NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン16 6話「運命の分かれ道/Beneath the Surface」

2019/03/01

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン16 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 16x06 Sneak Peek Clip 3 "Beneath the Surface"


2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2018年9月25日~)


登場人物はこちら

前回:5話「ベトナムからの便り/Fragments」へ


ハロウィンの2体の遺体

ハロウィンの夜、トラックの休憩所のトイレの中で2体の遺体が発見された。

1人は首を骨折しており、もう1人は喉を切られていたが、血を踏んだ跡がなかった。
2人で殺し合ったのか、犯人は宙に浮いていたのか。

その為、休憩所のトイレが使えないとなって、運転手達が文句を言う騒ぎになってもいた。

監視カメラは切断されていたが、店員が2人がトイレに入るのを見て覚えていた。
だが、その後に出入りした姿は見ていないという。

遺体の身元は、バックリー三等兵曹と元海兵隊員のアンダーソン・コール。

コールは、2006年に訓練センターで落第していた。
同期のトーレスはどこかで見た顔だと思っていたら、当時競い合っていた相手だった。
だが落第してそのままだった。

すぐにトーレスとビショップがコールの自宅を調べた。

コール

コールの自宅は、桁外れの豪邸だった。
高級なスポーツカーが数台も並び、部屋の中は生活感は一切なく美術館のようだった。

案内してくれたのは、オーナー兼住民のレイチェルだった。
ビショップが部屋を調べていると、レイチェルも知らない隠し部屋を発見する。

中からは、多額の現金と複数の偽装パスポートやIDが発見された。

パスポートを整理すると、チューリッヒ、東京、グアム、バロツェランド等に出入りしていた事が分かった。
偽名は20個以上で、世界中に出没し、滞在期間は長くて2日。

だがCIAやFBIとは無関係だった。

トーレス

トーレスは、元同期のコールの豪華な生活を垣間見た事に影響を受けていた。
今の自分の暮らしが負けているとは思わないが、どうしても比べてしまう。
コールは億万長者で化石を持っていた。
「何のドアを開けたらこうなれる?」

コールの正体

ケイシーは、運び込まれた調査資料が「男子トイレ」の物だという事にうんざりしていた。
あまりの臭いや汚れの酷さに、つい様子を見に来たビショップに当たってしまう。

すぐに冷静になると、きっとビショップがギブスに報告したはずだと焦ったが、ビショップは誰にも何も言っていなかった。

そして設計図から男子トイレの天井に人が通れる大きさの古いダクトがある事を見つけていた。
「犯人はそこから出入りした」

さらにコールの携帯のパスワードも解除していた。
するとコールが一般的な利用をしていない事が分かった。
ただスケジュールに誕生日の記録が沢山つけられていた。

しかしその名前を調べると全員が死亡していた事が分かった。
その人物のいる場所も、世界中に散らばっていた。
その話を聞いたギブスはすぐにピンと来た。

コールの旅先とスケジュール帳に記載されていた人物の居場所は、一致していた。
全員がコールが滞在中に死んでいた。

スケジュールに記されていたのは、誕生日ではなく死亡日だった。
コールは殺し屋だと判明した。

だが何故殺し屋のコールが殺されたのか?

ターゲット

コールが殺したターゲットを洗ってみると、多くが麻薬王、マフィア、資金洗浄の業者などの悪人だった。
その中に1人だけ、ジェニー・ウェイフェアという悪人には見えない女性いるのが目立っていた。
恋人が経営する質店で働いていた。

CIA

コールの件で、NCISにCIAのウエストリー・クラークがやってきた。
CIAに協力をして欲しいと。

ずっとコールを追っていて、そのボスを捜しているという。
未だボスの正体は分からなかった。
「持ちつ持たれつでやっていきたい」

ギブスはピリピリしたが、コールのターゲット全員の周辺を調べるのは時間がかかるから、国外分はCIAに任せる事にした。
その代わりにボスの情報を提供する事に。

スローンはウエストリーと話す事で、油断ならない相手だと判断していた。

質店

ギブスとビショップは、ジェニーの恋人ビルの質店を訪ねた。
ジェニーが殺されたのは3ヶ月前だった。
ジェニー殺しの報復をしていた可能性はある。

ビルを尋問していると、側にいた息子が割って入ってきた。
父親は3週間前にバイパス手術を受けており、とても2人の男を接近戦で殺す事など出来ない、と。

コールの買い物

その後ケイシーは、コールの暗号通貨の利用履歴にアクセスしていた。
するとここ1ヶ月で、小さな軍に足りる程の量の殺しの道具を購入していた事が分かった。

販売した人物を呼び出すと、男はあくまでもコールは友人だといった。
だが死んだ事を告げると、自分の身も案じ出した。
「あいつのボスは極悪人だ。何も話せない」
保護を条件に出すと、男はすぐに口を割った。
「あんたたちは誤解している。
コールが殺されたのは、誰かを殺したからじゃない。
殺さなかったせいだ」

どうやらコールは足を洗う為に、武器を揃えて逃亡に備えていたらしい。

だがそのボスに捕まってしまった。
ボスとしてはコールに逃げられたら立場が危うくなるなら、始末せざるを得なかったのだろう。

依頼者

ギブスはコールの殺害リストを再び確認した。
「すべて何者かが殺害を依頼した」
トーレスも気づいた。
「事件を1つ解決すれば、コールのボスにつながる」

再びジェニーの事件に目を付けた。

目撃者

ジェニーが殺害された日の前日に、口論をしていたのを近所の女性が見ていた。
その女性ブラウンを呼び出して話を聞くと、その目撃情報について覚えていない、とトボけた。
女性を追求すると、相手が人殺しだから話せない、と認めた。
保護を条件にすべてを打ち明けてもらうと、口論の相手はビルの息子だと言った。
息子が殺し屋を雇ってジェニーを殺した。
通報した後に、息子が来て脅されていたのだった。
それで証言を変えてもいた。

