シカゴP.D. シーズン2 第19話「6人の犠牲者/THE THREE GS」【CHICAGO P.D.】

2017/09/30

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン2 バイオレンス

t f B! P L

あらすじ


Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


2017年5月19日~AXNでシーズン2放送(全23話)

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監禁餓死事件


リンジーとオリンスキーと娘のレクシーの3人で食事をしていた。
レクシーが大学へは行かず、彼氏のバンドのツアーについて行くと言い出してオリンスキーは心配する。
15歳で警察を目指していたというリンジーを見習わせようとするが、学歴としては高校も出ていなくオリンスキーの作戦は失敗する。


レクシーが帰った後、悪臭がするという通報が入る。
2人は、チャイナ・タウンのビルを調べると監禁されたまま餓死している少女6人の遺体を発見する。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


建物内を調べていたオリンスキーは、食料を置いて逃げる男に気づき追い掛ける。
声を掛けると停めていた車からマシンガンを取り出して乱射した。
通行人を巻き込み、隙を見て逃げて行った。

父親だというチェンが自分の娘の遺体を確認した。
デニス・リーという男に3万ドルを払って密入国させたのだが、到着した段階でさらに3万ドルを要求されて、払えないまま会えずにいたと言う。


Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


デニス・リー


昔、チャイナタウンを仕切っていた男で、ボイト、オリンスキー、アントニオが知っていた。
50以上の罪で逮捕状が出ていて、警察が6年以上も追っている男だった。
少女と銃とギャンブル機を密輸して大儲けしていた。

オリンスキーが見た男は、逃走車からリーの甥でエディ・カオと判明。
リーの使い走りと、グッチのコピー商品を扱っている。
ウエントウォースにあるコピー工場で、ハイになっているエディを簡単に捕えた。

オリンスキーが工業用ミシンにエディの手を押しつけて、ボイトと脅す。
「言わないと手がグローブになるぞ」

偽造パスポート作りと少女達の監視を頼まれていた。
リーの滞在先は知らないが、今日は銃の取り引きの日だと白状した。

エディの怠慢で少女達を殺してしまった事への怒りを押さえられないオリンスキーは、いつまでもエディの手を押さえたままだった。


ジェシー・コング


オリンスキーはエディから聞いた取り引き現場でリーを逮捕すると息巻く。
だが、エディがちくっていたようで銃があるはずのコンテナは空で、取り引き相手の三合会のジェシー・コングも囮として騙されたようだった。


逮捕したコングは、エディのせいで狙われてるから早く銃を売りたいと安く持ち掛けられたという。
警察と自分はハメられたんだと、オリンスキーを挑発する。
銃はまだあるはずだから、取り引きはするはずだ。

マウスが、コングの車にカメラとマイクとGPSを取りつけた。

ボイトは、リーを見つけ出す為にコングを利用しようと、取り引きを持ち掛ける。
12時間以内に、リーを見つけたら必ず報告する事を条件に無罪に。
裏切ったら、ギャング対策課に見張らせる事で同意した。


家族


オリンスキーは、リーに騙された事や、捕まえたコングを泳がせる事など思い通りにいかずに余裕を失って行く。
そこに来客だと言われ、一度は断るが会うべきだと言われ顔を出す。

訪ねて来ていたのは、チェンを筆頭とした被害者の少女達の親だった。
オリンスキーを信用しているといい、娘たちの所持品を幸運のお守りだといって1人1人、手渡していく。

親達の期待を受けて、ますますオリンスキーはリー逮捕にのめり込んで心を閉ざしていく。

そんなオリンスキーの様子に気づいたボイトは、夜中の2時に自宅を訪ねる。
やはり家族もまた心を閉ざしてしまったのではないかと心配していた。

ガレージに籠っているというので、見に行くと組織犯罪課時代の捜査ファイルを引っくり返していた。
夜中の2時に探さないといけないものなのか? と確認するとリーの愛人の名前を探しているという。

当時、チャイナタウンで娼婦をしていた愛人を溺愛していたから、まだいるのならきっと会いに行くはずだろうから。

「被害者の親に何と言えばいい!?」
突然大声で叫ぶオリンスキーは、1人で追い詰められているようだった。

そして過去の出来事も関係していた。

6年前リーを追っていた時、コンテナを調べる為に嘘をついて令状を取っていた事。
当時は皆リーを恐れて口を割らず、協力者がいなかった。
自分の勘しか頼れず、銃とポーカーマシンを見つける事は出来たが、上層部に嘘がバレて捜査は打ち切り。
2日後にリーは消えていた。

