ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン6 11話「バスチャン・モロー(前編)/BASTIEN MOREAU (NO. 20)」

2019/07/10

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン6

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あらすじ

Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2019年4月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全22話)
(アメリカ放送:2019年1月~)

★第1話のみ 最速オンライン試写会 配信(2019年3月31日~4月29日22時まで)


登場人物はこちら



レッド救済作戦

レッドの死刑が明日、土曜日の午前0時1分に執行予定であるニュースが世界中から注目を受けていた。

死刑回避の為のレッドの希望は、ルクセンブルグの銀行から口座情報を入手する事。

クリプトバンカーの送金先は直接カイロの男ではなく、ルクセンブルクの別人の口座だったのだ。

捜査権のないFBIだったが、チーム全員がレッドの為に法を破る覚悟でリズとデンベに協力した。

犯罪者御用達の銀行、バンク・ヴェルトローエンのネットワークに侵入する為、頭取が携帯する暗号化キーを一時的に盗んでコピーし、気づかれぬうちに戻した。

そして500万ドルの受取人を突き止めた。
ヨナス・クルーガー、42歳。ドイツ大使館に勤務しているドイツ連邦情報局員だった。

雇い主

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
(マクマーン)

クーパーは、恩赦をもらおうと大統領に会いに行った。
レッドが、新たな陰謀の情報を掴んでいるという理由で。

だが大統領の隣に座っていた司法省のアナ・マクマーンが、それでもレッドを死刑にしないなどあり得ないと即答した。
実はこのマクマーンこそが、バスチャン・モローを雇っている人物だった。
すでに次のターゲットも発注されている。

大統領はマクマーンを信頼しているようで、賛同して陰謀が存在するならレディントンなしで解決しろ、と話を終わらせた。

陰謀

レッドは500万ドルの受取人を知ると、陰謀の内容を理解し、ビデオ通話で直接マクマーンに報告した。

「24時間以内にアメリカ国内でドイツ情報局の局長エヴァ・ジーグラーが暗殺される。
根拠は、先遣隊として渡米していたヨナス・クルーガーが暗殺者から500万ドルを受け取っていたから」

陰謀が嘘ではないと主張し、暗殺者の名前を大統領の免責契約の条件としたが、裏で糸を引くアナに効果はなかった。

その態度はすぐにレッドに違和感を与えた。
「紹介される前に人を嫌うことはめったにない。
君の場合は例外だ。何者なんだ?」
「あなたに恩赦を与えないようにする者よ」

なす術のないクーパーは苦しんだ。
暗殺は止める必要があるが、なんの条件も取り付けていないままではレッドを救う事は出来ない。
「罪悪感を抱かなくていい」
レッドはクーパーに君は最高だよ、と友である事を強調した。

クルーガー

自宅から逃げようとしていたクルーガーを捕まえた。

クルーガーの役目は、ホテルの安全を確認する係だった為、スケジュールとIDを渡した事を白状した。
IDカードを500万ドルで売っただけで暗殺の内容は知らなかったが、相手がプラスチック容器に入った爆弾のようなものを持っているのを見た、と言った。

狙い

ジーグラーは、ホテルでウエイド議員と会っていた。
緊急で伝えたい事と言って話し始めたのは、アメリカを狙う計画の文書をMI6の元エージェントに見せられたという事だった。

その話の途中で、FBIが到着しジーグラーを保護したがジーグラーの留守の間ホテルの部屋で待っていた男は、モローに殺されていた。

モローの狙いはその文書だった。

大統領

クーパーは、諦めきれずにもう一度大統領に直談判しに行った。
「レッドの情報を使わずに、ドイツ高官を見殺しにしていいのか?」
少し考えたい、と言われるがそこでジーグラー保護の連絡が入った。

