あらすじ
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2018年10月4日(木)~ スーパー! ドラマTV 日本初放送
(デンマーク放送:2017年4月~) 全8話
・登場人物
フィリップは6か月間の人質体験を経て、対テロ特殊部隊の責任者として復帰していた。
フィリップを拷問していたのはアマッドという男だった。
未だに悪夢を見続けるフィリップだが、つきあっているルイーセにもその事を聞かれても誤魔化していた。
ルイーセは、すべてを打ち明けようとしないフィリップにしびれを切らし、別れを切り出していた。
ナヤ・トフトは有名なTVレポーターだった。
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
(デンマーク放送:2017年4月~) 全8話
・登場人物
フィリップ
フィリップは6か月間の人質体験を経て、対テロ特殊部隊の責任者として復帰していた。
フィリップを拷問していたのはアマッドという男だった。
未だに悪夢を見続けるフィリップだが、つきあっているルイーセにもその事を聞かれても誤魔化していた。
ルイーセは、すべてを打ち明けようとしないフィリップにしびれを切らし、別れを切り出していた。
テロ発生
デンマーク、コペンハーゲン。
昼間の空いている地下鉄が突然、緊急停止した。
何事かと思ったら、銃を持った三人組がハイジャックを始めたのだった。
男達は顔を黒いマスクですっぽり覆っていた。
乗客の1人が反撃を試みるが、すぐに犯人の仲間が加勢して制圧された。
15人の乗客全員は携帯を取り上げられ、緊急停止した列車から降ろされた。
線路を歩かされ、地下鉄内にあらかじめ用意してあった基地の中の大きな檻に閉じ込められた。
そこは新設されるマーモア教会駅の工事現場近だった。
対テロ特殊部隊の責任者のフィリップが呼ばれ、現場の指揮を執る事になった。
地下鉄の監視カメラの映像は、HDを盗まれて見れなかった。
コンゲンス・ニュートー広場駅に停まっているライトバンの中から、人質の物と思われる多数の携帯電話が入ったバッグが見つかっていた。
駅の映像から犯人が3人である事は分かった。
交渉人の1人として別れたばかりのルイーセも呼ばれた。
気まずい中、ルイーセはプライベートと仕事は区別すると言った。
交渉
エスベン・ガーノウとルイーセを交渉人とし、フィリップが犯人との交渉に立ち会った。
リーダーであろう犯人はアルファと名乗り、慣れた様子で交渉人のペースを乱した。
人質は15人。
身代金として400万ユーロを要求してきた。
「用意できたら受け渡し方法を指示する。
もし金を用意することができない場合は、ここにいる人々は全員死ぬ」
そう言って電話を切った。
パートナー
フィリップはアルファの要求を聞いて、人質時代を思い出していた。
アマッドからパートナーと言われていた事を。
映画で「ようパートナー」と言い合うのを見て、使っていたのだった。
「お前と俺はパートナーだ。
うちに帰してやるから金を稼がせろ」
「国は身代金を払わない」
一度払えば同じ事をするテロリストが後を絶たないから。
「だが、払わなければお前は殺される」
「国はそれも承知だ」
「大変だな、パートナー」
ルール
人質には、水や食料、毛布、救急セットなどがあらかじめ用意されていた。
その様子から念入りに計画されていたという事が分かった。
ルールの発表があった。
従うなら何も心配はない。
男達はそれぞれアルファとブラヴォとチャーリと名乗った。
「お前達はそれだけ知っていればいい。
要求した金を受け取ったら、お前達を解放してやる」
無駄に傷つける気はなく、トイレ休憩もあると言った。
その時、マリエがトイレに行きたいと手を挙げた。
だがアルファは大声で怒鳴り、勝手な発言を禁じた。
「トイレ休憩の時間は俺が決める。
騒ぎを起こす奴は、容赦しない」
反抗する者には厳しい罰もある、とアルファは脅した。
身代金
フィリップは、法務省や国家警察部長などのお偉方に進捗報告をした。
身代金は全員で400万ユーロ。クローネに換算すると1人200万クローネ。
それは高いのか安いのか、と相場を聞かれた。
「ソマリアの海賊の時は、1人650万クローネ。
シリアで拘束された写真家は1人で1500万クローネ」
フィリップは、交渉が困難になるので公開しないでと釘を刺した。
