あらすじ
・シーズン1 6話「審判/Judgment」へ
悪い予感
チャーリーはナディーンをうまく騙し、177万ドルを用意させる事に成功した。
その金がマイルズの魂を繋ぎとめていると言えば、すんなり燃焼の儀式に承諾した。
儀式に使う箱には仕掛けがあり、ナディーンに見つからないように偽札とすり替えれば、今回の大目的が達成される。
177万ドルを入手し、ナディーンの相談も終了する。
ところが、箱を持ってナディーンの家を訪ねると、予期せぬ事にいないはずの夫が戻っていた。
すかさず寄付集めの振りをして誤魔化したが、屋敷の中には仕掛けたままのMP3が残されていた。
回収しなければ、また夜中の0時7分に赤ん坊の泣き声を再生してしまう。
回収をテッドに頼もうとするが、テッドはナディーンの屋敷に忍び込んだ際に転落して足を怪我していた。
松葉杖生活で運転も出来ず、とても仕事ができる状態ではなかった。
チャーリーが回収するしかなくなってしまった。
その後、チャーリーは再び水中でもがくヴィジョンを見ていた。
家宅捜査
フォンゾの屋敷や仕事場であるガレージ等に家宅捜査が入った。
ロマにとって他所者が触れた物は「汚染」された事になる。それは「マリメイ」と呼ばれる一大事だった。
そのせいで、ガレージでオンライン占いをして働いていた従業員達は全員辞めてしまった。
フォンゾは、家宅捜査を招いたのはホワイト・トニーだと思い込んだ。
リタは悪評を流される前に「クリス(審議)」を開いてもらう事にした。
「マリメイを清めない限り、皆から見放される」
さらにホワイト・トニーを尾行すると、フォンゾの縄張りで引き抜きをしている事が分かった。
フォンゾはチャーリーにもコンタクトすると睨み、チャーリーの家にテリーという男を監視役に残した。
MP3の回収
チャーリーはナディーンの屋敷にMP3を回収しに行きたかったが、テリーが邪魔で気づいたら夜の11時前になっていた。
困っていると、朝突然泊まりに来た妹のシルヴィアが現れたので、シルヴィアに協力してもらいテリーの目を盗んでやっと家の外に出る事が出来た。
ところが、目の前に一台の車が近づいて来た。
それはずっとチャーリーが着信拒否をしていたエドゥアルドだった。
チャーリーは今は他のクライアントの案件で手が放せないとエドゥアルドを避けようとしたが、命に懸かる問題だからとしつこくされ30分だけ付き合う事にする。
エドゥアルドに案内された場所へ行くと、4人の友人達が血まみれで拘束されていた。
先日殺したドーナツ店の男の雇い主がこの4人の中にいる、それをチャーリーに当てて欲しいと言うのだった。
チャーリーはすぐに全員だよ、といいエドゥアルドから借りた銃をつきつけて1人ずつ質問をした。
その質問は、エドゥアルドとの出会いで、それぞれに歴史やエドゥアルドとの思い出がある事が分かった。
全員に聞き終わると、チャーリーは言った。
「友情と家族こそ人生で最も大切だ。
いい取引関係も家族と同じ。
思いやる気持ちがすべてだ。難しい時もある。
愛するからこそ傷つけられるが、厚い友情は手に入らない。
だからこそ人生の宝物だ。
陳腐だが……」
エドゥアルドはそれが真実だ、とチャーリーの言う事に納得していた。
「時々だが俺は短絡的になる。
目が覚めたよ」
エドゥアルドが疑いを持つことを止め、空気が一転した時。
1人の男がほっとしたのか話し出した。
「俺にも間違える時がある。
お前の計画が理解できない事も」
するとエドゥアルドは間髪入れずに銃を向け、数発撃ち込み、満足そうにチャーリーを指さして言った。
「裏切り者をあぶり出した」
彼は天使だ、友人達にそう改めて紹介した。
「聖、ファッキン・チャーリー」
その後なんとかMP3を回収する事が出来た。
審判
フォンゾは審判でホワイト・トニーを責めた。
だがホワイト・トニーは恨みはあれど、争いは望まないと主張した。
