あらすじ
The Big Bang Theory 10x08 Promo "The Brain Bowl Incubation" (HD)
(アメリカ放送 2016年9月~)
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7話「ビュリダンのロバの法則/The Veracity Elasticity」へ
シェルドンとエイミー
エイミーは、シェルドンと自分の皮膚組織を採取して、神経回路を合成する実験を始めた。
数週間で皮膚細胞は脳細胞へと変換した。
するとシェルドンは、自分が創造主になったような気分だと興奮した。
「シーモンキーを孵化させたみたいに。
これは僕のDNAから生まれたから、シェルモンキーだ!」
エイミーは2人のDNAだと呆れた。
シェルドンは刺激を与える実験をしようと、ノリノリになった。
「そうだ! 僕と君の写真を見せてどっちを気に入るか調べてみよう!!」
エイミーは実験に慣れていたし、原始的なニューロン(神経細胞)の集まりだから出来る事にはまだ制限がある、とシェルドン程浮かれてはいなかった。
シェルドンは分かったといいつつ、顕微鏡にひそひそ話をした。
「ママはつまんないね~」
2人は、バーナデットを家に呼んで実験について話をした。
バーナテッドが皮膚細胞を脳細胞に変換したことを凄いと褒めると、エイミーは言った。
「私、この人を彼氏に変換した。不可能はない」
シェルドンは、スマホの写真を見せて自慢した。
「ほらこれが僕らの細胞の顕微鏡写真」
「ほんとフラッシュのTシャツ着せたらあなたそっくり」
シェルドンは上機嫌で細胞自慢を始めた。
どうやらバーナデットの赤ちゃんに対抗しているようだった。
バーナテッドはリアクションに困った。
シェルドンにとってはすっかり「親同士の会話」のつもりになっていた。
「と言ってもうちの子はもう結果を出してるのに、そっちの子はオシッコの海でぷかぷか浮いてるだけ」
「私のは人間の赤ちゃん。
あなたのは実験器具に入った脳ミソ」
「それを見にわざわざここまで来たのは誰だ?」
次第にバーナデットもシェルドンと張り合った。
「こっちは免疫システムが発達してる」
「僕らの子に免疫は要らない。
ドイツ製の培養器の中だ」
さすがにエイミーが止めに入った。
わかったというシェルドンは、どっちの子も素晴らしい事にしておくと言った後で付け加えた。
「でもハワードとエッチしたから向こうの負け」
実験のデータ結果が良かった事からシェルドンは、上機嫌が続いていた。
「実験に加わってよかった?」
「もちろん。さあ次の段階は分かってるよね?」
エイミーは二次培養して回路の複製をするんだろうと返事をしたが違っていた。
「ドアにカギをかけて、ズボンを下して子供を作るんだよ」
シェルドンは実験で気をよくして子供が欲しくなっていたのだった。
「君と僕のDNAの組み合わせは素晴らしい。僕らの子供は人間を次の進化に導くかもしれないんだ。
どこの幼稚園もうちの子を欲しがる」
だがエイミーはシェルドンとは正反対に、今はまだ子供を産むつもりはなかった。
乗り気じゃないエイミーにシェルドンはじらしているんだな、と勘違いをした。
自分との子供を欲しがらないという事が信じられないのだった。
エイミーははっきりとまだ子供を作る気がないと言っているのに、シェルドンは聞き入れなかった。
デスクからペンをわざと落として、エイミーにお尻を向けて拾った。
呆れて実験室を出て行ったエイミーにシェルドンは叫んだ。
「ちゃんとお尻を見たのか!」
エイミーが部屋に帰ると、ドアの前からバラの花びらが撒かれていた。
エイミーはうんざりした。
ドアを開けると、ジャズが流れてポマードで髪をべったりなでつけたシェルドンが、ブランデーを片手にまどろんでいた。
「お嬢さん。ブランデーはいかが?」
「結構」
「だよね。クソマズいし」
エイミーははっきり誘惑しないで、と言った。
シェルドンは、これはいつものことだ、とすっとぼけた。
「疲れて家に帰るといつもジャズを掛けてる。
内ももに香水を振り撒くんだ」
そう言ってエイミーの方に手で風を起こした。
「ふれあい動物園の臭いだわ」
エイミーはいい加減にして、と向かいの部屋に逃げた。
するとシェルドンが追いかけて来た。
「この手は使いたくなかった。
だがもはやこれを見せるしかない」
そう言ってシェルドンはスマホで音楽をかけて踊り出した。
フラメンコを。
そしてエイミーを誘惑するダンスを踊った。