「もし俺がしくじらなければ?」

オリンスキーは、そこまで1人で背負ってしまっていたのだった。
「今頃少女達は生きている」

すると、ボイトも黙って座り込み、書類の箱を調べ始めた。


アナ・ツェ


翌朝、オリンスキーがマウスに見つけたリーの愛人のアナ・ツェの情報を調べさせようとすると、もうすでにボイトから頼まれて結果が出ていると言われる。

意外にも今は娼婦から足を洗って、大学で金融を学んだ末ミッドウエスタン・トラストの融資マネージャーになっていた。

アナの自宅に踏み込むとリーのパスポートを発見。
逃亡の手助けをした罪で逮捕する。


何故、アメリカン・ドリームを掴んだのに、まだリーと関わるのか。

アナは貧乏から救ってくれたリーに恩を感じていた。
自分もコンテナで運ばれてきた。
死ぬか生きるかどっちか。

アナの通話記録から音楽スタジオが浮かび上がる。
所有者はギャングのバイスローズのリーダー。
取り引き相手に違いない。

三つ巴


音楽スタジオに乗り込むと、大量の銃を発見。
逮捕したリーダーのレジ―を追い詰める前に、マウスが仕掛けたコングの車のビデオで、リーの居場所を突き止める。
コングは、連絡をしないままリーを殺しに行くつもりのようだった。

現場であるロイヤル・ホテルに突入すると銃撃戦になっていた。
リーと撃ち合っているコングを、後ろからボイトが狙う。
コングが降参した隙に、リーがボイトに狙いを定める。
間一髪でオリンスキーが、リーを捕り押えた。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


オリンスキーはリーを人目のつかない廊下に連れて行く。
眉間に銃を突き付け、処刑スタイルで殺す意志を見せる。

ボイトはゆっくりと近づいて、何度か「アル」と説得するように名前を呼んで、その銃を押さえた。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


リスク


逮捕されたリーは、アナを助けるよう取り引きを持ち掛けるが、ボイトはスッパリと断った。

少女が犠牲になった事を言うと、「親達はリスクを知ってた」と主張する。
「アナだってリスクがある」

ボイトは、容赦なくアナも服役させると言う。
「出所したらまたゼロから始めてもらう。
娼婦に逆戻りだ。

お前は狭い檻の中で死ぬ」


ローマン


ローマンは、チャイナタウンでの銃乱射に巻き込まれた少女を救う為、ルールを破って謹慎処分になってしまった。

救急車が間に合わないのでパトカーで搬送をしたが、それを違法だと止めるデルーカ巡査を殴っていたのだった。

少女の命は助かったが、デルーカは嫌な奴だったようで、告訴された上歯の治療費だと大金を請求される。

ボイトは、デルーカを呼び出し治療費を出すから歯医者を紹介するといい、ローマンから手を引けと穏やかに伝えた。
必要ないというデルーカに言う。
「俺の署の警官から金を巻き上げる気か?
イヤなら歯医者以外も必要になるぞ」

デルーカは、大人しく名刺を受け取って出て行った。


オリンスキー


オリンスキーは、事件が解決したというのに、まだ家族での食事のテーブルで暗い雰囲気を醸し出していた。
困惑する家族。

そこに誰かが訪ねて来た。
オリンスキーが迎え出ると、レクシーの彼氏のジェイソンだった。

リンジーがマウスに頼んでいた調査結果を見て、ジェイソンを良い奴だと認めていたオリンスキーは、内緒で食事に招待していたのだった。

突然の事にびっくりしつつも喜ぶ母娘。
やっと室内が明るい雰囲気に変わる。

嬉しそうなレクシーと目が合うと、オリンスキーも笑い返した。


つづく

かんそう


オリンスキーがメインの大人な回でした。
オリンスキーの人柄が垣間見れるのはもちろん、ボイトとの良い関係も印象的でした。

いつもは暴走するのはボイトで、オリンスキーが理解しつつも抑える役って感じですが、今回は入れ替わっています。

どちらにしてもお互い理解し合っているのは確かで、この2人の関係があるから特捜は揺るがないのかなぁ、と思えました。

今回は補佐に回っていた感じで大暴れ、とまでは行きませんでしたがいい人キャンペーン気味が目立つボイトさんの、名台詞もいくつかありました。
「歯医者以外も必要になるぞ」とか「手がグローブになるぞ」とかw

コピー工場へ行くと聞いた時には、「工場、バッグ、ミシン。縫うな」とすぐに期待しましたw

思わず突っ込んだのは、オリンスキーの家を訪ねた時。
夜中の2時だぞ、って言ってましたけどそんな時間に家族のいる家を訪ねてる事が驚くわい。

特捜ではないけど、同じ署と言う事でローマンを助けたのも格好良かったです。
ていうかもはや、俺のシカゴ、俺の署、全部ボイトさんの物である事になんの疑問も持ちません。


レクシーの彼氏のバンドは、マウスいわくネオパンクで初期ラモーンズみたい、と言う事です。
それを先に聞いていたので、家に来た時には彼氏だろうな! ロンゲの皮ジャン!? と一瞬ドキドキしましたが、普通の好青年でしたw
食事にお呼ばれしたバージョンだとは思いますが、カジュアルではありつつもネクタイをしていた位で。
ラモーンズ感一切ありませんでしたw


そして、ナディアが警官の試験に合格していました!
意外にも、プラットが結構面倒を見ているようで。
すっかり仲良くなっているというか、ナディアが根性あるんでしょうね~。
あのプラットに媚びを売るわけでもなく、自然体で接しているからプラットも気に入ったのかも。

最近本家PDでもプラットのいい人キャンペーンが始まっているなぁ。
プラットは、大好きなので人気があると嬉しいです。

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(文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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