あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
カップル・レイプ犯
エバという女性がトリーナという上司のパーティーに参加し、レイプを受けてしまう。
ドラッグを盛られたようで、記憶は曖昧だった。
オリビアとカリシの聞き取りで、エバは相手のレイプ犯が男女のカップルだったことを思い出す。
トリーナから客の中に、名前は知らないが彼氏が医者というカップルがいたと教えてもらう。
医師が差し入れした高級ワインの購入履歴から、ヒース・バロン医師だと判明した。
有名な形成外科医だった。
恋人はカップケーキ店のオーナーで美女のセイディ・パーカー。
エバに2人の写真を見せると確かに見覚えあり、セイディにもらった飲み物を飲んで意識を失っていた事を思い出した。
2人の言い分
オリビアはバロンに会いに行った。
バロンは、あくまでも合意の上の行為だったといい、ドラッグについてはエバが2人にエクスタシーを勧めたと言った。
受け取ったのはセイディだけだった。
「エバの目的は知らないが、責任は僕にある。
だが彼女を襲ってはいない。訴える気なら弁護士に連絡をする」
カリシは、セイディに会い、エバは楽しんでいたから何か誤解をしていると言った。
3pを求めて来たのはエバの方だと。
「彼女のセックスの幻想に私達は利用されただけ」
家宅捜査
それでもエバはレイプだと主張したので立件の為、バロンの家を家宅捜査した。
すると衣類の入った引き出しの中から、複数のメモリを見つける
ノートには女性の名前が並んでいて、中にはエバの名前もあった。
バロンは行為を撮影していたのだった。
データから行為中のエバに意識がなかった事が証明された。
第1級レイプの証拠となった。
メモリは10年分あった。
2人を逮捕した。
被害者捜し
バロンは、動画に残る別の意識不明の女性を、「フリをしているだけだ」と言い訳した。
「彼女はメリッサ、生きた人形に憧れがある」
あくまでも相手の望みだと主張した。
セイディは弁護士は必要ない、と同じく無罪を主張した。
全員と合意して楽しんだだけ。
他の被害者を見つける為に、動画の女性を捜して合意かどうかを確認する事に。
すると合意ではないと言う女性は現れず、2人を批判する人もいなかった。
バロンたちは自己誓約で保釈となった。
攻め
それでもオリビアは必ず他の被害者がいるはずとあきらめずにいた。
そこへ、2人がTVに出演している事に気づく。
今回の件を隠すのではなく、エバを名指しにして身の潔白を証明し始めていた。
エバは世間的には金目当てや堅物の悪者に吊し上げられてしまい、SVUに駆け込んで来た。
「もうやめる。裁判なんてしたくない」
さらなる動画
これで終わりかと思われたが、カリシがバロンのパソコンから暗号化された動画を発見し別の展開となった。
男の顔は写っていないが、相手の女性は15歳くらいの未成年に見えた。
背景に写り込む医学書から男はバロンに間違いなかった。
女性の身元は顔認証で突き止めた。
セシリア・テイラー、14年前に行方不明になっていた。
バロンが医大にいた頃で時期は一致する。
すぐにカリシとフィンが医大に飛んで確認をした。
バロンの過去
大学で、バロンと一緒に講義を受けていたルイーズという女性に話を聞いた。
その頃バロンに言い寄られていたという。
当時バロンが住んでいた家を訪ねて、家主のタマラにも話を聞いた。
タマラは家を貸していたバロンを覚えていた。
バロンに同居人はおらず、ある医学生に夢中だったという。
だが相手には彼氏がいてバロンの恋は実ってはいなかった。
おそらくその相手がルイーズだろう。
家の地下室を確認すると動画の場所と一致した。
だが壁が改装されている事に気づく。
タマラにその記憶はなかった。
フィンが壁をこじ開けると、白骨化した遺体が発見された。
真実
遺体はセシリアだと思われたが、ところがDNAが一致しなかった。
でも殺したのはバロンだろう。
オリビアは、エバ以外にも動画を見せて説得できる相手がいる事に気づいた。
それはセイディだった。
しかし、セイディは動画を見てもバロンがセシリアも殺している殺人犯とは信じなかった。
「人殺しじゃない」
そして呟いた。
「やれやれ。証明は無理よ」
オリビアはその呟きを聞き逃さなかった。
「嘘でしょ、そんな事が……」
セイディがセシリアだと気づいた。
顔が似つかないのは、バロンが処置をしていたから。
「彼はセシリアに飽きてセイディにした」
するとセイディは大声を出した。
「止めて!」
オリビアは、バロンに愛されていると信じているセイディを揺さぶる。
「なぜ彼は他の女性を誘うの?」
セイディはオリビアの説得に応じ、遺体の女性の身元を打ち明けた。
雨の日に相合傘をしてバロンの家まで送ってくれた親切なモイラだろう、と。
セイディは、モイラが殺されていた事は知らなかった。
バロンからは母親の元へ帰ったと聞かされていた。
そしてその後、壁の板を張り替えていたのを覚えていた。
オリビアは、モイラが気に入らずそこでセイディと入れ違えたのだろうと考えた。
そして、セイディもセシリアに飽きたから、彼の思う完ぺきな姿に作り変えたのだろう。
だがセイディはそうは思いたくない。
「彼は私を愛してる」
「あなたという考えをね。完全なる美よ。
でも彼が作った完璧な美でさえ衰える。
だから他の女性をベッドに誘う。
彼は現実には決して存在しないものを探しているの」
目を覚ましたのかセイディはエバのレイプを認めた。すべてはバロンの為だった。
オリビアはセイディに一生刑務所にいる必要はないと司法取引を持ち掛けた。
そしてセシリアとして14年ぶりに父親と檻越しに再会した。
かんそう
サブタイトルが「PLASTIC」で、バロンが形成外科だったことからいつ「整形ネタ」が出てくるのか、と待ち受けてしまったのでセシリアの動画が登場した時点で、あ、セイディがセシリアなのね、と気づきました。
サブタイトルでネタバレって結構ありますし、そもそもSVUは謎解きではないからそれでいいんだと思いますが、タイトルが違えばもっとびっくりできたかな?
でもバロンの職業でやっぱり分かるかw
SVUらしさ? は、最初の被害者エバは単なる導入ってだけで本当の事件は、バロンが過去に殺人を犯していた事でした。
しかも、その理由みたいなものもあって、報われない恋の体験から、幻想を追い求めている、みたいな?
過去の殺人はさておき、幻想を求めるパートナーとしてセイディはぴったりで、これまでの幻想の協力者達も基本は同意している相手だけで、罪は犯していなかった。
なのにどうしてエバには、同意を得ずレイプしてしまったのか?
それがなければ過去の殺人も日の目を見る事はなかったかもしれないのに。
と考える一方で、エバの件がなく、同意を得られる相手だけを選んでいてもバロンはいつかセイディの衰える美が幻想に邪魔になる。
その時やっぱりセイディが新たな被害者になっていたかもしれないとも考えられる。
結局、被害者が1人でも少ないうちに悪人は裁かないといけないんですけど、法律上は悪事を起こして悪人判定されるから、被害を未然に防ぐ事が出来ないというジレンマ。
今回はエバという被害者を増やしてしまったけど、エバのおかげでこれ以上バロンの被害者が増える事は食い止められている。
でも誰もそんな人柱にはなりたくない。
SVUに限らず、パーソンオブインタレストのように事件が起きる前にどうにかできないのかな、と改めてもどかしくさせられる回でした。
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