シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン4 10話「DNA/Don't Read the News」

2018/06/23

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン4 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)


登場人物はこちら

前回:9話「空白の記憶/Don't Bury This Case」シカゴ・ファイア/クロスオーバー後編

黒人女性レイプ殺人事件


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


フットボールのコートで、23歳の黒人女性グレース・ジョンソンの全裸死体が発見された。
殺害場所は別のようだったが、死後にレイプされていた。

防御創有り、小口径の銃創が3つ。
首に痕があるが、銃殺とは断定は出来なかった。

その現場に、ケニー・リクストン(ニック・ウェクスラー)という新入りが参加していた。
突然、ボイトがルゼックの後任だと伝えて仲間達は動揺した。


バージェスは大騒ぎをする野次馬を静めようとした時に、「誇り高き黒人」と名乗る女性と出会った。
バージェスが聞き込みをしようとすると、
「娘を殺された私達が知ってるとでも?」
と怒り出し、捕り抑えられていた。

警官に女性について確認すると、ディアナ・ルイスといい数か月前に姪が殺されていたと分かる。

「なのに警察は何もしていない」
そう訴えていた。


新入り


署で改めて、新入りの紹介があった。
ケニー・リクストン。
ギャング対策課からの異動だった。

ルゼックは、本人の希望で潜入捜査の任務についていた。
内容や期間は不明だった。

アトウォーターがケニーと組む事に。


被害者の妹


グレースの妹に、ケニーとアトウォーターが話しを聞いた。

昨夜グレースは、仕事の後にビンセントと会っていたという。
グレースの携帯にはなかった名前だった。

ビンセント専用の電話があり、白人だという。

グレースは、平日の仕事とは別に、週末にはランジェリー・パーティーで踊る仕事をしていたのだった。
そこでグレースを指名しているのがビンセントらしい。


ビンセント・アブネル



Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ランジェリー・パーティーに乗り込み、ビンセントを捕まえた。

グレースは人気者だったという。

最初はとぼけていたが、ボイトの脅しでリッキー・バーンズというグレースの元恋人の名前を吐いた。

踊るのを止めさせろと、以前脅されていたという。

ビンセントは、グレースを殺したのはリッキーで、次は自分が殺されると怯えていた。


リッキー・バーンズ


27歳のリッキー・バーンズは、未成年の頃は暴力沙汰で少年院の常連だった。

現在は住所不明。
以前は遺体発見現場から2ブロック先の、両親の家に居た。

父親は機械整備員、母親は事務員。

両親に会いに行くと、息子を庇っているようで家には帰っていないと言われた。
疑われる事が心外のようで、捜査には協力的ではなかったがリンジーは「リッキー自身の為にも知ってる事があれば……」と協力を煽った。


ディアナ・ルイス


バージェスは、アトウォーターとディアナに会っていた。
調べた所、サウスサイドであった2件の未解決事件を見つけていたのだった。

ディアナの姪は、半年前に今回のグレースと同じような手口で殺されていた。
当時19歳だった。

バージェスが捜査をすると分かると、ディアナはこれまで自分1人で調べていた事件の資料を渡した。
「白人女性が3人殺された時は全国ニュースになるのに、殺人犯がイングルウッドに戻り黒人女性を殺した時は?」

そう言いながら集めた資料の被害者を数えだすと、10人にもなっていた。
「誰も相手にしてくれなかった」

2008年に同様の10件の未解決殺人があった。
それが今また再開されたのは何故だろうか?

2008年はオリンピックの開催候補都市になっていた。
その関係で本部が事件を葬った可能性もある。


ボイト

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ボイトは、当時の情報を貰う為に、エリア・サウス署殺人課のアーノルド・チルウィッチに頼んだ。

