あらすじ
★シカゴP.D. シーズン2 第20話「手術着の男/ The Number of Rats」クロスオーバーに続いています。
Elizabeth Morris/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC
クロスオーバー:ウォバッシュ アパート火災
激しいアパート火災に、隣人が心配して飛んでくる。
ドーソンは1階の住民ビリー・カーソンが階段に倒れているのを発見。
2階の住民、ビクトリアを助けに行こうとしたと言う。
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2階に向かっていたのは、セブライドとライスだが、ライスはマスクが壊れたといって途中で現場を抜け出していた。
その影響もあって、ビクトリアを見つけたセブライドは1人で救助しようとして床に落ちてメーデーを発する。
すぐに応援が駆けつけ、無事救助できた。
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ビクトリアは、発見時からヒドい火傷を負っており、重体だった。
ビリーは、帰ったら火事になっていてビクトリアを捜しに行ったという。
黒焦げで運ばれるビクトリアを見てショックを受ける。
ハーマンに発見されたタコ足配線を注意され、出かけるときに電源は切ったと落ち込むビリー。
側に居たドーソンは「信用するわ」と声を掛けた。
署に戻ると、ドーソンの兄アントニオ(シカゴP.D.)が妹を訪ねてきた。
アパート火災のビリー・カーソンの証言を真実と思うか? という確認だった。
なぜなら、ビクトリアはレイプされた後火の中に放置されていたと判明していたのだった。
その後、ビリーもドーソンを訪ねて、レイプの事は知らないようだが見舞いに行ったら警察に尋問されDNAをとられたと、疑われている事に怯えていた。
ドーソンは信用する、といい何かあったら口添えを約束し、電話番号を受け取った。
ドーソンとセブライドはアントニオから現場検証を頼まれる。
再びアパートへ行き、タコ足配線の付近を調べるが、天井から垂れているゴムの焼け跡を見つけた。
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焼け跡を辿って2階へ行くと燃焼剤としてタイヤの切れ端が使われていた事を突き止める。
有毒な煙が出て簡単に人を殺せる。
アパートから出て来た2人を見て隣人が「事故じゃないだろ」と声をかけた。
当時、裏の駐車場に医者の格好をした男がいたのを見たという。
NY-シカゴ
NYのベンソン刑事(LAW & ORDER:性犯罪特捜班)が、ボイト(シカゴP.D.)とビデオ・チャットをしている。
NYでは犯罪情報センターが、東部で起こるレイプ放火事件を監視していて、ビクトリアの事件に気づいていたのだった。
ベンソンはボイトに事件の詳細を確認し、10年前のレイプ事件との類似点を潰していく。
恐らく同一犯だろう。
すぐにシカゴに飛び、51分署で大隊長とボイトと3人が顔を合わせた。
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ビクトリアの写真を見て、もう1つ気になっていた緑のマニキュアを確認するが、ビクトリアは火傷が酷すぎてわからなかった。
しかし、鈍器で頭を殴り気絶させて火をつけるという手口。
そして医者の格好をした男の目撃証言などから、ベンソンは改めて同一犯だと確信した。
★シカゴP.D. シーズン2 第20話「手術着の男/ The Number of Rats」クロスオーバーにつづく
ビリー・カーソン
火災現場の調査で、タコ足配線が火元ではないとわかったが、ドーソンはビリーに連絡が取れないでいた。
受け取った電話番号はモーテルのもので、すでにチェックアウトをしていた。
するとビリーからドーソンの携帯に留守電が入っていた。
感謝の気持ちが吹き込まれており、折り返しても連絡は取れなかった。
ダリルの時に似て嫌な予感がすると大隊長に相談をし、アントニオに捜索してもらい発見する。
ビリーは、高架橋から道路に飛び降りようとしていた。
ドーソンが、途中で引っかかって届かない命綱を外してまでビリーに近寄り、命がけで説得をした。
一瞬ビリーの巨体に引っ張られ2人とも落ちそうになるが、ビリーに真実を伝えると安心して自殺を止めた。
ジェシカ・チルトン
ミルズの代わりの救急隊員、ジェシカ・チルトン(ドーラ・マディソン・バージ)が加入した。
救急第61小隊の責任者となる。
「チリと呼んで」とあいさつをするが、51分署の雰囲気はミルズという大きな穴が開いてしまった後の新参者に対してテンションが上がらない。
思わず大隊長が喝を入れる。
「しかめっ面をやめろ!」
それでも、大歓迎とはならなかった。
なかなか踏み込むきっかけのないままのある日、51分署にチリあての郵便が届く。
コニーに嫌味を言われながら受け取り、悪目立ちをしてしまう。
その荷物を開けると、チリの副業のシャンパン開発の資料だった。
それを聞いてハーマンが飛びつく。
「気に行った!」
するとクルースやオーチスも集まって来て、モリーズで販売しようと盛り上がった。
