あらすじ
Peter Kramer/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
インフィニティ(無限レイプ犯)
最後の犯行は1994年1月2日で、25年ぶりになるという連続レイプ事件が発生した。
その理由は、壁に「∞(インフィニティ) 23勝、NY市警 0勝」とペンキで残されていたから。
1981年から22件も繰り返し、NYでは有名な未解決事件だった。
手口は、事前にドアや窓を壊して侵入、ターゲットはカップルで男性は縛られ背中に皿を積まれ、脅される。
顔はスキーマスクで分からない。
「音がしたら女を殺す」
現場からは戦利品が盗まれ、5件目から壁に署名を残し始めていた。
今のところ、一致するDNAなどの手がかりは見つかっていないが、今回はヘアブラシが無くなっていた。
過去の資料
インフィニティの過去の資料を手配すると、ピーターの父親ベン・ストーンが共同捜査本部に居た事が分かった。
今まで案件の話を父親とした事がなく、ピーターは知らなかったが当時のインフィニティ関連の書籍でも取り上げられていた。
そして資料から、今回は模倣犯だと分った。
皿を乗せる特徴は公開済みで、非公開の特徴に「被害者に声を出させる」というのがあった。
今回の被害者は「黙れ」と言われていた。
そして捜査メモと一緒に、父親と映る7歳の頃のピーターの写真が紛れているのも見つけていた……。
模倣犯
インフィニティにはネット上のファンも多く、最後のレイプから25周年記念という事で、ファン・サイトが犯行時刻の2時間前に更新されていた。
ユーザー名は、リアルインフィニティ23。
熱狂的なファンで、本名カール・パットンの家を訪ねた。
仕事部屋だと妹に案内されると、壁にはインフィニティ関連のスクラップだらけだった。
中に、今回の被害者夫婦の隠し撮りも混ざっていたのでその場で逮捕した。
本人も「遅かったな」と抵抗をしなかった。
パットンはフリーのプログラマーで最初の事件の時はまだ生まれてもいなかった。
10代の頃からインフィニティに夢中だった。
寝室から見つかった毛とDNAが一致し、盗まれたヘアブラシも見つかった。
またインフィニティの私物も大量に所有していた。
中にはインフィニティがピーターの父親に宛てた手紙もあった。
オリビアはそのコピーをピーターに渡した。
インフィニティの手紙
インフィニティの手紙には、ピーターの事が書かれていた。
「息子は野球の才能がある」
1988年6月の日付があり、ピーターが7歳の頃で写真の時期と一致した。
発見された写真は、どうやらインフィニティが盗撮したもののようだった。
思い起こせば、あの夏は叔母の家に行かされていた。
だが迎えに来る、と言って音沙汰がなく父を恨んでいた。
でもそれはピーターを守る為、仕方なかったのかもしれない。
新たな事件
パットンが拘留されている状態で、またインフィニティと思われるレイプ事件が発生した。
壁の署名はいつもと同じで、更に自分だと主張していた。
「俺だ、∞(インフィニティ) 23勝、NY市警 0勝」
被害者のクレアから話を聞くと、絶対に本物だと主張した。
「俺は生きているぞクソ女。楽しんでいるようにあえげ」と言い、スキーマスクを被っていたが口臭から年配者だと伺えたから。
今のところ手がかりはなく、手紙からも何も検出されていなかったが、手紙の入手先はつかめた。
新たな証拠
ロウアーイーストサイドの骨とう品店へ行き、店の老主人を盗品の転売で脅して、他のインフィニティ関連の品を押収した。
今の技術があれば、他に手がかりが見つかるかもしれない。
すると83年の手紙の切手から唾液が出たが、一致するDNAデータはなかった。
だが、家系図サイトで親族を見つけた。
カリシが許可なく送っていたのだった。
「事後報告だけど結果が出た」
今度は、ちゃんとオリビアに許可ともらって親族に会いに行った。
インフィニティの親族
ブルックリンに住むエイミー・ガードナーに会いに行った。
すると母親の兄で、68歳のエドガーおじさんという元電線修理業者がいる事が分かった。
確か94年に結婚していた、と言う。
「優しい人よ、犯罪者じゃない」
エイミーから住所を聞いてエドガー・ヌーンの自宅を訪ねた。
家の前にいるとちょうどエドガーが買い物袋を下げて戻って来たので、フィンとオリビアで連行した。
叔父の連行を知ったエイミーは弁護士の手配をし、インフィニティであることを信じようとはしなかった。
エドガー
取り調べ室のエドガーは落ち着いていた。
口では否定しても、その態度が何よりもインフィニティ本人であることを示していた。
何故迷宮入りしていたのに、姿を現したのか。
「自分が死んだと思われたくなかったのかも」
エドガーは、取り調べ室に入って来たピーターを見てすぐに言った。
「ベン・ストーンの息子か?」
「そうだが、なぜ聞く?」
その解答は到着した弁護士に遮られて、得られなかった。
DNAは一致し、クレアがエドガーの声を確認して認めた。
だが以前の22件については、切手の唾液だけでは証明できない。
自宅から戦利品は見つかっておらず、エイミーも何も知らなそうで過去の手がかりはすぐには見つかりそうになかった。
裁判
裁判が始まると、裁判所命令なしで姪のDNAを入手したと、DNAを証拠品から外すよう申し立てを受けてしまう。