しかし、署の移転やソフトウェア更新で6年分の資料を紛失したと言われてしまう。

当時逮捕していたのは新聞記者のウォルター・ボルマン。
本人も事件を追っていた、と言う事だけ聞けた。


ウォルター・ボルマン


オリンスキーとバージェスがボルマンに会いに行った。

玄関の前でオリンスキーは、バージェスに黙っているように指示をした。

ボルマンはオリンスキーを覚えていた。

早期退職後、ボルマンはブロガーになっていた。

身の上話をしていると、オリンスキーの指示を無視してバージェスが話しを切り出した。
「2008年の連続殺人の話しを」

ボルマンが言うには、1人だけレイプ後に逃げた被害者がいたという。
被害届は出ていないが、見つけかけていたと資料を提供してもらう事になった。

当時、40人の女性がイングルウッドで行方不明になっていた。
被害者はまだ大勢いるはずだ。


DNA


今回の事件のDNAと保管されていた未解決のDNAが一致した。
だが該当する人物は見つかっていない。

アントニオからの提案で、DNA検索の範囲を血縁者まで広げて州のデータと照合する事に。
本人に前科はないが身内にいるかもしれない。

それには検事を通して、判事の許可がいる。
コットは賛成しなかったがボイトが説得した。


リッキー


母親がリッキーを連れてリンジーを訪ねて来た。
今のところ唯一の容疑者なので、そのままリッキーを連行した。

ビンセントを脅迫した事は間違いなかった。

そしてグレースの携帯電話の位置情報から、リッキーの家に行っていた事も分かっていた。

しかし、リッキーはグレースには会っていないという。
愛してはいたが振られた。
殺された事で容疑がかかる事はわかっていた。
でも、自分は殺していないと主張した。

取り調べ中に、コットと署長らが割り込んできた。
リッキーのDNAが犯人のものと98%一致したというのだった。

3年前の事件で、リッキーのDNAは採取されていたのだった。
リッキーは連行されていくが、最初の事件の時にはまだ16歳。
オリンスキーもボイトもすべての事件の犯人とは思えなかった。


その後、リッキーの車のトランクから銃が発見された。
グレースを含む、3つの事件で使用されたものだった。

それでも2008年の分析結果がない以上、すべてをリッキーの仕業とは言えない。
DNAも100%じゃない、とリンジーもリッキーだとは思っていないようだった。

オリンスキーがボルマンの言っていた、逃げた延びていた娼婦の事を思い出す。


娼婦捜し


ニックネームが「チェリー」という娼婦を捜す為に、ジェイはデータ検索を頼んだ。

すると未成年犯罪者のデータに該当者を見つけた。

シエナ・ブロディ。
売春勧誘で何度も捕まっていた。
2008年15歳の時に撃たれて入院、というのが襲われた時の事だろう。


シエナは、今では結婚して娼婦からは足を洗っていた。
事件の事は、新聞を見ておらず初めて知りショックを受けた。

当時通報出来なかったのは、ハイになりすぎて銃にも気づかなかったと言えなかったから。
レイプが原因で子供を産めない身体になっていた。

署で写真確認をしてもらった。
だが、リッキーの写真には反応しなかった。

ところが、たまたま挟んであった1枚の写真を見て怯え出した。
「この男よ」
シエナが指差したのは、リッキーの父親フランクリン・バーンズの写真だった。


当時、バーンズは娼婦を標的にしていて、良く写真を撮っていたという。

逃がしてもらったのではなく、銃の当たり所が良かったようで死なずに済んでいたから。
機転を効かせて死んだフリをして、バーンズが置き去りにした後逃げていたのだった。


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


犯人

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


バーンズは、状況を察したのか姿を消していた。

令状を用意して、家宅捜査をしたがすぐには証拠は見つからなかった。

ケニーは違和感を抱き、アトウォーターを家の外に連れ出した。
すると家の裏に扉を見つける。

倉庫のような空間の奥に、棚に隠された扉を見つけた。

血のついた本と、被害者と思われる女性の写真が1枚見つかった。
他には空き箱が複数残されていた。

どうやら証拠を片づけた後のようだった。


母親はもちろん、リッキーも父親が連続殺人犯だとはまったく気づいていなかった。
自分の彼女を殺した事も、信じられなかった。


バーンズは、友人の工場の中で証拠品を燃やしていた。
リッキーの証言で、逮捕する事が出来た。


バーンズが残していたDNAは、被害者達の胸についていたツバから採取していた。
それ以外は、利口に思えた。
殺しに空白の時間がある事については、何も言わなかった。
過去の事件は別人がしたものだと思わせたいのだろう。

