グッド・プレイス/THE GOOD PLACE シーズン3 まとめ後半

2019/03/13

Netflix SF グッド・プレイス グッド・プレイス シーズン3 コメディ ジェーン洞 ファンタジー

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あらすじ

★ストーリーの落ち、ネタバレが含まれますので、未視聴の方はご注意ください。

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


アメリカ放送:2016年9月~NBC
シーズン3 2018年9月~、2019年シーズン4放送予定。

日本ではネットフリックス・オリジナルとして配信中。

シーズン3 まとめ前半はこちら

・登場人物はこちら


救済活動

ソウル・スクワッド(魂の救済部隊)を結成すると、各自助けたい人を助け始めた。

ジェイソンは自分の父親(ドンキー・ダグ)を助けるつもりだったが、ピルボイにした。

チディは今後の活動の為仕事を辞め、シモーヌと別れる事に。
別れ話に不安なチディの為の練習VRをジャネットが用意した。

タハニは妹を救済すると同時に和解した。

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


エレノアには両親がいないから何も出来ないと思っていたら、ジャネットのデータで実は母親が生きている事を知る。
「あいつが生きてるならアメリカに帰って殺さなきゃ」
最初は和解どころの雰囲気ではなかったが、最終的にはエレノアも母親と和解した。

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


だが、エレノアが母親から育児放棄された傷は簡単には治らない。
「ママのせいで人と親しくできず、愛してると恋人にも言えない」

チディとの関係

それを聞いたマイケルは、大事な事を思い出した。
「一度だけ君はチディと恋仲に。
君は彼に愛してると。
チディも愛してると返した」

エレノアはもっと詳しく失った記憶を知りたがり、ジャネットが保存していた全リブートの記録を見せてもらう。

マイケルが見せたくない記憶、残酷な頃のマイケルも見た。
愛してるといった記憶も。
リブートされる所、ソウルメイトはでっちあげだと言われた記憶も見た。

エレノアは愛してると言ってた自分は、そう信じ込まされてただけでやっぱり勘違いだと思う。
自分で選択していない。
自由意志が存在してない。

それでも、マイケルは予想外の選択をエレノアがしていたと証明する。
それはエレノアが、自分が偽物だと初めて自白した事だった。

苦しむチディを見て、自分が偽物だと自ら犠牲に名乗り出た。
それはマイケルにとって計算外で自由意志のなせる技だった。

でもエレノアは、引き合わせたのはマイケルだと引かなかった。

言っても聞かないエレノアの頭からアイスティーをかけた。
エレノアは恋に落ちた自分を見て、あまりに無防備で怖くなっただけだと。
「君は何より弱さを恐れてる」

チディの顔を見て、エレノアはやっと気持ちを認めた。
そして気づいた。
「死後を知ってる自分達だけがこの宇宙で自由」
ソウルスクワッドを次のレベルへ。
マイケルも同意する。
素晴らしい人生を送ってる人を手本に、大勢にポイントを取らせよう。
それには最適な人物がいる。

ダグ

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


マイケルとジャネットは新聞記者の振りをして、カナダにいるダグ(マイケル・マッキーン)に会いに行く。
ダグとは、マイケルのオフィスに飾ってある写真の人物だった。

1972年、幻覚キノコでハイになった時、死後の世界の仕組みを見た男。
そして完璧な人生を送るべきだと悟った。
最大限のポイントでグッドプレイスに行けるように。

そう、ダグは唯一死後の世界の仕組みに気づいた人間だったのだ。

しかしダグの暮らしぶりを知れば知るほど、手本にはできないと分かる。
ポイントにとらわれ過ぎて、極端な生活をしていたのだった。
最大幸福にこだわる余り、自己を犠牲にしまくっていた。

見かねたマイケルはもうポイントは十分だろうから、これからは力を抜いて楽しんでとアドバイスをした。
でもダグにはリスクがあり過ぎて、そんな生き方は出来なかった。
どこかに会計係がいて、行動の価値を測定してる。
気楽に生きてポイントが足らなくなってしまったら、永遠に拷問されてしまう。
確かにその通りではあったが……。
どう考えても異常な生活を、今が唯一の合理的な生き方だと信じて疑わなかった。

