あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
(アメリカ放送2016年9月~)
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武装強盗
信用組合で武装強盗が発生した。
犯人は15万ドルを奪ってオートバイで逃走。
警備員は死亡し、負傷者は搬送された。
現場に残されていた電波妨害機が手がかりになった。
特捜が処理をしていると、強盗殺人課の女性、アプトンが割り込んで来た。
「ここは私の現場なの」
ボイトは俺の班が証拠を見つけて女性を救ったと譲ろうとしなかったが、アプトンもひるまず部下に指示を出した。
「3週間追ってた連中よ」
ピリピリした雰囲気のまま、どちらも引かなかった。
強盗団
特捜の調べで、強盗団は4人だと分かった。
武器は、短機関銃。
防弾チョッキを着用し、ヘルメットで顔を隠していた。
防犯カメラは壊されており、映像はわずかしかない。
対象となっているのは、街の通りにある信用組合だとアプトンが特捜に顔を出した。
ビルの中にある支店よりも警備が甘いらしい。
ボイトは、アプトンを見て「道に迷ったのか?」と嫌味を言った。
すでに5店も襲われていた。
部長は特捜に任せると決め、アプトンの捜査資料を特捜に渡すよう命令した。
電波妨害機
電波妨害機を販売したバックタウンの店に行って、妨害機を購入した男の情報を得た。
サディアス・ロジャーズ、通称Tロッドという30代の黒人で、サウスサイドで強盗団を仕切っているようだった。
すぐにTロッドを連行した。
しかし、Tロッドが豪遊していた金を調べると銀行のものと一致しなかった。
別の押し込み強盗で盗まれたカネだった。
待ち伏せ
ルゼックがアプトンから受け取った資料を見ていて、被害にあった銀行と同じような条件の信用組合が3店あるのを見つけた。
バイクで簡単にアクセスできて、逃走経路が確保できる店舗だった。
手分けして3店の防犯カメラを調べる事に。
下見に来た一味がカメラに写っている可能性がある。
するとリンジーとジェイが行った銀行で、防犯カメラのチェック中に強盗が押し入って来た。
すぐに2人は現場に銃を持って向かった。
銃撃戦の結果、1人を逮捕し1人をリンジーが射殺していた。
黒ずくめのヘルメットを外すと、その顔はまだ少年だった。
取り調べ
逮捕したのも少年だった。
強盗団はおそらく少年達によるものだろう。
少年は名前も言わず未成年だと主張し、公選弁護人と擁護人を要求した。
まるで用意していたかのように、法律に詳しかった。
取り調べの練習をしていたかのようだった。
少年は、14歳のコリー・ジェンキンスだった。
アプトンの資料の中にコリーの資料があった。
ラバー・スパンという男の資料と一緒に。
死亡した少年は、14歳のカーティス・ジェイスだった。
両親が認めた。
撃ったのがリンジーだと分かると、リンジーを責めた。
スパン
ボイトはアプトンを特捜に呼び出して、コリーの逮捕を報告した。
すると、スパンが黒幕だと言った。
スパンは、元銀行強盗で何度も服役していたが、最後にFBIに撃たれたせいで体にマヒが残っていた。
1年前に出所して、自分で強盗ができないから近所の少年を雇っているのだった。
スパンはFBIを訴えて勝訴した示談金で、中古車の店を買い運営している。
ボイト達は、スパンの店に向かった。
そこは言われた通り、子供だらけだった。
全員を調査した。
スパンは子供達の銀行強盗を他人事のように言った。
あくまでも、地元の子供を助ける為に集めて教育しているだけだ、と。
ボイトはスパンの家と車の捜索令状を検事補に要求したが、検事補は動きが鈍かった。
スパンは服役中に法律書を読み漁って、法律に詳しくなってFBIに勝訴していたという。
その上、リンジーが撃ったアフリカ系アメリカ人の少年が発砲していない、とリンジーを責めた。
「冗談でしょ。銃を向けられたことは?
