あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)
★シカゴ・ファイア/CHICAGO FIREとのクロスオーバー後編です。
・シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン5 9話「人生の分かれ道/Some Make It, Some Don't」シカゴP.D./クロスオーバー前編
登場人物はこちら
シカゴP.D.前回:8話「不幸の連鎖/A Shot Heard Round the World」
セブライドの取り調べ
ボイトとリンジーがセブライドを取り調べをした。
やけになってタップという店で飲んだ事は覚えていたが、それ以降の記憶はなかった。
額の傷にも身に覚えがない。
「仕事柄、日々事故と接している。
どんな状況であっても、助けるを求める親子を見捨てて逃げたりはしない」
記憶がないとはいえ、事故とは無関係である事を主張した。
母親は助かっていたが、娘は病院で亡くなった。
事件は、ひき逃げから危険運転致死傷罪になってしまった。
Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
目撃証言
被害者の母親に話しを聞いた。
運転手は黒髪で白人だったという。
セブライドを含めた6人の顔写真を見せたが、セブライドで迷いながらも分からないと言った。
「娘だったら分かったのに……」
そう言って娘の死を悲しんだ。
タップ
リンジーはセブライドが飲んでいた店、タップに行った。
すると泥酔していたセブライドに駐車係が鍵を渡していた事が分かった。
マウチ
マウチが21分署に押し掛けてきた。
セブライドに会わせろと、プラットに無理を言った。
規則は曲げられないというプラットにマウチは、家に帰らないと脅した。
マウチはセブライドに今後は何も話すなとアドバイスをして、弁護士を呼ぶと伝えた。
セブライドは、無実だと訴えた。
セブライドの車
バージェスとアトウォ―ターは、事故を起こしたセブライドの車を調べた。
すると、GPS追跡装置が設置されているのを見つける。
誰かに尾行されていたようだった。
その事をセブライドに確認すると、身に覚えはなかった。
車を盗まれたのかもしれない、と言い出すとリンジーは、それなら鍵がないから家にも入れるはずがない、と指摘した。
「消火器ボックスに合い鍵を隠していた」
セブライドは部分的に記憶を取り戻し出す。
タップを出て車を運転したのは認めた。
だが、すぐにマズいと気づいて停車したという。
そこからは、覚えておらず弁護士を要求した。
追跡装置
バージェスは、追跡装置が10時45分にタップで起動されていた事を突き止めた。
そこから、ラッシュ通り近辺を狙った車両強盗団に結び付いた。
高級車に追跡装置をつけて盗むチャンスを狙うというやり方をしていた。
二手に分かれて強盗団を監視する事に。
すると駐車係が客の車を停めて、別の車から取り出した追跡装置をつけて再び発車させる所を押さえた。
駐車係は、自分は装置を取り付けているだけだとすぐにボスの名前を吐いた。
高級車1台につき500ドルもらっていた。
ボイトは、まだ作動している追跡装置を使ってボスのマイクをおびきよせる事にした。
しかし、マイクは直前で異変を察知したようで盗難車で逃走をし始めた。
夜のシカゴで他の車も巻き込んでのカー・チェイスとなる。
ボイトとオリンスキーが追い付いた時には、盗難車は乗り捨てられていて、犯人を取り逃がしてしまった。
ケイシー
ケイシーがボイトを訪ねて来た。
強盗が関わっている事が判明したのだから、セブライドを釈放しろというのだが、まだ事故との関係についてはわからないとボイトは断った。
セブライドの無実を信じ、捜査するにしても先に釈放をしろというケイシーと、証拠が必要だと特別扱いを拒否するボイトは、真正面から対立する。
それをケイシーは、過去の問題が尾を引いているのではないかと邪推した。
一瞬ボイトに緊張が走る。
「まだその件を?」
「俺は葬った。
ケリーを公正に扱え」
徹夜覚悟で捜査にあたる特捜班の仲間達を指差して、ボイトは言った。
「不満なら殺人課に捜査させるが。
ケリーは公判まで拘置所で待たされるぞ。
最悪は殺人罪で5年は外に出られない」
「あんたの考えを教えてくれ」
ボイトは、セブライドが犯人ではないと思っている事をはっきりと伝えた。
