あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
TV局爆破事件
プラットがTVの生放送でインタビューを受ける事になった。
特捜班は、楽しみに生放送をオフィスで見ていた。
ところがインタビューが開始して間もなく、突然スタジオが爆音とともに爆破に巻き込まれてしまう。
生放送はそのまま砂の嵐となった。
すぐに特捜と消防51分署が現場に駆け付けた。
インタビュアーは即死のようだったが、幸い大きなダメージがなかったプラットは、まだ息のあるキャスターのシェリを運んで安全な場所に避難したが、煙が迫っていた。
あと少しという所へ、セブライドが2人を発見し、無事救出した。
プラットは爆弾のタイマーが起動する音を聞いていた。
シェリ
大きなダメージを受けたシェリは、危険な状態だったがどうしても話したいというので救急車にアントニオが同乗した。
実はシェリは脅されていて、直前に受け取った小包の中に爆弾が入っていたのだろう、と言った。
「白人で40代のヒゲの男が来ていた」
それがシェリの最期の言葉となった。
防犯カメラの男
シェリの見た男に近い風貌の男の後ろ姿が、防犯カメラに映っていた。
ジェイは無関係の可能性もある、と反対したが、アントニオの提案で急いでマスコミに写真を公開し情報を集める事にした。
その後、報道室に出入りする署名には、エリック・ミッチェルと残されていた事が分かった。
シェリの言う通り、白人でヒゲのある男で配送はその1人だけだと警備が証言した。
名前を調べると、地元娯楽雑誌の記者の名前 35歳、白人、ヒゲありだった。
ミッチェル
ミッチェルを連行する為、自宅へ向かうとちょうど本人の車が到着した所だった。
声を掛けようと近づくと、ミッチェルがすでにヒゲを添っていた事に気づく。
次の瞬間、ミッチェルは自宅前の郵便箱を開けたと同時に爆発に巻き込まれ、吹っ飛んだ。
即死だった。
ミッチェルは犯人ではなく、標的だった。
警察をおびき寄せる為、犯人がミッチェルの名を使っていたのだった。
爆弾
使われた爆弾は素人レベルのものではなかった。
1つ目は時限爆弾。
2つ目は仕掛け爆弾。
それぞれ仕組みは違うが、材料や特徴から同一犯に間違いなかった。
セブライドが爆薬には軍用のC４が使われていたと気づく。
他の材料はどこでも手に入るものだったが、C4となると盗むか闇取引でしか入手不可能だった。
防犯カメラの男
マスコミに公開した事で、防犯カメラの男の身元が判明した。
マーク・トレモン。
報道部の元警備員で、エリックとは大学の同級生。
さらに元軍人でイラクのEOD（爆発物処理班）にいた。
マーク・トレモンの自宅に向かうと、すでにマスコミが駆けつける騒ぎになっていた。
本人は無関係だと家から出ようとせず玄関で押し問答になると、ちょうど娘が帰宅してきた。
マークが娘に触るな！ と興奮して家を出た所を捕り抑えて連行した。
取り調べ
ボイトとアントニオがマークの取り調べをした。
マークは、推薦状の記入を頼みに報道室へ行ったと説明した。
だが推薦状は家から見つからず、誰も覚えていなかった。
「捨てたからさ。元上司がいなくて帰った」
大学は1ヶ月で辞めていたから、ミッチェルの事は知らないと言った。
だが、EODに居たことを持ち出すと弁護士を要求した。
マークが自白しない以上、証拠が必要になる。
ところが、警備員が小包を配達したのはマークではないと言いだした。
正確には良く見てないから覚えていない、とも。
それでもアントニオはまだ分からないとマークを釈放しなかった。
ジェイは、勲章授与者でもあるマークが犯人ではない、と主張した。
マークの友人
以前一緒に警備員をしていたマークの友人を訪ねた。
最近も話したばかりで、マークに変わった様子はなく、確かに短気ではあるがいい奴で、むしろシェリを守っていたと言った。
「シェリのブログに自分の事を書かれたと、興奮して怒鳴り込みに来た男をマークが追い返していた。
外見は白人でヒゲあり。歳は俺くらい」
小包
バージェスが21分署の受付に座っていると、すでに復帰したプラットがやってきた。
そこで小包を受け取るが、送り状に不審な書き込みがあるのに気づく。
「フェイクニュースの犠牲者をこれ以上増やしたら、警察を燃やす」
小包には爆弾が入っている。
プラットはすぐに無線や携帯を禁止させ、全員避難するよう声を張り上げた。
爆弾はすぐに解除された。
中身は粗末な即席爆弾で、爆発したかも怪しいものだった。
今までと違うものではあったが、材料や特徴から同一犯が急いで作ったと思われた。
小包の送り主は個人で、運送会社の倉庫から配達されていた。
支払いはプリペイドカード。
集荷依頼はネットで、依頼の住所は空き家だった。
箱や爆弾からDNAはなし。
ジェイはメッセージの意味をマークの事だと指摘した。
そして、家族のいるマークの早い釈放をアントニオに提案するが、アントニオは1日くらい延びても変わらない、と聞き流した。
犠牲者
メッセージの「これ以上」という文言から、犯人もフェイクニュースの犠牲者だと思われた。
しかも、シェリとミッチェルが書いた記事が影響している。
アントニオがシカゴ・テレグラフ社で話を聞くと、ラリー・シェパードの名前が浮上した。
2年前に解雇された記者。
解雇の理由は、追っていた殺人事件の容疑者という噂が他社数社から出た事。
だが実際に逮捕までいかず、単なるデマだった。
編集者のアレン・タスクは恨まれていると言っていた。
駅で会った時に怒鳴られていたという。
駅で会った時に怒鳴られていたという。
シェパードは40代白人でヒゲもあった。
シェパードの自宅
シェパードの自宅に侵入すると留守だった。
だが、フェイクニュースについての記事が壁一面に張り付けられた部屋を見つけた。