違法ドア

その頃、ショーン達は地上へ通じる違法ドアを完成させていた。
エレノア達の目の前に現れ、マイケルを待った。

違法ドアで4人をバッド・プレイスに戻す為に。

ジャネットが力づくで抵抗し、マイケルは正規のキーを使ってドアを出し、デーモン達を片付けて行く。

乱闘の中、もう先がないかもと覚悟をしたエレノアはチディに2人の過去を話した。
「私はまたあなたに恋するかも。この現在進行形の地上でも」

最後に残ったショーンも送り返し、6人は窮地を切り抜けた。
だがショーンは最後にどうせダグもバッド・プレイス行きだと言った。

マイケルはその言葉で確信した。
「ポイント制には欠陥がある。人間が進歩する可能性を無視している」
マイケルはその証拠を集める事に。

欠陥の証拠

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


マイケルとジャネットは会計係のところへ。
4人はその間ダグの家に。

……と思ったが、続々とデーモンがやってきたので、ジャネットの提案でジャネットの空間に逃がした。
その為、4人は地上では死ぬ事になった。

マイケルとジャネットはグッド・プレイスの人間の振りをして、会計係に帳簿を見せてもらう。
恐らくバッド・プレイスがポイント制をハッキングしているという証拠が見つかるはず。
そうすれば経理部の指示で解決するだろう。
そこで戦いは終わる。


経理部にはニュートラル・ジャネットがいた。
人間の行動の価値を測定し、集計するのが経理部だった。


会計主任のニールを呼んでもらい、改ざんされていると言うが笑ってそんな事はないと言われる。
ならばとシステムの仕組みを見せてもらう。

ニールは説明した後、無作為に選ばれた30億人の会計係が確認するから、改ざんは無理だと言った。
システムは完璧だから。

マイケルはダグ・フォーセットのファイルを要求した。
ダグのポイントは52万。悪いポイントではないが68歳という年齢的にグッド・プレイスには行けないとニールは言う。
「やっぱりだ」
ダグが無理なら誰がグッド・プレイスに行けるのか?
最近グッド・プレイスに行った人を確認すると、最後に行ったのは521年前だった。

マイケルはそれこそ、バッド・プレイスがハッキングしている証拠だと主張するが、ニールは全く気にしなかった。
「グッド・プレイスで委員会に言えよ」

ニールが頼りにならないと分かり、マイケル自身が動く事にした。

ジャネットの空間

その頃、ジャネットの空間で、エレノアはチディに過去の関係を打ち明けていた。
だがチディは今のチディと過去にエレノアとつきあったチディの人生は異なり、別人だという持論を返した。
「記憶を見たいとは思わない。関係ないからね。他人の出来事だ」
その意見にエレノアは納得いかなかった。

ジャネットの空間に、人間を入れた事でどんどん不具合が発生する。
するとジェイソンとタハニは、ジャネットとジェイソンが結婚していた事実を知っててしまう。

ジャネットは崩壊寸前になり、そのままあえて一度ビー玉化する事に。
その主な原因となっていたエレノアの精神崩壊は、チディがエレノアにキスをした事で治まっていた。
チディはエレノアへの想いを認めた。

エレノアが落ち着いた事で、ジャネットはビー玉化しないで済んだが、4人は空間から出てしまった。
次元間の逃亡者として指名手配されていたので、すぐにニールに警報を鳴らされてしまう。

ダグのファイル(ダグの書)を持って、マイケルは1人ずつグッド・プレイスへの郵便システムを使って、転送して逃げた。

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC

グッド・プレイス

6人は初めて本当のグッド・プレイスの通信センターに入った。

マイケルは会計係、ジャネットはニュートラルに化けた。
郵便係のグウェンドリンは何の疑いもせず、歓迎する。

グッド・プレイスへのドアには鍵がかかっていた。
入れるのはここから北南北800兆キロ正面入り口だけだという。
このままでは、足止めだと言われる。

マイケルは委員会直通電話で委員会を呼びつけた。
委員会は6人の男女で現れた。

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


改ざんの可能性について報告すると、委員会は驚き、引き取ると言った。
ところが、真相究明の調査団の編成だけに最短で400年掛かると言われてしまう。
規則や手続きがある。グッド・プレイスではみだりに動かない。
その後もろもろを経て1000年はかかる。