エイミーはバカみたい、と部屋を飛び出した。
シェルドンはレナードとペニーに決めポーズで言った。
「そそられちゃったかな?」
2人はぽかんとしたまま何も言えなかった。
ドアの前でエイミーは、息を整えていた。
「はぁ、危なかったわ」
ラージの恋
ラージが観測室にいると、清掃員が入ってきた。
イザベラ・コンセプシオンという女性だった。
ひょんなことから会話を始めるとラージは、イザベラの事が気になりだした。
ゴミ箱が、お菓子のパッケージばかりだから子供がいるのかと思っていたと言われたラージはすぐに意識して、夕食でブロッコリーをオーダーしていた。
そんなラージの変化にレナードもハワードも驚いた。
「子供みたいな食事は卒業」
ラージがそういうと、ペニーはすぐに彼女が出来たのか? と尋ねた。
ラージは最初は否定したものの、すぐに自爆してイザベラの事を話した。
だが、清掃員だとは言えず同じ天文学者だと嘘をついてしまった。
ラージは、男子トイレを清掃しているイザベラにまとわりついていた。
イザベラはバツ1で、19歳の息子がいる事が分かった。
弁護士を目指していると知ると、妹も弁護士だといって共通点に喜んだ。
ラージはイザベラを食事に誘ったが、仕事の掛け持ちで時間がないと断られた。
そのまま、部屋に戻ろうとしたがラージはすぐに戻ってきた。
やっぱり諦めきれないようで、再びイザベラに言った。
「僕らの間に感じるものはありませんか?」
イザベラは笑っておやすみ、とだけ言った。
「もう帰りますけど、ここに来るたびにあなたの事を思ってますから」
言ってから男子トイレだったと気づいた。
次にイザベラがラージの部屋に清掃に入ると、ラージはそこにディナーの用意をして待っていた。
時間がないなら、今ここで食事をしよう、と。
仕事中だから無理と言われるだろうと、イザベラが清掃する予定の部屋の清掃も済ませていた。
そこまで聞くとイザベラは少しなら、とテーブルに座った。
「あなたの故郷の料理を作ってみたんだ」
「ほんと? キューバ料理を作ったの?」
ラージは間をおいて言った。
「キューバでもメキシコ料理食べるよね?」
2人は楽しく食事をした。
イザベラが今度の日曜は暇だと言いかけた時、ハワードがやってきた。
ハワードはイザベラを見て、話しに聞いていた彼女だと気づいて挨拶した。
「例の天文学者さん。ラージに聞いてます。フフ」
そして部屋にあった清掃用具の台からトイレットペーパーを盗んだ。
イザベラはラージが友達に嘘をついた事を知り、ショックを受けた。
「私は大人よ。私を恥じてる人と過ごす時間はない」
そう言って掃除用具と共に部屋を出て行った。
ハワードは気まずい雰囲気の中、トイレットペーパーを手にしたままだった。
「これ、もらっていいよね?」
ラージはすぐにイザベラを追いかけた。
イザベラの仕事を恥ずかしいとは思っていなかったのについ嘘をついてしまった、と謝った。
「恥ずかしい人間なのは僕のほうなんだ!
飼い犬に口移しでご飯をあげてる。
僕がそうしたいからだ。
それに蝶が苦手。
あんなにかわいいのに」
そして埋め合わせのチャンスが欲しいと頼み込んだ。
イザベラはしつこさに負けたのか、日曜日に素敵なレストランに連れて行ってと言った。
「店は決めて。パキスタン料理でもいいわよ」
「ああ、僕はインド人だ」
「気持ちが分かった!?」
そう言って去って行った。
ハワードは2人の会話中に、ちゃんとトイレットぺーパーを返していた。
9話「地質学者と張り合う法則/The Geology Elevation」へつづく
かんそう
シングルに戻ったラージの、恋愛エピソードが早速登場しました!
やっぱラージって優しくて、内面はイケメンだな~と思う。
嘘はいけないけど、すぐ素直に認めて謝ったし。
結局デートはOKなんだ……よね?
19歳の息子を持つシングルマザーだけど、今後の発展はあるのかしら?
ラージにはイザベラみたいな大人がお似合いような感じがしたけど!
そして今回はとにかくシェルドンが飛ばしていました!
すっかり細胞の父親気どりになっているのも面白かったけど、フラメンコにはやられた!
ただ、あれで誘惑されるのはエイミーだけだと思うけどw
今回はラージとシェルドン&エイミーの、2本立てでしたが、どちらも面白かったです!
9話「地質学者と張り合う法則/The Geology Elevation」へつづく
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