「だが必要なのは州検事が証明できるか、だ」
ケイシーはやっと納得できたようだった。
鍵屋
アトウォーターが育てている情報屋候補ケビンに会いに行った。
盗難車の鍵を作っているので何か知っているかもしれない。
するとマイケル・ザドラから仕事を依頼されている事が分かった。
作業場はロジャーズパーク。
ここ数か月、高級車が続いているという。
ザドラに鍵を配達させてアジトに乗り込む事に。
ザドラ
連行したザドラを調べると、今年だけでも盗難車を100台売っていた。
ボイトは逮捕する気はないと言い、車両強盗団を捕まえる為の協力をさせた。
ザドラはあくまで盗難車を売買しているだけだった。
実際に盗んでいるのはライアンだという。
現金で5万ドル、高級車3台分を前払いしたばかりだったが、まだ受け取っていなかった。
連絡には、毎回使い捨て携帯を受け取っていた。
そのライアンが、セブライドの車で事故を起こしていた可能性がある。
それには関係ない、というザドラに「下働きが起こした事には全責任がある」とボイトは脅した。
「ライアンを捕まえるまでお前は拘束される」
ライアン・ノバク
車泥棒のライアンを調べると、たしかに暗がりではセブライドと見間違えてもおかしくない男だった。
母親と同居する住所に向かうと、母親は大金を持って逃げる直前だった。
家の中には追跡装置など、車泥棒の道具が並んでいた。
家族ぐるみの犯行だったようだ。
母親の偽IDも複数発見された。
盗品を捌く際に使用していたのだろう。
母親を脅し、息子の出頭を条件に釈放を約束した。
それでも時間の無駄よ、と母親が協力を拒否するとボイトは強行に出た。
母親を車のトランクに押し込んで、ザドラの誘拐に見せかけたのだった。
母親が人質となればさすがに姿を現すだろう、と。
Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
ライアンはマイク・コックスと一緒に現れた。
しかしトランクを開けると、中で待っていたのは銃を構えたジェイだった。
2人を逮捕した。
事故を起こしたのはライアンだった。
顔に怪我の痕もあった。
マイクは金髪のロングヘアで、目撃証言とは一致しなかった。
そのせいか、運転していたのはライアンだとはっきりと言った。
タップからの連絡で、セブライドの車を狙っていた。
都合よく、車が停車したので銃で脅して鍵を奪った。
その時にセブライドのこめかみを銃で殴っていた事も分かった。
2人共、危険運転致死傷罪になるだろう。
セブライドはすぐに釈放となった。
ボイトは、母親がトランクに入れられた話しをするかも、と検事補に前振りをしておいた。
「もういい。ここからは任せろ」
検事補は慣れた様子で引き継いだ。
リンジーの父親
父親から会いたいと言われている事で、リンジーはナーバスになっていた。
ジミー・サングネティ。
それがリンジーの父親の名前だった。
リンジーはボイトに、出所した父親に会いたいと言われている事を伝えた。
ボイトは2度サングネティに会った事があるという。
リンジーが生まれる前から、サングネティの事を知っていたのだった。
「ほとんどの新人警官が知ってたよ。
彼女の家やバーでよく騒ぎがあった」
リンジーは初めてその事を知った。
「聞いてないわ」
「言い忘れた」
バージェス
バージェスが本格的に特捜班に異動した。
まだ見習い期間ではあるが、ボイトに「本物の警官になれ」と期待を込めて声を掛けられた。
アダムの席を使用し、ペアの相手もオリンスキーだと告げられた。
ベテラン刑事と一緒に仕事ができるとあって喜んだバージェスだが、オリンスキーは嬉しくはなさそうだった。
Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
オリンスキーはボイトに、ペアを変えるよう頼んでいた。
「バージェスには事務作業を。
この仕事で傷つく姿を見たくない」
「彼女には傷つく権利もある」
オリンスキーの思惑に何も気づいていないバージェスは、オリンスキーとのペアに浮かれていた。
そんなバージェスを見てプラットが注意をした。
「老犬に耐えなさい。
彼は74年症候群よ」
1974年3月1日。
女性警官が初めてパトカーに乗っていた。
ベテラン連中は男女同権を嫌悪した。
オリンスキーもそうで、進歩はしたが変わらない部分もあるというのだ。