マイケルは頼りにならない委員会に手詰まりを感じた。

原因判明

そこへタハニが愚痴りに来た。
ジェイソンとジャネットの関係をどうにかしようと善意で動いているのに、意図せぬ影響が多すぎて、上手くいかない。

するとマイケルが閃いた。
改めてタグの書を確認し、他のダグの情報も見てみる事に。

すると、システムの改ざんではなく世界が複雑さを増したせいで、ポイントを稼いだとしても何らかのマイナス要因も同時に引き起こしているという事を突き止める。

マイケル達は、IHOP(あらゆる次元がクロスする場所)で判事と会う事になった。


システムの穴を知らせれば判事も味方になるとマイケルは信じた。


ジェイソンは、ジャネットとの過去を知り、自分の気持ちに気づいた事をジャネットに打ち明ける。

IHOP

判事は登場するや否や、規則破りのマイケルに大怒りだった。

マイケルは、ポイントシステムの不備を訴えた。
今の世の中は複雑すぎて、誰もグッドプレイスに来ていないという事実を伝えた。

「トマトを買うだけで、知らぬ間にマイナスポイントを増やしている。
有毒の農薬を支持した事になり、労働力を搾取し、温暖化に寄与した事に。
1つの選択に不本意な選択がいくつもついてくる」

しかしそれはリサーチが少ないだけ、と言われてしまう。
何も言えなくなるマイケルに仲間達が手助けをする。

「人間の生活を知らないのに裁けるはずがない」
ジェイソンの言葉は判事を動かした。

判事は早速、地上見学に行くが、すぐに地上がメチャクチャだとわかる。
「私は黒人女性らしいけど風当たりが強すぎる。
ひどすぎる」
しかも実際にトマトを探そうとして、それが困難な事も分かった。
ジューシーなトマトで検索したらヒットしたのは日焼けフェチのポルノサイト。
「忘れられない」

判事もマイケルの言う事を実感した。
「解決しなきゃ」

解決策

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


判事はショーンも呼んだ。

システムの結果よりも、いい人間がいる。
その例がエレノア達4人。
地上ではしなかった方法で互いを助けた。

それを聞いたチディは気づく。
地上の要素が排除されていたからいい人間になれたのかもしれない。
家賃も人種差別も性差別もない。

と同時に気まぐれでは? というショーンの意見も正しい可能性がある。

そこで再実験という手段をとる事になった。

新たな地区を作って、改めて4人を選ぶ。

その4人もエレノア達のように助け合い、懸命な判断をし成長する、とマイケルは信じた。
そうすれば「人間は悪い」とは言えない証明になる。

新しい地区

新たな地区は、ミンディの裏庭を借りて作った。
マイケルが設計し、バッドプレイスが人間を選ぶ。
極悪人ではなく、元の4人と同等の人間にすることを条件とした。

住民兼スタッフはジャネットが作る事に。
判事の許可があればデレクより高性能な物が作れるから。

期間は地球時間の1年。
判事が監視する事にしてあっという間にスタートした。


エレノアとチディは住民となって元の家に住んだ。

ジャネットは、人間作りに手間取っていた。
デレクが協力するのをジェイソンは良く思わないが、背に腹は代えられない。

ショーンはマイケル・スーツを作ってヴィッキーに着せ、失敗した際には偽のマイケルに4人を拷問させると脅した。
「改心したお前に拷問させる。ペニスバチで」
本当のマイケルじゃないと教えても、その記憶を消す。
とことんマイケルを追い詰めるつもりだった。

