あらすじ
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話予定)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
レイプ犯逮捕
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
キューバのハバナで休暇中のフィンが、6年前から捜し続けていた3人の女性をレイプした男、バイロン・マークスを捕まえた。
本人は偶然見つけたと言うが、オリビアはその言葉を信じてはいなかった。
事件当時から、自信家で特に女性の心を操るのに長けていた。
そのせいか、ハバナでは妻子を持ち、普通に溶け込んで暮らしてたのだった。
まだ妻子には裏の顔を見せてはいないのだろう。
証人捜し
6年前の事件と言う事で気が進まなかった検事バーバだが、オリビア達の熱意から罪状認否に引っ張り出す事に。
しかし、当時の被害者女性に協力を求めると2人はすでに過去だから、と証言を拒否した。
残りの1人、カーラも本人は逮捕の報告に「サンタクロースが来た」と喜んだが、すぐに夫に「恥をかかせたくない」と止められて意見を変えていた。
ところがその後、カーラ本人がオリビアを訪ねて協力をすると申し出た。
「やつを倒したい」
裁判
裁判が始まると、バイロンはずうずうしくも無罪を主張した。
弁護士は、普段は連邦裁判所にいる保守的な弁護士ランドルフ・ドーキン。
バーバは嫌な予感を覚えるが、それには珍しくフィンが法廷に顔を出した事も関係していた。
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
政治問題
バーバは訴えの却下を受けた事で、フィンが誘拐紛いの逮捕をしたのではないかと疑った。
それが事実なら裁判は終わってしまう。
嫌な予感通り、裁判の問題はバイロンの逮捕が不当ではないかという問題にすり替わった。
ドーキンは拷問を受けた事を主張し、「トスカニーノの特例」で「他国で違法逮捕されたなら裁判権を放棄すべし」を適応しようとする。
翌日、バイロンとフィンが逮捕時についての証言をして、「トスカーニの特例」に当てはまる程の拷問はなかったと認められた。
即時、裁判が開廷となると今度は国連のキューバ代表が出てきた。
キューバ政府として身柄を引き渡すよう抗議をする為に。
政治問題に発展した今、裁判官にも判断の権利はなかった。
高位裁判所
翌日、バイロンの妻が証言台に上がった。
妻は、4歳の娘テレサが父親の帰りを待っていると涙で訴えた。
続きは明日に、となった所でバイロンの勾留は解かれてしまった。
きっとバイロンはキューバに戻るだろうと、ロリンズとカリシが監視をした。
すると案の定、夜レストランに入ったバイロンはトイレから1人逃走していた。
空港を手配したが、パスポートはないと知ったオリビアはカーラが危ないと気づく。
カーラに電話をしたが連絡が取れないので、すぐにカーラの家に向かう。
バイロンの行方
狙い通りバイロンは、カーラの家に居た。
だが、オリビアが突入した時には、カーラがバイロンに銃を向けていた。
自分がレイプされた時に脅されたように、跪かせて無理やり懇願させる。
頭に銃をつきつけて「撃てと頼め」と。
オリビアは、銃を私に向けて等とカーラを宥め、隙を見て銃を奪いカーラの罪を未然に防ぎ、バイロンを捕り抑えた。
バイロンは、カーラに証言を取りやめてもらうよう頼みに行っていたと言う事で、証人買収罪で再び拘束された。
カーラにも監禁罪が問われるかもしれない。
オリビアは思わず「撃たせればよかった」とバーバーに漏らした。
そして息子ノアがいるのに「私に銃を向けろ」と言ってしまった事を後悔した。
オリビアはバーバに改めて裁判の行方を確認する。
バーバは、妻子が涙ながらに父親を帰してと訴えたから、そう簡単には行かないと正直に言った。
すると何か閃いたのか、翌朝の予定だったカーラの調書を今すぐ取ると言い出した。
カーラ
NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
オリビアはカーラとバイロンの妻を引き合わせ、妻にカーラから直接レイプの話しをさせた。
カーラの顔に残る傷跡をバイロンがつけた事など、耳を塞ぎたくなるような事実を。
さすがにバイロンの裏の顔を知った妻は、もう夫を取り戻したいとは思わなかった。
同じ女性として、レイプ被害者からの訴えを信用した。
妻は証言の撤回を選び、バイロンを拒む事にした。
政府も返還を請求する者がいないならと、すぐに訴えを取り下げた。
妻は夫が刑務所に入る事を確認して、すぐに帰国して行った。
カーラとオリビアは事件の解決を、手を取り合って喜んだ。
オリビア
オリビアは、朝ノアを幼稚園に送る途中、自動車事故に遭いそうになりノアを強く抱き寄せていた。
その時に出来た腕のアザのせいで、幼稚園から呼び出しを受けていた。
しかし、アザが出来ていた事に気づいていないオリビアは、自分ではないと否定していた。
まだ幼いノアには、母親につけられたと真実の一部分だけしか言えなかったのだが、夜ノアを問い正して「事故未遂」の件を思い出した。
ちょうど反抗期なのか、見送りの際に子守りのルーシーが母親だったら良かったと言われた事もあり、ノアがわざとウソをついたのかと思っていたが、真相を知りホッとした。
その後、引退してフロリダに行った元彼、ブライアン・キャシディ刑事が突然自宅に訪ねて来た。
久しぶりの再会だったが、ノアとの団らんを優先したオリビアは都合が悪いと部屋には入れなかった。
キャシディは、無理強いはしなかったが訪ねた理由を伝えた。
引退には早いと考え直し、捜査官に戻って今は児童虐待事件の担当になっていた。
何も知らされていなかったオリビアは、瞬時に嫌な表情に変わった。
「SVUは関与できない」
「変ね」
「ああ、実は仕方ないんだ」
児童虐待の捜査対象はオリビアだった――。
2話「親切なレイプ魔/Mood」へつづく
かんそう
なんとシーズン19! という本家LAW & ORDER(シーズン20で終了)に迫る勢い(このままだと追い越しそう!)のSVUの新シーズンが始まりました。
これまで何度か見はしたものの、やっぱり性犯罪専門である事に敬遠していたのですが、シカゴ・シリーズとのクロスオーバーで見ざるを得なくなり、改めて見たらその面白さにやられました。
とにかく重い!
