あらすじ
サテライトラジオの人気パーソナリティー
オリビアが参加したパーティーの主催カプラン夫婦が翌日、SVUにやってきた。
友人のボブ・フリンというサテライトラジオの人気パーソナリティーに妻のエレンがセクハラされたという夫、ミッチの訴えだったが妻は「大したことはない」と帰ろうとした。
だが、昨夜エレンが取り乱した様子をオリビアが見ていたため、オリビアは妻だけを呼んで話しを聞く。
すると、実はレイプされていたことがわかった。
ボブは友達の妻を寝取る常習犯だが、エレンはボブを敵に回したくないとはっきり言う。
「番組で夫が攻撃されれば20年間で軌道に乗せた商売が2時間で潰される。どうせ私が誘ったと言いふらされる」
ボブの番組は炎上狙いの過激な発言で人気を得ていた。
囮捜査
エレンへのレイプ罪でボブの逮捕を狙うと、ロリンズが囮捜査を提案した。
ロリンズ自ら人妻を装って、ボブのサイン会に参加するとすぐに裏に連れ込まれた。
ボブのセクハラからロリンズが逃れようとすると、ボブは突然、脅しのつもりか殺人の告白をする。
「自分が殺したばかりの男の妻とのセックスは最高に燃える」
ロリンズは機転をきかせ、その場で「ミッチがやとった私立探偵」という設定に切り替え、電話をかける合図を送ってその場を離れた。
「明日詳しく聞かせて?」
ボブはレイプ犯かつ殺人犯だった。
ボブの自白は録画されていた。
「45口径で胸を2発撃ち、アムステルダム通りに置き去りにした」
オリビアは急に設定を変えたロリンズが暴走しないか心配をしていると念を押して、囮捜査を続けさせる。
ロリンズがボブを訪ねると、ボブはまた来るとは図太いなと言いながらも、逆に雇うと言い出す。
「エレンにワナだと認めさせ録音しろ」
ロリンズはボブの味方だと思わせて、ビジネスとして銃を見せつけてセクハラを避けながら取引きをする。
12年前の殺人事件
該当の事件の資料が見つかった。
被害者のケネスは、当時のボブの同僚弁護士だったが、強盗事件で処理をされていた。
妻ローラも同僚で、調べると当時ボブとローラは不倫関係にあった。それが原因でケネスが非難してボブが殺していた。
妻の聴取にボブへの言及はなく、妻も関与していた可能性がある。
フィンとベラスコがローラの話を聞いた。
ボブについては友達だといい、疎遠になっていて事件との関係はない、と断言した。
ローラがボブに連絡するだろうと監視していると、先にロリンズがボブに呼び出された。
ワナの可能性もあるが、ボブが罪を免れる展開を避けるため、囮捜査を続ける。
ボブはロリンズに契約料1万ドルを渡し、ローラに話したな、と問い詰めた。
ロリンズはとぼけるが、ローラは案の定、ボブに警察がきたことを電話していた。
その録音データを聞くと、ローラがボブを脅していた。
「あなたの関与についても彼等に話してもいいのよ」
脅しは初めてではなかった。
真相
実はローラとケネスは夫婦で「美人局」をしていたのだった。
わざと妻を寝取らせて、夫が被害者のふりをしてボブをゆする。
支払いは、偽の慈善事業への寄付。大金が夫婦のオフショア口座に送金されていた。
ボブは殺害については撤回し、この件でロリンズを頼った。
「俺が容疑者に浮上しているからなんとかしろ」
ロリンズは知り合いに探って容疑者にはなっていないと、ボブを安心させた。
「でもローラはなんであんな言い方を?」
ボブはこれまでの脅しはない、と否定しつつも俺を利用しようとしている、と焦っている。
「実はケネスを殺していないが、ローラには殺した、と言ったんだ」
そしてボブはローラ殺しの手配をロリンズに頼んだ。
「あの女を永遠に俺の人生から消し去りたい」
その動画だけではまだ明確な指示がなく足りないとカリシに言われると、ベラスコが殺し屋に金を渡させる囮捜査をしたことがあると提案する。
ベラスコが殺し屋になり、ロリンズが紹介してボブのローラ殺しの依頼を受けた。
ローラ
ローラを呼び出し、殺害依頼の動画を見せる。
だがローラはあくまでも「事件の再捜査を知らせただけで何で私が殺されるの?」とシラを切った。
美人局についての調べはついている、というとローラは打ち明ける。