審判結果は、お互いにある毒を消す必要があると、フォンゾがトニーに店2軒を譲り、誠意の証しとしてチャーリーもつける事に。
それにより汚れは清められた。
同胞はどちらの家で働いても良い。
そして2つの家を婚姻によって1つとする為、フォンゾの長女ドリーナがトニーの息子と強制的に結婚する事になった。
燃焼の儀式
改めてチャーリーは燃焼の儀式の為、ナディーンの屋敷を訪ねた。
儀式が終われば、ナディーンは自由になるのだがそれが望みなのかどうか分からなくなっていた。
「息子といたいの」
それでも箱の中に、札束を詰めていった。
ナディーンが野球のボールを取りに行った隙に、チャーリーは中身を入れ替えた。
「マイルズ、旅立ちの時だ。
君を解放するからお母さんを解放してくれ」
そして箱に火をつけた。
チャーリーとナディーンは簡単に別れの挨拶をすると、その場で別れた。
後は片付けておく、と1人になるとゴミ袋に混ぜておいた177万ドルを回収して持ち出そうとした。
その時――。
チャーリーの目の前に真っ白な光が向かってきた。
ふと振り向くと、プールサイドを歩くナディーンが見える。
そのナディーンは、手に重りを持ってプールの中に飛び込んだ。
チャーリーは金の袋も気にせず、慌ててプールに飛び込んだ。
だが、水中に浮かぶナディーンの姿は消え、気づくと自分の足に重りがついていた。
水面を見ると、自分を見下ろすナディーンが見える。
水中でもがく姿はヴィジョンのままだった。
チャーリーは自力でプールサイドに上がった。
ナディーンはタオルを掛けてくれたが、すぐに側におちている金に気づいた。
「あれは?」
チャーリーは何も隠さなかった。
金だけではなく、これまでの詐欺もすべて打ち明けた。
「この金は貸金庫に預け、俺みたいな輩から隠せ。
セラピーを受けて立ち直れ。
俺は友達じゃない。今までも」
帰宅したチャーリーはリンダに失敗を報告した。
「彼女が死ぬから……すまない」
明らかにリンダは納得できない様子だった。
チャーリーはノラを家まで訪ねて、当たり散らした。
ヴィジョンのせいで、良心の呵責を感じ、計画をダメにしてしまった。
それは必要な痛みで、変化する時だとノラは慰めたがチャーリーには受け入れたくなかった。
「正しい事をしそうになったら次は全力で拒む」
リンダ
リンダは度々ジーナの家に行っていた。
「私は夫と息子を愛しているけど、あなたも欲しい」
177万ドルが手に入れば人生が変わる。
その時になったら欲しいものを全部掴む方法を探す、とジーナに宣言していたが、計画は失敗した。
チャーリーに無理なら自分でなんとかする。
リンダはジーナに例の薬を手配させた。
エマ
エマの遺体が山の中で発見された。
南米のヤクを過剰摂取したと噂になっていた。
エマを1人してしまったとニックは自分を責めると同時に、チャーリーとリンダも責めた。
「仕事のことばかりで僕を助けてくれなかった」
ニックは深く傷ついていた。
かんそう
またしてもヘタレ・チャーリー……。
177万ドルを棒に振ってしまいました。
もちろん、ナディーンの命を救う為ですから人としては正しいのですが、詐欺師としては甘い!
それに、そのヴィジョンが見えたなら金を奪ってもナディーンを助ける事が出来たんじゃないのかなぁ? と。
若干納得感が薄くも感じましたが、とにかくチャーリーがヘタレという事なんでしょうね。
リンダがジーナに走る気持ちも分からなくなくなってきた。
チャーリーはリンダの本質をあんまり理解していないみたい。
ヨガに行ってリラックスするようなタマじゃないよねw
でもニックの繊細さを見ると、チャーリーの息子なんだな~と納得。
フォンゾは単なる悪者かと思ったら、意外とちゃんとドラマが用意されているんですね。
政略結婚を嫌がる娘さんとの関係等。
アホで、短気でトラブルメーカーだけど人間らしいフォンゾが憎めなくなってきました。
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