あらすじ
★CHICAGO FIRE/シカゴ・ファイア シーズン3 第21話「変わりゆく仲間たち/WE CALLED HER JELLY BEAN」からのつづきです。
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
2017年5月19日~AXNでシーズン2放送(全23話)
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被害者ビクトリア
全身の75%が第3度熱傷を受けてしまった被害者ビクトリア。
NYから来ていたベンソン刑事(LAW & ORDER:性犯罪特捜班)とボイトは医師の許可を得て話しを聞く。
手術着を着ていた事以外、覚えている事はなかった。
アパートの裏のゴミ捨て場で見かけ、気づいたら自分の部屋にいて壁が燃えていたという。
白人で180センチ弱という情報を最後に容体が急変し、助からなかった。
情報整理
署に戻り、これまでの情報を改めて整理する。
被害者は全員、看護師でレイプ後、火災で死亡していた。
手には緑のマニキュアという特徴もある。
10年間の空白は、何もしていないのかどうかはわからない。
手を吊った医師の格好をしている白人、身長は約175センチ、40歳近く。
医療従事者、あるいはなりすまし。
すでにニュースになっている為、ホットラインに目撃情報が殺到する。
リンジーの誕生日のサプライズの準備をしているナディアは、遅刻をして電話の多さをプラットに愚痴られていた。
現場検証
リンジーとハルステッドは51分署のケイシー(シカゴ・ファイア)と一緒に、火災現場を検証する。
リンジーは、何もかもが煤まみれの中で緑色のマニキュアが落ちているのを見つける。
同一犯である事が決定的になった。
容疑者
捜査が進む中、ベンソンにNYのドミニク(LAW & ORDER:性犯罪特捜班)から連絡が入る。
被害者の1人デボラ・マカロックの供述調書にウィル・ハルステッドの名前を見つけたという。
当時は医学生で、NYに居たが今はシカゴ医療センターにいる。
弟のジェイはボイトの部下だと、注意も受けた。
夜、ベンソンはボイトをバーに呼び出し、ウィルの事を相談する。
ジェイには何も言わず、反応を見たいから署に呼びたいと。
奇襲か、とボイトに言われると否定しかけるが、認める。
NYに居たウィルがシカゴに来て事件が再開しているのだから、確かめずにはいられない。
でもあくまでボイトの承認を得てから、というとボイトは考えると言って持ち帰った。
フィンとアマーロ合流
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
ベンソンがビデオ・チャットでファイルの送信を頼んだ際に、だったら直接持って来いよ、とボイトが言い出してフィンとアマーロ(LAW & ORDER:性犯罪特捜班)が合流した。
人手が多くて困る事はない。
そこへちょうどホットラインからの有益情報が入り、早速アントニオとアマーロが聞き込みに行く。
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
そこで、黒い無地のキャップを被っていた事と、ダークグリーンのスバルのワゴンに乗っている事が分かる。
手を吊った医者に、荷物を運ぶのを手伝ってくれと声をかけられ、助けようと思ったが車内にジャッキみたいなものが見えた事と、妙になれなれしいのを不気味に思って逃げていたのだった。
ウィル・ハルステッド
ボイトが許可を出し、医師として協力を頼みたいという口実で、ウィル・ハルステッド(シカゴ・メッド)を呼び出す。
しかし、ウィルをボイトのオフィスに連れ込んだ事と、ホワイトボードから被害者の写真が外れれていた事から怪しいと感じたジェイは同席を希望する。
そして、案の定兄が疑われていると言う事に気づいて、「だまし討ちか!」と怒る。
しかも、それをボイトも知っていると気づくと、付き合う必要はないと兄を連れて出ようとする。
それでもウィルは「自分の家族が被害にあったらこういう捜査を望む」と協力の態度を見せるが、兄の潔白を信じるジェイがそれを許さなかった。
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
ベンソンは、気が済んだのかNYのホットラインにも情報が集まってるからと、NYへ戻る事にする。
ボイトは見送りをする際にベンソンを引き留めた。
ベンソンは、ボイトにくれぐれも規則にのっとって捜査をするよう念を押して帰って行った。
ワゴン発見
