シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン4 20話「17年目の真実/Grasping for Salvation」

2018/09/01

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン4 バイオレンス

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あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)


登場人物はこちら


弁護士の息子銃殺事件

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


やり手の被告側弁護士フランク・ダウドの17歳の息子リッチーが、銃殺される事件が発生した。

現場付近で凶器と思われる22口径の銃が発見されていた。
また被害者のパーカーのフードの中にも銃弾が残されていた。

その分析結果を知らせる為に、担当者のモーリーはわざわざボイトを指名してきた。

ボイトは留守の間の捜査指揮をリンジーに任せた。

分析結果


凶器の22口径は間違いなく、リッチー殺しに使われたものだった。
そしてボイトが呼ばれた理由は、その銃が17年前にボイトが担当した事件の凶器とも一致したからだった。

ニック・ラファロ殺害事件。
しかしそれはあり得ない事だった。
凶器は犯人の家から押収していたから。

モーリーは何度も検査を見直していた。
押収された銃は同じ形式ではあるが、弾の損傷が激しく凶器か断定できなかったという。

顕微鏡検査は当時より進化しているので、17年前の銃弾のデータを今回の弾と照合してみた所、線条痕が一致していた。

ボイトは犯人は終身刑で刑務所にいるので、不可能だと主張した。

だが、分析データに間違いはない。
モーリーは、押収した銃が誤っていたのだろう、と言った。


携帯電話


リッチー殺しの犯人は、携帯電話や身に着けていた貴金属などを残したままだった。

携帯電話は指紋認証のロックがかかっていたが、契約者が父親になっていた為通話記録の確認の承諾を依頼した。

しかしエリア・セントラル署と通じているらしく、特捜班の捜査を歓迎していないようだった。
仕事柄見慣れているだろう承諾書を、その場で確認もしてもらえずに追い返された。


結局、ルゼックがこっそりと遺体を利用して携帯のロックを解除した。
その間、アトウォーターが検視官の気を引いて誤魔化していた。

携帯電話のデータを確認すると、ある少女の写真を大量に撮影していた事が分かった。
そのほとんどが下着姿で顔はよく写っていなかった。

しかし画像検索で、同じ写真がリベンジポルノ・サイトに投稿されていたのを見つける。
それが殺害の動機かもしれない。


17年前の事件


ボイトは17年前の事件の相棒で、凶器を押収していたデニー・ウッズを呼び出して確認した。
ラファロ殺しの凶器がまた使われたという事を。

しかしウッズはきっぱりとあり得ないと否定し、分析が信用できないとモーリーを疑った。

ボイトは、犯人がテランス・バレンタインだと証言したウッズの情報提供者に不信な点はないのかと確認するが、これもウッズは否定した。
「昇進目当てのモリーのたわ言さ。バレンタインがラファロを殺した」

それでも銃が違うと言うと、ボイトに休暇を取るように言って帰って行った。


一石二鳥


リンジーはボイトからの連絡を受け、特捜にも情報共有をした。

17年前にボイトの友人、ニック・ラファロが殺されていた。
その時に使われた凶器がリッチー殺しと一致した。

当時の犯人バレンタインは、今も刑務所に入ったままで犯行は不可能。
押収した銃も凶器ではなかった。

リッチー殺しの犯人を見つければ、ラファロ殺しの真相も分かる。
バレンタインは冤罪だったのかもしれない。


写真の少女


写真の少女の身元が判明した。
ジョジョ・マッキノン18歳。犯罪歴はなし。

父親レイモンドと同居する自宅を訪ねた。

するとレイモンドは、リベンジポルノの件で何もしてもらえなかったと非協力的な態度だった。
「父親が大物弁護士だからって……」

ジョジョはそのせいで高校を中退し、自殺も考えていたという。
リッチーの死には、自業自得だとも言った。
「昨夜娘は部屋に居た。
話をしたいのなら令状を」
そう言ってドアを閉めた。


