あらすじ
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
カルテル
ローデスの立てこもりを無事収束させる事はできたが、事態の詳細は不明だった。
オリビアは、メキシコのカルテル絡みの可能性を感じてノアの警護を頼んだ。
ミゲルの記録に怪しいものは見当たらなかったが、密入国斡旋人でローデスをレイプした、とオリビアは伝えた。
「被害者は人身売買されたローデス」
ミゲル
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
病院に搬送されたミゲルは、徹底的にローデスとの関わりを否定し続けた。
偶然クラブで会って、家に誘っただけ。
ただ自宅は塗装中だったので、留守を預かっていたホルヘの家を利用した。
ホルヘとは、通信関係の仕事仲間だと言った。
監視アプリは留守の見張りでホルヘに頼まれた為。
闇サイト経由で追跡不可能だという事には、何のことだかわからない、と言った。
さらに弁護士が現れ、これ以上の話は聞けなかった。
ローデス
ストーンも加わって、ロリンズと一緒にローデスの聴取をした。
ローデスはミゲルは人身売買の組織の一員だが、ホルヘは知らないと話した。
ホルヘを殴ったのは通報されたくなかったから。
ローデスの雇い主がローデスの弁護士を雇った。
ローデスの過去については何も知らなかった。
オリビアはローデスの側にいて、ローデスを信じる事が出来たがSVUの仲間達にとっては、警部補を人質に取った犯人でしかなかった。
人身売買や拷問は事実だとしても、ミゲルが関係者という証拠はなく、ローデスの勘違い
の可能性を疑われた。
そこへ運の悪い事に、病院で手術中のホルヘの死が報告された。
ローデスは、殺人犯になってしまった。
裁判1
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ストーンはオリビアの考えとは反して、ローデスを暴行と誘拐、殺人未遂で起訴した。
ローデスにはロハス弁護士がついた。
犯罪者ではなく被害者だと、無罪を主張した。
オリビアは、カルテルの証言をさせてローデスに保護プログラムを適用させたいと思っていた。
収監されれば囚人から命を狙われ、強制送還になればやはりメキシコで殺される。
カルテルの報復から守る必要がある。
ストーンは、ローデスを保護するにしても、ミゲルが関与したという証拠がないという事を強調した。
「証拠がなければメキシコ政府に引き渡せ」
保護
ローデスは、隠れる為のモーテルを用意された。
だがまだ認められた訳ではないので、予算削減で警官は1人だけだった。
「どうせ立件されないし、私も始末される」
絶望するローデスをロリンズは励ました。
「私たちは経験豊富よ」
ローデスにも裏付けとなる証拠を求めたが、雇い主については何も知らされていないと言った。
ミゲルが子守りの広告を出し、密告したら殺すと言われていただけ。
子守り仲間
ローデスの雇い主、バックリー家を訪れた際にローデスと友人の写真を見つけた。
そこにローデスと一緒に人身売買されてきた可能性のある黒髪の女性が写っていたので、ローデスに確認した。
最初はローデスは誤魔化したが、そうだと認めた。
その女性、マリアを探し話を聞いた。
だが、マリアはミゲルの写真を見て怯えて「知らない」と言うだけだった。
それでもオリビアはローデスの言う事を信じた。
マリアはカルテルを恐れて、証言を避けているだけだろう、と。
裁判2
次の裁判で、ロハスは心神喪失による無罪を主張した。
ストーンは、ローデスの精神鑑定をし、PTSDであると医師に証言させた。
善悪の判断はあった。
ミゲルは証言台から、ホルヘの死の責任をローデスになすりつけて、陪審にアピールした。
ロハスは、ミゲルが違法に入国しており、偽の社会保障番号で納税している事から「嘘つき」だという印象を植え付けた。
「実際はローデスさんを知ってるかも。レイプや拷問をしたのでは?」
対立
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ストーンとオリビアはバーで会っていた。
次の裁判ではオリビアが証言台に上がるが、オリビアにはいい証人になる自信がなかった。