ピーターは連続レイプ犯逮捕の為の緊急時で例外だと主張したが、他に具体的な証拠がない事から、申し立てが認められてしまった。
新たな証拠が見つかるまで、エドガーは自由の身となった。
去り際にエドガーは言った。
「親父の方が優秀だ」
エミリー
意外な事に、カリシがエミリーに呼び出された。
実はあれからエドガーからの折り返し連絡がなく、エミリーも叔父がインフィニティなのかもしれない、と思い始めていたのだった。
そしてカリシに誘導され、思い当たりにたどり着いた。
6歳の頃、数ヶ月一緒に住んでいたが、その時夜になるとエドガーはうなされていた。
後から母親に聞くと、祖父母はアルコール依存症だったという。
夜になると、母と伯父は部屋に閉じ込められ、静かにしてろ、と。
どうやら祖父が祖母にレイプをしていたらしい。
それを子供達に聞かせていたのだろう。
エドガーは実の父に苦しめられていたのだった。
それをカリシから聞いたピーターは、父親とエドガーの手紙でのやりとりを思い出した。
詳細に語っていたのは、ベンにいろいろと打ち明けたかったのかもしれない。
「奴にとって理想の父親だったんだ」
関連品の中には、ベンに宛てた父の日のカードも見つかっていた。
作戦
弁護士を呼ばず、理由をつけてエドガーを再び連行した。
ピーターは自分の父親にならすべてを話すだろう、と自信を持っていた。
エミリーから聞いた過去のトラウマを、ベンが自力で調べて知っていたと偽りエドガーに伝えた。
父の日のカードも、大事に取ってあったと大げさに伝えて見せた。
案の定、エドガーは嬉しそうだった。
「だがゴルフクラブのカードなんてバカげてる。父はゴルフをしない」
ピーターはエドガーを刺激した。
エドガーは、それでも深い関係だったとむきになってベンとの絆を主張した。
「父を何も知らない」
「ベンが事件に費やした時間は? 家族と過ごした時間より長い!」
だがそれは、あくまでも事件を解決する為で、正義を果たしたかったから。
「誤解しないで」
オリビアも加担した。
ピーターは興奮し出したエドガーに念を押す。
「あんたの話じゃない。インフィニティの話だ」
まんまとひっかかり、エドガーは立ち上がって叫び出した。
「俺は知ってる!!
検事事務所の前で待った。明かりが消えるまでな。
ベンは真夜中を過ぎても帰らない事もあった。
俺を気にかけてたんだ、お前じゃない。
俺だ! 俺を愛してたんだ」
自白とみなされ、エドガーは逮捕された。
一生刑務所暮らしだろう。
反抗期
「お父様は誇りに思う」
オリビアがピーターに声をかけると、ピーターは捜査メモの中に自分の事が書かれていた事を話した。
インフィニティの捜査で、野球の試合に行けなかった事。
それでも試合で勝った事を知っていた事。
当時、反抗期になり父を無視していたが今ならすべてが理解できる。
「今なら許せるわね」
「ああ」
オリビアが早めに帰宅すると、まさに反抗期のノアが待っていた。
一緒に過ごしたいと言っても、今帰した子守りのルーシーの方がいいとはっきり言う。
「不機嫌な時があっても別にいいわ。いろんな理由がある。
話してちょうだい」
オリビアが優しく言うと、ノアは友達に父親はどこ? と聞かれたと、打ち明けた。
年齢的に男親が必要なのかも、とは思っていた事だった。
「天国だよね? 僕を愛してた?」
オリビアはとっても愛していたと宥め、いつか大きくなったら全部話す、と約束した。
「今は私とあなた、2人のチームよ。このチームですごく幸運だと思ってる」
「僕も」
そこへ、ピーターがやってきた。
ピーターの目当てはオリビアではなく、ノアとの野球だった。
ノアはピーターを野球のコーチとして慕っていたから、ピーターを見て機嫌を一気に直し、外へ飛び出して行った。
かんそう
今回も、連続レイプ犯から模倣犯、そして本人登場で、その上その犯人はピーターの父親と深いかかわりがあった……、しかもそれが子供時代のピーターから父親を奪っていた原因でもあった、と。
こういうよくできたドラマを見せてもらえると、ネタが出来る時期が先だろうが後だろうがそんな事はどうでもいいっていう事が理解できます。
むしろ、後から納得感ある設定になっているのって凄い事……。
後付けに対してのネガティブなイメージって、それが「雑」に感じられる事が多いからなんだろうな、という事もSVUクオリティから感じられました。
ピーターの投入って、どうなんだろう? って思っていましたが、今はまるで用意されていたキャラのように感じられて、本当に凄いな~と感心するばかりです。
ただ……w
ノアの反抗期は見ていてつらいものがありますが、まさか簡単にピーターが父親に適任みたいな流れになるのはちょっとw
あと数シーズン費やしてくれたら、自然にウエルカムって思えるかもしれないけどw
まだ早いよw
毎回、単に解決したってだけではない複雑さや、特に重さによる余韻を感じさせられますが、とにかく今回は「良く出来てた!」感でいっぱいでした。
あとほんとにチームの誰もが解決に必死な姿が、悲惨な事件の中でも心強く、安心できるのがいい。
今回は特にカリシが大活躍で頼もしかった!!
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