THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3 6話~10話(完結)あらすじ
BRON IIII BROEN - teasertrailer
2016年 4月~ スーパー!ドラマTV 日本初放送 全10話
(2015年9月~ デンマーク&スウェーデン放送開始)
シーズン3の登場人物はこちら
前半のあらすじへ:THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3 1話~5話
ブリッジ、シーズン3の駆け足まとめです。
■各タイトルへ■
セアボーは出勤時、ドラッグを飲まなかった。
そのせいで一日落ち着かなかった。
サーガに幻影の事を話すと、
「見るか見ないかはあなた次第。
あなたが見ない事に決めたのよ」と言われる。
セアボーは何も否定はしなかったが、寂しい気持ちは伝えた。
クリスマスツリーが飾ってあり、フィーリプの頭にはサンタの帽子が被らされていた。
ツリーにはホーカン・エークダール眼球も飾ってあった。
サンタ帽を外すと、おでこから上、脳みそまるごと切り取られてなくなっていた。
フィーリプを脳なし、と言いたいのだろうか。
セアボーはすぐに、エーミルのリストに「クリスマスの中止」という作品があった事を思い出す。
地下室には、血の付いたベッドがあった。
かなり朽ちていたが、壁には風景画が飾られており、以前は利用されていた部屋だとわかる。
もし2人の口に焼印が見つかれば、残りは1つとなり、そのターゲットはホルストかもしれないとセアボーは考えた。
何故分かるようにするのかとサーガが疑問をぶつけると、彼を怖がらせる為? と答えた。
代理出産の前払い金として。
それは出産後の話しだと断られると今度は、ホルストを脅した。
「子供を買う事は違法だ」
しかし、売るのも違法でマークがホルストを言い負かせられる訳がない。
結局、マークは何も言えなくなり、退散した。
マークはその腕時計を、裏で換金をしている自転車屋にすぐに持ち込んでいた。
ホルストはシャネットに家を失ったことを伝え、マークと別れるよう勧める。
シャネットがマークに電話をするとマークは着信拒否をした。
セアボーはホルストに、警護をつけると言いに行くがホルストは断った。
そのホルストの家から出るセアボーをティーナはこっそり遠くから撮影していた。
そして、別の窓から覗き見えたオーサの妊娠が偽装である証拠もカメラに収めた。
それは、すぐにL369G42@russmail.comに送った。
その時、タブレットでティーナからのメールを受け取っていた。
メールに気を取られていると、オーサは通り過ぎていた。
マケドニアで9世紀に作られた、スラブ語圏最古の文字。
残るは6のみ。
後1人だが、ホルストへ目を向けさせているのは目くらましの可能性もあった。
子供はなく、85年から里親をしていた。
未だに車の持ち主、シェル・セーデルは見つかっていなかった。
8日のシンガポール行き飛行機に搭乗していたという記録があるが……。
その雇い主は、メールアドレスから犯人に間違いなかった。
ティーナの詳しい仕事内容を確認する。
ホルストの家を監視して、出入りした人の写真を撮って送る。
何か動きがあれば報告する。
報酬は写真を納品すると、口座に振り込まれる。
ヨーンは、ティーナの写真にウイルスを仕込んで、犯人の端末を追跡可能にするのが手っ取り早いと、ティーナにメールを送らせた。
その頃犯人は、盗まれたタブレットを別のPCから捜していた。
その時ヨーンが仕掛けたメールを受信した。
店員はメールを開いてセアボーの写真を見ると、セアボーが警官だと知っていた。
そのままマークは金を受けとり店を出た。
サーガ達も追跡が成功して、コペンハーゲンの自転車屋に急いだが、犯人の方が一足早かった。
店員は撃たれて死んでいた。
だが、まだタブレットが追跡されていると気づかない犯人を、サーガ達は追い続けた。
サーガ達はやっと停車している黄色い車を見つける。
すぐにヨーンにナンバーを伝えるとシェルの車だと確認できた。
しかし、止まっていたタブレットはまた動き出した。
犯人はすでにすぐ側の駅から電車に乗って移動していたのだった。
それでも車で信号を追った。
ショッピングモールの中まで追うが、その先で信号は途絶えてしまった。
するとセアボーは目の前にある大きな噴水に入って行った。
犯人は追跡に気づいて、タブレットを噴水に投げ込んでいた。
メアドも利用停止になっていた。
パパラッチだとは知らなかったヨーンは、デートの席で打ち明けた。
電話番号を調べる時も嘘をつかれて協力させられていたと分かり、ティーナへの見方を変えた。
職場にバレたらどうするつもりだ、と言うヨーンに「バレなきゃいいじゃん」と自己中さも見せるティーナ。
ヨーンは距離を置く事にした。
アンニカは彼女気取りで、勝手に同棲を始めるつもりだった。
アンニカが留守の間にオーサと会う約束をしたが、クラーエスはそれもすっぽかしていた。
ホルスト家に出向いてオーサに謝った。
様子がおかしい理由として、クラーエスはアンニカというストーカーに悩まされている事を打ち明ける。
しかし通報できない弱味については言えなかった。
担当は、シェル・グラーンクヴィスト。
母親の殺害時刻のアリバイを確認されると、それはサーガが東墓地に居た時間だった。
またサーガが過去に母親を嫌いだという発言が残っていた。
モーテン・アンカーに事情聴取した時、ハンネ・トムセンが聞いてたのだった。
サーガはDNAを取らせて、呼び出しメールのプリントアウトを渡し、潔白を主張した。
ホルストはその家を買い戻して、シャネットだけにプレゼントすると家の鍵を渡した。
シャネットは嬉しさのあまり、抱き着いた。
セアボーに、内部調査にかけられている事を話した。
母親が脅されたという嘘をつき、自殺を殺人に見せかけたせいで。
するとセアボーが解雇された社員の中に、エーミル・ラーションの名前を見つける。
あのエーミルと同一人物なのか?
アナセン運送へ行きラースに確認すると、エーミルは遅刻早退が多かった為に解雇したのだという。
従業員の写真はなかった。
大所帯じゃないからシェルとも当然、知り合いだったろう、と言われる。
セアボーは、社員にエーミルの写真を持っていないかと声を掛けた。
その時、サーガの携帯にリンからヨハンソン家の里子リストが届いたと連絡が入る。
そこにも見覚えのある名前があった。
エーミル・ラーション。
そして、従業員が見せてくれた携帯に映っていたのは、確かに美術館のエーミルだった。
模型の家に、これまでの事件が各部屋に表現されている。
そこにまだ見ぬ最後の1人の構想と思われる部屋が。
椅子とロープが置かれていた。
エーミルの家や職場を手分けして捜査するが、どちらにも手がかりはなく姿も見えなかった。
目隠しされたエーミルが聞いていた音を頼りにヨーンに拉致現場を調べてもらう。
ベッドの天蓋の裏には、クラーエスの写真だらけだった。
理由は、結婚相手のトービョルン・アルム。
アンニカは服役中の囚人に手紙を出して、結婚までこぎつけていたのだった。
グスタヴにはそれが理解できなかった。
さらにマルメ署に連行すると、サーガが手錠を外した隙に隠し持った銃を乱射した。
すぐに捕り抑え、大きな被害はないと思われたが流れ弾がヨーンの娘の腕に当たっていた。
命に別状はないがサーガは自分の見落としを責めた。
それを知ったセアボーは、サーガに必要なのは休暇じゃなく仕事だとサーガを一番に理解して訴えた。
アルムが逃げたのは、バイカー・ギャングのメンバーで違法な武器を持っていただけだった。
シャネットの家に着くと家の前ではマークが死んでいた。
シャネット捜しを優先して、すぐに通報をしていなかった。
アンニカの事は相変わらず知らないと言った。
ホルストを迎えに来たオーサは、赤ん坊誘拐犯がクラーエスではないかとサーガ達に伝える。
夫を破滅させたがっていたから。
またしてもアンニカとクラーエスの共犯色が強まる。
犯人からの呼び出しだったが、指示通り警察に知らせずに向かった。
これまでの事件の他、初めて見る部屋が出来ていた。
吊るされた2人の大人の足元に赤ん坊がいる。
ホルストとオーサと赤ん坊に思える。
その時ホルストが犯人に呼び出された事を知り、サーガ達は追いかけた。
犯人は、双眼鏡でどこからか見ていて、メールで指示を出した。
そこへサーガのポルシェが近づくのが見え、ホルストが警察にちくったのだと思われる。
すると、赤ん坊の泣き声がする乳母車が爆発した。
ホルストは駆けつけ、素手で火の中に手を突っ込んだが、それは空だった。
セアボーは、監視塔で爆弾のリモコンを発見した。
犯人は逃走した後だった。
クラーエスとモーテンに接点が無かったと分かった。
兄弟と言っていた事を考えると、クラーエスではないのか?
サーガはヨーンに謝った。
気にしていないというヨーンに、娘へ、とサーガが普段読む本をプレゼントした。
クラーエスの母親は死亡。父親も最近ホスピスで死亡。
アンニカの父親はブロー・ホルムバリ。
5歳の時に親権を放棄していた。
ホルムバリを捜索して話しを聞くと、アンニカは実の娘じゃなかった。
母親のレナーテがそういった。
令状があれば、と言われ用意する間、サーガ達はシャネット発見現場へ行った。
そこはラスムスが調べているけど、信用できないのかサーガはもう一度行きたがった。
2007年に企業活動が停止した地区の現場には、ラーシュ殺害の痕跡が残されていた。
アンニカが居たような痕跡はなし。
セアボーは建物の外で、タイヤ痕を見つけた。
来た方向を辿ると新しい南京錠の付いたドアを発見する。
中に入ると何かを引きずった跡が。
奥の部屋でマットレスの上に縛られたまま寝かされていたアンニカを発見した。
良く見るとその部屋の一角には、ヨハンソン家の地下室が再現されていた。
そこは、ラフィネーザリバイの今は使われていないセメント工場だった。
リンに報告し、エーミルと赤ん坊が居る事も伝えた。
「母親からは父親はフランスのお城に住む王子様だと聞いていた。
でもサンタと同じ。
始めは信じるけど大きくなれば居ないと分かる」
ラスムスは「応援を待て」という指示を無視して銃を持って2人に近づいて行った。
ホルストはすでにクロロホルムで倒れていて、エーミルの姿は見えなかった。
ラスムスが車に戻ると、建物の影から撃たれて倒れてしまうが、防弾ベストで無事だった。
さすがに今回はリンも呆れた。
かろうじて、ラスムスはエーミルの車の情報を伝えた。
アンニカはヨーテボリに行く前に偶然エーミルに会っていたという。
コーヒーでもって言われて、目覚めたらあの部屋に居た。
エーミルには何もした覚えはないという。
居場所にも心当たりはない。
アンニカはクラーエスから捜索願は出ていなかったかどうか、サーガに尋ねた。
サーガは、「いいえ。いなくなってほっとしているようだった」とありのままを伝えた。
サーガは、アンニカが里子時代にエーミルをいじめていたと考えた。
「僕の部屋には絵があった。
デンマークの画家が描いた安っぽくて素人っぽいタッチの油絵の模造品。
僕の人生で唯一美しい物だった。
空想したよ。あの絵の中に入れたら。
今その絵の中に僕たちはいる」
エーミルは赤ん坊をホルストに抱かせた。
「それからサイコなモーテン・アンカーが現れてあんたの存在を知った。
芸術への興味は親譲りだったんだ。
僕はあんたが愛する物を醜く歪めたいと思った。
そして見て欲しかった。
美術に通じてるんだろ?