その後息子の金回りを調べると、この3年間毎週9500ドルを入金していた事が分かった。
引き出しているのは質店から。
確実に資金洗浄をしている。

息子を呼び出すと、弁護士を要求してシラを切ったが、父親にも弁護士をつけろと言うと慌てた。
「親父は関係ない」
そして親父を巻き込みたくない、とあっさり真実を打ち明けた。

資金洗浄をしていた事がジェニーにバレたので説得してたが、警察に行くと言われたので紹介されたコールに電話をした。
だがあくまで問題を解決してくれる、とだけ聞いていたので殺すとは思っていなかった。
その紹介者の名前は、レイチェルだった。

ボス

コールのボスは、自宅のオーナーのレイチェルだった。
トーレスとマクギーが突入しても、レイチェルは覚悟していたかのように落ち着いていた。
そしてトーレスに言った。
「本当はコールを殺したくなかった。
あなたに似てる。
でも軍人は殺せないというから、仕方なく死んでもらった」
手を上げろといっても聞かず、殺害リストが漏れたら私も終わり、だと諦めの様子を見せていた。
「コールは誰を殺せなかった?」
その標的を確認するが、レイチェルはじきに分かる、契約は成立している、と言ってデスクの銃に手をおいた。

瞬間、2人は発砲しレイチェルは死んだ。

標的

レイチェルの自宅から、標的の手がかりは見つからなかったが、ケイシーが携帯のデータから別の殺し屋のリストを発見した。

さらに、今日の日付で新たな殺害命令も出ていた。
海軍大将コナー・リース。

すぐにトーレスとビショップが自宅に向かう。

殺害リストの送付先から、新たな殺し屋の身元も突き止めた。
アダム・ニール38歳。
その顔は、トラックの休憩所で、先頭に立って文句を言っていた男だった。

すぐにギブス達も、リースの自宅付近の駐車場にあるニールの携帯の位置を目指したが、車には携帯だけが置かれていてすでに移動した後だった。


その頃、トーレスとビショップはリースの自宅に到着していた。
NCISからの連絡に警戒して隠れていたリースと合流したが、直後ニールの発砲を受けた。

三人は身を伏せたがトーレスが撃たれてしまったらしい。
ビショップに声をかけ、リースを連れて地下へ逃げるよう叫んでいた。
「撃たれた! リースを守れ」

しかしそれはニールを油断させるためのウソで、侵入してきたニールをトーレスは素手で迎えた。
乱闘の末、隠れていたビショップがニールに銃を突きつけ確保した。
2人で最初から決めていた、ファーストネームで読んだら隠れて奇襲する、という作戦が成功したのだった。
「だろベイビー?」
「ベイビーは止めて」
嫌がるビショップだがまんざらでもなさそうだった。

三等兵曹バックリーとコールを殺したのはニールだった。
リース大尉が狙われた理由は、麻薬密売事件の陪審員だからだった。

事件の解決にCIAのウエストリーも帰って行った。

パーマーの悩み

パーマーは最近、検視室での不思議な出来事に悩まされていた。
遺体の位置が移動していたり、どこからか声が聞こえてきたり。
子供のおまつりのはずのハロウィンも、どこか警戒してしまう程だった。

調査もしてもらったが原因は見つからず、パーマーはとうとう休職願いを出す事に。
「僕は病気なんだ。
統合失調症の症状とぴったり合う」

するとマクギーが打ち明ける。
実はすべてマクギーが仕込んでいたイタズラだった、と。
ダッキーの考えで、パーマーを驚かせてやれって言われたというのが、イタズラの理由だった。
でもパーマーにはハロウィンのイタズラにしてはシャレにならない、と納得できなかった。
マクギーはおわびにビールをおごる、と慌てて謝った。

そしてデスクの引き出しを開けると、血まみれの腕が飛び出してきて驚いた。
「おあいこだ」

だが周囲のリアクションを見て、まだ驚きが足りないと思ったのか、納得できなかったようだった。
「やっぱり、もう少しでおあいこだ」

トーレスとギブス

事件解決後にギブスはトーレスを自宅に呼び出した。

実はトーレスがコールとの共通項を気にしていたという事を、周囲の仲間達が心配してギブスに相談していたのだった。
「みんな心配している」
「同じ訓練を受け、趣味も似てた、俺もああなるかも」
「お前達は別々の道を選んだ」
トーレスは悪党を捕まえる道。コールは金の為に悪党を殺す人生。
ギブスにそう言われても、なかなかすぐに気は晴れなかった。
「お前はいい奴で、この世界が汚いからだ。
そう感じないほうがおかしい」



かんそう

トーレスとビショップは、何かありそうでなさそうって展開が続きます。
今回のトーレスは情緒不安って感じで、ビショップとの捜査ではいつもの通りのチャラ男だったり、でもギブスとの会話ではいまいちスッキリしていなかったり。

ギブスがトーレスを自宅に呼び出して、励ますのにはほっこりしました。
あの後、2人で船造りしたのかな?w
トーレスの最後の表情は結構険しいままだったけど、あれは「船造るの手伝うの嫌だよ……」の表情だったりしてw

ダッキーはお休みでしたが、前回出版物のサイン会ツアーするって話が出ていたので、もしかしたらもうツアーに行ってる体なのかもしれません。
引き継いだパーマー君は、マクギーのイタズラに引っ掛かった振りをしてマクギーに仕返しをしていましたが、悔しがり方を見ていると最初はマジでびびったんでしょうねw

ハロウィンのお遊びムードもある回でした。


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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