あらすじ
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
子守りをしているローデスは、ある金曜の夜に休暇をもらってクラブに踊りに行っていた。
そこで一人の男を見つけて、すぐに目をつけた。
SVUのメンバー達は、それぞれの週末の夜を過ごしていた。
オリビアは、自宅でシーラの話をするノアを寝かしつけていた。
フィンは、ロリンズのつきあいでライブ・バーに。
カリシは1人で仕事をしていた。
ほぼ朝になり、カリシが帰宅をしようとすると緊急事態だという男がSVUにやってきた。
手にした携帯を確認すると、ライブ配信で女が椅子に拘束した男に銃をつきつけている動画が流れていた。
男は昨夜クラブで携帯を拾っていた。
持ち主を調べようとしたらアプリが立ち上がったという。
その女はローデスだった。
ライブ配信
ローデスはクラブで男に「覚えてない？」と声をかけていた。
男は記憶にないようだったが、美人なローデスを歓迎し家に連れ込んでいたのだった。
そして男を油断させると隙を見て、銃を取り出し拘束していた。
「あんたの事は絶対に忘れない」
ローデスは男に恨みがあるようだったが、男は何も覚えていないと主張した。
そしてローデスは、この家が監視カメラでライブ配信されている事には気づいていなかった。
すぐにSVUのメンバーが集められた。
配信は、闇ネットを経由して匿名化されているので、IPアドレスや住所の特定はできなかった。児童ポルノの配信者の手口と一緒だった。
携帯料金の請求先は、ミゲル・ロペスという男だった。
すぐにカリシとロリンズが、ミゲルの自宅に向かった。
オリビアは配信を見続けた。
まだローデスという名前も分からない。
ローデスは、今から5年前に18歳の時に男に会っていたと言った。
シラを切り続ける男に、腹部の傷を見せた。
過去に男に拷問を受けていたのだった。
それでも見える所に傷をつけなかった事を、思いやりと感じるように言われていたという。
「私も思いやりで、心臓を一発で撃つわ」
ミゲルの自宅
ミゲルの自宅アパートを調べると、配信している部屋ではなかった。
改装中のようで住んでいる様子もなかった。
近隣の住民の評判は良く、顔の特定もできた。
クラブ
フィンは、携帯が落ちていたクラブに行った。
従業員は常連客のミゲルを知っていた。
防犯カメラでローデスと一緒に出ていく姿を確認したが、従業員はローデスを知らなかった。
テラス
男の身元は分かったが、女の身元がなかなか割り出せなかった。
するとオリビアが、カーテンの閉まっている窓の隙間から日光が入っている事に気づいた。
「東向きね」
そして室内の様子から戦前のアール・デコ建築である事も。
そのうちローデスは、カーテンをすり抜けてテラスに出て行った。
その際に木が見えたのでセントラルパークかもしれないと思った。
「西側から東の空を見てる」
男は監視カメラがある事を知っていて、その隙にカメラに向かって助けを求めた。
すると銃声が聞こえた。
ローデスがテラスで自殺をした。
見ていた全員がそう思った。
すぐに銃声を元に通報などを調べ始める。
ところがローデスは生きていて、また部屋に入ってきた。
ローデスは、自殺はやめて裁判の機会を上げる、と言った。
男は助かりたいが為か、罪を認め出した。
しかし、ローデスが望むような当時の詳細な様子は男の口からは出てこなかった。
その時、カリシが銃声の正体を突き止めた。
午後2時の72丁目のマラソンのスタートの合図だった。
すぐに付近でテラスのある部屋すべてを調べる事に。
テラスのある部屋
SVUと警官達は2人1組になって手分けをした。
配信はまだ続いていた。
ローデスは、ミゲルからレイプされたと話している。
ミゲルはレイプも認めなかったが、ローデスの気を宥める事に成功しかけていた。
「こんな事をしても得にならない。
協力して知り合いの警官に話をするから、ここを出てケリをつけよう。
ほどいてくれ」
ローデスは、その言葉を信用したのか椅子の拘束を解こうとした。
その時。
家主のホルヘが帰宅してきて、ミゲルは叫んだ。
「来るな！ 通報しろ！！」
だがローデスはホルヘにも銃をつきつけて言いなりにした。
ホルヘに後ろを向かせると家にあった石像で殴りつけた。
ホルヘは血を流して床に倒れた。
ミゲルは再びカメラに助けを求めた。
するとローデスも監視カメラの存在に気づき、カメラを切断した。
配信は途切れてしまった。
その直後、オリビアと警官のモンテロのペアが訪ねた部屋がビンゴだった。
しかし先に入ったモンテロは油断していたのか、ローデスの人質になっていた。