何故気づかなかったの? 父さん」
エーミルは最後の仕上げの準備をする。
ホルストの拘束を解き、場所の移動するよう指示をした時、ホルストは転んだ振りをして木材を拾って手に取り、エーミルを殴った。
赤ん坊と一緒に逃げるが、建物の周辺はただ野原が広がるだけで、逃げ込めるような場所はなかった。
恐らく、エーミルの部屋だったのだろう。
サーガは、子供を罰する為の「タイムアウトルーム」だったのではないかと推測した。
セアボーが壁の風景画に気づく。
他の家具は違ったが、アンニカのいた部屋で再現されていた部屋と絵だけは同じだった。
サーガは絵を押収した。
サーガはエーミルに気づかなかった自分を責める。
ヨーンに風景画のロケーションなどを調べさせた。
デンマークのクラウス・アーネセンの「本当に素晴らしい一日」。
同じような風景を多く描いていた。
マルメとコペンハーゲンの中間にあるサルトホルムで暮らしている。
作者に連絡を取るがパソコンや携帯がないので、ヘリで家に行く事に。
しかし写真の絵を拡大して描きこまれた建物を見せると、これならすぐ近くだという。
ここから南へ行って東側、2、3キロの場所だった。
ヘリで向かう方が早いが、音でエーミルにバレないよう、2人は走って向かった。
ホルストは木の陰に隠れていたが、赤ん坊が泣き出して気づかれてしまう。
だがそれを逆手にとって、背後から木で殴りかかろうとするが赤ん坊に銃を向けられて、未遂で終らせた。
結局、連れ戻され自らエーミルが用意した絞首台に上がる。
ホルストは自ら首にロープを掛け、エーミルから赤ん坊を受け取った。
意識があるうちはいいが、首を釣られたらいつかは赤ん坊を落としてしまう。
その隣でエーミルも自分の首にロープを掛けた。
もう1人の人物は自分だったのだ。
エーミルの「素晴らしい一日」は、3人が1つの作品の中に納まる事で完成をする。
用意していたロープを引っ張ると、足場が崩れて2人は首を釣られた。
その時、サーガとセアボーが建物に到着した。
応援を待ってはいられないと中に入る。
まずは赤ん坊を引き取る。
セアボーがホルストを、サーガにエーミルを助けさせようとするが、サーガはためらう。
ハンス殺しの犯人だから。
セアボーはサーガを怒鳴りつけた。
サーガは決心をしてエーミルの救出を始めると、ちょうど応援も到着した。
これらは、やむを得ず殺した。
ヘル、ラーシュ、ホーカン、ハンス、ヨハンソン夫妻、ホルストらは「僕の作品だ」と言った。
「ホルストの気を引きたかったから。
誰一人分かってくれなかった。
だから情報提供もした」
ある日エーミルの元に、モーテンが訪ねてきた。
ヘルは、モーテンがアフガニスタンでおかしくなってしまった事に罪の意識を感じて、モーテンに真実と人工授精クリニックのIDを教えていた。
それでエーミルの存在を知ったモーテンが、兄弟だと伝えに来た。
モーテン自身のルーツについては、聞き流していたがある言葉だけが残った。
「苦しみを俺にもたらした奴らは何も感じてない。
なのにどうして俺だけが苦しむんだ」
エーミルはそれから考えだした。
「苦しみをもたらした奴らに復讐を」
ヨハンソン夫妻には地下室に入れられていた。
ラーシュからは4年間虐待を受けていた。
ホーカンはヨハンソン家に送り込んだ張本人。
ハンスはヨハンソン家に連れ戻した。
だが、ヘルとホルストには何もされていない。
エーミルは罰ではなくて、正しただけだという。
「全ての痛み、すべての恐怖そしてすべての死を回避する方法が1つあったんです。
僕が生まれなきゃよかった」
エーミルはサーガとハンスの関係を知ると、何故僕を助けた? と聞いた。
「警察官だから。
死にたかったの?」
「そうじゃない。僕は生まれてきたくなかった。
同じじゃありませんよ」
サーガはサインが終わった書類を受け取った。
エーミルとの会話で動揺させられたせいか、エーミルがクリップを取っているのに気付かなかった。
アンニカもクラーエスも容疑が晴れた。
ハンスの埋葬は翌日。
葬式には出た事がないというサーガは、心細さがあるのかセアボーを葬儀に誘った。
珍しく中で話しましょうと言った。
リリアンの話しは、2週間前スウェーデンで道路工事中に白骨化した遺体が見つかった件だった。
すぐに別の事件か、と思い少しは休みたいというセアボーに、リリアンはそれがアリスの遺体だと告げる。
子供達の遺体はなく、まだ分からない。
いつか帰ってくると思っていたセアボーは、信じたくてショックを受ける。
リリアンに案内してもらって、すぐに発見現場に向かう。
母親と離れていると分かった今、もはや娘たちは生きているほうが悪夢だと言うセアボー。
家に帰ったセアボーは、ドラッグを飲み続けて何かに憑りつかれたように一晩中、古い資料を見返した。
サーガはそこで初めてリリアンからアリスの事を聞いて、セアボーの家に向かった。
窓から家の中を覗くと、セアボーは家の中で吐いて倒れていた。
病院で治療を受けたセアボーは、覚せい剤を常用していた事がサーガにばれた。
そのせいで眠れなくて睡眠薬も。
家族の失踪後に手を出すようになっていたのだった。
サーガにとっては報告すべき規則違反で明らかな犯罪。
セアボーにはそれが分かっている。
サーガは前に話した事を確認した。
何故人を寄せ付けないか。
「皆、傷つけるか、去って行くから」
結局セアボーも、言った通りになってしまった。
どこかで手に入れたクリップで手首を切った。
サーガはすぐに書類を確認する。クリップはなかった。
心配するリンにクリップの件をすぐに話した。
リンは、ならばと別の話しを持ち出した。
リンはあくまでも自分は母親を殺したとは思ってはいないがと前置きして、シェルが検察官に捜査報告を提出していた事を伝えた。
「物的証拠を無視は出来ない。
起訴は決まっていないが、伝えておく」
サーガは無実を訴えるが、このままでは刑事の仕事は出来なくなると分かっていた。
「動機があってアリバイはない。物的証拠はある。有罪は確定」
リンは先走るな、と言ったがサーガは署を飛び出して行った。
その頃、セアボーはリリアンに休暇を要求していた。
しかしそれは娘を捜すということだからと、リリアンは許可を渋った。
セアボーは、その場で辞職した。
セアボーがマルメ署に行くと、サーガの机は片づけられていた。
ヨーンからサーガの事を聞き慌ててサーガの家に行く。
応答がないので、セアボーは思い当たる場所に行った。
妹が自殺した踏切。
線路の奥にサーガを見つけたセアボーは大声で辞職を告げた。
電車が近づいて来る。
家族を失い父親である事を奪われたというセアボー。
「自分の全てが奪われると思ってるんだろ?
クソくらえだ。
諦めるなんて君らしくない。
サーガ俺には君が必要だ諦めるな!
