シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン4 19話「獣(けだもの)/Last Minute Resistance」

2018/08/25

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン4 バイオレンス

t f B! P L
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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)


登場人物はこちら


姉の行方


バージェスの姉ニコールが、出かけたまま朝になっても帰宅しなかった。
携帯も繋がらず心配しているとニコールから電話が掛かってきた。
「助けて、大変な事に……」
そのまま携帯は切れてしまい、留守電に切り替わってしまった。

携帯のGPSでだいたいの位置を突き止めた。
通話記録からは昨夜2度警察に通報していたが、通話が切れていた事が分かった。
電波が弱いといえば駅かもしれない、と駅構内を捜すとベンチの上で寝ているニコールを発見した。
「レイプされた」
ニコールは出血もしていた。


レイプ事件


ニコールはすぐに手術を受けた。
襲われた時の記憶はなく、大量のケタミンを盛られていた。

昨夜は友人の誕生日会に参加していた。
友人の1人に話しを聞くと、最初は6人で食事をしていたが自分以外の5人が2次会へ行ったという。
「店のバーには、変な男がいてニコールを見ていた」
その男は、白人で帽子を被っていた。

2次会のバーでも話しを聞くと、やはりニコールにつきまとう男の話題が出た。
防犯カメラに、用心棒が追い出そうとして帽子の男に殴られている様子が残っていた。


アーレン・フィスター


ニコールにつきまとっていた男は、アーレン・フィスターだった。
暴行の前科があった。
令状を取って自宅に踏み込むと、バッドを持って反撃してきた。
ルゼックがまともに攻撃を食らうが、なんとか捕り押さえた。

フィスターは、強盗だと思ったと反撃理由を言った。

家の中を調べると、ニコールの写真で埋め尽くされている壁を発見した。
やはりストーカーだったと思いきや、フィスターは元夫に雇われていた探偵だった。

離婚に不利な情報を集める為、2週間ほどつけ回していたという。
バーを追い出されてからの、フィスターのアリバイも確認された。


もう1人の友人


フィスターが撮影していた写真の中に、ニコールの友人デニース・ミランダも写っていた。
実は、パーティーに参加した友人の中でデニースだけ連絡が取れていないのだった。

デニースの夫を訪ねると、デニースが連絡もなく愛犬を置いたままにしているのはおかしい、と言った。
最後の連絡は、午前1時過ぎの動画のメッセージだった。
ニコールと一緒に映っており、これからウィッカーパークのパーティーに行ってくる、と話している。
背後には黒のSUV、そして車に誘導する白人男性の手が映っていた。

この「パーティー」で何かが起きた可能性がある。


デニースの携帯を追跡して、位置を突き止めた。
だが発見したのは携帯だけで、ゴミ箱に捨てられていた。


容疑者


手術が終わったニコールに昨夜の話しを聞いた。

バーのラストオーダーで、20代の白人2人にパーティーに誘われていた。
黒髪と金髪だったが、つらすぎてあまり覚えていないという。

駅までの経緯は、襲われた後車で運ばれていたようだった。
電車の架線から出る火花を覚えていた。
デニースがニコールを引きずり出そうと車を降りたが、ニコールは動けなかった。

ニコールはデニースは逃げて無事だと思っていた……。


ナンパ師


ウィッカーパークで黒のSUVを所持している人物を調べていたら、性的暴行で告訴されていた男を見つけた。
レックス・ゴールドウィンというナンパ・セミナーを開いているナンパ師だった。
女性の携帯を奪い、酒にケタミンを入れて暴行。

ニコールが受けた手口と同じだった。

ボイトが会いに行った。
「女のやめて、は終了の合図じゃない。
偽りの抵抗を打破するやり方を習得しよう!」
参加費500ドルのセミナーの内容に、ボイトは理解が出来なかった。

