シャット・アイ 占い詐欺師の逆襲/Shut Eye　シーズン1　6話「審判/Judgment」

2018年12月4日（火）～　AXN日本初放送（全10話）

（アメリカ：2016年12月～Hulu配信）

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・シーズン1　5話「魔術師/The Magician」へ

脳の精密検査の結果、医学的な異常は見つからなかった。

チャーリーはヴィジョンを止めてくれ、とホワイト先生にやつあたりする。

「誰かが死ぬのをいちいち見たくない」

チャーリーは泣いていた。

ファビアナ

全身火傷を負って入院していたファビアナは、ファミリーやチャーリー達の見守る中、息を引き取った。

その間際にチャーリーを見つけたファビアナは、この事態にチャーリーが関わっている事をなんとか伝えようとするが、チャーリーはファビアナの会話がおぼつかなかった事を利用して上手くごまかしていた。

「猫なら、無事だよ。うちで世話してる。

金なんていらないよ。水臭いな」

エマの携帯がベーカーズフィールドで発見され、ニックからのメールがあった事で、ニックの元に警察がやってきていた。

ニックの送ったメッセージは「ごめん」。

何故そう送ったのかと聞かれ、ニック自身が知りたいと興奮する。

何故エマは急にいなくなってしまったのか。

そこへチャーリー達が帰宅し、ニックを守る為警察を追い返していた。

その際に、殺人課の刑事も同席しており、占い詐欺師の摘発に本格的に乗り込む、と忠告を受ける。

「偽サイキックたちの船は沈み始めてる。

このままじゃ連中もろとも沈没するわよ」

「泳ぎは得意だ」

「サメが群がってる海じゃそんなの意味ない」

チャーリー達に、組織の抗争と捜査という困難が降りかかる。

チャーリー達は、ファビアナの葬儀に参列する事になった。

初めてのロマの葬儀という事で緊張していた。

フォンゾは、母親リタにトニーとのいざこざを打ち明け、短気を抑えるよう叱られていた。

「侮辱される度に相手を殺せないでしょ！」

リタはトニーと同席するフォンゾが暴れないよう、チャーリーをお目付け役に指名した。

しかし、フォンゾはトニーがファビアナを殺したと信じ切って興奮していた。

墓地から式場へ移動すると、チャーリーは不自然な屋台トラックが停まっている事に気づいた。昼時なのに準備中になっていた。

その狙いは正しく、中ではリタをターゲットとした盗聴作戦の準備をしていた。

リタの古い知り合いであるロジャーという男は、組織の詐欺の被害者だった。
盗聴器でリタの犯行について会話をさせるのが目的だった。

チャーリーは落ち着かないロジャーの様子で、すぐに警察の手先だと気づいた。
リンダを介してそれをリタに伝えた。
リタが逮捕されれば自分達も捕まってしまう。

ロジャーを疑わなかったリタは「感謝するとでも？」と忠告したリンダには強気だったが、すぐに反撃に出た。

断酒しているロジャーに、無理やり酒を飲ませ酔っぱらわせてトイレに連れ込み、愛してると叫ばせた。
警察はそれを聞いて作戦の失敗を確信した。

ロジャーの件が落ち着いたと思ったら、フォンゾがトニーに殴り掛かっていた。
チャーリーが外に警察がいるから抑えて、と忠告した直後だった。

ノラ・ホワイト先生

「俺はクソ野郎だから聖人に？」
「ええ。そういうこと」

ナディーン

ジーナ

ジーナは、まだリンダを諦めてはおらず、催眠を利用した詐欺で金を作って部屋を借りていた。

呼び出されたリンダは、縁を切りたいといいつつまたジーナと関係を持ってしまう。


7話「ソードの２/Two of Swords」へつづく

ちょっとスローテンポになっているような。

ナディーン関連や組織への反撃はほとんど進展なし。

チャーリーのヴィジョンについても、進んでいるように見せかけてほぼ足踏みだったと思います。

そんなテンポ感も気になりましたが、何より今回気になったのはチャーリーのキャラが良く分からないという事。

泣きながらヴィジョンを見たくない、というチャーリーと、死にゆくファビアナに冷酷な対応をして嘘をつくチャーリー。

同一人物って感じがしない～。

そもそもヴィジョンの力ありきで、反ファミリーを掲げたはずなのに、ここで「ヴィジョンを止める薬をくれ～」って言って、ヴィジョン見れなくなったら困るのチャーリー自身なんだけど……。

あと、イケイケなジェフリー・ドノバンが見たいという欲求がなかなか満たされないストレスもそろそろ溜まってきたｗ

ちょっと思っていた（期待していた）のと違うゾ！

ファビアナに残酷な対応をするチャーリーは格好良かった！！

7話「ソードの２/Two of Swords」へつづく

(文：ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)