あらすじ
実の父親
養女として育ったアシュリーは18歳になり、初めて実母のミシェルと会った。
その際に、ミシェルは父親のことをきかれて相手が誰だかわからない、とうっかり口を滑らせる。
正義感の強いアシュリーは独断でSVUに駆け込んだ。
「妊娠5ヶ月まで気づかなかった。実母は15歳でレイプされたのよ」
ミシェル・ヤング
ミシェルは当時も通報しておらず、今もそのつもりはなかった。
だがアシュリーと同じ体験をしているオリビアが説得をすると、アシュリーの気持ちも汲んでレイプ犯捜しを始める。
しかし18年も前の出来事を覚えている関係者は少なかった。
するとミシェルがレイプがあるパーティーの時だったという事を思い出す。
そしてその家を突き止めた。
容疑者
現在は新しい住民が引っ越して来たばかりだった。
家の中を見せてもらうと、ミシェルは当時のことを思い出していく。
そして主寝室で襲われ嫌がっていたことも。
当時の住民に話を聞くと、その母親は不在で長男で弁護士のザックに話を聞いてと言われる。
ザックは自分が参加していた友人に聞くと引き受けるが期待はできない。
パーティーに参加していた末息子のジョシュを呼び出す。
現在はパークレンジャーをしていて、朴訥な雰囲気でミシェルにも好意的だった。
ミシェルとはパーティーでいちゃついたことを認めるが、そのまま連絡が取れなくなって心配をしていた。
だがそれは自分の部屋だったといい、あくまでただいちゃついただけだった。
DNAの採取にも喜んで協力をする。
ミシェルに進捗を報告すると、ジョシュとのことは覚えており、その際に妊娠の可能性がゼロではないと知るとレイプが勘違いだったのかもと動揺した。
その上まだ鑑定結果が出ていないというのに、ミシェルはアシュリーにジョシュのことを話してしまったようで、アシュリーが父親だと思い込み、家族として対面する約束までしていた。
だが結果は違った。
アシュリーの父親はジョシュでもザックでもなかった。
はっきりしたところからジョシュに当時のことを思い出してもらうと、主寝室を使っていた居候コール・イートンの存在を思い出す。
「彼は今どこに?」
「家族だよ。姉と結婚し、ザックは彼の会社の顧問」
コール・イートン
イートンに話を聞くと、合意していた、とレイプを認めはしない。
ミシェルに盗聴器をしかけ、対面させ自白を狙う。
イートンは金の話をするだけで悪びれなかった。
「狙いは金だろ」
録音にも気づき、時間が勿体ないから早く金額を言え、という。
その処理こそ口止め料と捉え、去り際にイートンを連行した。
だがマクスウェル課長に録音データと共に報告すると、難しいと言われる。
証拠も目撃者もいない。
しかしマクスウェル課長は制裁を、と涙ながらに諦めない。
それは自身も過去に同じような体験をしていたからだった。
「誰にも話してない。今日までは」
イートンとアシュリー
弁護士連れのイートンは、賄賂ではなく償いだ、と主張する。
アシュリーが娘であることは認め、ちゃんと異母妹にも会わせたい、とそれらしいことも言う。
イートンが司法取引をせず、第一級レイプ罪で裁判するとなると、ミシェルは引き気味だった。
「証言をするならお金を受け取ってアシュリーに使ってもらいたい」
しかしアシュリーが求めるのはあくまでミシェルへの正義だった。
アシュリーはイートンと対面した。
アシュリーを目の前にするとイートンも心が揺れたようだった。
だが昔の恋人との子供として紹介すると言われるとアシュリーは認められなかった。
「レイプの事実を認めて」
「それはできないが、君の父親であることは確実だ」
「あなたは父親じゃない。私の実母をレイプした。認めないなら関わらない」
取引き
結局、裁判回避のためコールは時効を放棄した。
未成年の福祉を脅かした軽罪を認め、2年の保護観察と400時間の奉仕活動、アシュリーの学費とミシェルの学生ローンの支払うことになった。
アシュリーが望まない限り、接触もない。
ミシェルはこの18年で初めて人生の可能性を感じていた。
カリシとロリンズ
ロリンズの子供達にカリシがお父さんなの? と聞かれ、ロリンズはごまかしていた。
カリシは、つきあって9ヶ月にもなるし、いつかは公表しないと、と言うがロリンズにそのつもりはないようでぎくしゃくする。
だが、事件が解決するとロリンズとカリシはそれぞれの上司に打ち明けた。
オリビアはわかっていたようで驚きもせず、うれしいわ、と答えた。
カリシは驚かれたらしい。
そしてロリンズの子供達にもやっと伝えられる。
フィンとベラスコはお休みでした。隔離といえばそれで済むからある意味便利?
今回はアシュリーのキャラがかなり重要でした。
アシュリーが正義感が強く、凄く行動力がある。
途中まではそれが微笑ましく、頼もしく良かったんですが、ミシェルの性格と全然違うんですよね。
で、やり手のコールが父親だと判明した時に、あーアシュリーって父親に似てるんだな~とわかるのがなんとも切なく、意地悪というかなんというか……。
でもアシュリーはコールではなくて、ミシェルの娘でありながら育ての両親の教育が良かったんだろうな~と思えるという面もあって、そっちに感動できました。
結果、誤魔化そうとしていたコールの心も動かして、罪を認めさせたのが良い終わり方でした!
カリシとロリンズは9ヶ月?こそこそしていたとは……。
でも仕事柄、公表したらしたでいろいろ面倒があるについては±ゼロなのかな~と。
いやむしろ今となってはマイナス面が増えそうな……。
2 件のコメント:
育った環境もたいせつだけれど、遺伝子って影響力あるんだなと実感しました。アシュリーの激しさ、ミシェルももて余すほどでしたが、父親判明でなるほどねと思いました。
パークレンジャーのジョシュ、育ての両親が穏やかでよかったな。
個人宅のパーティでしこたま飲んで、寝室でいちゃつき、その後別の男にレイプされたのは気の毒ではあるけれど、誤解を恐れずに言えば、これは予測できたことではないのかしら。
ミシェルの母親が強烈過ぎて、他の人が霞んだ。
ずっと感じたのは、オリビアの大きさ。自分の出自故に苦しんで悩んで、だからミシェルにもアシュリーにも寄り添うことができます。これは遺伝子、環境を超えて彼女自身が持つ強さ故ですね。ますます好きになりました。
カリシとロリンズ、ロリンズ宅でいい感じでしたね。上司が知っていればいいのだって、本当に?仕事に影響出ないといいけど。カリシには仲の良いお姉さんがいますね。姪っ子も。紹介するのかな。
SVUはオリビアのキャラがあってこそ、だと思っています。
どんな最悪な事件もオリビアの存在で、解決、救われるというポジティブな面が見られるケースがあるんですよね。もちろん、かなりリアリティを意識して作られているので、オリビアががんばってもどうにもならない時もあるんですが。
でも、それだからこそオリビアによって救われた時の達成感、爽快感も際立つ、と思っています。
オリビアいいですよね!!
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