ビッグバンセオリー　ギークなボクらの恋愛法則/The Big Bang Theory　シーズン11　19話「管理組合の理事長になる法則/The Tenant Disassociation」

皆がレナードの部屋に集まり、夕食を摂っている時――。

アパートの前に、移動サンドイッチ屋が停まっていた。

それをペニーが利用して、持ち帰り夕食にするとチャイニーズの日を守るシェルドン以外、サンドイッチを買いに出て行ってしまう。

だがシェルドンは、サンドイッチのトラックが気になり続けていた。

そんなシェルドンを黙らせる為、エイミーはトラックを移動してもらう。

ペニーとレナードは、誰かが管理組合に文句を言ってトラックが駐車できなくなった事に気づくと、すぐにそれがシェルドンの仕業だろうとシェルドンを追求しに行った。

するとシェルドンは言い訳をせず、あっさりと文句をつけたことを認めた。

ペニーは自分も管理組合に文句をつける、とその場でメールを打った。

だが、送信した直後シェルドンのポケットで受信音が鳴った。

管理組合はシェルドンだった。

シェルドンはペニーのメールを見て言った。

「スペルミスが多すぎるよねぇ」

シェルドンは管理組合の理事長であり、唯一の組員でもあり、監視委員でもあったが、レナードとペニーは今まで気づいていなかったし、エイミーも聞いていなかった。

「肩書抜きで僕を愛して欲しかった」

誰も会議に来なかった結果だと言うと、レナードとペニーは辞職を求める、と緊急会議を要求した。

レナードとペニーは反対に手を挙げ、2対1だと主張するとシェルドンはまだ1人住民がいる、とエイミーを指した。

エイミーは、巻き込まれたくはなかったが婚約者と友人の板挟みに悩んだ。

するとシェルドンが囁く。

「次の会議はシャワー室でどう？」

「シェルドンに1票！！」

部屋に戻ったレナードとペニーが腹を立てていると、エイミーが慌てて謝りに来た。

「ここには他にも住民がいるわ。味方になる人を捜して来てよ。私は彼を裏切らずに辞めさせたい」

くれぐれも自分達で考えたことにして、と釘も刺した。

話しが終わるとエイミーは、スーパーに行った証拠を作る為、冷蔵庫から勝手に食べ物をとってエコバッグに入れて帰って行った。

あっけにとられたレナードはつぶやいた。

「シェルドンといると目立たないけどエイミーもおかしい」

その後、レナードとペニーは、アパートの住民を訪ねて回った。

レナードが理事長に立候補するから1票入れて欲しい、と。

だがどの住民からもそれぞれの事情で票はもらえそうになかった。

結局レナードとペニーは、借家契約書の名義はエイミーになっていてシェルドンは正式な住民じゃない、とシェルドンにつきつけた。

それもエイミーの入れ知恵だった。

だがシェルドンは余裕の表情で、カリフォルニア州法の但し書きで、30日間連続での住居使用は月単位の借家人とみなされるという、抜け道を2人に教えた。

その瞬間エイミーは叫んだ。

「レナードに1票！！」

エイミーとレナードはシェルドンを説得した。

結局、シェルドンを納得させたのはレナードのアントマンの引用だった。

素直に理事長の座をレナードに譲った。

「これからは反対派の立場だ。事あるごとに理事長を批判して苦しめられるよね」

「シェルドンにほんとぴったり」

エイミーも喜んだ。

「とんでもないミスをしたかも」

レナードはびびった。

ハワードとラージで庭のジャグジーに入っていると、落下しているカメラ付きドローンを発見する。

ハワードがすぐにドローンを修理して、操作して遊んでいるとそれを見つけたバーナデットは持ち主を見つけるよう注意した。

仕方なくSDデータを解析すると、カメラに一瞬映っていたのは持ち主らしき可愛い女性だった。
ラージは命を掛けても捜す、と一目惚れした。

何か手がかりがないかとバーナデットが見ると、襟についているピンバッジに気づいた。
コミックストアに売っているものだった。


2人はコミックストアに行き、スチュアートに映像を見せた。
するとシンシアだとすぐに身元が分かった。
最近来てないが、その理由は自分だと言う。
「いつもと違う顔で微笑みかけてみたんだ……」

ラージは住所を聞いて、ドローンの返却に行った。
喜んだシンシアはお礼に電話番号を教えてと言われると、断らなかった。

ラージはシンシアが好感触だったと上機嫌になっていた。

だがその頃シンシアは、パソコンで返却されたドローンのSDの中身を確認していた。

そこにはドローンを飛ばすハワードの隣で、シンシアの顔を知って浮かれるラージがしっかりと記録されていた。
「後であのかわいい子に返しに行かなきゃ。あの子ほんとに可愛い！　あの子と上手い事やって赤ちゃんを何人も作りたいよ！　初めてのデートでどんなパンツ履くかももう決めてある。ノーパン！」

シンシアはドン引きしてパソコンを閉じた。