ストーンはまだミゲルを人違いしているのでは? と疑った。
未だ証拠も見つかっていない。
だがオリビアには確信があった。何を言ってもストーンは信用しない。
「頑固な人ね」
「君の信念は高潔だが、不幸にも法律は……」
「お願い、もうやめて」
2人は意見を対立させ言い合いになる。
「ローデスには自分を取り戻す権利がある。
復讐がその手段なら、そうすべきよ」
「本気か?」
「彼女の裁判は間違いよ」
オリビアは帰っていった。
するとすぐにスキンヘッドの怪しい男がストーンに近づいて来た。
男はホルヘの兄だった。
「ホルヘを愛してた。
姉さんを愛してるか? パメラだったかな」
男の要求は訴えの取り下げだった。
「ローデスが送還されたら、俺たちの法で裁く」
ストーンは脅された。
裁判3
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
オリビアが証言台に座った。
ストーンは、ローデスが有罪になるようオリビアの証言を誘導した。
オリビアが抵抗してあいまいにすると、「敵意のある証人」と裁判長に訴えた。
オリビアは、ホルヘ殺害犯というローデスの印象をつける発言をしなくてはならなくなってしまった。
脅迫
裁判後、オリビアはストーンが脅迫されていた事を知った。
ストーンは警備をつけたから、大丈夫だと過信していた。
オリビアは、相手がカルテルだと慎重に捉え、すぐにフィンとカリシをパメラの施設に向かわせた。
裁判4
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ローデスが過去のレイプについて証言をした。
その際にミゲルから首の下につけられた複数の葉巻のやけどの痕を見せた。
それはオリビアも初めて見るものだった。
ローデスは泣きながら、オリビアが正気を取り戻して救ってくれたとも話した。
「現実に戻れたの」
オリビアはもう一度、監視アプリの動画を見直した。
ミゲルがローデスに無理やり自白させられていた時、確かに「葉巻を押し付けた」と言っていた。
テキサスやテキーラ等、ローデスが先に言った言葉を繰り返しただけの可能性はあったが、葉巻についてはローデスは触れていなかった。
当事者にしか分からない事だとオリビアは証拠を主張した。
だが、ストーンは証拠として認めなかった。
「映像がない」
「私はその場にいてこの耳で聞いたの」
ストーンは頑なにオリビアとローデスを信じようとしなかった。
パメラ
そこへフィンからストーンに連絡が入り、施設からパメラがさらわれていた事を知った。
施設は銃を持ったヒスパニック系の複数名に押し入られていた。警備員は撃ち殺されていた。
3時間前だという。
ロリンズは状況をローデスにも伝えた。
「全力で守るから、協力して欲しい。
そうしたら亡命させられる」
ローデスはストーンと取り引きをする決心をやっとつけた。
「アメリカ人になるためなら何でも我慢する」
その頃、ミゲルの聴取も行っていた。
人身売買やカルテルとの関わりを否定し続けるのと同様に、ホルヘの兄ディエゴについても知らないと言った。
そこで、ストーンを麻薬取締局と人身売買の特捜部にコネがあると紹介した。
「私はウソをつく。彼らは口が軽いぞ」
ミゲルが何も言わなくても、言ったと嘘をつけばその噂はカルテルの耳にも入る。
それは脅しだった。
それでも何も言わないミゲルをそのまま開放した。
オリビアは帰り際、耳元でささやいた。
「私からのアドバイスよ。気を付けて」
ミゲルは数歩歩くと、立ち止まった。
カルテルを知るからこそ、恐ろしさが分かるのだろう。
ディエゴを知っている事を認めた。
「パメラの事はディエゴから何も聞いていない」
それでもローデスのレイプについては否定した。
ストーンが電話をかけ始めると、ミゲルは溜まっていたうっぷんを吐き出し始めた。
「あんたたちには分からない。
大学を出てスキルもあるのに、以前は職につけなかった。
皿洗いや芝刈りの仕事ならあったさ。
だが俺はプログラマーだ」
ホルヘにはトラックの運転を頼まれていた。
この世は弱肉強食。
運んでいる女の子をレイプした事を、そう表現した。
「旅の間、俺は彼女たちの神だった。
倉庫で降ろすまで女たちは俺の物だった」
とうとうホルヘはレイプを自白した。