2人で力を合わせれば娘たちを見つけられる。
君と俺ならきっと」
助けようと近づこうとするセアボーに、サーガは動かないで、と銃を向けた。
そして電車が通り過ぎて行った。
セアボーはもうダメかと思ったが、電車が通り過ぎるとサーガはしゃがみこんで泣いていた。
2人はサーガの家で娘たちの捜査を始める。
6年前の事件で今更調べても手掛かりが見つかる可能性は低い。
でも2人は、手がかりを求めてポルシェに乗っていた。
おしまい
シーズン4につづく
(2015年9月~ デンマーク&スウェーデン放送開始)
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ブリッジ、シーズン3の駆け足まとめです。
■各タイトルへ■
第6話「コレクション」
アナ
ベーンヤミンの死を知る。
ホーカン
ホーカンは別荘へ行くというメモを残して連絡が取れなくなっていた。
しばらく1人になりたいんだろうと母親はいうが、実は犯人に捕まっていた。
猫のシルエットが描かれた樽に入れられ、両腕に輪を通して吊るされている。
足元にはデジタル時計で、カウントダウンが。
それを犯人が動画で撮影してた。
するとセアボーは、モーテンの家から見つけていた謎の番号と結びつけた。
「L369G42」
今見つかっているのは、2、3、9。
セアボーが以前独身クラブのパーティーで話していた男だったが、お互いに気づいてはいない。
ヘルの現場の画像が、ヴォーハイドという現代オランダ芸術家の作品と酷似しているという。
作品のタイトルは「ザ・パーフェクト・ファミリー」。
他にも「悪夢」というタイトルで、鳥の餌とかかし、と鳥の遺体の作品がある。
かかしがいるから餌を食べられずに餓死した。
ハンスはかかしのように張り付けられていたとも言える。
ラーシュには、抽象画だがフランク・ニールセン「ビーチでの一日」と言う作品のタイトルが当てはまる。
セアボーは良くある事だと、エーミルをすぐに帰そうとしたが、サーガは3つの作品の共通点を確認する。
作品そのものにはないが、所有者はすべてフレディ・ホルストだった。
エーミルの働く美術館にすべてあるという。
ホルストの作品は32点展示されていた。
その全リストを提出してもらう。
ホルストの仕事は、赤字企業に投資して立て直して利益を上げというもので、時にはリストラも行っていた。
だから恨まれている可能性はある。
しかし、ホルストには自分が事件に関係しているとは思えなかった。
明日のマルメでの講演に誘って別れ、クラーエスが車に乗り込むと、アンニカは勝手に助手席に座っていた。
オーサの事も知っていて「また傷つけられるわよ。なんであんな女に会うのか」と、不満を言った。
クラーエスは、堪えていた感情を一気に爆発させた。
「おかしいとは思っていたがこれは完全に一線を越えているぞ。
僕達はそんな関係じゃない」
曖昧な態度を謝って、車から降りるよう言う。
それでもピンとこないアンニカは、仕方なく降りた。
その後、クラーエスの父親の葬儀の準備の為、遺体を整えていたアンニカは、顔に浮き出た痣に気づき証拠の写真を撮った。
クラーエスはホルストの元ビジネス・パートナーだった。
ホルストがクラーエスをアルコール・リハビリ施設に入れていた。
その間の会社運営の為だとサンドバリの持ち分を自分名義に変えさせていた。
そして会社の全権を握ると売却。
サンドバリへの補償金は売却益の半分以下。
共同で購入した美術品は全て失っていた。
その3年後、クラーエスの元妻オーサと再婚。
ホルストに恨みを持つには十分だった。
マルメ署に呼びつけたクラーエスは、事実は認めたが恨んではいないと言った。
当時こそ恨みはしたが、今となっては必要な事だった、と。
幸福は選択肢の1つ。むしろ幸せな事だった。
しかもクラーエスには講演というアリバイもあり、証拠も見つからず釈放となる。
なぜなら、親しくなった人は皆離れて行くか、私を傷つけるからと言ってサーガはしょんぼりする。
アナセン運送へ行き確認をすると、ホルストが介入した事で、8人が解雇されていた。
他、2人に通告済み。
付き合いの長かった下請け2社とも協力関係を破棄していた事も分かった。
ヘルの現場で見たおもちゃ等が掲載されていた。
更に、注文票が切り取られていた。
カタログ会社に調べて、注文主を突き止めた。
8月に私書箱に届けられていた。
それはアナセン運送の私書箱だった。
アナセンを呼ぶが、誰が受け取ったか分からないという。
8月であれば解雇された従業員も含まれる。
郵便物の管理は、シェル・セーデルだった。
ヘルが殺された朝に最初に出勤してきた人物。
しかし現在は辞職していた。1週間前に。
セアボーが来た日が最後の日だった。
親権を失う事になった経緯を聞く為に。
母親はサーガに脅迫されたと言い出す。
別件を手伝ってもらっているというが、詳しくは話しを誤魔化し、リンはサーガに進展が遅いと文句を言う。
「はっきり言って期待外れ」
サーガはショックを受ける。
事件に関係ある事だろうと思い、東墓地に1人で行った。
だがしばらく待っても、何も起きず誰も来なかった。
そこへリリアンからハンスが人工呼吸器に繋がれる事になったと連絡が入り、サーガはさらに落ち込んだ。
セアボーは、樽を叩いて猫を落とすデンマークの遊びを思い出す。
ピニャータのように、樽の中にはお菓子が入っていて子供達が叩いて割る遊びだった。
ズボンに入っていた私物から、すぐにホーカン・エークダールと判明した。
すぐに美術館のエーミルに似たようなアート作品がないか確認した。
ポップアーティストのエドゥアルド・パオロッツィの「カウントダウン・トゥ・ディサポイントメント」。
展示はされておらずホルストの自宅にあるものだという。
昨日は間違いなく居たという証言を得る。
誰かが黄色い車で訪ねて来ていた。
シェル・セーデルの車と同じ色だった。
残りは3つ、あと3人殺されるのかもしれない。
ズボンの中にはペニスがあった。おそらくラーシュのだろう。
ホーカンが失っていたのは2つの眼球。
サーガは失われた臓器にも意味があるのではないかと考える。
ヘルは心が無い。
ハンスの手は、法の手先。
ラーシュは性犯罪者。
ホーカンは?
大金を手にして気が多きくなったのか、調子に乗ってシャネットとの家まで掛けてしまった。
リンは、捜査への影響を心配した。
ショックを受けたサーガはセアボーの家を訪ねた。
セアボーは悩んだ末、家に入れた。
サーガもすでに未解決事件がセアボーの家族の事だとは知っていた。
6年前、仕事に出ている間に姿を消していた妻アリスと2人の娘の荷物がまだ残っていた。
片づけたら諦めるような気がして、とセアボーは言い訳をした。
「でももう帰ってこない事もわかっている。
何があったのか知りたい」
セアボーは、サーガに家族が見える事も打ち明けた。
いつも一緒に居て、話しかけるし、向こうも話しかけてくる。
今も妻のアリスは居る。
サーガは泊まっていった。
ベーンヤミンが自殺した事で、カメラマンがネット上で責められていたのだった。
その上、新聞社からも切られてしまい、仕事を失う。
非通知のタレコミは誰が送ったのか分からない。
ヨーンとデートをしていたティーナは、スクープの事を伏せてヨーンに番号の主を調べてもらった。
エヴァ・ローセンクヴィスト。それはベーンヤミンの母親で、ベーンヤミンの携帯だった。
ベーンヤミンは自分達の関係を公にしたかったのだ。
ティーナは自分が責められないよう、本人の意志で写真を撮らせた事を公表しようとしたが、新聞社にはこれ以上死んだ少年に罪をなすりつけるのはやめておけ、と相手にされなかった。
ティーナはエヴァを訪ねて言い訳をしようとしたが、悲しむ母親を見て気を変えて帰っていた。
そんなティーナの元に、仕事依頼のメールが舞い込む。
その問い合わせのメール先は――。
L369G42@russmail.com。
足元にはデジタル時計で、カウントダウンが。
それを犯人が動画で撮影してた。
L369G42
サーガは、焼印の数字をセアボーに説明した。するとセアボーは、モーテンの家から見つけていた謎の番号と結びつけた。
「L369G42」
今見つかっているのは、2、3、9。
アート
会見をニュースで見て気付いた事があるという美術館の警備員のエーミルがマルメ署を訪ねていた。セアボーが以前独身クラブのパーティーで話していた男だったが、お互いに気づいてはいない。
ヘルの現場の画像が、ヴォーハイドという現代オランダ芸術家の作品と酷似しているという。
作品のタイトルは「ザ・パーフェクト・ファミリー」。
他にも「悪夢」というタイトルで、鳥の餌とかかし、と鳥の遺体の作品がある。
かかしがいるから餌を食べられずに餓死した。
ハンスはかかしのように張り付けられていたとも言える。
ラーシュには、抽象画だがフランク・ニールセン「ビーチでの一日」と言う作品のタイトルが当てはまる。
セアボーは良くある事だと、エーミルをすぐに帰そうとしたが、サーガは3つの作品の共通点を確認する。
作品そのものにはないが、所有者はすべてフレディ・ホルストだった。
エーミルの働く美術館にすべてあるという。
ホルストの作品は32点展示されていた。
その全リストを提出してもらう。
ホルスト
サーガとセアボーはホルストに事件の話しをした。ホルストの仕事は、赤字企業に投資して立て直して利益を上げというもので、時にはリストラも行っていた。
だから恨まれている可能性はある。
しかし、ホルストには自分が事件に関係しているとは思えなかった。
アンニカ
クラーエスはオーサとカフェで会っていた。明日のマルメでの講演に誘って別れ、クラーエスが車に乗り込むと、アンニカは勝手に助手席に座っていた。
オーサの事も知っていて「また傷つけられるわよ。なんであんな女に会うのか」と、不満を言った。
クラーエスは、堪えていた感情を一気に爆発させた。
「おかしいとは思っていたがこれは完全に一線を越えているぞ。
僕達はそんな関係じゃない」
曖昧な態度を謝って、車から降りるよう言う。
それでもピンとこないアンニカは、仕方なく降りた。
その後、クラーエスの父親の葬儀の準備の為、遺体を整えていたアンニカは、顔に浮き出た痣に気づき証拠の写真を撮った。
アンニカはクラーエスの講演終了後、父親の遺体に出た鼻のアザや唇の出血を知らせた。
クラーエスが父親を窒息死させていた事に気づいた事も伝える。
「窒息させたのだろうけど、お化粧で隠したから心配しないで」
笑って言った。
クラーエスは、完全に弱味を握られてしまった。
その結果、クラーエスは自らオーサを講演に呼んだにもかかわらず、アンニカの命令でオーサを追い払うしかなかった。
「窒息させたのだろうけど、お化粧で隠したから心配しないで」
笑って言った。
クラーエスは、完全に弱味を握られてしまった。
その結果、クラーエスは自らオーサを講演に呼んだにもかかわらず、アンニカの命令でオーサを追い払うしかなかった。
クラーエス・サンドバリ
ホルストの調査から、クラーエスの名前も浮上した。クラーエスはホルストの元ビジネス・パートナーだった。
ホルストがクラーエスをアルコール・リハビリ施設に入れていた。
その間の会社運営の為だとサンドバリの持ち分を自分名義に変えさせていた。
そして会社の全権を握ると売却。
サンドバリへの補償金は売却益の半分以下。
共同で購入した美術品は全て失っていた。
その3年後、クラーエスの元妻オーサと再婚。
ホルストに恨みを持つには十分だった。
マルメ署に呼びつけたクラーエスは、事実は認めたが恨んではいないと言った。
当時こそ恨みはしたが、今となっては必要な事だった、と。
幸福は選択肢の1つ。むしろ幸せな事だった。
しかもクラーエスには講演というアリバイもあり、証拠も見つからず釈放となる。
サーガとセアボー
サーガの事をもっと知りたいというセアボーに、サーガは知って欲しくないと言う。なぜなら、親しくなった人は皆離れて行くか、私を傷つけるからと言ってサーガはしょんぼりする。
アナセン運送
ホルストが立て直しした会社の中に、アナセン運送の名前があった。アナセン運送へ行き確認をすると、ホルストが介入した事で、8人が解雇されていた。
他、2人に通告済み。
付き合いの長かった下請け2社とも協力関係を破棄していた事も分かった。
通販カタログ
その時、セアボーは廊下にあった通販カタログが気になり手を伸ばした。
玩具&ホビーカタログ。ヘルの現場で見たおもちゃ等が掲載されていた。
更に、注文票が切り取られていた。
カタログ会社に調べて、注文主を突き止めた。
8月に私書箱に届けられていた。
それはアナセン運送の私書箱だった。
アナセンを呼ぶが、誰が受け取ったか分からないという。
8月であれば解雇された従業員も含まれる。
郵便物の管理は、シェル・セーデルだった。
ヘルが殺された朝に最初に出勤してきた人物。
しかし現在は辞職していた。1週間前に。
セアボーが来た日が最後の日だった。
サーガの母親
サーガの母親をラスムスが呼び出していた。親権を失う事になった経緯を聞く為に。
母親はサーガに脅迫されたと言い出す。
リンとサーガ
サーガはリンにラスムスを使う事を抗議したがリンは意に介さなかった。別件を手伝ってもらっているというが、詳しくは話しを誤魔化し、リンはサーガに進展が遅いと文句を言う。
「はっきり言って期待外れ」
サーガはショックを受ける。
タレコミメール
サーガに時間と東墓地の座標を示すメールが届く。事件に関係ある事だろうと思い、東墓地に1人で行った。
だがしばらく待っても、何も起きず誰も来なかった。
そこへリリアンからハンスが人工呼吸器に繋がれる事になったと連絡が入り、サーガはさらに落ち込んだ。
ホーカンの遺体発見
体育館の清掃係に発見されたホーカンの遺体は、樽は割れ落ちて血まみれになっていた。セアボーは、樽を叩いて猫を落とすデンマークの遊びを思い出す。
ピニャータのように、樽の中にはお菓子が入っていて子供達が叩いて割る遊びだった。
ズボンに入っていた私物から、すぐにホーカン・エークダールと判明した。
すぐに美術館のエーミルに似たようなアート作品がないか確認した。
ポップアーティストのエドゥアルド・パオロッツィの「カウントダウン・トゥ・ディサポイントメント」。
展示はされておらずホルストの自宅にあるものだという。
ホーカンの別荘
ホーカンが向かったという別荘を調べると、ホーカンの車が停まっていた。昨日は間違いなく居たという証言を得る。
誰かが黄色い車で訪ねて来ていた。
シェル・セーデルの車と同じ色だった。
焼印
ホーカンの焼き印は4だった。残りは3つ、あと3人殺されるのかもしれない。
ズボンの中にはペニスがあった。おそらくラーシュのだろう。
ホーカンが失っていたのは2つの眼球。
サーガは失われた臓器にも意味があるのではないかと考える。
ヘルは心が無い。
ハンスの手は、法の手先。
ラーシュは性犯罪者。
ホーカンは?
