LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン20 10話「遅すぎた告白/Alta Kockers」

2019/07/20

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン20 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)

【登場人物】

ボビー・オルークという16歳の作家が殺害された。

朗読会の後、パーティーを抜け出して外へ出たらレンガで頭を殴られていた。

レイプはなかったが、被害者が肉体的には男性だったことからヘイトクライムの可能性があったので、SVUが呼ばれた。

著書によると13歳で家出をし、売春しながらヒッチハイクでNYへ来ていた。
トランスジェンダーではなく、稼ぐ為に女性を装っていた。

店内の防犯カメラから怪しい男を見つけ、容疑者とした。

ボビーの出版社、ピッチダーク社の担当エバンスに話を聞いた。
参加者は全員初対面という事だった。

ボビーの住所は分からず、銀行口座の住所も偽りでボビーのプライベートはかなり謎に包まれている事が分かった。
本の表紙でも顔を出さず、この朗読会で初めて顔を見る人がほとんどだったという。

ウィリアム・グローバー

目を付けた男が、書店で買い物していた事が分かりカードの情報からウィリアム・グローバーだと突き止めた。

自宅で子供と居る所を連行すると、ウィリアムは素直に殺しを認めた。

ウィリアムは2週間前に12番街の近くでタミーと名乗るボビーを買っていた。
女だと思っていたのに、ボビーの朗読会のポスターを見て男だと気づいたのだった。
「僕はゲイじゃない!」
それが殺しの理由だった。

もう1つの疑惑

ウィリアムは、第一級故殺で司法取引となった。

カリシは、ボビーは本が売れたのにどうして売春を続けたのか気になった。
実は誰かに搾取されていたのではないか?
例えば、ウィリアムはボビーが売春しているのを何度も見かけたというのに、売春はしていないと言ったエバンスに。

もう一度エバンスに確認をすると、実はボビー自身を見た事がないと白状した。
朗読会のボビーは、エバンスが用意した別人だったのだ。

ボビーが姿を見せないのは本人の戦略だった。
だが映画化権が売れて製作者が本人に会いたがった。
それで困って代役を立てていたのだった。

タミーはエバンスのせいで殺されたようなものだった。
しかしエバンスを取り締まる法はなかった。
朗読会は無料で、詐欺罪にはならない。

ボビー捜し

ボビーの本を読んだフィンは、ボビーが売春した成人男性は全員法廷レイプ罪だから、ボビーを見つけよう、と言い出した。

ボビーを捜すのは困難だという空気が流れたが、すでに手は打っており、ネット口座を利用した際のIPアドレスから住所を割り出していた。
住人はエデルマン夫妻だった。

住所を訪ねると、かなり古そうな大きな屋敷だった。
近所の人も住民の姿を見た事がなく、声をかけても居留守を使っていると言った。
フィンは令状を取って、押し入った。
ボビーが監禁されている可能性がある。

家の中は暗く、物だらけだった。
血痕のついた布を見つけた。ボビーのものかもしれない。

住民の老人(ジャド・ハーシュ)を発見した。
ボビーについて尋ねると、「あのバーテンダーは50年ほど前に死んだ」と言った。

そこへもう1人の老人(ウォーレス・ショーン)が登場した。
同じようにボビーは1975年に死んだ、と言った。

2人は仲の悪いエルドマン兄弟だった。

エルドマン兄弟

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


兄ジョー(ジャド・ハーシュ)、弟はベン(ウォーレス・ショーン)。
両親が死んでから、2人はほとんど家の外に出ていなかった。
2人の老人の言う事は、時代錯誤で支離滅裂だった。

カリシが家宅捜査で隠し部屋を見つけた。
そこには最新のボビーの本が置かれていた。
パソコンには続編の原稿が見つかった。
ファイルの日付は2日前。

パソコンのDNAと血痕が一致した。

ボビーの行方

ボビーが屋敷にいた事が確定し、隅々まで捜すとオリビアが宣言すると、慌ててベンが告白した。
「俺なんだ。ボビーはいない」
ベンは底をつきそうになった生活費を稼ぐため、ボビーの名を使って本を書いていたのだった。
だから顔が出せないのだった。