ストーンはすぐ様倉庫の場所も確認した。
倉庫
Scott Gries/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
ミゲルから聞き出した倉庫に駆け付け、捕らえられていた少女たちを救出した。
その奥には、パメラを人質に取るディエゴも居た。
ディエゴを説得しようとするが、パメラがストーンの姿を見つけ反応した。
ピーターと言いながら、歩き出してしまったのだった。
それまではピーターと認識する事がなかったのに。
勝手に歩き出したパメラをディエゴは容赦なく撃った。
そのまま撃ち合いとなり、ディエゴは撃ち殺した。
だが、パメラもその場で息を引き取ってしまった。
結末
ローデスは、保護後の生活を想像して孤独に怯えた。
オリビアは、そんなローデスを励ました。
「そうじゃないわ。
あなたは自由になる。開放されるの」
ミゲルの証言によって、FBIがカルテルを検挙した、とオリビアはストーンに報告した。
ストーンはパメラを亡くしたショックから抜け出せないでいた。
最後にパメラがピーターと呼んだ、と言ってオリビアに泣き着いた。
かんそう
シーズンファイナルは、23、24話と2話構成の重い事件でした。
カルテルの人身売買に、レイプ、そこに巻き込まれたストーンの姉の死。
ストーンの姉の登場時には、こんな結末が用意されているだなんて夢にも思いませんでした。
23話はローデスが巻き起こした人質立てこもり事件でしたが、今回24話でその真相が明らかになり、解決! とスッキリ言えない空気がむんむんしたまま終わりました。
とにかくミゲルの嘘が上手いというか、証拠がなかなかなく、オリビアがローデスを信用しなかったらもしかしたらローデスが「頭のおかしい人」という事で、終わっていたかもしれません。
ストーンの情に流されないというスタンスはある意味正しいとはいえ、今回は明らかにマニュアル対応のみで、真実を見逃すパターンになっていました。
しかもオリビアがどれだけ説明しても頑固で、かなりイライラしました。
それでもオリビアはストーンを「良い検事補」とローデスに言っていて、リスペクトしているのが伝わって来ました。
ストーンはどうなのよ!
ちょっとオリビアを軽視してない?w
そんな態度だから、姉の死を早めてしまった……とも言えて、ストーンも悔やみきれないだろうな。
シーズン・ファイナルのクリフハンガーという感じではありませんでしたけど、ファイナルに相応しいショッキングな終わり方でした。
今回も、被害者と加害者が必ずしも、白と黒にはっきり分かれるわけではないという構造になっていて、いろいろ考えさせられました。
ローデスは、ミゲルを通報だけしていたら被害者だけでいられたのに。
だけど、それで警察に信じてもらう事はできたのか?
ミゲルは、カルテルに関わっている上、レイプ犯でもあったけど彼自身も不法移民で不自由を感じる事はあった。
だからといって、犯罪を犯していいという事にはならないけど、ただ「うぇーい」って暮らしていただけでもない、という。
(最後にセリフだけですが「ミゲルのおかげでカルテル検挙できた」、とあったのはミゲルが腐りきっていたわけでもないという表れでもあるような……)
でもレイプ犯のミゲルをフォローするような流れはどうなのよ!! とも感じたり。
常に、「あー良かった」だけでは終わらせてくれないのがSVUですから、ファイナルも当然そうなった、って感じでした。
ところで、フィンの異動ネタは結局ファイナルには何も関係ありませんでしたw
フィンの周辺に事件が起きなかったのは、良かったって感じですが、あの異動は一体何だったんだろうw
それにしても全24話、最近のドラマではフル・ボリュームというのも珍しくなってきていますが、まったくダレたり飽きたりすることなくあっという間に感じました。
あくまでも単発の事件メインで、その事件を通じてそれぞれのキャラが垣間見れるというバランスが良いんだろうな~。
その緊張感多めの中で、各キャラの息抜き的な表情が見れるのがさらにお気に入り!
特にフィンのw
本国では、いよいよ来週シーズン20がスタートします。
また日本でも見られる日が楽しみです!
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