マーク
どこまでもダメ男のマークは、ホルストから家に近寄らないという約束で貰っていた金でまた掛けポーカーをした。大金を手にして気が多きくなったのか、調子に乗ってシャネットとの家まで掛けてしまった。
サーガの母親の死
サーガはリンから母親が車の中で自殺したと告げられる。リンは、捜査への影響を心配した。
ショックを受けたサーガはセアボーの家を訪ねた。
セアボーは悩んだ末、家に入れた。
サーガもすでに未解決事件がセアボーの家族の事だとは知っていた。
6年前、仕事に出ている間に姿を消していた妻アリスと2人の娘の荷物がまだ残っていた。
片づけたら諦めるような気がして、とセアボーは言い訳をした。
「でももう帰ってこない事もわかっている。
何があったのか知りたい」
セアボーは、サーガに家族が見える事も打ち明けた。
いつも一緒に居て、話しかけるし、向こうも話しかけてくる。
今も妻のアリスは居る。
サーガは泊まっていった。
ティーナ
ティーナは、タレコミを受けてコペンハーゲンでアナのスクープを撮影した事を後悔していた。ベーンヤミンが自殺した事で、カメラマンがネット上で責められていたのだった。
その上、新聞社からも切られてしまい、仕事を失う。
非通知のタレコミは誰が送ったのか分からない。
ヨーンとデートをしていたティーナは、スクープの事を伏せてヨーンに番号の主を調べてもらった。
エヴァ・ローセンクヴィスト。それはベーンヤミンの母親で、ベーンヤミンの携帯だった。
ベーンヤミンは自分達の関係を公にしたかったのだ。
ティーナは自分が責められないよう、本人の意志で写真を撮らせた事を公表しようとしたが、新聞社にはこれ以上死んだ少年に罪をなすりつけるのはやめておけ、と相手にされなかった。
ティーナはエヴァを訪ねて言い訳をしようとしたが、悲しむ母親を見て気を変えて帰っていた。
そんなティーナの元に、仕事依頼のメールが舞い込む。
その問い合わせのメール先は――。
L369G42@russmail.com。
第7話「最後の一人」
セアボー
サーガを泊めた朝、セアボーは家族の幻影を見なくなる。セアボーは出勤時、ドラッグを飲まなかった。
そのせいで一日落ち着かなかった。
サーガに幻影の事を話すと、
「見るか見ないかはあなた次第。
あなたが見ない事に決めたのよ」と言われる。
セアボーは何も否定はしなかったが、寂しい気持ちは伝えた。
スウェーデン夫婦の死体
たまたま入った家で遺体を見つけた強盗が匿名の通報をした事で、フィーリプとインゲル・ヨハンソンが自宅で死んでいるのを発見した。クリスマスツリーが飾ってあり、フィーリプの頭にはサンタの帽子が被らされていた。
ツリーにはホーカン・エークダール眼球も飾ってあった。
サンタ帽を外すと、おでこから上、脳みそまるごと切り取られてなくなっていた。
フィーリプを脳なし、と言いたいのだろうか。
セアボーはすぐに、エーミルのリストに「クリスマスの中止」という作品があった事を思い出す。
地下室には、血の付いたベッドがあった。
かなり朽ちていたが、壁には風景画が飾られており、以前は利用されていた部屋だとわかる。
もし2人の口に焼印が見つかれば、残りは1つとなり、そのターゲットはホルストかもしれないとセアボーは考えた。
何故分かるようにするのかとサーガが疑問をぶつけると、彼を怖がらせる為? と答えた。
マーク
ギャンブルでシャネットとの家まで失ってしまったマークは、堂々とホルストに金をせびった。代理出産の前払い金として。
それは出産後の話しだと断られると今度は、ホルストを脅した。
「子供を買う事は違法だ」
しかし、売るのも違法でマークがホルストを言い負かせられる訳がない。
結局、マークは何も言えなくなり、退散した。
帰り際に、こっそり高級腕時計を盗んで。
ホルストはシャネットに家を失ったことを伝え、マークと別れるよう勧める。
シャネットがマークに電話をするとマークは着信拒否をした。
ティーナ
クリスマスの中止は、アメリカ人アーティスト、エドウィーナ・コリンの映像作品で美術館にあった。 伝統的なクリスマスの飾りが、手りゅう弾で破壊されるという内容だった。セアボーはホルストに、警護をつけると言いに行くがホルストは断った。
そのホルストの家から出るセアボーをティーナはこっそり遠くから撮影していた。
そして、別の窓から覗き見えたオーサの妊娠が偽装である証拠もカメラに収めた。
それは、すぐにL369G42@russmail.comに送った。
オーサ
街へ出たオーサを、黄色い車の中でクロロホルムを持った犯人が狙っていた。その時、タブレットでティーナからのメールを受け取っていた。
メールに気を取られていると、オーサは通り過ぎていた。
マーク
金に困ったマークは、たまたま犯人の乗る黄色い車を車上荒らしし、ティーナのメールを受信していたタブレットを盗んだ。焼印
フィーリプとインゲル・ヨハンソンの焼き印はグラゴール文字でLとGを表していた。マケドニアで9世紀に作られた、スラブ語圏最古の文字。
残るは6のみ。
後1人だが、ホルストへ目を向けさせているのは目くらましの可能性もあった。
ヨハンソン夫婦
ヨハンソン夫妻は、80年代の初頭から犯行現場のイースタッドの家に住み、年金暮らし。子供はなく、85年から里親をしていた。
これまでの被害者との接点はなく、隣人達の評判は良かった。
家の近所で黄色い車の目撃情報が有った。未だに車の持ち主、シェル・セーデルは見つかっていなかった。
8日のシンガポール行き飛行機に搭乗していたという記録があるが……。
サーガ
サーガはリンから、母親は自殺ではなく他殺だと言われる。ヨーン
ヨーンはティーナに呼び出されて会うが、会話の流れでティーナがホルストを貼り込んでいると聞いて、マルメ署に連れて行った。その雇い主は、メールアドレスから犯人に間違いなかった。
ティーナの詳しい仕事内容を確認する。
ホルストの家を監視して、出入りした人の写真を撮って送る。
何か動きがあれば報告する。
報酬は写真を納品すると、口座に振り込まれる。
ヨーンは、ティーナの写真にウイルスを仕込んで、犯人の端末を追跡可能にするのが手っ取り早いと、ティーナにメールを送らせた。
その頃犯人は、盗まれたタブレットを別のPCから捜していた。
タブレット
タブレットはまたマークが自転車店に持ち込んでいた。その時ヨーンが仕掛けたメールを受信した。
店員はメールを開いてセアボーの写真を見ると、セアボーが警官だと知っていた。
そのままマークは金を受けとり店を出た。
サーガ達も追跡が成功して、コペンハーゲンの自転車屋に急いだが、犯人の方が一足早かった。
店員は撃たれて死んでいた。
だが、まだタブレットが追跡されていると気づかない犯人を、サーガ達は追い続けた。
サーガ達はやっと停車している黄色い車を見つける。
すぐにヨーンにナンバーを伝えるとシェルの車だと確認できた。
しかし、止まっていたタブレットはまた動き出した。
犯人はすでにすぐ側の駅から電車に乗って移動していたのだった。
それでも車で信号を追った。
ショッピングモールの中まで追うが、その先で信号は途絶えてしまった。
するとセアボーは目の前にある大きな噴水に入って行った。
犯人は追跡に気づいて、タブレットを噴水に投げ込んでいた。
メアドも利用停止になっていた。
ヨーンとティーナ
ヨーンは、ティーナがベーンヤミンのスクープを撮影していた事を、とネットにあった写真クレジットで知った。パパラッチだとは知らなかったヨーンは、デートの席で打ち明けた。
電話番号を調べる時も嘘をつかれて協力させられていたと分かり、ティーナへの見方を変えた。
職場にバレたらどうするつもりだ、と言うヨーンに「バレなきゃいいじゃん」と自己中さも見せるティーナ。
ヨーンは距離を置く事にした。
クラーエス
クラーエスは、弱味のせいですっかりアンニカに振り回されていた。アンニカは彼女気取りで、勝手に同棲を始めるつもりだった。
アンニカが留守の間にオーサと会う約束をしたが、クラーエスはそれもすっぽかしていた。
ホルスト家に出向いてオーサに謝った。
様子がおかしい理由として、クラーエスはアンニカというストーカーに悩まされている事を打ち明ける。
しかし通報できない弱味については言えなかった。
内部調査
母親マリー=ルイーセ・ノレーンの死について、サーガは内部調査にかけられる事になった。母親の残した「娘に脅された」という発言が影響していたのだった。担当は、シェル・グラーンクヴィスト。
母親の殺害時刻のアリバイを確認されると、それはサーガが東墓地に居た時間だった。
またサーガが過去に母親を嫌いだという発言が残っていた。
モーテン・アンカーに事情聴取した時、ハンネ・トムセンが聞いてたのだった。
サーガはDNAを取らせて、呼び出しメールのプリントアウトを渡し、潔白を主張した。
セアボー
家族を見なくなっていたセアボーは、家族の服を片づけ始めるが、またドラッグを飲んでしまう。シャネット
マークと連絡がつくが家を失ったのが本当だと知り、電話を切る。ホルストはその家を買い戻して、シャネットだけにプレゼントすると家の鍵を渡した。
シャネットは嬉しさのあまり、抱き着いた。
サーガとセアボー
サーガはセアボーの家に行き、家族の荷物が廊下に片づけられているのを知る。セアボーに、内部調査にかけられている事を話した。
母親が脅されたという嘘をつき、自殺を殺人に見せかけたせいで。
ハンス
とうとうハンスは脳死状態となってしまう。アナセン運送のリスト
ずっと待たされていたアナセン運送の従業員リストが届いた。するとセアボーが解雇された社員の中に、エーミル・ラーションの名前を見つける。
あのエーミルと同一人物なのか?