でもその重さがあるからこその見応え、面白さ。
確かに気が滅入るようなテーマや事件が多々ありますが、それをただエンタテインメントとして面白おかしく取り上げるのではなく、あくまでも何か考えさせられるような、メッセージを感じる……。
というのを、初めてシーズン18を制覇して味わいました。
シーズン18からというとんでもない新参者ですが、これから新参者なりに取り上げて行きたいと思います!
と言う訳で、シーズン18とクロスオーバーを見た範囲でしかSVU知識はないのですが、(それ以前にも数話は見ていますが、記憶もないのでノーカウントでw)
言い換えればまだまだいつでも途中参加できますよ~、とも言いたいのです。
シーズン19って、手を出した事のない人にはかなり敷居が高く感じるかと思いますが、実際私はシーズン18から楽しく見始めましたからきっと大丈夫!w
と前置きが長くなったのでこの辺で。
今回の事件は、「6年前のレイプ事件の犯人を見つけた」というのもですが、どうやら元々その事件の回があった訳ではないようです。
なので、何も知らなくてもOK!
裏? テーマとしては、6年という時間経過が、被害者にどういう影響をもたらすのか、というのを見せている気がしました。
当時はショックや怒りなどで犯人逮捕を求めていた被害者も、時間が経てば経つ程その熱意も消え、決して許しは出来ないけどそのまま忘れたい事、に変わっていっていました。
また、捜査に対しても6年間定期的に被害者へのアクセスがあった訳ではないので、「忘れられた感」も感じています。
6年後にいきなり逮捕しましたと言われても、「今更」になってしまうんですね。
これは、捜査する側にも否定できず耳が痛かったろうな、と。
「せっかく捕まえたのに」は、6年も経てば一方的な押し付けになってしまっている。
客観的に見ているとどちらの言い分も理解できるので、もどかしかったです。
こんな始まり方でどうなるのかと思っていたら、途中フィンのやり口で政治問題にまで発展してしまって、とにかく困難続きなのですが最後はオリビアの機転が効いて無事解決という、本当にスッキリ!
ただ、新シーズンの始まりとしてはある意味相応しいんですけど、オリビア自身に児童虐待の疑いが掛かってしまうという。
これからオリビアは疑いを晴らしつつ、いろんな事件に立ち向かわないといけないようです。
大変な始まりでした!
2話「親切なレイプ魔/Mood」へつづく
・【登場人物】
(文:ジェーン洞)
4 件のコメント:
楽しみにしていたシーズン19が、やっと放映されました。
テーマが重くラストも考えさせられる結末が多いですが、癖になるというか、どうしても見たくなるんですよね。
日本にも、こういったチームが実在すればいいのにと思います。
事件だけじゃなく、特捜班のメンバーが抱えている様々な問題も人間らしく深みがあって見応えあります!
yumi tutti様
コメントありがとうございます!
「癖になる」という表現にしっくりきました!
決して面白おかしいドラマではないのに、魅力を知ってしまうとほんと次、次と見たくなりますね。
おっしゃる通り、SVUのキャラクターが魅力的というのもその大きな理由です~。
彼らの熱意を見てると、頼もしさを感じますしこういうチームが日本にもいてくれたら本当に心強いですよね。
今回のフィンのような手段を選ばないやり方も、事件解決への熱さが感じられて。
ハラハラもしますがw
詳しいあらすじと感想、ありがとうございます!
私も大好きなシリーズです。
やはりあのテーマの重さとキャラクターにはまっています。
(日本のドラマもこういう重厚なものがあるといいのに)
最近は海外住みで字幕なしで見ていて、時々細かいところが
わからないこともあって、こちらで確認できるので助かります~。
他のドラマも参考にさせていただきますので、
今後もよろしくお願いしまーす。
匿名様
コメントありがとうございます!
海外にお住まいと言う事で、羨ましいです!!
字幕無しの環境にこのブログがお役に立てているだなんて、想ってもいなかったのですごくうれしいです。
励みになります!
あらすじの書き方など、日々試行錯誤が必要なのでこうして感想を頂けると、凄く助かります。
どこまで詳しく書くか、あまり長くなっても読みにくいだろうし……等々。
まだまだ至らないと思いますが、参考にさせていただきます。
他のドラマの記事も読んでくださっているという事で、益々やる気になります!
こちらこそ、今後もよろしくお願いします!
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