何故息子を身代わりにしたのか? と聞くと誤解だと言い始める。

「あんたらが捜してる男に、会ったことがある。
大昔にな。
男はバーの隣に座ってすごい話しを聞かせてくれた。
どうやって簡単に女を車に連れ込んだかをな。
5ドルとタバコ数本で誘うそうだ。
女たちの写真は男がくれたものだ。
イカれた野郎だ」

DNAの事を棚に上げて、罪を認めなかった。

「名前は知らない。
大男だ。
普通の男だ。
すれ違っても気づかない。
100人の女を殺した、と」

ボイトは珍しく暴力を振るわなかった。
起訴を危うくしない為に。
だが、釘を刺す。
「お前が今後、死ぬまで過ごす場所はまさに地獄だ。
俺が確実にそうする」


リンジー


リンジーは、実の父親ジミーと会っていた。

ジミーは10年前に出所し、結婚をしていた。
息子が2人。
だから今まで連絡が出来なかったと説明をした。

無言電話に無記名の花も、ジミーからだった。

数日間はシカゴにいるというので、リンジーと過ごす事を希望した。


その話を聞いたジェイは、何か裏があるのではないかとジミーの事を調べた。
リンジーには必要ないと言われたが。

経済的に安定していて現状は問題がなさそうだと分かり、カネ目当てじゃないと、朗報をリンジーに伝えた。

リンジーは、父親のおごりだとジェイを夕食に誘った。

ジミーは自分がリンジーの幼い頃の写真を持っていると、1枚見せた。
そして母親バニーと一緒に店を買い、店主をさせると祝い出した。


2人と別れた後、ジェイはリンジーに親子鑑定をして欲しいとお願いした。
だがリンジーは断った。
「ウソだとしても夢を見ていたい」


11話「不可解な死体/You Wish」へつづく


かんそう


わーい! リベンジのジャック(ニック・ウェクスラー)が特捜入りしましたよ~!!
フェイス的にはジェイと被る? 正統派イケメンなんですけど!
いいんでしょうか。私は嬉しいです。

リベンジの印象が強いせいか、特捜に馴染まない馴染まないw
ジャックが悪っぽくしてる~、みたいな違和感w

いつかは見慣れるのかしら?
顔もどこか品がいいもんね。

ルゼックは、潜入捜査と言う事で盛大な前振りかな?
一応、バージェスの特捜入りで顔合わせにくいから……みたいな理由でもありました。

こういう時潜入捜査っていうのは使い勝手がいいですね!

私はてっきり、アントニオ不在のパワーバランスを補充する為なのかと思っていたので、ルゼックの一時OUTには驚きました。
バージェス頑張らないと!

……なのですが、オリンスキーとの変な対抗心? はいつか大問題に発展しそうな伏線に感じられてドキドキします。

バージェスが痛い目にあいそうで怖いな~。


今回の連続殺人犯、どこまでも気持ち悪かった……。
過去のDNA(ツバ)で一致してるし、被害者が認めたんだから、「別の犯人」というのは存在しないはず。

実の息子を犯人に仕立て上げても、良心の呵責の微塵もなかった。
その上、別人として自分を冷静に分析しているような発言。
さすが大量殺人を家族に知られずに続けていただけある、サイコ感でした。

でも、ブランクの理由は最後まで明かされず。
なんだったのかとっても気になりました。

こんな奴こそボイトにボコボコにして欲しかったけど、今回のボイトは終始ジェントルマンという、珍しい回でした。

ほぼノー・バイオレンスに、いつもなら黙って単独行動するところもちゃんと「チルウィッチに会ってくる」ってやる事等報告していたし。

普通の事なんだけど、ボイトらしくはなくてちょっと物足りなかったな~。

ただ、新入りケニーにはまあまあ当たりが強かったけどw
今後のケニーに期待!

11話「不可解な死体/You Wish」へつづく

登場人物はこちら

前回:9話「空白の記憶/Don't Bury This Case」シカゴ・ファイア/クロスオーバー後編


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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