父親


リッチーの父親のフランクは、事件解決に金や権力を使っていた。
報奨金で情報を集め、特捜にはいよいよ正式にエリア・セントラル署への引き継ぎ命令が回ってきた。

部長に、このままでは裁判ではなく、報奨金目当てで犯人が殺されて葬式になってしまうと抵抗すると、今日1日だけ時間稼ぎをしてもらえる事になった。


ジョジョ


ジョジョの携帯の位置情報から、事件の前日の午後10時にリッチーと会っていた事が分かった。

ジョジョが通う個別指導教室の前で、待ち伏せをしてジョジョを連行した。


2人は半年前、出会って2週間で付き合い始めていた。
春にジョジョから振っていた。

リベンジポルノの投稿を止めないから、何度か電話していた。

それでもリッチーの死には涙を流した、と犯行は否定した。


再調査


ボイトは1人、ラファロ殺しの再調査を始めていた。

まずは当時の捜査データを検索してもらいに行くが数年前に2000年と2001年の多くの資料の紛失が発覚していたという。
ウッズの資料はそこに含まれている。

そして、9か月前にも同じ事件の問い合わせがあったと言われる。
シャーリーズ・バレンタイン。

犯人の娘だった。
会いに行くと、父親の再捜査と言う事で娘は喜びを隠せなかった。

娘は当時の父親のアリバイであるレシートのコピーをボイトに見せた。
ラファロ殺害日時とほぼ同じ時のものだった。
娘の初聖体のドレスだから、父親以外に買うものはいない。

オリジナルはウッズに渡しているが、それっきりだという。
それで資料閲覧を依頼していたのだったが、ボイト同様紛失したと言われていたのだった。

娘は、礼を言いつつも無駄な期待をしたくないからと、中途半端な捜査なら止めて欲しいとも言った。


ボイトはプラットに頼んで、ウッズが関わった捜査資料を入手した。
ラファロ殺しの2年前に、ウッズがバレンタインを別の強盗容疑で逮捕していた事も分かった。
凶器が空気銃で。

プラットは、今では警部補となり権力を持つウッズと闘おうとしているボイトを心配した。

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC

バレンタイン


ボイトは刑務所にいるバレンタインを訪ねた。

ボイトの顔を見て、バレンタインは明らかに拒否反応を示した。
「また俺に濡れ衣を着せる気か」

ラファロ殺し以前に、1度だけウッズと揉めていたという。
警察署で乱暴をされたから苦情を申し立てていた。
それは無駄に終わったが、その後ウッズに「必ず仕返しする」と言われていたのだった。

だがそれ以上は口を閉ざした。
「お前は信用ならねえ。」
ようやく直接お前に言える。
くたばりやがれ!」


脅し


ボイトが署に戻ると、ウッズが来ていた。

さっき会った様子とは態度を一転させ、ボイトに圧をかけた。

もう止めろ、と言いボイトの決め台詞を拝借した。
「お前よくこう言ってたよな。
"ドライブへ行くか?"」

だがボイトは捜査を続けた。

Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


新事実


写真投稿の翌日に、ダウド家から通報が入っていた事と、リッチーが殺される前日にもメイドが白人の不審者を見ていた事が判明した。

メイドはその男を写真でジョジョの父親、レイモンドだと認めた。
これで令状が取れる。


レイモンドを連行した。
ウッズ家の周辺をうろついた事は認めたが、ただ話しがしたかっただけで、殺しはしていないと言った。
そもそもレイモンドは手根管の手術をしていて、歯磨き粉も押し出せない状態だった。
銃が撃てるはずがない。

そこへ心配したジョジョがやって来たので、リンジーは取り調べに同席させた。
するとレイモンドは突然、自白を始めた。
娘が捕まるくらいなら罪を被ろうと思ったようだった。

それでジョジョの自白が引き出せるかと思いきや、ジョジョは「犯人を知ってる」と言い出した。


ラファロの遺族


ボイトはラファロの遺族、ジャニーズに会いに行った。
殺しの再調査をしている事を告げ、当時の話を再確認した。

ジャニーズがウッズに言っていた、「幻を見たのかも」と言っていた台詞が気になっていた。

すると殺害の直前に、白人が入ってきたのを見ていたのだった。
貯蔵庫に入ったので、殺害そのものは見ていなかったが銃声を聞いて店に戻っていた。
だからバレンタインの写真を見た時に、黒人だと言う事に驚いていたのだった。

その時、店に黒人はいなかった。
そして自分が見た白人の男は?