人質
オリビアは銃を向けてローデスと交渉をしたが、モンテロを人質に取られていた為、降参せざるを得なかった。
モンテロと意識を失ったホルヘはバスルームに閉じ込められた。
オリビアの両手には手錠がかけられた。
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ローデスはオリビアに証人になってもらう、とソファに座らせた。
ローデスが言うには、銃の扱いもミゲルに教わっていたという。
ミゲルはローデスの目の前で、エステラとルシータの2人の殺人も犯していた。
ミゲルがローデスの母親を説得して、NYでの子守りの仕事を紹介していた。
国籍を取得させると、保冷ボックスに隠して国境を越えた。
そして殴り、刃物で傷をつけ火を押し付け、レイプした。
ミゲルはすべてを否定したが、オリビアはローデスに賛同した。
「声も忘れないわよね。汗のニオイや……。
私も同じ悪夢を見るの。
夜中に震えながら目覚める。よく分かるわ」
ローデスが気を許した気配を伺って提案をした。
「こんなやり方じゃなく、法の裁きを受けさせましょ」
「どうせ誰も信じない」
「信じるわ。
この部屋に入って分かったわ。
彼があなたに何か恐ろしい事をしたとね」
ローデスの肩を持ち始めたオリビアにミゲルが文句を言うと、オリビアはミゲルに怒鳴った。
「黙れと言ったでしょ！」
オリビアはローデスの名前を聞いた。
「あなたの心は死んでない。
まだ空っぽな状態になってない。
乗り越えられるわ。あなたの名前を教えて。
私があなたを助ける」
ローデスは、初めてオリビアに名乗った。
サイン
その頃、次々に捜査が終わっていくのにオリビアから連絡がないことにフィンが気付いて電話を掛けた。
オリビアは電話に出ないと異変に気付かれる、と電話に出た。
あくまでも拉致されている事は伏せている前提で異常なしだと返答したが、ロリンズにジェニーを迎えに行くように言ってと不自然なメッセージを伝えてサインを送った。
異変に気付いたフィンはすぐにオリビアの携帯を追跡させた。
電話を切ると、ローデスは何もかもミゲルに語らせたいと自白を迫った。
ミゲルは観念したようで、レイプしたと自白をした。
オリビアはその証人になった。
ローデスは満足したようで、ミゲルの拘束を解くようオリビアに命じた。
両手は手錠で不自由になっていたが、拘束を解く事はできた。
するとローデスは2人をテラスに移動させた。
そしてミゲルだけを、手すりのヘリに立つように命じた。
エステラとルシータは一緒に逃げた仲間だった。
ミゲルはライフルを突きつけて、見せしめにどっちを殺すかと、ローデスに選ばせていた。
ローデスが選べないでいると、ミゲルは2人共殺したという。
「飛び降りるか、撃たれるか選びなさい！」
オリビアはローデスを止めた。
「殺したらそいつは被害者になるのよ！」
もうローデスの耳には届かないようだったが、オリビアは説得を諦めなかった。
「あなたには2人を選べなかった、という優しい心が残ってる。
それを誰も奪う事はできない」
銃をよこすように声をかけると、ローデスはオリビアに渡した。
ミゲルがヘリから降りて安堵した時、仲間達が突入して来た。
オリビアはフィンに言った。
「2人を逮捕して」
2人が連行されていくと、オリビアは1人でテラスに残った。
手錠を外され、やっと息をついた。
かんそう
最初から最後まで、ほぼ息をつく暇のない緊迫感が続く見ていて疲れる回でした。
しかも、最後解決していないという！
シーズン・ファイナルなので次回に続くんでしょうね。
恐らくミゲルとホルヘは何等かの組織関係者で、ローデスはその被害者の1人。
次回それらの事実関係が明らかになるのではないかな～と。
そもそもミゲルがローデスを連れ込んだ部屋は、ライブ配信している部屋ですもんね。
ローデスが本当にただの逆ナンパで連れ込まれただけだったとしても、別の事件の被害者になっていたんですから恐ろしい。
それにしてもローデスが、被害者だけあって情緒不安というか支離滅裂なところもあって、そこへミゲルはほとんど否定していたので、もしかしたらローデスが勘違い？ している可能性もあるのかな～とハラハラもしていたのですが、オリビアが参入してからを見ているとミゲルが悪人には間違いないんだろうな、と思えました。
オリビアの信頼感！
ローデスは被害者なのに暴走してしまったせいで、ローデスにも手錠をかけないといけなかったのが、残念。
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