あらすじ
The Big Bang Theory 10x07 Promo "The Veracity Elasticity" (HD)
(アメリカ放送 2016年9月～）
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エイミーの嘘
シェルドンとエイミーは同棲している部屋から、FUN WITH FLAGの配信をした。
今回からハワードとラージもバンドとして参加する事になった。
オープニングで歌を歌い、シンセサイザーで合いの手を入れた。
そんな配信を向かいの部屋で、レナード、ペニー、バーナデットの3人が見ていた。
「これ見るならニュースでも見た方がマシね」
ペニーには退屈なようだった。
同棲を楽しんでいる2人だったが、実はアパートの工事は何週間も前に終わっていた。
エイミーがシェルドンに遅れている、とウソをついているのをバーナデットは知っていて、2人に話した。
配信が終わり、シェルドンはエイミーに夕飯のテイクアウトを買うついでに工事の進捗を見に行こう、と言った。
エイミーは慌てて、工事現場には近づかないほうがいい、とごまかした。
それには納得したものの、シェルドンは大家さんに工事の遅延の文句を言ってあげると言い出した。
「文句を言うのがオリンピックの競技なら僕は間違いなく金メダルを取ってる」
それでも夕飯の話に戻そうとするエイミーにシェルドンは気づいた。
エイミーは上手くシェルドンの気を反らすような話題を提供して、まんまと工事の話題を忘れさせた。
恋人の嘘
翌日、シェルドンは大学のランチ中に、3人にエイミーの異変を打ち明けていた。
「エイミーは何かを隠している気がする」
シェルドンとの同居生活に戻りたくないレナードは、エイミーを庇った。
「心配ないよ。多分仕事が忙しいんだろ」
シェルドンは気になるあまり、食欲を無くし、睡眠不足にもなっていた。
「隠し事するなんて！
僕の体をシェアしたのに。
ネットフリックスのパスワードも。
彼女のせいでラブコメをお勧めされる」
そんなシェルドンにレナードは本当の事を言ってしまった。
シェルドンとの同棲が楽しいから、終わりにしたくないんだ、と。
「愛しさと切なさと悲しさと……。
ナイトメアのジャック・スケリントンに似てるって言われた気分」
「何かに似てると思った！ それか！！」
ラージが叫んだ。
シェルドンは恋人に嘘をつかれるのは許せず、すぐに問い詰めようとした。
「せっかくの切り札だぞ。ここぞという時にとっておけ！」
ハワードのアドバイスをレナードは最低だと言った。
「じゃあペニーに仕返ししたいと思った事はないの？」
「ないよ」
「ペニーが君のコレクションを少しずつ倉庫に移してるけど、君はまだ気づいてない」
ハワードは何週間も前から知っていたけど、一番大きなダメージを与えられるまで待っていたと言った。
シェルドンはその様子を見て、ハワードの言う事をなんとなく理解したようだった。
レナードが家を調べると確かに、コレクションの一部が無くなっていた。
秘密の会話
ペニーはエイミーにアパートの工事について探りを入れた。
エイミーはペニーにも嘘をついてごまかしたが、しびれを切らしたペニーから知ってると伝えた。
エイミーはペニーにも黙っててと頼んだ。
シェルドンとレナードはお互いの彼女のウソを、しばらく観察する事にした。
「2人が嘘という糸をどんどん紡ぎ出すのを。
デスクから消えたスパイダーマンのようにね」
シェルドンは面白がった。
そこへペニーとエイミーが食事を買って帰ってきた。
シェルドンはさっき観察すると言ったばかりなのに、さっそくエイミーを追求した。
「アパートどうなってる？」
「あ、まだ工事中……」
しどろもどろなエイミーを見てシェルドンは睨みを利かせた。
「興味深い。実に興味深い」
ペニーはエイミーに加担した。
「アパートを見たけどまだぐちゃぐちゃよ」
シェルドンはクリンゴン語でレナードに話した。
『どういうことだ。ペニーが嘘ついてる？』
『分からない』
何故クリンゴン語で話すの？ というエイミーにシェルドンは言った。
「君はなぜ話さない？」
するとエイミーとペニーもウビィドゥビで会話を始めた。
『もちろん覚えてる』
『素晴らしいわ』
2人はレナードとシェルドンに分からない言葉で会話をした。
どうやらシェルドンはエイミーのウソに気づいているのではないか、と。
結局、4人は暴露し合った。
エイミーはシェルドンと住みたいから嘘をついた。
ペニーはそれを「恋してるからでしょ」とフォローした。
するとレナードは「夫の持ち物をこっそり隠すのはどういう理由なんだ？」とペニーのウソを責めた。
「はあ？ 私は隠してないわ！」
ペニーは剣幕になった。
レナードがバーナテッド経由のハワードから聞いたし、この目でも見た、というと「じゃあ、友達とその妻と自分の目を信じるわけ？ この私より」と訳の分からない事を言った。
謝罪
そこへバーナテッド達がやってきた。
ペニーは真っ先にバーナデットに詰め寄った。
「物を隠してるってハワードに言ったわね！」
「待って。ペニーが物を隠してるってレナードに言ったわね！！」
責められたハワードは、クリンゴン語で話し始めた。
「その言葉やめて！」
エイミーが怒鳴った。
今度はエイミーがアパートの件をばらした、とバーナデットを責めた。
「ごめんなさい、つい話しちゃった」
素直に謝られると許すしかなかった。
そしてシェルドンにも改めて謝った。