やっと仲間になれるきっかけが出来た。
救急隊
男性の怪我で出動した救急隊。
鉄柵に足を引っ掛けたまま逆さになった状態で、骨折して骨がむき出しになっていた。
本人曰く、鍵を忘れたので乗り越えようとしてヘマをしたと言っている。
シェルビーはその男の手にも血がついているのを見て、ただの怪我ではないと気づく。
鍵のかかった門をカッターで切り、住宅の中に入ると女性が傷ついていた。
背中には3か所も切り傷があり、男は強盗で襲った後に逃げる途中だったのだ。
シェルビーの機転によって無事強盗を逮捕し、住民は救助された。
ケイシーの副業
ケイシーは副業の、ストリップクラブ「ピンヒール」での作業予定をクルースとオーチスに確認した。
しかし2人は、最初は乗り気だったのに、突然の手のひら返しをして断った。
気になったケイシーは、114分署で元同僚だったライスを呼び出して、ジャックの評判を聞くと、即答で「彼はヤバい」と言われる。
噂で聞いていた小切手事件で、数人逮捕されたが、ジャックは捕まっていなかった。
だがそれだけでは収まらず内務調査が入ると、疑われたと怒って辞職していたとライスは言った。
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しかし、ケイシーは気を変えたようで金儲けをしようと、事業拡大の見積もりを持ってジャックを訪ねる。
待たされていたので、裏に訪ねて行くといかにも怪しい男達と話しをしていた。
バーで待つように言われて待っていると、ジャックが来て「今後2度と裏に来るな」と言われてしまう。
気に入らないケイシーは、仕事などいらないと啖呵を切った。
「今の改装の支払いが済んだら、もうつきあわない」
しかし、ジャックは簡単にケイシーを諦めるつもりはないようでストリッパーのカティアに目配せしていた。
ライス問題
オーチスは、ライスの現場での行動に疑問を持ち始めた事をクルースに話した。
アパート火災で現場から離れた事、ビリヤード場の火事でもハリガンを捜しに離れた事。
クルースは、ケンカの噂話の次は臆病者呼ばわりか、とオーチスを注意した。
念の為クルースがライスを気にして観察してみると、ただ新聞を見ているだけで自分の道具を気にしていないようだった。
こっそりライスのマスク(SCBA(自給式呼吸器))が本当に壊れているのか調べると、正常な事を確認する。
後日、ライス本人にマスクの調子を確認すると、今は予備を使ってると誤魔化された。
その態度からクルースもオーチスの仲間入りとなり、2人はハーマンとマウチに報告する。
誰がセブライドに話すか、と相談すると疑いだけでは話せないと言われる。
しばらく見張る事に。
ところがしばらくすると、セブライドの方からクルースとオーチスに詰め寄って来た。
2人のコソコソしている態度に気づいていなくはなかったのだ。
仕方なく、オーチスがライスの話しをすると、ライスを信用しているセブライドはオーチスを責めた。
初日から噂を流していた事も悪影響して、ライスへの嫌がらせか、と。
「嫌がらせをやめないなら、俺が相手になってやる」
はしご隊と救助隊の亀裂が入ってしまったかもしれない。
つづく
かんそう
今回は、お馴染みのスペシャル・イベント、「シカゴファイア×シカゴP.D.×LAW & ORDER:性犯罪特捜班(SVU)」の3番組を跨ぐクロスオーバーの初回でした。
初回から、しっかりPDからアントニオ、ボイト、SVUからはベンソン刑事と、主役級が出揃っています!
やっぱりちゃんとゲストが出ているとクロスオーバー感があって豪華で楽しい!
また、シカゴ・ファイアとしてはクロスオーバーとなる事件の他にも、新人チリやライス問題、ケイシーの副業等々、エピソードが盛り沢山でした!
ミルズからは、早速お店で販売すると思われるタルト類が51分署にどっさり到着していました。
こうして、辞めた直後とはいえ存在を思い出させてくれるのって、愛されているんだな~と思いました。
クロスオーバーの事件については、続きはシカゴP.D.へ、となりますが、51分署の様子もなかなかハラハラドキドキの緊迫感が続くようです。
新人チリはなんとか、今回でファイミリー入りのきっかけを掴めていましたが、とっても憂鬱なのがはしご隊VS救助隊という抗争図。
セブライドが真っ直ぐに友人を信頼し、守ろうとする姿勢はいつもブレなくて格好よく、魅力の1つですがそのパワーが身内である51分署のメンバーに向けられる姿は、ああああ見たくない!
オーチスのゴシップ・ボーイは今に始まった事ではないけど、こんな形でトラブルに発展してしまうとは。
次から次へとドラマが続きますが、ひとまずはセブライドがテロ爆破の怪我をスルーして完全復帰しているのは、ほっとしましたw
でも、仲間に牙を剥くセブライドは見たくないよ~!!
クロスオーバーの続きも気になりますが、ファイアとしてもドラマチックで続きが気になる盛り沢山の回でした!
★ダリル=シーズン2 4話「裏切りの証明/A Nuisance Call」
シェイのファンでドーソンの目の前で自殺している男。説得しきれなかった事を悔やんでいた。
次回へつづく
登場人物はこちら
(文:ジェーン洞)
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