アナセン運送へ行きラースに確認すると、エーミルは遅刻早退が多かった為に解雇したのだという。
従業員の写真はなかった。
大所帯じゃないからシェルとも当然、知り合いだったろう、と言われる。
セアボーは、社員にエーミルの写真を持っていないかと声を掛けた。
その時、サーガの携帯にリンからヨハンソン家の里子リストが届いたと連絡が入る。
そこにも見覚えのある名前があった。
エーミル・ラーション。
そして、従業員が見せてくれた携帯に映っていたのは、確かに美術館のエーミルだった。
第8話「第一容疑者」
模型
犯人が作ったのだろう。模型の家に、これまでの事件が各部屋に表現されている。
そこにまだ見ぬ最後の1人の構想と思われる部屋が。
椅子とロープが置かれていた。
エーミル
エーミルは、1989年生まれで父親が不明、母親は5歳の時死亡していた。
1996年から2005年まで里子としてヨハンソン家で暮らしていた。
エーミルと他の被害者とのつながりも出てきた。
8歳の時里親の元から逃げ出した事があった。
それを保護して送り返したのがハンス。
エーミルはパリの父親に会いに行くと言っていたらしい。
ラーシュは、エーミルの学校に居た。
ホーカンは、2001年までソーシャル・ワーカーをしていた。
ホーカンがヨハンソン家を里親にしていたのだろう。
ホルストとは美術館繋がりだが、ホルスト自身はエーミルには見覚えがある程度の関係だった。
ヘルとの繋がりはまだ見つかっていない。
エーミルの家や職場を手分けして捜査するが、どちらにも手がかりはなく姿も見えなかった。
エーミル発見
犯人はエーミルだと思われた中、血まみれで逃げて来たエーミルが発見される。
エーミルは気づいたら袋に何か被らされて椅子に縛り付けられていたという。
時々誰かが入ってきて殴られた。
薬で眠らされ目が覚めたら野原だった。
これまでは全員殺されていたのに、解放されたのは何故だろうと思うと「逃げたヤツ」というアートを表しているようだった。
文明批評家でもあるアメリカ人、エド・ブッカーの作品だった。
エーミルの口の中の刻印はやはり6だった。
エーミルに数字の事を聞いても心当たりはなかった。
目隠しされたエーミルが聞いていた音を頼りにヨーンに拉致現場を調べてもらう。
アンニカ・メランデル
すると、絞り込んだエリア内にヨハンソン家の里子リストにあった名前を見つけた。
アンニカ・メランデル。
あのアンニカもエーミルと同じ家の里子だったのだ。
エーミルにアンニカの事を聞くが、フィーリプは決して良い里親ではなかったようでアンニカは自分以上につらかった、と言った。
連絡は取ってない。
エーミルに被害者達の写真を見せると、ラーシュ、ホーカン、ヨハンソン夫妻は確かに知っていた。
ハンスの事とヘルの事は知らないと言った。
アンニカの家
アンニカの家を家宅捜査すると、クラーエスの幸福の選択のDVDや等身大パネルがあった。
クラーエスにはホルストを憎む理由がある。
ベッドの天蓋の裏には、クラーエスの写真だらけだった。
アンニカの異常性がすぐに分かった。
エーミルが拉致されていたと思われる部屋も見つける。
そこには刻印に使っていた道具と脳みそもあった。
アンニカ本人以外は全部揃っていた。
セアボーは2人の共犯説を唱えた。
殺すのはクラーエスで、アート担当がアンニカ。
それはモーテンが兄弟に撃たれたと言っていたから。
サーガ
サーガは、内部調査員のシェルとラスムスが会っているのを見て動揺する。
サーガの母親から脅迫話しを聞いていたのはラスムスだった。
ハンス
とうとうハンスの人工呼吸器が外された。
オーサ
オーサはクラーエスの家を訪ねると、クラーエスは何故かスコップを持って帰ってきた。
オーサはシャネットに嫉妬してる事を打ち明ける。
ねたましい。
その流れで、偽装妊娠を打ち明けてしまう。
クラーエス
クラーエスを聴取すると、アンニカがストーカーだったと訴えた。
怖いから言うとおりにしていた。
ヨーテボリの葬儀関係の展示会へ行く、と言って別れたのが最後だった。
アンニカは、クッラダール葬儀社の共同オーナー。
ヨハンソン家に来たのは9歳の時。
18歳で結婚したが21歳で離婚している。
元夫は99年に殺人の前歴有り。
そして、展示会にアンニカは来ていなかった。
しかし、クラーエスは釈放された。
アンニカとホルストの繋がりは見えない。
もう一度ホルストにセアボーが会いに行く。
内部調査
サーガはシェルから、母親の車からサーガの爪が見つかったと聞かされた。
車に乗った事もないのに。
その後、爪は家宅侵入で盗まれたものだと主張したが、通報していない事を怪しまれた。
その時は不確かだったので通報しなかっただけなのに。
その時は不確かだったので通報しなかっただけなのに。
そこへ墓地のメールの送信元は、サーガのPCでタイマーでセットされたものだったと判明する。
それらはすべて母親が復讐の為に仕込んだというが、信じてもらえない。
サーガは過去に両親を嘘の性的暴行で告発していた事を打ち明けた。
母親の代理ミュンヒハウゼン症候群から妹を守る為に。
でも診断はされていなかった。
その裁判は10年前なので、シェルにサーガの嘘は時効だと言われる。
「運がいいね。
復讐をでっちあげやすい」
ハンスとの深い関係も聞かれ、ハンスに起きた事がトリガーになってると思われているようだった。
ストーカー
セアボーは、ホルストの家に行きアンニカの写真を見せた。
ホルストは知らなかったが、オーサはすぐに分かった。
クラーエスのストーカーだと。
それが連続殺人犯かもしれないと知っても、2人は動揺していなかった。
ホルストは知らなかったが、オーサはすぐに分かった。
クラーエスのストーカーだと。
それが連続殺人犯かもしれないと知っても、2人は動揺していなかった。
他人事だから。
サーガとセアボー
ハンスの死がサーガとセアボーの距離を縮めた。
ティーナ
ティーナは、オーサの偽装妊娠にまつわる証拠写真のデータをヨーンに渡した。
売れば高値になる事は調べ済みだったが、売るつもりはない。
悪人ではないから、とヨーンにアピールした。
悪人ではないから、とヨーンにアピールした。
グスタヴ
アンニカと同時期に里子だったグスタヴの聴取をした。
連絡は取っていた。
兄だと思われていたが、アンニカの結婚以降連絡を途絶えさせていた。
理由は、結婚相手のトービョルン・アルム。
アンニカは服役中の囚人に手紙を出して、結婚までこぎつけていたのだった。
グスタヴにはそれが理解できなかった。
トービョルン・アルム
アルムの家を訪ねと、サーガ達を見て逃げ出した。
さらにマルメ署に連行すると、サーガが手錠を外した隙に隠し持った銃を乱射した。
すぐに捕り抑え、大きな被害はないと思われたが流れ弾がヨーンの娘の腕に当たっていた。
命に別状はないがサーガは自分の見落としを責めた。
サーガは、ボディ・チェックを忘れた事をリンに責められ、休養を強要されしょんぼりとして家に帰った。
それを知ったセアボーは、サーガに必要なのは休暇じゃなく仕事だとサーガを一番に理解して訴えた。
アルムが逃げたのは、バイカー・ギャングのメンバーで違法な武器を持っていただけだった。
シャネット
クラーエスが情報を流して、オーサの偽装妊娠が世間にバレた。
ホルストは、慌ててもみ消す。
騒動の説明をシャネットにしていた時、ホルストのハグが嫌らしい感じになったのでシャネットはホルスト宅を抜け出そうとマークに連絡をした。
逃げる先は2人の家。
実はホルストから家をもらった、とその時初めてマークに伝えた。
ホルストはシャネットの失踪を知ると、渡していた携帯を追跡してすぐ追いかけた。
シャネットの家に着くと家の前ではマークが死んでいた。
シャネットは何処にもいなかった。
その頃、シャネットは犯人の模型のある部屋にさらわれていた――。
第9話「息子」
出産
ホルストは、シャネットの携帯を追ってシャネットを見つけて通報をした。
シャネットは犯人の元で出産しようで、台の上で気絶していた。
子供の姿はなかった。
シャネットは犯人の元で出産しようで、台の上で気絶していた。
子供の姿はなかった。
サーガ
休暇にされたサーガは、自宅でセアボーの事件を調べ始める。
セアボーが心配で訪ねてくると、妹が自殺した踏切へ行っていたと話した。
セアボーにはなんでも言える。
セアボーはハンス殺しの犯人捜しをサーガに託された。
ラスムス
サーガの代わりは、コペンハーゲン警察のラスムスが抜擢されるが、ペア期間は短かった。
赤ん坊連れ去りが発覚すると、サーガも呼び出されて復帰し、ラスムスとサーガは再会する事になる。
赤ん坊連れ去りが発覚すると、サーガも呼び出されて復帰し、ラスムスとサーガは再会する事になる。
ホルスト
ホルストの聴取から、マークの死も判明した。シャネット捜しを優先して、すぐに通報をしていなかった。
アンニカの事は相変わらず知らないと言った。
ホルストを迎えに来たオーサは、赤ん坊誘拐犯がクラーエスではないかとサーガ達に伝える。
夫を破滅させたがっていたから。
またしてもアンニカとクラーエスの共犯色が強まる。
クラーエス家宅捜査
クラーエスの自宅を家宅捜査すると、凶器と同じ口径の銃を発見した。赤ん坊の写真
ホルストの携帯に赤ん坊の写真が届く。犯人からの呼び出しだったが、指示通り警察に知らせずに向かった。
模型
シャネットを発見した部屋で模型を押収していた。これまでの事件の他、初めて見る部屋が出来ていた。
吊るされた2人の大人の足元に赤ん坊がいる。
ホルストとオーサと赤ん坊に思える。
その時ホルストが犯人に呼び出された事を知り、サーガ達は追いかけた。
ゴミ処理場
ホルストが、犯人から呼び出されたのはゴミ処理場だった。犯人は、双眼鏡でどこからか見ていて、メールで指示を出した。
そこへサーガのポルシェが近づくのが見え、ホルストが警察にちくったのだと思われる。
すると、赤ん坊の泣き声がする乳母車が爆発した。
ホルストは駆けつけ、素手で火の中に手を突っ込んだが、それは空だった。
セアボーは、監視塔で爆弾のリモコンを発見した。
犯人は逃走した後だった。
ヨーン復帰
娘の容体が落ち着いて、ヨーンが復帰した。
クラーエスとモーテンに接点が無かったと分かった。
兄弟と言っていた事を考えると、クラーエスではないのか?