注目を受けやすい地下鉄を選んだのは、脱出するプランがあるからだろう、とフィリップは読んだ。
犯人が外に出るのは簡単ではないが、潜入するのも難しい。
少人数で防御しやすい場所が選ばれている。
今のところ、自殺覚悟とは思えなかった。
黒幕はまだ分からなかったが、テロが連鎖する様子はなかった。
カメラ
中の様子を探る為、エレベーター・シャフトを利用して、ケーブル状のカメラを下す事にした。
ところが、部屋を映し出した途端に犯人に見つかり、銃で壊されてしまった。
人質
落ち着いてきた人質達はそれぞれ自己紹介を始めていた。
マリエは、スウェーデンのカトリーネホルム出身で看護学校の生徒だった。
父親はデンマーク人。
モニカ。
ボーディル、元教師で年金生活者。
デニース、アマー島出身の無職。
レオン、早期年金生活者、外国人の婚約者と旅行するのが趣味。
犯人に反撃した男はアーデル。
シーラスはフュン島出身でDJをしていた。
ヨアキムと名乗った男は、自己紹介なんかよりも脱出方法を話そうと緊張感を持っていた。
その発言に、大人しく警察を待てばいいと意見は分かれた。
「口を閉じてろヨアキム」
「もし奴らがISだったら」
「ヨアキム、皆を怖がらせるな」
アーデルが言った。
そこへ犯人達がやってきて、無言でマリエを連れ出した。
ナヤ・トフト
ナヤ・トフトは有名なTVレポーターだった。
局から呼び出され、地下鉄テロ事件をレポートするが事件の詳細がない事にイラ立っていた。
そんなナヤにアルファから連絡が入った。
「君の番組で人質の1人をインタビューしないか」
ナヤは上司への確認も省いて、引き受けた。
「じゃあ5分後にスカイプで」
インタビューに選ばれたのはマリエだった。
カメラの前に座らされ、ナヤのスカイプと繋がり、そのままTVで放送された。
マリエは、ケガ人がいない事を伝えた。
決して悪い環境ではない。
水や食べ物が与えられ、トイレにも行けるからなんとか過ごしている。
人質は15人。
インタビュー途中で、フィリップ達も放送に気が付いた。
マリエは涙ながらに訴えていた。
「早く家に帰りたいです。
テロリストにお金を渡すべきじゃない事は私も分かっています。
でもここには15人いて、そのうち何人かはとにかく今すぐに……。
家に帰りたい」
そこでカメラの前が、マリエからアルファに変わった。
「警察と協力し合いたい。
誰も傷つける気はないんだ。
パートナーシップを築きたい。
だがその値段は400万ユーロで断れば人質が死ぬ」
アルファは少し間を空けて言った。
「ようパートナー」
かんそう
1話、1日、全8日間という構成で始まった北欧サスペンス。
もう1話目から面白かったので、記事にする事にしました!
半年間も人質として拷問を受け続けていたフィリップは、未だにその頃の悪夢に悩まされながらも、その事を大っぴらにはせず現場復帰をしています。
そこへ地下鉄ハイジャック人質立てこもり、というテロが発生してフィリップが責任者になるのですが、この時点で気になる不明な点があります。
・フィリップはどうやって人質から解放されたのか。
会見では「脱走」と表現されていました。
という事は、自力で逃げ出したんでしょうけど、一体1人でどうやって?
ここが不明になっているのが、このドラマの1つの肝ではあるのかな~と1話目を見て思いました。
「ようパートナー」のセリフも、思わせぶりで!!
アルファってアマッドなの?
誰もがそう思うと同時に、「あれ? この事件ってもしかしてアマッドとフィリップのパートナーシップの一環だったりして」とも想像できます。
きゃー気になる!
と思ったら予告であっさりフィリップが長官に「ようパートナーってセリフはアマッドの口癖だから、犯人はアマッドかも」と報告しているシーンがありましたw
という事は、フィリップとアマッドがグルと言う訳ではなさそう……?
でもなんせ北欧産ですからね~。
何がブラフで何が真実なのか。
これは見続けないと分からないし、そのクエスチョンの答えが見れるのが楽しみ!
そしてフィリップ以外の登場人物、ナヤや人質達がどう絡んでくるのか。
1話目であっさりフックに引っ掛けられてしまいましたw
これは毎週楽しみになりそう!!
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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