その中心にはシェリの写真が。
犯人で間違いないと、捜索指令を出すが、入念に準備されていたようで形跡はすべて消されており、手がかりはほとんどなかった。
動機
シェパードは2年前、記者として女性が殺された事件を追っていた。
ところが被害者女性に入れ込むようなシェパードの記事を読んだシェリが、勝手な思い込みをし、ブログにジョークで「シェパードは事件の夜どこに？」と投稿していた。
シェリがシェパードについて投稿したのはこれだけだった。
だがそこから噂は広まり、ミッチェルも記事に取り上げた。
結果、シェパードはクビに。
警察は最初から噂は噂だと分かっていて、2ヶ月後に真犯人を捕まえている。
シェパードの妻は家を出てから自殺していた。
これがすべての始まりだった。
他にも同様の記事を書いた記者は6人いる。
まだ仕返しは終わっていない。
ジョージ・レイア
シェパードにC４を売ったと思われる人物がジョージ・レイアだと分った。
男を調べると、ミッチェル爆破の時に声をかけてきた男だった。
目撃証言に免許証提示もしていた。
シェパードとまだ連絡を取る可能性があるので、レイアに気づかれないよう、自宅を探る事に。
ここでやっとマークが釈放となった。
だが、アントニオは画像の公開を先走った事について一切の謝罪をしなかった。
アントニオ
アントニオは突然家から呼び出された。
娘のエバがデトロイトの叔母の家に行くといって荷造りを始めていたので、止める為に。
実は、アントニオは仕事前にエバの共有アカウントのSNSを見つけて、エバを叱りつけていた。
2つのアカウントを持っているのは、やましいことがあるからだ、と。
エバの言い分は聞かず、携帯を取り上げ外出禁止令を出していた為、エバは家を出ようとしたのだった。
「何も聞かずに責めるだけ！
写真の印象や周囲の反応ですべてを決めつけないでよ」
アントニオは素直に認め謝罪し、携帯を返し仲直りをした。
そして、マークにも謝罪をしなければと気づき、マークの家を訪ねた。
するとこの騒ぎのせいで、マークの家への嫌がらせがエスカレートして窓ガラスが割られていた。
アントニオに気づいたマークは恨めしい顔でアントニオを見た。
アントニオは謝るタイミングを逃してしまったようだった。
作戦
アプトンは、レイアに気づかれずに自宅を探る方法を発見し、ボイトに提案した。
アプトンの提案に納得したボイトは、アントニオを連れて51分署へ行き、大隊長に協力を依頼した。
救助隊は非番だがセブライドが協力できると、ケイシーが対応するとボイトは意外な事を言い出した。
「ありがたいが今回力を借りたいのは、救急隊の2人だ」
レイアという名前が出ると、ドーソンとシルビーの2人には聞き覚えがあった。
2人はこの半年で3回レイアの家に心臓病で出動していた。
アプトンが見つけたのはこの履歴だったのだ。
ボイトの作戦は、2人を利用してレイアのパソコンにリアルタイムでアクセスする事だった。シェパードからのメールを見つける為に。
「俺は認めん」
「私達は構わない」
「黙ってろ」
大隊長は部下の身の危険に反対をしたが、ボイトは引き下がらなかった……。
シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン6 13話「復讐の行方/Hiding Not Seeking」シカゴP.D./クロスオーバー後編へつづく
シカゴPD シーズン5 17話「弱点/Breaking Point」へ
かんそう
今シーズンは23時からの放送と、開始時間が遅いので今の段階で、私は「後編（シカゴ・ファイア）」を見ていません。なので今は純粋に続きが見たくてワクワクしています！！
通常でしたらシカゴファイアの放送時間ですが、クロスオーバーの順番を優先してシカゴPDからの放送となっています。
こういったフットワークの軽さはさすがAXNですね！！
シカゴシリーズのクロスオーバーは、最近ではシーズンに1回はお約束であるお決まりのイベントになっていますが、意外とその時々でクロスオーバー度には幅があります。
一番酷いなと思ったのは、前半はほぼゲスト出演なしで、単にストーリーだけがバトンタッチしていくというパターン。
普段の方がよっぽどクロスオーバーしてるっていうｗ
そんな回もあったと思うと今回のクロスオーバーは凄く、クロスオーバーらしさが感じられて良作だと思いました。
特に、クリフハンガーになっている最後のシーンがいい！！
狙う悪人の1人が実は、救急隊の常連なんて！！
しかも、ドーソンとシルビーのキャラもこのシチュエイションを盛り上げるのにピッタリ！！
絶対に大隊長の反対なんて関係なく、危険に飛び込んで行く2人だもんね！
また今のストーリーから、特捜班もサっといなくなるとも思えず、ファイアにもちゃんと登場する事が期待できるし！！
何より、普通にストーリーが気になりましたし！！
すごく良いクリフハンガー！
しかもちゃんと続けて見れるというね！ AXNは本当に気が利いてる。
でも、もう少し早い時間から放送して欲しかった～ｗ
記事書いてないとしても、23時から2話見るのは結構しんどいですｗ
シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン6 13話「復讐の行方/Hiding Not Seeking」シカゴP.D./クロスオーバー後編へつづく
シカゴPD シーズン5 17話「弱点/Breaking Point」へ
登場人物はこちら
(文：ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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