「ほらいなくてもなんとかなるじゃない」
マクマーンが意地悪く言い、恩赦を求める理由はなくなってしまった。

だがそもそも、大統領の恩赦などあり得ないのだ。
実はこの陰謀には大統領も絡んでいた。
「彼が死ねば彼が知っている事も死ぬ」

クーパーが官邸を出た直後、今度はジーグラーが死亡した連絡が入った。
知らぬ間に暗殺計画は進んでいたのだった。昆虫兵器を使って。

クーパーはそれで気づいた。
レッドが最初から暗殺者を捜していた事を。

慌てて官邸に戻るが、死刑までの説得の猶予は10分しか残されていなかった。
「ダメなら大統領がドイツ高官を死なせたと暴露を」
そうなったら大統領は社会的な自殺をした事になるだろう。

アラムとサマル

アラムはサマルの携帯をコーヒーまみれにした時に、偶然NAA(全米失語症教会)からの通知を見てしまい、サマルが言語療法を受けている事を知る。

何も言わなかったサマルに心配と怒りを同時にぶつけ、状況を打ち明けさせた。

サマルは車に閉じ込められた時に6分間水中にいた。
その間脳に酸素がいかず、損傷していたのだった。

片頭痛だけではなく、言葉が出てこない。
光が眩しすぎて何もできなくなったりする。
療法を受けているのは治すためではなく、悪化を防ぐため。
治るものではない。

事実を知ったアラムは、捜査の中でサマルの能力に不安を感じていたが、クルーガー逮捕の際に銃を命中させ活躍したことを聞いて、素直に気にし過ぎていたという自分の間違いを認めた。
「やっぱり君の能力はすごい」

ところがその後アラムは、ゴミ箱から見つけたサマルのレポートを見て、事の深刻さに気付いてしまう……。

最後の晩餐

リズがレッドの死刑前の食事に顔を出した。
キャベツスープとニシン。
子供の頃、母親に作ってもらっていた食事だった。
母親はレッドにとっての理解者だった。

自分が死ねば莫大な遺産が手に入るが、リズはすでに財産を持っている、と本当にこれで最後のような話をした。
「6年前、私は君のために出頭したが、今はチームの彼らがいるから安心だ」
人生で大事なもの、「君を愛する人達」がいる。

リズは最後なら本当の事を言うかもと期待をして来ていた。
だが、自分からはその話題を切り出せなかった。

死刑執行の時間が近づき、レッドは呼ばれた。
リズは最後に「愛してる」といい、さっき言いかけたのはこれだったと嘘をついた。
レッドは驚いていた。

そしてレッドは死刑台に乗せられた。

クーパーからの連絡はまだない。



かんそう

ある意味リズに「アッパレ」でした。
自分で死刑前提の刑務所にぶち込んで置いて、いざ死刑となると身内ぶって助けようとして、(実際他人だと思ってる癖に)死刑直前には「これで本当の事言うかも」とやっぱり死を直前にした人であっても情けを見せず捜査を放り投げて、自分の欲に忠実な行動をして、でも本人目の前にしたら最後までいい人でいようと自分からは「正体おせーて」とは言わず「愛してる」と良い娘ぶってしまう、という……。

完全なサイコです。なんも理解できなかった。
さすがスパイと犯罪コンシェルジュの娘だわー。
リズが一番怖いわ。

そしてだから一切共感が出来ないんだ、と改めて納得。

いよいよ長く引っ張って来たコルシカ人のクエスチョンが大分見えて来ました。

なんと大統領も暗殺側の人間だったとは!
そんなんじゃ正攻法? でレッドを救う事なんて出来ないわな。
これはリズも計算外だったのかもしれないけど、でもやっぱりリズはサイコです。

ただレッドが死刑台(ベッド)に乗せられても、さすがにこのまま死ぬこたーないと分かっているので、そこは安心感あるんですけど、それでもどうこの窮地を切り抜けるのか、というドキドキは十分ありました。

ここぞという時に、表向き身内のリズよりもクーパーの方が頼もしく感じるとはねw
ある意味それが真実って事で間違ってないw

それにしてもシーズン半ばで、まるでシーズン・ファイナルのような盛り上がり!
続きが楽しみ!!


アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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