サーガはヨーンに謝った。
気にしていないというヨーンに、娘へ、とサーガが普段読む本をプレゼントした。
ブロー・ホルムバリ
遺産がらみという線で、容疑者達の親を洗い出した。クラーエスの母親は死亡。父親も最近ホスピスで死亡。
アンニカの父親はブロー・ホルムバリ。
5歳の時に親権を放棄していた。
ホルムバリを捜索して話しを聞くと、アンニカは実の娘じゃなかった。
母親のレナーテがそういった。
本当の父親は知らない。
母親が死んだ時、引き取って欲しいと言われたが断っていた。
アンニカが犯人なら次に狙われるのは、ホルムバリか?
ホルストはレナーテを知らなかった。
父と子や、吊るしに関係ある作品にも心当たりはない。
再び、娘達が見えるようになる。
クラーエスは開口一番アンニカは見つかったのか、と確認した。
銃所持の理由はアンニカの護身用だと言った。
クラーエスが姿を消している間は、ヴェクショーで父親の納骨を済ませていたのだという。
ホルストへの恨みを確認した。
偽装妊娠の暴露は認めるが、傷つけるの意味は身体的ではないと、一連の事件については犯行を否定した。
クラーエスには、マーク殺害時のアリバイもあった。
携帯にもアンニカとのやりとりはなかった。
母親が死んだ時、引き取って欲しいと言われたが断っていた。
アンニカが犯人なら次に狙われるのは、ホルムバリか?
ホルストはレナーテを知らなかった。
父と子や、吊るしに関係ある作品にも心当たりはない。
内部調査終了
サーガの内部調査が終了し、サーガは供述調書にサインした。セアボー
ホルストが産まれたばかりの赤ん坊を誘拐された事で、しまい込んでいた気持ちが蘇っていた。再び、娘達が見えるようになる。
クラーエス
ずっと行方が知れなかったクラーエスを警察が捕まえた。
銃所持の理由はアンニカの護身用だと言った。
クラーエスが姿を消している間は、ヴェクショーで父親の納骨を済ませていたのだという。
ホルストへの恨みを確認した。
偽装妊娠の暴露は認めるが、傷つけるの意味は身体的ではないと、一連の事件については犯行を否定した。
クラーエスには、マーク殺害時のアリバイもあった。
携帯にもアンニカとのやりとりはなかった。
モーテン
改めてホルストに関係者の写真を見せた。
すると、コルベアトがモーテンを見ていた事が分かる。
2、3か月前に家に来たが、言動が怪しくて追い返していた。
防犯カメラの記録が残っていた。
「父親に会いに来たんだ。本当の父親だ。俺たち2人はここにいるはずだった。
そこにいる? 俺のお父さん」
確かにモーテンは父さんと言って、父親がまだ生きているような口ぶりをしていたと言う。
ヘルが妊娠したのは人工授精クリニックを開いた後だから、ビリーの子ではないのかもしれないが、ナタリーはビリーの子だと言い張った。
2、3か月前に家に来たが、言動が怪しくて追い返していた。
防犯カメラの記録が残っていた。
「父親に会いに来たんだ。本当の父親だ。俺たち2人はここにいるはずだった。
そこにいる? 俺のお父さん」
ナタリー
サーガ達はヘルの妻ナタリーに再度モーテンの事を確認した。確かにモーテンは父さんと言って、父親がまだ生きているような口ぶりをしていたと言う。
ヘルが妊娠したのは人工授精クリニックを開いた後だから、ビリーの子ではないのかもしれないが、ナタリーはビリーの子だと言い張った。
地下室
人工受精クリニックで院長ヨーエン・ドラックマンに、1980年代の記録を請求した。令状があれば、と言われ用意する間、サーガ達はシャネット発見現場へ行った。
そこはラスムスが調べているけど、信用できないのかサーガはもう一度行きたがった。
2007年に企業活動が停止した地区の現場には、ラーシュ殺害の痕跡が残されていた。
アンニカが居たような痕跡はなし。
セアボーは建物の外で、タイヤ痕を見つけた。
来た方向を辿ると新しい南京錠の付いたドアを発見する。
中に入ると何かを引きずった跡が。
奥の部屋でマットレスの上に縛られたまま寝かされていたアンニカを発見した。
良く見るとその部屋の一角には、ヨハンソン家の地下室が再現されていた。
すぐにヨハンソン家の里子だったエーミルに地下室の話しを聞く。
地下室には行くなと言われていた。立ち入り禁止になっていた。
クラーエスは知らない。
グスタヴも同様の事を言った。
アンニカから父親の話しは聞いていた。
見捨てられたので良く思ってはいなかった。
実の父親の話しについては初耳だった。
他、5人の里子の誰も地下室の事を知らなかった。
ホルストは、家を飛び出してヘリに乗った。
警備をしていたラスムスが追う。
連絡を受けてサーガも追いかけた。
医院長に端末を操作してもらうが、レナーテ・メランデルでの検索記録はなかった。
データを調べるには母親の名前か、個人認識別コードが必要だと言われて、セアボーはすぐに思い浮かべた。
「L369G42」
検索した結果、ドナーはフレディ・ホルスト。
受精と妊娠の記録あり。
母親は、アナ=マリア・ラーションだった。
その頃、呼び出されたホルストは真犯人と対面していた。
「やあ父さん」
そこに居たのは、赤ん坊を抱いたエーミル・ラーションだった――。
地下室には行くなと言われていた。立ち入り禁止になっていた。
クラーエスは知らない。
グスタヴも同様の事を言った。
アンニカから父親の話しは聞いていた。
見捨てられたので良く思ってはいなかった。
実の父親の話しについては初耳だった。
他、5人の里子の誰も地下室の事を知らなかった。
最後のチャンス
ホルストの元にまたしても犯人から赤ん坊の写真とメールが届いた。ホルストは、家を飛び出してヘリに乗った。
警備をしていたラスムスが追う。
連絡を受けてサーガも追いかけた。
真犯人
セアボーはサーガと別れて、用意した令状を持って人工授精クリニック行った。医院長に端末を操作してもらうが、レナーテ・メランデルでの検索記録はなかった。
データを調べるには母親の名前か、個人認識別コードが必要だと言われて、セアボーはすぐに思い浮かべた。
「L369G42」
検索した結果、ドナーはフレディ・ホルスト。
受精と妊娠の記録あり。
母親は、アナ=マリア・ラーションだった。
その頃、呼び出されたホルストは真犯人と対面していた。
「やあ父さん」
第10話「セカンド・チャンス」(シーズン2最終話)
ラスムス
ホルストを追っていたラスムスは、ホルストのヘリを見つけた。そこは、ラフィネーザリバイの今は使われていないセメント工場だった。
リンに報告し、エーミルと赤ん坊が居る事も伝えた。
エーミル
エーミルはホルストに着替えを渡した。「母親からは父親はフランスのお城に住む王子様だと聞いていた。
でもサンタと同じ。
始めは信じるけど大きくなれば居ないと分かる」
ラスムスは「応援を待て」という指示を無視して銃を持って2人に近づいて行った。
ホルストはすでにクロロホルムで倒れていて、エーミルの姿は見えなかった。
ラスムスが車に戻ると、建物の影から撃たれて倒れてしまうが、防弾ベストで無事だった。
さすがに今回はリンも呆れた。
かろうじて、ラスムスはエーミルの車の情報を伝えた。
アンニカ
サーガとセアボーは意識の戻ったアンニカに会いに行った。アンニカはヨーテボリに行く前に偶然エーミルに会っていたという。
コーヒーでもって言われて、目覚めたらあの部屋に居た。
エーミルには何もした覚えはないという。
居場所にも心当たりはない。
アンニカはクラーエスから捜索願は出ていなかったかどうか、サーガに尋ねた。
サーガは、「いいえ。いなくなってほっとしているようだった」とありのままを伝えた。
サーガは、アンニカが里子時代にエーミルをいじめていたと考えた。
ホルスト
ホルストは目覚めると、車椅子に座らされていた。「僕の部屋には絵があった。
デンマークの画家が描いた安っぽくて素人っぽいタッチの油絵の模造品。
僕の人生で唯一美しい物だった。
空想したよ。あの絵の中に入れたら。
今その絵の中に僕たちはいる」
エーミルは赤ん坊をホルストに抱かせた。
「それからサイコなモーテン・アンカーが現れてあんたの存在を知った。
芸術への興味は親譲りだったんだ。
僕はあんたが愛する物を醜く歪めたいと思った。
そして見て欲しかった。
美術に通じてるんだろ?