レイプについて確認すると相手がホラ吹きだったと平然としていた。
その証拠に不起訴で終っている。
車を確認すると、すぐに鍵を渡して調査に協力した。

ニコールとデニースの写真には、熟女は好みではないといい昨夜は21歳の女性とホテルに居たと言った。

ゴールドウィンが犯人じゃないとしても、セミナーでレイプ犯を養成している可能性はある。


デニース


駅周辺の通報記録にデニースと思われる内容を発見した。
様子のおかしい女性がいると言われて警察が見に行ったが、すでに姿を消していた。

その情報から警察の設置した防犯カメラを調べると、逃げているデニースが映っていた。

付近を捜索し、デニースを発見した。
デニースは人気のない駐車場で、ブルーシートに包まって死んでいた。

検視の結果、レイプはないがケタミンが検出された。
死因はドラッグ摂取の影響による凍死だった。


ニコールの夫


21分署にニコールの夫が訪ねて来た。
バージェスは思わず、胸元を掴んで詰め寄っって夫を責めた。
「浮気したのはあなたでしょ!」

夫は今回の件は自業自得だといった。
「母親の自覚がない」
ゾーイを連れて帰ろうとするが、バージェスが阻止した。


受講者


セミナーの受講者を調べていると、怪しい掲示板の書き込みを見つけた。
「閉店間際に泥酔した熟女を見つけて、薬物を飲ませ襲った」
まさにニコール達の事だと思われた。

ハンドルネームは「娼夫(しょうふ/Manslut)」。
IPアドレスから職場にいるハリー・クリンスマンを訪ねた。

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


リンジーとジェイが声を掛けても、仕事の電話を優先していた。
その態度に腹を立てて、ジェイは大声で社員達に聞こえるようにクリンスマンを「娼夫」と呼んだ。
「娼夫って誰?」
「彼のもう1つの顔だ」
バラされては困るクリンスマンは大人しく聴取を受けた。

ニコールとデニースの写真を見て、昨夜会った事は認めたが実は声を掛けただけで玉砕していた。
掲示板の書き込みは嘘だったのだ。
2人はコーチに与えられた課題だったという。
「でも偽りの抵抗を打破できなかった」

コーチというのは、アンドリューとキースと言って今夜もバーに来る事になっていた。


コーチたち


キース・タスカーとアンドリュー・ラティマーは、セミナーの元受講者だった。
ニコールの言う2人組に間違いなかった。
タスカーはSUVをレンタルしていた。

ゴールドウィンが雇っている訳ではなかったが、「卒業生」として指導をしていた。

ボイトは立証を確実にする為に、州検事補のアナを呼んだ。
飲酒している場合、レイプの証明は難しいのだという。
薬物も、無理やりかどうかの判断がつきにくい。

バージェスは姉を侮辱されたようで、イラっとした。

まだデニースの死を知らない彼らは、今夜もバーで狩りをするだろう。
ボイトがリンジーに囮捜査を命じると、そのパートナーにバージェスが立候補した。
冷静に出来るかどうかと心配するボイトに、バージェスは「どんな時でも私は刑事です」と説得した。


囮捜査


リンジーとバージェスは、カメラ等を仕込み客に成り済ましてバーに潜入した。

彼らの勧める酒にはドラッグが混じっているから絶対に飲むな、と注意を受けていた。

彼らが一線を越えた時に踏み込む。
その合言葉は「ブルーベル」にした。ニコールの好きなアイスだという。


まんまと2人組はリンジー達に声を掛けた。
予測どおり、パーティーに誘ってきたので2人はSUVに乗り込んだ。

移動した先は、パーティー会場ではなく男の家だった。

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


リンジー達が置いた携帯をさりげなく隠す様子も、隠しカメラが捉えていた。

そして「カミカゼ」だと言って酒を差し出された。
リンジーとバージェスは警戒して、なかなか手をつけなかった。
2人がイラ立ち始めると、バージェスは分かったわと言って一気飲みしてしまった。