それを尋ねると、ウッズに「ショックで記憶が曖昧なのだろう」と言われた……。


容疑者


ジョジョは、幼馴染の親友エリックが犯人だと言った。

エリックはリッチーに抗議しに行って戻った後、様子が変だったという。

リンジーがホワイトボートに名前を追加した所にボイトが戻ってきた。

エリック・スカリース。

ボイトは父親はマークではないか、とすぐに確認した。

「マークは、ウッズの情報屋でバレンタインが犯人だという目撃証言をしていた」

マークがラファロ殺しの真犯人で、凶器を保管していた。
そして17年後、息子が父親の銃でリッチーを撃っていたのだった。

報奨金目当てにバレないように、捜索令状を取ってエリックの自宅へ向った。


マーク


エリックは留守だったが、ボイトは父親のマークを連行した。

ボイトはマークがラファロ殺しを認めれば、息子の罪状を取り下げると取り引きを持ちかけた。

マークはウッズを呼べと要求したが、もう後ろ盾はないと却下した。


その取調べの最中にボイトはウッズに呼び出された。

まだ捜査を続けている事を知ったウッズは、最終手段を使い審査委員会にボイトをかけたのだった。

理由は、上役への不服従。

再び、ウッズからもエリア・セントラル署への引き継ぎを命じられてしまった。


残されたリンジー達は、仕方なく引き継ぎの準備を始めていた。

すると押収していたマークの携帯に、エリックからの連絡が入った。
引き継ぎ準備を止めて、信号からエリックの位置を特定し連行した。


エリック


もともと悪人ではないエリックは、あっさりと自白をした。

それを持って17年前の真相を話すように、マークを説得した。
ボイトが審査委員に掛けられてしまう為、考える時間を2分だけ与えた。

するとマークはエリックの罪を軽くしてもらう為に、ラファロ殺しを自白した。
撃った後、すぐにウッズに連絡をしていた。
その時ハイだった。

バレンタインに濡れ衣を着せたのは、ウッズの適当なチョイスだった。
「あの男はずさんな捜査を平気でやる」

犯行に使った銃を保管していたのは、そうだとは分からない程ラリっていたから。
「同じ銃だと知ってたら捨てたさ」


審査委員会


ボイトは制服に着替えて、審査委員会に出席していた。
ウッズは、今回の件だけではなく、ボイトには56件の過度な暴力に対する苦情がある、と発表していた。

そこに、リンジーが間に合った。

マークの自白資料を提出し、ウッズはすぐに警察権の剥奪処分を受けた。


真実


バレンタインも冤罪が認められ、釈放された。

ボイトはパーティーで賑わっているバレンタインの家を訪ねた。

娘がドアを開けたが、そこに立つボイトに気づいたバレンタインは、黙ってドアを閉めた――。




かんそう


今回は久しぶりに見応えのある回でした。

現在と過去の別の事件が、凶器の銃でリンクし、同時に解決するという。

シカゴ警察のずさんさも露呈していますが、ほんとシカゴって怖い!w

バレンタインがボイトを恨み続けるのは、17年分の蓄積がありますから仕方ないと思いました。

最後ボイトが訪ねて行くのはちょっとダサいな~と思ってしまった。
まあ、「すぐに許されるものではない」と伝えたかったんだとは思いますが。


今回はボイトの独走があり、出番は多かったのですがノー・バイオレンスなのと、過去の失態? に苦悩しているという、弱味を見せていたように感じました。
これもボイトの良い人キャンペーンの内なのかな。

バイオレンスボイトが見たい私には、物足りなかったけど。
でもドラマとしては面白かったです。


先週特捜をお休みになったバージェスが、今回全く登場しなかったので気になって少し調べてみたら、どうやら産休……があったらしく。
現地の時間と放送のタイミングの摺合せまではしていませんが。
(あまり調べるとネタバレをいろいろ見つけてしまうからw)

それで知ったのですが、バージェスとルゼックもリアルカップルだったんですね~。
こちらは出産もあったと言う事でハッピーみたいで何より!

そんなルゼックとアトウォーターのよいコンビは、今回も面白シーンがありましたw
ルゼックが痛い目には合っていませんでしたけどw

この2人が何するのかも、小ネタですけど楽しみになってきましたw


21話「銀行強盗/Fagin」へつづく

登場人物はこちら


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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