何故気づかなかったの? 父さん」
エーミルは最後の仕上げの準備をする。
ホルストの拘束を解き、場所の移動するよう指示をした時、ホルストは転んだ振りをして木材を拾って手に取り、エーミルを殴った。
赤ん坊と一緒に逃げるが、建物の周辺はただ野原が広がるだけで、逃げ込めるような場所はなかった。
風景画
サーガとセアボーは再び、ヨハンソン家の地下室を訪れた。恐らく、エーミルの部屋だったのだろう。
サーガは、子供を罰する為の「タイムアウトルーム」だったのではないかと推測した。
セアボーが壁の風景画に気づく。
他の家具は違ったが、アンニカのいた部屋で再現されていた部屋と絵だけは同じだった。
サーガは絵を押収した。
サーガはエーミルに気づかなかった自分を責める。
デンマークのクラウス・アーネセンの「本当に素晴らしい一日」。
同じような風景を多く描いていた。
マルメとコペンハーゲンの中間にあるサルトホルムで暮らしている。
作者に連絡を取るがパソコンや携帯がないので、ヘリで家に行く事に。
サルトホルム
アーネセンの自宅へ行くと、アーネセンは耳が遠く、大分もうろくしていた。しかし写真の絵を拡大して描きこまれた建物を見せると、これならすぐ近くだという。
ここから南へ行って東側、2、3キロの場所だった。
ヘリで向かう方が早いが、音でエーミルにバレないよう、2人は走って向かった。
最後の作品
その頃、倒れていたエーミルは意識を取り戻して、ホルストを捜した。ホルストは木の陰に隠れていたが、赤ん坊が泣き出して気づかれてしまう。
だがそれを逆手にとって、背後から木で殴りかかろうとするが赤ん坊に銃を向けられて、未遂で終らせた。
結局、連れ戻され自らエーミルが用意した絞首台に上がる。
ホルストは自ら首にロープを掛け、エーミルから赤ん坊を受け取った。
意識があるうちはいいが、首を釣られたらいつかは赤ん坊を落としてしまう。
その隣でエーミルも自分の首にロープを掛けた。
もう1人の人物は自分だったのだ。
エーミルの「素晴らしい一日」は、3人が1つの作品の中に納まる事で完成をする。
用意していたロープを引っ張ると、足場が崩れて2人は首を釣られた。
その時、サーガとセアボーが建物に到着した。
応援を待ってはいられないと中に入る。
まずは赤ん坊を引き取る。
セアボーがホルストを、サーガにエーミルを助けさせようとするが、サーガはためらう。
ハンス殺しの犯人だから。
セアボーはサーガを怒鳴りつけた。
サーガは決心をしてエーミルの救出を始めると、ちょうど応援も到着した。
真相
エーミルは自転車屋、マーク、アルックス、モーテンの4人を撃った事を認めた。これらは、やむを得ず殺した。
ヘル、ラーシュ、ホーカン、ハンス、ヨハンソン夫妻、ホルストらは「僕の作品だ」と言った。
「ホルストの気を引きたかったから。
誰一人分かってくれなかった。
だから情報提供もした」
ある日エーミルの元に、モーテンが訪ねてきた。
ヘルは、モーテンがアフガニスタンでおかしくなってしまった事に罪の意識を感じて、モーテンに真実と人工授精クリニックのIDを教えていた。
それでエーミルの存在を知ったモーテンが、兄弟だと伝えに来た。
モーテン自身のルーツについては、聞き流していたがある言葉だけが残った。
「苦しみを俺にもたらした奴らは何も感じてない。
なのにどうして俺だけが苦しむんだ」
エーミルはそれから考えだした。
「苦しみをもたらした奴らに復讐を」
ヨハンソン夫妻には地下室に入れられていた。
ラーシュからは4年間虐待を受けていた。
ホーカンはヨハンソン家に送り込んだ張本人。
ハンスはヨハンソン家に連れ戻した。
だが、ヘルとホルストには何もされていない。
エーミルは罰ではなくて、正しただけだという。
「全ての痛み、すべての恐怖そしてすべての死を回避する方法が1つあったんです。
僕が生まれなきゃよかった」
クリップ
サーガは、収監されたエーミルに供述調書へのサインを頼んだ。エーミルはサーガとハンスの関係を知ると、何故僕を助けた? と聞いた。
「警察官だから。
死にたかったの?」
「そうじゃない。僕は生まれてきたくなかった。
同じじゃありませんよ」
サーガはサインが終わった書類を受け取った。
エーミルとの会話で動揺させられたせいか、エーミルがクリップを取っているのに気付かなかった。
アンニカもクラーエスも容疑が晴れた。
ハンスの埋葬は翌日。
葬式には出た事がないというサーガは、心細さがあるのかセアボーを葬儀に誘った。
セアボー
セアボーが帰宅すると、リリアンが家の前で待っていた。珍しく中で話しましょうと言った。
リリアンの話しは、2週間前スウェーデンで道路工事中に白骨化した遺体が見つかった件だった。
すぐに別の事件か、と思い少しは休みたいというセアボーに、リリアンはそれがアリスの遺体だと告げる。
子供達の遺体はなく、まだ分からない。
リリアンに案内してもらって、すぐに発見現場に向かう。
母親と離れていると分かった今、もはや娘たちは生きているほうが悪夢だと言うセアボー。
家に帰ったセアボーは、ドラッグを飲み続けて何かに憑りつかれたように一晩中、古い資料を見返した。
ハンスの葬儀
ハンスの葬儀が行われたが、とうとうセアボーは来なかった。サーガはそこで初めてリリアンからアリスの事を聞いて、セアボーの家に向かった。
窓から家の中を覗くと、セアボーは家の中で吐いて倒れていた。
病院で治療を受けたセアボーは、覚せい剤を常用していた事がサーガにばれた。
そのせいで眠れなくて睡眠薬も。
家族の失踪後に手を出すようになっていたのだった。
サーガにとっては報告すべき規則違反で明らかな犯罪。
セアボーにはそれが分かっている。
サーガは前に話した事を確認した。
何故人を寄せ付けないか。
「皆、傷つけるか、去って行くから」
結局セアボーも、言った通りになってしまった。
エーミルの自殺
サーガがマルメ署に行くと、リンからエーミルの自殺を告げられて驚いた。どこかで手に入れたクリップで手首を切った。
サーガはすぐに書類を確認する。クリップはなかった。
心配するリンにクリップの件をすぐに話した。
リンは、ならばと別の話しを持ち出した。
リンはあくまでも自分は母親を殺したとは思ってはいないがと前置きして、シェルが検察官に捜査報告を提出していた事を伝えた。
「物的証拠を無視は出来ない。
起訴は決まっていないが、伝えておく」
サーガは無実を訴えるが、このままでは刑事の仕事は出来なくなると分かっていた。
「動機があってアリバイはない。物的証拠はある。有罪は確定」
リンは先走るな、と言ったがサーガは署を飛び出して行った。
サーガとセアボー
サーガはしばらく車の中で1人になった。その頃、セアボーはリリアンに休暇を要求していた。
しかしそれは娘を捜すということだからと、リリアンは許可を渋った。
セアボーは、その場で辞職した。
セアボーがマルメ署に行くと、サーガの机は片づけられていた。
ヨーンからサーガの事を聞き慌ててサーガの家に行く。
応答がないので、セアボーは思い当たる場所に行った。
妹が自殺した踏切。
線路の奥にサーガを見つけたセアボーは大声で辞職を告げた。
電車が近づいて来る。
家族を失い父親である事を奪われたというセアボー。
「自分の全てが奪われると思ってるんだろ?
クソくらえだ。
諦めるなんて君らしくない。
サーガ俺には君が必要だ諦めるな!
2人で力を合わせれば娘たちを見つけられる。
君と俺ならきっと」
助けようと近づこうとするセアボーに、サーガは動かないで、と銃を向けた。
そして電車が通り過ぎて行った。
セアボーはもうダメかと思ったが、電車が通り過ぎるとサーガはしゃがみこんで泣いていた。
2人はサーガの家で娘たちの捜査を始める。
6年前の事件で今更調べても手掛かりが見つかる可能性は低い。
でも2人は、手がかりを求めてポルシェに乗っていた。
おしまい
シーズン4につづく
かんそう
今回、シーズン1、シーズン2それぞれとまた手法を変えてきたのが、人工的なライティングでした。
暗すぎるシーズン2と比べると特に全体的に画面は見やすかったと思います。
そんな画面とは裏腹にシリーズ史上最悪に暗く重いシーズンで、とにかくサーガが苦しみました。
正直、マーティン不在から始まり、サーガにとって嫌な事ばかりが舞い込む本シーズンは、かなり鬱でした。
しょっぱなの相棒は、いきなり喧嘩腰で1日で相棒放棄でしたし。
嫌な女!
その次も、これまたしょっぱなの登場が怪しいセアボーで、うーんどうなの? って思っていたら、今回唯一のオアシス的存在でした。
セアボーが居なかったらサーガ完全に壊れていたんでしょうね。
シーズン2でも同じ事を想いましたが、今回はそれ以上に。
シーズン1がキラキラして感じられます。
サーガがサーガらしく、周囲に理解されてイキイキと能力を発揮していたんだ、という事を。
良き理解者で避雷針でもあったハンスを失い、サーガは突然無防備になってしまいます。
ハンスの代わりのリンも、ハンネに続いて嫌な女!