「ボブが殺した」
当時それを聞かされた際に非難すると銃を出して「バラしたら撃つ」と脅されたのだという。
しかし証言を頼んでも「得がない」とすんなり承諾はしなかった。
依頼の動画だけでは逮捕できない、というと協力はした。
オリビアはローラに遺体の役をやらせ、ボブの殺害確認に使用する。
そして残りの金をベラスコに渡したところを逮捕した。
ボブ
ボブは弁護士をつけ、ケネス殺しもローラ殺しもシラを切った。
ローラについては実際は死んでいないことはバレている。
ロリンズが刑事だと正体を明かすと、「ほらワナだ」とそれも利用した。
結局100万ドルで保釈された。
裁判になってもローラにも非があるため、証人としては難しいだろう。
エレナはミッチにレイプのことを打ち明ける決心をつけていた。大陪審で証言するために。
すると保釈されたボブが早速番組でエレナのことを話題にした。
「今回の件を説明させてくれ」
その内容は、レイプを認めるはずもなくただ誘惑されてのっただけ、という責任転嫁だった。
その上、エレナ達にはめられた刑事を送り込まれたと、ロリンズの事も調べたのか「賭博依存で父親違いの子供が二人いる、マトモじゃない」とディスった。
ロリンズはそれでもオフィスで最後まで聞く、と仲間と一緒に視聴を続ける。
そこへ突然ミッチが乱入した。
「妻を襲ったな?」
すぐにパトカーを手配するも、生配信の中、ボブはミッチに二発撃たれて死んだ。
かんそう
サテライトラジオってまったく馴染みがなくてポッドキャストみたいなものかな? と思ったら、ちゃんとサテライトラジオという存在があるんですね。(変な文)
車の中で聞くのがメインのようですが、動画配信でネットでも見られるのでSVUのオフィスでは動画をチェックしていました。
ボブはよくいがちな?品がなく乱暴な自信家オヤジって感じで、口が上手いという印象はあまりなかったです。ただ強引なだけ?
だいたい殺人を自慢?するって厨学生? その時点でヤバすぎ……。ださい。
それでも人気者で発言の場を持っていて、実際に発言力があるから周囲が逆らえない……、けどそれでレイプ泣き寝入りしちゃうっていうのも怖い……。
そしてボブだけが悪い奴ではなく、そのボブを上回る? 悪人夫婦がいたっていうのが面白かったんですけど、夫婦の罪は詐欺罪などで時効にもなっていたりしてローラが犯罪者なのにあまり犯罪者として扱われていないのが残念でした。
にしても、ボブはなんで男は殺せてもローラは殺さなかったんでしょう……。
殺し屋に頼む前に自分でロリンズにも自慢したように殺しの実績を積めばいいじゃん……と思ってしまった。(あくまでもドラマの中の話しとして)
今回の、終わり方はSVUとしては割とあるあるなパターンだと思いましたが、ミッチがミイラ取りがミイラになって終わっているのがいつも切なくなります。
ボブが罰されることにはスッキリのはずが、ミッチは無駄に罪を犯してしまってスッキリしないんですよね……。エレンも夫が刑務所行きになってしまって、それも考えるとやはり泣き寝入りしていた方がよかったって後悔してしまいそうで、ほんと地獄。
2 件のコメント:
ロリンズのおとり捜査、面白かったです。心配してイライラするカリシも良かったな。
ボブは卑劣なおっちゃんでしたが、意外な結末で、警察的にはあれでよかったのでしょうか。ミッチは正義感が強いとわかっていたのに、他に方法はなかったのかな。
パーティのシーンで、オリビアをエスコートしていた弁護士、新しい彼氏でしょうか。お似合いでした。
ボブの声は、アメリカのラジオパーソナリティによくある感じでしたね。
自信過剰で鼻持ちならない奴でした。演じる俳優さんは「ミディアム」の夫役のジェイク·ウェバー。さすがの演技力でした。
ボブ役の人は有名?な方だったんですね!
「ミディアム」を見たことがないのでまったく存じませんでした。
海外ドラマは「あ、この人!」って知った顔を見つけるのも楽しみの一つですよね。
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