マウスが個人宅の防犯カメラの映像から、容疑者のものと思われる車を発見した。
ビクトリアの家の近所で、通り過ぎた時間も火災通報の入る1時間前だった。
ナンバーは最初の3つしか見えなかったが、その数字で始まる車種のワゴンは1台のみで特定も出来た。
登録車はエリザベス・ケンダル78歳だった。元の持ち主のままなのだろう。
すぐにバージェスとローマンが該当する車を発見する。
そこには容疑者と思える医師の格好をした男の姿も。
2人は、このチャンスを逃してはならないと、でっち上げの事故疑惑で署に連行した。
グレッグ・イェーツ
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
医師の格好をした男は、グレッグ・イェーツだった。
リンジーとアマーロが取り調べをする際に、ホットラインに情報提供してくれた女性に面通しをしてもらうが、よくわからなかった。
リンジーが腕の毛を剃っている事を指摘すると、サイクリングが好きだからと言った。
完全に怪しいが、本人が認めず証拠もない状態では釈放するしかない。
帰り際に、イェーツはナディアに声を掛けて出て行った。
ボイトはベンソン刑事の忠告を守り、正当な方法で徹底した捜査を行う、と改めてチームに声を掛けた。
疑いが完全に晴れた、ウィルだったがイェーツを知っていると言って署を訪ねて来た。
医学生時代の教授で、同じ病院で働いた事もあった。
学生と飲むのが好きだったが、ウィルはイェーツが何故か苦手だったと言う。
あるパーティーでは女性についてのゲスな話しを延々聞かされた。
そこに被害者のデボラも来ていた。
その3日後、事件が。
そのパーティーで知り合ったのかもしれない。
すると、そこにリンジー宛てにイェーツから署に電話が入る。
「意図しない結果の法則」
外から携帯で掛けているイェーツは、女性が目撃したままの黒い無地のキャップを被っていた。
出だしを間違えたから、改めて2人で会って話したいと言う。
――3時間後のミレニアムパークのパビリオン。
万全の体制で、リンジーをイェーツと会わせる。
当然リンジーに危険が及ぶ可能性もあるが、リンジーはチャンスを逃したくない、と前向きだった。
イェーツの目的ははっきりとしない。
直前にベンソンから応援の電話を受けていた。
イェーツは少し遅れて現れると、外は寒いから近くでコーヒーでも、と言い出した。
場所を移動する事にリンジーがためらっていると、イヤならまた別の機会に、と言うので仕方なくついていく。
歩きながらリンジーは、状況や私を支配したいんでしょ、と目的を訪ねた。
イェーツは質問には答えずに「意図しない結果の法則」の話しをし始める。
具体例として「ハノイでネズミのしっぽを持ち込めば報奨金を出すとしたら、ネズミが減ったのではなく、金を貰う為にネズミを繁殖させて、結果減らしたいはずの国内のネズミが増加してしまった」という話しをした。
リンジーは意味がわからず、私を呼び出したのは好みだからか? と挑発する。
「歴史の話しなんかより、本当は話したいんでしょ? 被害者の事を」
しかしイェーツは「ネズミは増える、忘れるな」、とだけ言って去って行った。
そのままタクシーに乗ったイェーツを尾行すると、モールで降りて消えたという。
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
リンジーは、からかっているんだろうとボイトに言った。
しかしボイトに51分署のボーデン大隊長(シカゴ・ファイア)から連絡が入り、イェーツの目的がはっきりとした。
新たな火災現場から焼死体が見つかっていたのだった。
リンジー達は、アリバイ工作に利用されていた。
火災現場
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
ボイトが火災現場を訪ねてフィンとアマーロをボーデンに紹介する。
放火としか思えないと聞いたボイトは、遠隔操作の可能性について確認すると、結論には時間が掛かると言われる。
焼死体は18歳くらいに思えた。
フィンが遺体の側で煤のついた緑のマニキュアを見つける。
ボイトはすぐに建物の外に出てイェーツの仕業だとリンジーに伝えた。
マウスがイェーツの携帯がウエストサイドにあると突き止め、ボイトに駆け寄って知らせる。
全員で押しかける事にするが、その前にボイトはフィンとアマーロに忠告をした。
「一緒に来るなら、俺のやり方に従ってもらう」
もうボイトはルールになんて従ってはいられない。
住所の建物に踏み込むと、地下にあった大量のアンモニア水にむせる。
緑のマニキュアとライターと携帯。