ない。でしょうね」
スパンと事件の関係の証明がないと、令状は出せないようだった。
24時間体制で、アプトンも交えてスパンを監視する事に。
サミー・レイ
スパンを監視していると、サミー・レイという17歳の少年と接触していた。
銀行強盗と同じバイクに乗っていた。
ウィルクス兄弟
現場に残っていた不発弾の指紋から、ウィルクス兄弟の2人が判明した。
2年前にショーウィンドー破りで逮捕されていた。
2人は里親の元を逃げ出して、差し押さえ物件になっている実家に戻っていた。
すぐに実家に駆けつけると、2人はすでに撃ち殺されていた。
家の中には酒瓶が散乱していた。
アプトンは近所の防犯カメラに映る、サミーのバイクを見つけていた。
家から飛び出してバイクで去ったという目撃情報もあった。
バイクの持ち主が恋人になっていたので、その住所に向かった。
ボイトはアプトンを褒めた。
サミー取り調べ
恋人の家で、サミーを逮捕した。
銀行から盗んだと思われる大金も見つかった。
リンジーは、サミーの取り調べにアプトンを誘った。
サミーは、殺人は否定し一緒に酒を飲んだだけだと主張した。
そしてコリーと同じように、公選弁護人と擁護人を要求し、スパンについては何も語らなかった。
コリー
アトウォーターは、弁護人を交えてコリンの取り調べをしていた。
コリンは殺人だけは否定した。
だが、撃った仲間の名には口を閉ざした。
アトウォーターは、言わなければ罪を被る事になると説得したが、怯えているだけだった。
Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
そんなコリーに、ウィルクス兄弟の殺害を伝えた。
コリーは友人の死に涙を流した。
「スパンが2人を殺させた」
アトウォーターはコリンを説得して、供述をさせる決心をさせた。
「俺がお前を守る。1人で悩まなくていい」
これでスパンの逮捕ができるとアトウォーターは喜び、仲間も労った。
ところがそれを見ていたボイトは、こっそりとコリーを防犯カメラのない場所に呼び出して、反対の説得をした。
「供述はするな。裁判でスパンの前で証言する必要が出てくる」
アトウォーターが守ってくれる、コリーはそう信じていた。
ボイトは、今回だけは俺を信じて欲しいと、いい結果にならないとコリーに言った。
「警察への協力には感謝する。
だが、お前の命を守りたい」
スパンは容赦なく子供達を消していっている。
コリーは、ボイトの言うことを聞く事にした。
別の手段
コリーの供述は撤回されたが、ボイトはスパンを未成年への飲酒の罪で逮捕する事にした。
記者会見をするような事件ではないが、スパンを街から排除する事はできる。
コリーは、刑務所に送られる事になった。
出所後には俺とボイトが面倒を見る、とアトウォーターが声をかけた。
供述をしなかった事を気にしていたが、アトウォーターは怒るわけない、と安心させた。
アプトン
Matt Dinerstein/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
事件が解決し、アプトンはボイトのオフィスに顔を出した。
「コリーを守る為に供述を止めさせるなんて。
そんな警官は見た事がないわ」ボイトは、アプトンを特捜に誘った。
休暇中のバージェスの代わりに。
アプトンは断りはしなかった。
帰り際、アプトンはプラットに声をかけた。
「私を覚えてない?」
実はアプトンが幼い頃、父親が強盗犯に襲われて負傷していた。
その事件の担当をしていたのがプラットだったのだ。
それを聞いてプラットも思い出した。
「朝まであなたの席にいた。
不安で仕方なかったけど、あなたと一緒だと強くなれたの」
アプトンはプラットに憧れて、警官になったと告白した。
プラットは何も言えず感動していた。
リンジー
モリーズでジェイの誕生日を祝っていた。
リンジーも顔を出して、ジェイに高級な酒をプレゼントした。
だが、リンジーは飲まずに帰ろうとした。
リンジーは14歳の少年を撃ち殺してしまった事を引きずっていた……。
22話「処刑人/Army of One」へつづく
かんそう
これまた急な展開でした。
バージェスの穴埋めに、アプトンが特捜に加入するんですね。
最初はボイトとバチバチでしたが、最終的にはお互い認め合ったって感じで。
展開が早すぎて、お手軽すぎますがw
IT担当は不在のままなのにw 特捜はやっぱり現場主義って事で。
今回のボイトは、どっちつかずというか不思議な感じでした。
アプトンに対する態度も、ある意味大人らしく良いところはすぐに認め、軟化させた挙句特捜に誘ってましたし、コリーの命を救う為にこそこそ立ち回ったりして。
だったらなんで最初からアトウォーターと話を合わせておかないのか、と謎でもありますが、まあアトウォーターを育てる為にとりあえず自由にやらせた、と言う感じなのかな?
そんな回りくどさもあんまりボイトらしい感じがないような……。
今回はルゼックとアトウォーターのペアは見られず、初心に戻ってルゼックはオリンスキーと妨害機のお店に行っていました。
そこで、オリンスキーがまだビデオデッキ使っているという事が判明してウケましたw
ルゼックもちょっと引いて、HDプレイヤー買ってあげるって約束してましたw
シリアス多めの特捜だから、こういったちょっとしたお笑い要素の効果が大きいw
リンジーは、またしてもなんか雲行き怪しい感じ。
22話「処刑人/Army of One」へつづく
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(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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