だいたいラスムスをあえて引っ張り出してくるって所がなんか……ねぇ。
ラスムスも再登場したのにはびっくりですが、やっぱりまたミスしててウケましたw
あそこは信頼したリン、ざまあ、とスっとしました。
とにかくサーガが可哀想で、見ていて一番つらいシーズンですが、ヨーンが本ストーリーに大分絡み始めたのは嬉しかったです。
ハンスも居なくなり、サーガをずっと見守る理解者としてはもうヨーンしか残ってないなんて。
おそらくシーズン4ではリリアンも出番減るでしょうし、リリアンはそもそもサーガの理解者でもないし。
シーズン1では大分チームワークが感じられたマルメ署でしたが、この先はかなり不安です。
メインの連続殺人は、真犯人が1人というシンプルながらにアート作品を模すという凝ったメッセージ性と、序盤の模倣犯に振り回されて始まっていました。
途中真犯人エーミルが早々に容疑者に浮上するのに、自作自演にまんまと騙されもして、さすがブリッジ、なかなか真相に近づかせてもらえませんでした。
毎度のサブの群像劇は、今回は少年少女のエピソードがなかったな~と思いきや、そういえばティーンのバーミヤンが自殺しちゃいましたね。
でもあれは、バーミヤンも不幸ですけど残されたアナが一番きつい。
夫の死以上に、つらそう。
全体的に「ダメな大人達」というのを裏テーマに感じました。
10代のバーミヤンをもてあそぶ? アナ。
そんなアナの浮気に気づかない婿養子のホーカン。
ギャンブルで借金しかしないマーク。
シャネットは一見、マークがダメなだけで被害者にもみえますが、実際は子供を不正に売る母親で大声では言えない事をしています。
アルックスは犯罪者だし、その妻は収監中、アルックスの友人と浮気していた。
友人はアルックスの隠した金も盗んでいたかもしれない。
リーセに至っては、言わずもがな。
あんな性悪も珍しいってくらいの自己中。
その夫は、妻の行動にも、会社で殺害事件が起きた事にも無関心。
ホルスト夫妻も、自分達に害がなければ連続殺人犯がどこの誰だろうと無関心でした。
ホルストは、金や権力、ビジネスの為には友情などは二の次。
妻オーサは、アル中の元夫クラーエスを捨て、よりパワーを持つホルストを選びました。
恐らく妊娠が出来ない身体なのかわかりませんが、それを世間に知られる事もプライドが許さず、不正に子供を買う為、偽装妊娠で世間を欺きます。
ヨーンの彼女でもあったティーナは、ゴシップ・カメラマンで、仕事の為なら内容を問わない野心家。
バーミヤンが自殺してしまっても、そんな職業を変えようとはせず、その後も自分の名誉の為にはバーミヤンがタレコミをしたという情報を公開しようとも考えました。
リーセと並ぶくらい、自己中だなー! とかなりイライラしました。
ヨーンも事実を知って、距離を置いていたけどそういう常識人のヨーンがとっても頼もしく思えました。
ティーナはヨーンの拒絶を受けて、少し改心していましたけど……。
と、これまでの群像劇の中にはどうして巻き込まれてしまったんだろう? と切なくなるようなドラマがあったと思いますが、今シーズンは紛れもなく「そりゃ何か起きても仕方ないわ」と思えるようなどーしようもない人達ばかりという、偏りがありました。
(その為、切ない担当の少年少女がいなかったのかな)
シーズン2でもそうでしたが、今回もシーズン1と比べると細かい謎は残っています。
エーミルの大目的だったホルストですが、出番は多かったですがホルスト自身のドラマって実はそれ程深く見せていなかったような。
しかも、人工授精に登録しておきながら、代理母から子供を買うとか良く分からない感じ。
そもそもシャネットの子供の父親はマークなの?
ホルストなの? ってのも良く分からない。
ホルスト自身は、赤ん坊関連の行動を見てるととても子煩悩に見えるのに、自分が過去人工授精クリニックを利用した事には、まったく触れないというのはどういう事なんだろう?
それと、エーミルはクリニックのデータで、ホルストが父親とはっきりわかりましたが、兄弟だというモーテンはどう知ったのか?
IDはヘルがモーテンに本当の父親だと伝えた、と言う事なので母親はヘルじゃないの?
と、この出生のあたりは良く分かりませんでした。
あとあんなに挙動不審のモーテンに、よくIDだけで警察にも令状がないと教えないデータを見せたなぁ、と。
この辺は気にしたらダメなのかな?w
ラーションって名字も紛らわしかった!!
ラスムスが犯人かと思ったのって私だけ?w マルメ署では一切惑わされてなかったw
犯人のエーミルが1話で、セアボーと会話している事は後から見て気づいてびっくりしました。
セアボーもエーミルも覚えていない位なので、おそらく初見で気づくのは難しそう。
他、登場人物ページの中の結末でも謎や疑問についてはまとめているので、被って書いている事もありますがどうぞ。
とにかく、辛く苦しいシーズンだったので、シーズン4が待ち遠しくてたまらないです。
かといって始まってもすぐにサーガの疑いが晴れているとは限らず、まだ苦労は続くのかもしれませんが。
なんとか、セアボーとの新のタッグで新たな事件を解決する、サーガの元気な姿が見たいです!
シーズン4は、本国では2018年1月からスタートしています。
新シーズンでもあり、ファイナルとも言われていますが。
日本でもそろそろ放送情報が出てくる頃ではないかと想います。
本当に楽しみ!
暗すぎるシーズン2と比べると特に全体的に画面は見やすかったと思います。
そんな画面とは裏腹にシリーズ史上最悪に暗く重いシーズンで、とにかくサーガが苦しみました。
正直、マーティン不在から始まり、サーガにとって嫌な事ばかりが舞い込む本シーズンは、かなり鬱でした。
しょっぱなの相棒は、いきなり喧嘩腰で1日で相棒放棄でしたし。
嫌な女!
その次も、これまたしょっぱなの登場が怪しいセアボーで、うーんどうなの? って思っていたら、今回唯一のオアシス的存在でした。
セアボーが居なかったらサーガ完全に壊れていたんでしょうね。
シーズン2でも同じ事を想いましたが、今回はそれ以上に。
シーズン1がキラキラして感じられます。
サーガがサーガらしく、周囲に理解されてイキイキと能力を発揮していたんだ、という事を。
良き理解者で避雷針でもあったハンスを失い、サーガは突然無防備になってしまいます。
ハンスの代わりのリンも、ハンネに続いて嫌な女!
だいたいラスムスをあえて引っ張り出してくるって所がなんか……ねぇ。
ラスムスも再登場したのにはびっくりですが、やっぱりまたミスしててウケましたw
あそこは信頼したリン、ざまあ、とスっとしました。
とにかくサーガが可哀想で、見ていて一番つらいシーズンですが、ヨーンが本ストーリーに大分絡み始めたのは嬉しかったです。
ハンスも居なくなり、サーガをずっと見守る理解者としてはもうヨーンしか残ってないなんて。
おそらくシーズン4ではリリアンも出番減るでしょうし、リリアンはそもそもサーガの理解者でもないし。
シーズン1では大分チームワークが感じられたマルメ署でしたが、この先はかなり不安です。
メインの連続殺人は、真犯人が1人というシンプルながらにアート作品を模すという凝ったメッセージ性と、序盤の模倣犯に振り回されて始まっていました。
途中真犯人エーミルが早々に容疑者に浮上するのに、自作自演にまんまと騙されもして、さすがブリッジ、なかなか真相に近づかせてもらえませんでした。
毎度のサブの群像劇は、今回は少年少女のエピソードがなかったな~と思いきや、そういえばティーンのバーミヤンが自殺しちゃいましたね。
でもあれは、バーミヤンも不幸ですけど残されたアナが一番きつい。
夫の死以上に、つらそう。
全体的に「ダメな大人達」というのを裏テーマに感じました。
10代のバーミヤンをもてあそぶ? アナ。
そんなアナの浮気に気づかない婿養子のホーカン。
ギャンブルで借金しかしないマーク。
シャネットは一見、マークがダメなだけで被害者にもみえますが、実際は子供を不正に売る母親で大声では言えない事をしています。
アルックスは犯罪者だし、その妻は収監中、アルックスの友人と浮気していた。
友人はアルックスの隠した金も盗んでいたかもしれない。
リーセに至っては、言わずもがな。
あんな性悪も珍しいってくらいの自己中。
その夫は、妻の行動にも、会社で殺害事件が起きた事にも無関心。
ホルスト夫妻も、自分達に害がなければ連続殺人犯がどこの誰だろうと無関心でした。
ホルストは、金や権力、ビジネスの為には友情などは二の次。
妻オーサは、アル中の元夫クラーエスを捨て、よりパワーを持つホルストを選びました。
恐らく妊娠が出来ない身体なのかわかりませんが、それを世間に知られる事もプライドが許さず、不正に子供を買う為、偽装妊娠で世間を欺きます。
ヨーンの彼女でもあったティーナは、ゴシップ・カメラマンで、仕事の為なら内容を問わない野心家。
バーミヤンが自殺してしまっても、そんな職業を変えようとはせず、その後も自分の名誉の為にはバーミヤンがタレコミをしたという情報を公開しようとも考えました。
リーセと並ぶくらい、自己中だなー! とかなりイライラしました。
ヨーンも事実を知って、距離を置いていたけどそういう常識人のヨーンがとっても頼もしく思えました。
ティーナはヨーンの拒絶を受けて、少し改心していましたけど……。
と、これまでの群像劇の中にはどうして巻き込まれてしまったんだろう? と切なくなるようなドラマがあったと思いますが、今シーズンは紛れもなく「そりゃ何か起きても仕方ないわ」と思えるようなどーしようもない人達ばかりという、偏りがありました。
(その為、切ない担当の少年少女がいなかったのかな)
シーズン2でもそうでしたが、今回もシーズン1と比べると細かい謎は残っています。
エーミルの大目的だったホルストですが、出番は多かったですがホルスト自身のドラマって実はそれ程深く見せていなかったような。
しかも、人工授精に登録しておきながら、代理母から子供を買うとか良く分からない感じ。
そもそもシャネットの子供の父親はマークなの?
ホルストなの? ってのも良く分からない。
ホルスト自身は、赤ん坊関連の行動を見てるととても子煩悩に見えるのに、自分が過去人工授精クリニックを利用した事には、まったく触れないというのはどういう事なんだろう?
それと、エーミルはクリニックのデータで、ホルストが父親とはっきりわかりましたが、兄弟だというモーテンはどう知ったのか?
IDはヘルがモーテンに本当の父親だと伝えた、と言う事なので母親はヘルじゃないの?
と、この出生のあたりは良く分かりませんでした。
あとあんなに挙動不審のモーテンに、よくIDだけで警察にも令状がないと教えないデータを見せたなぁ、と。
この辺は気にしたらダメなのかな?w
ラーションって名字も紛らわしかった!!
ラスムスが犯人かと思ったのって私だけ?w マルメ署では一切惑わされてなかったw
犯人のエーミルが1話で、セアボーと会話している事は後から見て気づいてびっくりしました。
セアボーもエーミルも覚えていない位なので、おそらく初見で気づくのは難しそう。
他、登場人物ページの中の結末でも謎や疑問についてはまとめているので、被って書いている事もありますがどうぞ。
とにかく、辛く苦しいシーズンだったので、シーズン4が待ち遠しくてたまらないです。
かといって始まってもすぐにサーガの疑いが晴れているとは限らず、まだ苦労は続くのかもしれませんが。
なんとか、セアボーとの新のタッグで新たな事件を解決する、サーガの元気な姿が見たいです!
シーズン4は、本国では2018年1月からスタートしています。
新シーズンでもあり、ファイナルとも言われていますが。
日本でもそろそろ放送情報が出てくる頃ではないかと想います。
本当に楽しみ!
(文:ジェーン洞)
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