そこには確かにイェーツがいた形跡はあったが、姿は消えていた。
ナディア
その頃ナディアはリンジーの車を借りて、予約したバースデー・ケーキを取りに行って署の前に戻っていた。
ケーキを持って車から降りる所を、イェーツに殴られその車で拉致されてしまった。
道には箱から落ちたケーキが崩れて残された……。
★LAW & ORDER:性犯罪特捜班 シーズン16 20話「シカゴ市警との連携/Daydream Believer」クロスオーバーにつづく
LAW & ORDER:性犯罪特捜班 シーズン16 20話「シカゴ市警との連携/Daydream Believer」クロスオーバー完結
現状、放送チャンネル(AXN)で視聴できないので、以下、結末のネタバレです。
David Giesbrecht/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
リンジーの車でNYに向かったイェーツを追って、今度はボイト、リンジー、ハルステッドがNYに出向く。
イェーツの居場所をつきとめ、イェーツが長年交際していたスージーという女性と婚約した事を知る。
ナディアについてはトボけるイェーツは、ナディアに頼まれてNYまで連れてきたと嘘をつく。
スージーに過去の事件を告げ、協力を得て「思い出のビーチ」について情報を得る。
するとそこでナディアの遺体の他、時間の経った人骨が複数発見される。
しかし、イェーツは完璧でDNAなどの証拠は残していなかった。
裁判となると、自己弁護をするイェーツはボイトがナディアをレイプしたなどのでっち上げをするが、ナディアの検死写真を見せてイェーツの悪癖を刺激し、サイコさを陪審にアピールして有罪にした。
ボイトは鉄拳をお見舞いし、刑務所で殺されろとイェーツを脅した。
Michael Parmelee/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
つづく
かんそう
ファイアとPDしか見れていませんが、それだけでも大分見応えがありました。
本来だったら、すっごく続きが見たい! と気になる終わり方をしているのですが、その重要人物がナディアという事で、ある意味続きを見る事ができなくて、良かったとも言えます。
見たいけど、見たくない。
そんな複雑な心境です。
AXNのサイトに、ネタバレが掲載されているので、結末はちゃんとわかるようになっているのは、毎回フォローが用意されていてありがたいです。
できれば、スペシャルなのだから枠を超えて再放送とかして欲しいな~とは思いますが、難しいのでしょうね。
今回は、それぞれの番組のキャラがあちこちに散りばめられていました。
特に久々に会うSVUとの仲の良い感じが見れてワクワクしました。
フィン役のICE-TはBODY COUNTが好きでそんなに詳しくはないですけど、昔LIVEを見に行きました。なので活躍しているのは嬉しい存在。
普段SVUは悲惨な事件が怖くて見れないので、こうして見れるのはありがたいです。
ファイアからは、ちらっとケイシーと大隊長が登場していました。
そんな華やかなお祭り状態の楽しさとは正反対に、ストーリーそのものはかなりシビアでシカゴPDファン、ナディア・ファンにとっては、残念な結果となってしまいました。
正直、シカゴ・ファイアでクロスオーバーのストーリーが始まった時には、まったく予想する事が出来ず、PDに入ってちょっとナディアに怪しい雰囲気があるな~と思ったら。
まさかの結末。
これについては、ロー&オーダー(SVU)を見なくても、次回予告で完全にネタバレしているので、もうそれを見ただけで悲鳴を上げてしまいました。
嘘でしょ!! ナディアがああああああ。
思い返せば前回、ナディアは警官の試験に受かったりして、イケイケでした。
私はそれを、やっとナディアも夢が叶うんだ、とこの先の活躍を期待して疑いませんでしたよ。
それがこんな結末の為の盛り上げだったなんて。
なんて厳しいの!!
ナディアは、メインではないにせよ長い間特捜とのつながりがあって、そして人間としての変化を見せてくれていた、バイオレンスの中で光る希望を見せてくれた存在でした。
だから素直に応援していたし、大好きだったのに!!
このクロスオーバーはいろんな意味で忘れられないエピソードとなりました。
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(文:ジェーン洞)
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