ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン6 10話「クリプトバンカー/THE CRYPTOBANKER (NO. 160)」

2019/07/03

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン6

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あらすじ

Will Hart/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2019年4月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全22話)
(アメリカ放送:2019年1月~)

★第1話のみ 最速オンライン試写会 配信(2019年3月31日~4月29日22時まで)


登場人物はこちら

シーズン6 9話「D大臣/MINISTER D (NO. 99)」


ブラックリスト

レッドは免責合意を得る餌として政府の中枢を狙った陰謀を暴いた、とリズに打ち明けた。
それに関連して、次のブラックリストは「クリプトバンカー」になった。

「ヒポクラテスいわく”非常時には非常手段”だ」
「"害をなすな"とも言ったわ」
「格言の引用は1つの会話で1つ」

ビットコインで違法な金を洗浄するのがクリプトバンカーだった。
レッドの情報から、仲間のRATというハッカーを突き止めた。

ハッキングで企業にマルウェアを仕込み、ロック解除と引き換えにビットコインで金を払わせる。

今の標的がペースメーカーを製造しているピアソン社であることも分かった。

ピアソン社

ピアソン社の責任者マットに話を聞くと、最初は否定したが資産を現金化してビットコインを購入していたという事実から脅しを認めた。

娘ジェイミーのペースメーカーがハッキングされていたのだった。

マットは犯人の監視に怯えていたが、アラムが自宅に乗り込んで犯人に気づかれないよう捜査を進める準備をした。

娘の部屋にファラデー・ケージを作り、犯人に気づかれぬままペースメーカーの信号をオフにした。

するとマットは娘の皮膚にメスを入れだし、今のうちにとペースメーカーの接続を物理的に切ろうとし始めた。
「これで犯人は娘に手を出せない」
アラムがそれはまずいと止めるのも聞かなかった。

異変はすぐに犯人にバレ、犯人はピアソン社のサーバーをハッキングした。
そして患者20万人のデータを利用して、1000人を24時間後に心不全にさせる、とさらなる脅しをかけ金額も跳ね上げた。

患者リスト

患者リストを調べていると、1人だけ患者ではない人物がいる事に気づいた。
オレグ・グロモフというロシア人だった。

ペースメーカーを装着せず、利用料を払ってホームモニターだけを利用していた。
グロモフがRATだったのだ。

だがRATもFBIの捜査に勘づき、先手を打ってクリプトバンカーに会っていた。
「何か手を打たないと」
状況を把握したクリプトバンカーは、車中でRATを撃ち殺し、RATのノートパソコンを奪って逃げた。

FBIはRATの自宅を発見したが、解除コードの入ったノートパソコンは部屋になかった。
アラムが困っていると、マットがノートPC用のドッキングステーションの製造番号から追跡が出来るのでは? とアドバイスをした。

おかげでPCの起動を待ってIPアドレスを追う事にしたが、その頃RATの遺体を発見していた。
残り時間は90分になっていた。

クリプトバンカー

クリプトバンカーはRATのノートパソコンを持って、手下の銀行員を訪ねていた。
ただでさえ派手にロンダリング出来ないのに、RATの600万ドルの処理を無理やり頼んでいた。

そこでPCが起動されたので、アラムは追跡を始めて居場所を突き止めた。
ノース・アベニュー399の銀行。
起動時にウェブカメラで撮影した画像には、クリプトバンカーの顔がはっきり写っていた。

FBIはギリギリ間に合い、クリプトバンカーを捕まえ、アラムがマルウェアを止める事に成功した。

レッドの裁判

シマは冒頭陳述で、隠しておくはずだったFBIとの免責合意をいきなり語り出していた。

慌ててレッドが止めたが、判事にはどうする事もできなかった。

レッドは自分自身とFBIのチームを守る為、16件の起訴すべてで有罪を認めた。
その代わり、シマの発言を訂正する事。

それは死刑も決定してしまうのだが、レッドには策があった。

判決が出る前に脱獄をするつもりだった。
裁判の留守中にヴォンテとヴェガに準備をさせ、レッドは所長に成りすまし堂々と建物から出ようとしていた。

だが間が悪い事にリズがレッドを訪ねていた。
レッドは所長室にいると言われ、案内されるとそこには下着姿で倒れている所長と、手助けした仲間がいるのを発見した。

デンベの迎えのヘリがあと少しという所まで来ていたのに、ヘリはレッドを乗せずに戻らなくてはならなくなった。
レッドは、再び捕らえられてしまった。

リズは作戦を話してくれれば邪魔しなかったのに、とレッドに言った。

レッドは何も言わず、次の要求を出した。
「クリプトハンガーにカイロで商売した男の名前を聞け。
それで陰謀を暴ける」
デンベがスマホで撮影していたのは、この両者の取引資料だった。
それをクリプトバンカーに見せ、洗浄した資金の送金先の情報を教えてもらい、その男を見つけないと。

リズは逮捕したクリプトバンカーに回答と引き換えに取り引きを申し出た。
だがクリプトバンカーは誰かも知らないし、送金もしていない、と言った。

そしてレッドの裁判は何もなかったように続き、陪審員の判決が出た。
情状酌量なしの死刑。

レッドは勧告無効を要求した。
「有罪を認めたのは気の迷いでした」

一度脱獄しかけているレッドに判事は即答した。
「陪審員の勧告を受理します。
あなたは有罪答弁をした。認めた犯罪に基づきあなたは自由を失い、生きる権利も失ったのです」

かんそう

とにかく今回は、リズ……。
脱走の邪魔!!
リズって製作者にも嫌われているんじゃないかしら? と疑ってしまえる程、ほんっとに余計な事しかしない!!

言ってくれれば邪魔しないのに、ってセリフも「あなたが信用できないだけです」と言い返す為にあるような感じだしw

まあここからレッドがどう巻き返すのか、それこそ最悪逃亡させちゃえばなんとかなるんだし、またしても偽物レッドが死刑を受けるって手もあるしねw
どうにでもなる、というかどうにかしてくんないとドラマが終わってしまうので、どうにかなるんだろうな~と楽観して、その方法を純粋に楽しみにしています。

今回は、「格言の引用は1つの会話で1つ」というレッドの台詞がとても面白かったですw
最近はさすがのレッドも軽口を言うシーンが減っていたので、裁判後のレストランの予約を言い出したりとか、これまたレッドらしい一面が見られて良かったです。

ブラックリスト捜査では、アラムが活躍する回でした。
アラムは和みます。

クリプトバンカーはブラックリストとしては地味で、あんまりブラックリストっぽくなかったな。
実行しているのはRATや銀行員で、クリプトバンカー自身は何もしてないって感じだし。
どっちかというとレッドの裁判絡みの為に生まれたブラックリストって感じでした。


登場人物はこちら


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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