1人目

さっそく1人目がやってきた。
ジャーナリストのジョン・ウィートン。犯罪歴はなし。

不安で緊張するマイケルをエレノアが励ましたが、直前でマイケルは床に座り込んでしまった。
「怖すぎてできない」

仕方なくエレノアが建築家の振りをする事になった。

ジョンと会ったタハニは、ジョンがタハニの天敵、ゴシップライターだと気づく。
「ショーンが選んだのは、極悪人ではなく4人にとって最悪な人間」

2人目

そして、2人目はシモーヌだった。

マイケル達は、判事とショーンにルール違反を訴えるが、受け入れられなかった。
その代わりシモーヌから4人の記憶を消す許可をもらった。

だがそれでもチディは元カノの登場に動揺した。
チディに記憶がある限り、何かヘマをするかもしれない。
チディは記憶を消して自分だけリブートすることを選択した。

リブート

Colleen Hayes/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


マイケルは最後にせめてもの餞別として2人に思い出のビデオを見せた。
出会いから恋愛にいたるまでの忘れていた経緯をすべて見せた。
「何百回も互いを見つけた。またできる」

翌朝、リブートしたチディは新人としてエレノアの前に現れた。


【新シーズン】グッド・プレイス/THE GOOD PLACE シーズン4 1話「アリゾナの女 パート1」につづく

かんそう

シーズンを重ねる毎に新たな展開を見せ、その度に驚きとワクワクを感じさせてもらっていますが、このシーズン3もまだこの手があったのね、と驚きと発見がいっぱいでした。

「死後の世界」というテーマを維持したままで、かなりのふり幅を見せてくれて本当に面白いです。

シーズン3は地上から始まり、ほぼ地上でドラマが進みます。

地上では、4人の人間達は「死後の記憶」が一切ないので、ちょっと寂しくもあります。
でも運命をなぞるように、どんどん絆が出来上がっていく過程が見られます。

が、常にマイケルの思い通りにはいかず、シモーヌの存在だったり、ショーンの邪魔だったりいろんなイベントが発生しますw

4人が自分達が一度死んでいると理解した後は、記憶はないにせよ4人の絆が深まっていくので、特に面白くなりました。

その上、個々のサブドラマ(家族関係等)にフォーカスが当てられたりして、じっくりキャラが見られます。

特にエレノアのお母さんは、レスリー・グロスマン(恋するマンハッタン、AHS等)でエレノアが捻くれる原因になった毒親役がはまっていました。

そしてマイケルのオフィスに飾ってあった写真がとんでもない伏線だった事が発覚した時には、ほんとにやられたー! と声を出しました。
ダグがここで登場するとは!

しかもダグってどこかで見たな~と思っていたら、オフィスの写真だけじゃなく、ベター・コール・ソールのチャック(マイケル・マッキーン)でした。
実年齢になってはっきり分かったw(写真は若い頃なので)
こちらの役はのほほんとしてて、雰囲気が全く違うのでほっこりしましたw


なんとかグッドプレイスに行こうと努力する、4人と2人ですがそんな中で「今のシステムではグッドプレイスに行ける人はいない」という事実も面白かったです。

もうこの辺も見ていて大興奮しました。
バッドのハッキングでもなく、単純にシステムと時代が合っていないという。

これって変化の激しい今の時代、いろんな事に言えそう!

そしてそれに気づいた所で、ちゃんと確かめてみようと、新たな実験をスタートさせるというのも、ワクワクしました。

ちなみに今回初めてグッド・プレイスに近づきますが、なかなか見せてもらえないというのも先のお楽しみって感じで上手いんですよね~。


軌道に乗ったかのように見せても、ちゃんとショーンが邪魔し続ける事で、当然スムーズにはいかず、リブートする必要がないはずだったチディが自らリブートする事になった所でシーズン3は終わりました。

なかなか上手くいかないエレノアとチディ。
これはもうある意味お約束って感じですけどw

こんな終わり方、先が気になるに決まってる!!

シーズン4は2019年の9月本国放送スタートだと思いますので、今までと同じようならその頃には日本でもNetflixで配信されるハズ!
今から楽しみすぎる~。


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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