外と喧嘩っぱやいのかしら?
オリビアは引き気味だったけど、新上司としては頼もしい感じがしました。
それにしても今回もメッセージ性が濃く、難しいテーマでした。
なかなか日本での生活では身近なテーマとは言えず、それこそドラマの中の出来事って感じになってしまうんだけど、実際はかなり難しい問題なんでしょうね。
あらすじからは省いていますが、カリシもカトリックでオハイオ検事に嫌味を言われるのですが、母親が胎児の時点で病気が発覚した子を中絶している、という過去を打ち明けていました。
もし産んだとしても余命はわずかで、だからこその選択だったのですが、とても苦しんだと。
あなたにもそんな事情を汲み取る気持ちはあるのではないか、とカリシは検事に委ねていました。
なにがなんでもルールと頑なな両親は、命は尊いと決して間違った事は言っていないのですけど、でもあまりにもな頑なさがかなりホラーでした。
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