バージェスにとっては、意外に感じる話しだった。
バージェスは取り調べで興奮してしまった後、オリンスキーから「冷静にやれ」と注意を受けた。
素直に聞き入れ、他にも助言や提案、批判も何でも聞きますと前向きさを見せた。
するとオリンスキーはだったらと、警官1万3000人の中から特捜班に選ばれた理由を聞いた。
バージェスは臆する事なく、堂々と答えた。
「経験を積んできた。
被弾をしたし、相棒も失いかけた。
それに逮捕件数は署内でトップクラスです」
普通なら褒められるべき内容だろうが、オリンスキーはそうしなかった。
「それが問題だ。
本物の警官は自慢も勲章の期待もしない」
「理由を聞いてきたから」
「ルゼックやローマンと交際したり、警官が好きなだけだろ。
特捜班に相応しいか分からん」
オリンスキーの厳しい言葉は、プラットから聞いた話しの裏付けにもなってしまった。
「その言葉撤回させます」
バージェスはそれでも気丈に振る舞った。
オリンスキーの本心は、バージェスを娘のように感じ心配しているからだと思われるが、その気持ちはバージェスにはまだ届いていない……。
10話「DNA/Don't Read the News」へつづく
かんそう
クロスオーバー後半でしたが、肝心のクロスオーバー要員のセブライドがほとんど勾留されていただけ、というw
まあそれでも普段のエキストラ状態に比べると出番は多かったけど……。
逆に普段のエキストラがやっぱり贅沢に感じるw
そしてなーんだ、セブライドは潔白だったのか~と。
考えれば当たり前かw
さすがに、セブライドが犯人になっちゃうとこの先ファイアが続かなくなっちゃうもんね。
でもそうだとしたらどんな展開になるんだろう! とかなりドキドキさせてもらいましたw
ただやっぱり、あれだけの事故を起こして、実は2人車に乗っていたのに目撃者がいない。
しかも1人は金髪ロンゲ。
短髪黒髪よりも印象に残らない?w そんな事あるの!?w
2人の逃走っぷりが忍者並みだったんしょうね……。
そりゃ、カーチェイスしても逃げ切る訳だわw
夜のカーチェイスは、結構豪快でアクションが派手目なPDでもクロスオーバーの祭り感を感じました。
そのせいで大型バスが衝突事故を起こしていて、セブライドの事故以上じゃね? とも思いつつ……w
セブライドはもう反省して禁酒して下さい。
そうすれば身体も引き締まるだろうし……w
ボイトは、いくら悪人だとはいえ母親をトランクに入れちゃったり、マイクにビンタしたりと相変わらずのワイルドさが素敵でした。
バージェスはクロスオーバーで特捜デビューという、ナイス・タイミングだったのですがその第一歩はかなり暗雲立ち込めています。
ただバージェス自身がかなりポジティブだから、なんとか(見ている方も)乗り切ってる感じ。
オリンスキーは、ザ・不器用って感じでそういえば、腹違いの娘はどうなったんだろうw
いつの間にか消えた気がするんですがw
ボイトとオリンスキーの2人きりの会話って、なんかいいんですよね。
2人の素? が見える感じで。
やっぱり他の部下と話す時のテンションとは違う、友人の感じ。
そういえばボイトの表情が柔らかくなっているように感じました。
え、アントニオがいなくなったせい?w
なんてw
アントニオがいない特捜班、どんな感じかな~と思ったら意外と特に変わりありませんでしたw
それにしてもオリンスキーがまさか、言いたい事を言ってくれるなんて!
「ルゼックとローマン。警官が好きなだけだろ」
バージェス頑張ってるのに、職場恋愛のリレーしたのはマズイよねw
せめて隠さないとw
言うならボイトかプラットだと思ってたけどw
でもオリンスキーに言われるのが一番キツくもある……。
がんばれバージェス!
★シカゴP.D./CHICAGO P.D.とのクロスオーバー後編です。
・シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン5 9話「人生の分かれ道/Some Make It, Some Don't」シカゴP.D./クロスオーバー前編
10話「DNA/Don't Read the News」へつづく
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(文:ジェーン洞)
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