パソコンの購入と設定は、食料配達に来る人に頼んでやってもらった。
血痕は、ガラス片を踏んで怪我をした時のもの。
ボビーの名前は、実在の人物からとったから2人の反応は嘘ではなかった。

もう1つの事件

だがその頃、カリシは屋敷の中で母親ローズの冷凍遺体を発見していた。
遺体から癌であったことが分かったが、死因は窒息だった。
兄弟は母親殺しをしていたのだった。
結局、2人は逮捕された。


オリビアはボビーの本を読んで気づいた。
自動性的虐待の被害者から何度も聞いた言葉が書いてある事に。
ベンは被害者だったのかもしれない。
「もしそうならちゃんと片をつけさせてあげたい」

オリビアとロリンズは、ライカーズ刑務所にいる2人に会いに行った。

ロリンズはベンに「本を読んで気づいた」と伝えた。
すると10代の頃、児童センターでビンセントという男につきまとわれていたと知る。

ジョーも弟を守る為12歳の時、身代わりになっていた。
だがそれでもベンは被害にあっており、お互いが被害者になったことを隠していた。

「私は兄だ、弟に相談なんてできない」
「兄に言えば笑われるだけ」

父親に言ってもお前が悪いと言われるだろうし、母親に言えば汚いと思って愛してくれなくなるかもしれない。
それぞれが誰にも言えないまま、社会から隔絶する事を選んでいた。

オリビアは、虐待を受けた過去と、母親殺しは痛みから救う為だったとピーターに司法取引を頼んだ。

それに乗り気ではないピーターの提示は、刑期1年、保護観察10年と甘いものだったが、拒否されてていた。

裁判

裁判が始まると、すぐにもういいとジョーが殺したと自白した。
「ベンは関係ない。後悔してます」
そう言って心臓発作で倒れ込んだ。

ベンは病室に横たわるジョーに悪態をついた。
「このクソ野郎、いつも善人ぶりやがって。バカめ! 何でも1人で背負いやがって。
こいつが死んだら俺には守るものがない」
最後の最後まで弟を守り、ジョーは死んだ。

ピーターはベンの起訴を取り下げる事にした。

ベンはジョーの亡骸に、やっとビンセントに虐待された事を打ち明けた。
「兄さんに話すべきだったが、勇気がなかった」
その時の光景を鮮明に覚えていて、兄に聞かせた。
その内容は、ボビーの本の文章そのものだった。



かんそう

最初はヘイトクライム? と思わせて、ボビーが代役だったという展開だけでも「よく考えるな~」と思っていたのに、そこから突然ナンバーズのお父さんとゴシップガールのお父さんの名わき役が2人も続けざまに登場して、こりゃまだまだ何かあるぞ~とビックリ!

1人のゲストでも、突然これまでの流れと関係のなさそうな老人の登場に、先が読めないっていうのに、名優が2人って事で豪華さで嬉しいのと、まーったく展開が分からないので感情が混乱しましたw

そして別の遺体発見で、あれ? 結局SVUあんまり関係なくない? と思ったら虐待に繋がり、てっきり家族内問題なのかと思ったら、幼少の頃の指導員だった、という。

しかも弟だけじゃなく、2人共被害者で。

お互いが仲悪い状態から見せたのは、完全なミスリードというかドラマちっくな伏線で、実はお互いが兄弟想いで弱味を打ち明けられないでいた、という。

変わり者の老人という設定も、この虐待を受けた経験が理由になっていたという納得感。

母親殺しについても、あくまでも母親を苦しみから救う為、という愛のある行為だった。
その愛があるからこそ、母親を生前の姿のまま冷凍保存してずーっと守っていたんでしょうね。

あの遺体の美しさを見た時に、この2人に悪意があるようには思えなかったのに納得しました。
最初はただ病死してしまったけど離れたくないから、冷凍したのかなと思ったくらい。

ある程度有名な役者さんが出てくると、犯人だったり重要人物じゃん、と勘ぐれてしまうので良し悪しなのですが、今回は見終わって納得しました。
この2人の名優だからこそ、表向きには分からない深い愛のある兄弟が演じられたんだと。

やっぱりSVUは凄い!!

そして罪を憎んで人を憎まずなオリビアが今回も頼もしくて、闇の中にも明かりが感じられました。

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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