「シェルドンごめん。今まで嘘ついていたの」
「もういいいよ」
横柄なレナードにペニーは謝らなかった。
「また大事なものを隠すわよ」
1人気楽なラージは確認した。
結局同棲はどうするのか？ と。
シェルドンは今回の事を差し引いても、同棲実験には意義があると言いい、エイミーとの同棲の可能性は否定しなかった。
ペニーは興奮間違いなしのエイミーをウビィドゥビで落ち着かせた。
『エイミー落ち着いて』
ハワードは同棲が続くなら、シェルドンの部屋にレナードの物をしまえばいいと提案した。
それにはペニーも賛成し、レナードはゲーム部屋にしよう、と盛り上がった。
シェルドンは住まないのに、僕の部屋だと主張し続けた。
子供扱い
シェルドンは同棲を続けると決まったら、住む部屋についてエイミーに尋ねた。
「別にパサデナを出たって構わない。隣のアルタデナに住んでもいい」
エイミーの元の部屋は大嫌いだったが。
エイミーは新生活を楽しみにした。
「どこがいいかしら？」
ところが引っ越してもいいと言ったシェルドンがネガティブな事を言い出した。
隣が煩かったら、喫煙者だったら……。
エイミーは鼻歌を歌った。
「スタートレックのテーマで僕を落ち着かせようとしてるのか？」
「ええ」
「子供扱いしないでくれ」
「ごめん」
シェルドンは「2001年宇宙の旅」をリクエストした。
「すごく落ち着く」
模様替え
レナードはいつまでも寝室が自分の部屋のままだったという事に気づいた。
「だからこれを買ってきた」
ピンクのパワーレンジャーだった。
……というのは冗談で、ペニーに部屋を好きにしていいと言った。
シェルドンはうなされた。
自分の部屋がどうなるのか気になって仕方がなく、ついに見に行く事にした。
ベッドを抜け出すとエイミーに言った。
「僕の枕に息を吐きかけないでくれよ」
「ずっと息をしないでおく」
「それでいい」
シェルドンが部屋を見に行くと、レナードが張り付けになっていて、ペニーに鞭で叩かれていた。
SM部屋にしたのよ、と言われシェルドンは悲鳴を上げて目を覚ました。
夢だったのだ。
分かれ道
翌日、シェルドンはコミックストアで3人に相談をした。
「エイミーと同棲を続けるべきか、レナードと暮らすべきか」
「SM地獄に引きずり込むぞ」
3人はエイミーが好きで、エイミーと暮らすのが好きなら答えは出てると言った。
「君らは役立たずだから1人で考える！」
シェルドンはアパートに戻り、部屋の前の踊り場で右往左往した。
そこへエイミーがやってきたので、「ビュリダンのロバ」について深く考えていると言った。
エイミーはビュリダンのロバを知っていた。
ジャン・ビュリダンが示した哲学的テーマ。
空腹のロバが干し草に続く分かれ道の前で、どちらに進むか決められず餓死してしまう。
「そのとおり」というシェルドンにエイミーは餓死されたら困る、とナスを渡した。
「ビュリダンのロバはアリストテレスを盗作したとも言われてるの」
「ホントに？」
「アリストテレスの例えでは、空腹で喉も乾いた人が食料と水、どちらを選ぶか悩む」
シェルドンは12世紀のペルシャの哲学者、ガザーリーの話とも関係があるのかと聞いた。
「２つの木の実のどちらか選ぶが悩む話だ」
エイミーは、ガザーリーは根っからの反アリストテレス主義者だと言った。
「それは聞き捨てならない！」
シェルドンは自然とエイミーの後をついて、ペニーの部屋に入っていった。
新しい部屋
ペニーが寝室を模様替えした。
赤を基調としたラブリーな部屋に生まれ変わった。
レナードは引きながらも、君が気に入ってるのが一番だと受け入れた。
その直後、ペニーの部屋に寝室から少しペニーの荷物を持ち運んで隠した。
シェルドンには内緒にさせた。
かんそう
シェルドンとエイミーの同棲はこのまま続くようです。
でも、パサデナを出るって……。
今のペニーの部屋とレナードの部屋という位置関係がこの先、なくなってしまうなんて考えられない！！
多分言ってるだけでしょうね。
てか、そんなのビッグバンセオリーじゃなくなっちゃう！
2部屋に分かれて、やっとレナードとペニーは、普通の新婚生活？ のスタートになったんですけど、確かに部屋が前のままだからどうしても、「今だけ感」が強かった！
今後はその辺も変わっていくのかな。
寝室はすごい変わりようだったけどｗ
シェルドンの部屋がゲーム部屋になるのは、また皆のたまり場として定着しそうだから凄くいい～！
その提案をペニーが嫌がらないのも、ペニーらしくていいんだよね～。
そういえば、エイミーは早く家引き上げないと、家賃勿体ないって思うんだけど、やっぱり稼いでいるからそんな焦りはないのかなｗ
今回はメインはシェルドン、レナード、ペニー、エイミーだったけど、全員が絡んでいるシーンがあって良かった！
ペニーとエイミーが使っていた、ウビィドゥビ語は、吹き替えで確認した感じではけやき坂の齋藤京子さんの「バビ語」みたいな感じでしたｗ
「バビ語」は言葉の間に「ばびぶべぼ」を挟んで暗号っぽく聞こえる話し方です。
私は齋藤京子さんの話しているのをTVで見た事しかないのですけど、これなかなか分からないんです。
シェルドンとレナードは頭がいいんだから、ペニーが使える暗号くらい分かりそう、とも思いましたが、慣れるまではそうでもないのかもしれません。
私には二人の吹き替えも全然分からなかったｗ
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