監視していたルゼックが慌てると、ボイトは俺の指示だと言って宥めた。

バージェスは、トイレに行きたいといってベッドルームを捜した。
するとタスカーが追いかけてきて、ドアに内側から鍵をかけた。
「楽しもう」

嫌だといっても無理やり迫ってくるので、バージェスは叫んだ。
「ブルーベル!」

ラティマーはリンジーが捕り押さえた。

ボイト達が突入した時には、タスカーはバージェスにボコボコにされており血まみれになっていた。


取り調べ


2人を取り調べすると、タスカーはあくまでもレイプではないと主張した。
ニコールが望んだ、と。

何もしていないと言い張るラティマーには、デニースの死を伝えた。
「レイプの従犯者どころか殺人犯よ」


ボイト

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


犯人を逮捕したものの、ボイトにとってはまだ事件は終わっていなかった。

ジョギング中のゴールドウィンの前に再び姿を現した。
「また会うと思った」
罪を犯している訳ではないゴールドウィンは気楽だった。

ボイトが、弟子をレイプで逮捕した事を伝えても他人事だった。
「彼らは度を超え過ぎだけど、男は女を支配する生き物だ。
動物的本能だよ」

ボイトはすかさずゴールドウィンの首に手をかけ、羽交い締めにした。
「俺の考えでは、男と女はお互いを思いやるものだ。
大切にし合う。
シカゴ市民を食いものにする奴は、排除する」
ゴールドウィンは地面に落とされた。
「この街でまたレイプ講義をしたら、俺が決して許さない。
動物的な方法でケリをつける」

もうゴールドウィンに無駄口を叩く余裕はなく、黙ってうなずいていた。


バージェス


バージェスはニコールに犯人の逮捕を伝えていた。
ほっとしたのはつかの間で、ニコールにはこの先の人生が不安だった。
「これからどうしたらいいの?」
バージェスは協力する事を誓った。


そしてバージェスはボイトに挨拶をした。

酒を飲むなという指示を守らなかった事を責められたが、あれは必要な行動だったと引かなかった。
あそこで飲まなければ任務を全うできていなかった。
弁護士にも任せていられなかった。

ボイトは、バージェスを立派な特捜班だと認めた。
だが、バージェスは今は姉の為に休暇を取る事を選んだ。

「好きなだけ休め」
ボイトはバージェスを気持ちよく送り出した。


20話「17年目の真実/Grasping for Salvation」へつづく


かんそう


登場したばかりのバージェスの姉がとんでもない事件の被害者になってしまう回でした。
びっくり!

しかも、これをきっかけにバージェス特捜班を長期休暇!?

うーん、何気に出入りが慌ただしいのが続く……のかなぁ?


今回のバージェスの囮捜査は、ナディアと一緒に娼婦になって潜入した回を思い出しました。
あの時から、特捜に入りたくて頑張ってアピールしていたバージェス。
今のドヤ顔バージェスを見ると本当に成長したな~って感じます。

そんな経緯がありつつ、せっかく特捜に馴染んで来たと思ったら休暇って。
出番どうなっちゃうのかな?

復帰してからのルゼックは、毎回痛い目に合っていてまるでサウスパークのケニーのようになってきていますw
ちょっと面白いw
前回は高い所からジャンプして、今回はバッドで殴られてたw
そしてペアのアトウォーターは無傷というw いいコンビ。


今回のボイトはいい感じでした!
バイオレンスこそ少な目ではありますが、ナンパ師VSボイトの顔合わせが面白かった。

それにしてもシカゴって本当に物騒!
ちょっと飲みに行けばレイプされ、駅で血を流して倒れていても誰も救急車呼ばないし。
2回も通報してて、通話が途切れたからって放置?

そしてデニースの夫の話し聞いてても、意味不明で。
デニースはナンパされた初対面の男にパーティーに誘われて出かける事を、夫に報告してたけど……。
そして夫もその点については問題視してなくて、帰ってこないと心配するだけでw

やましいことはない、という以前にそんなうかつな行動が当たり前のようになっている事がナゾでした。

そもそも物騒なシカゴで、初対面の車に乗り込んだり、家に行くとかダメでしょ。

ニコール達の行動そのものも想像するとかなり怖い回でした。


20話「17年目の真実/Grasping for Salvation」へつづく

登場人物はこちら


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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