シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE　シーズン5　18話「忠誠の誓い/Take A Knee」

救急隊に研修生ハリス・ソーントンがやってきた。

研修の間は、患者には触れず見るだけというのが規則になっていた。

早速閉じ込められ事故が発生し、はしご、救助隊とともに出動となった。

冷凍庫の扉に指を挟んだ状態で、閉じ込められていた。

低体温か凍傷になっていると思われ、声をかけても返事はなかった。

セブライドはヒンジを壊してドアをこじ開けようとするが、圧によって指が切断される可能性があった。

命を救う為には仕方ないと判断すると、クルースが待ったをかけた。

「指が挟まっている隙間をハリガンで確保して、扉を手前に倒したら？」

セブライドはいい考えだと、クルースのアイデアを取り入れた。

その結果、指を失う事なく救出する事が出来た。

署に戻ると、ハリスは初の現場に吐きそうになった、と正直に言った。

実は両親に応援されていないという。

12歳の時、救急隊員に自転車事故から救ってもらい、救急隊員を目指していた。

ドーソンとシルビーはそんなハリスに好感を持った。

するとすぐに2件目の呼び出しがかかった。

救急隊だけで駆けつけると、そのカフェには3人の客が倒れていた。

それぞれ吐き出して苦しんでいるが、理由は分からなかった。

ドーソンはハリスに返事のないキッチンを見に行かせた。

するとコックも倒れていた。

すぐ側にオーブンクリーナ―があった事から、ハリスは拭き取り不足のシアン中毒では？　とドーソン達に伝えた。

シルビーはすぐに解毒剤を用意した。

するとコックが心臓発作になってしまった。

ハリスは、見てるだけと言われたにもかかわらずつい、胸骨圧迫をしていた。

それに気づいたドーソンは止めて、と叫ぶが気づいた時には肋骨を折ってしまっていた。

ドーソンはシルビーに、ハリスのした事を報告した。

ドーソン達は、表向きはハリスを責めていたが、同じ立場ならドーソンも同じ事をしていただろうと思っていた。

ハリスの違反はすぐに本部に知られ、3人はハッチャー・チーフに呼び出された。

ハリスのしたことが本当なら研修プログラムから外す、と言われるとドーソンは即座にハリスを庇った。

「私が命令しました」

被害者の数が多くて手が足りなかった上、シアン中毒だと気づいたのもハリスの手柄だと訴えた。

2人はハリスの将来を守り、ハリスは2人に感謝をした。

ところが次のシフトで、ハリスは異動になっていた事が分かった。

ハリスはやり遂げると約束して2人に別れを告げた。

チーフに文句を言いたいドーソンをシルビーがなだめて止めていたが、それは正解だった。
2人はチーフから再訓練を命じられた。

ケイシーは通勤の途中で、新しい麻薬密売所を見つけていた。

気になったので、出動の帰りに再び立ち寄ってみた。

すると密売所の前の道に、幼児を閉じ込めたまま停めている車を発見した。
慌てて窓ガラスを割り、救出しようとするとその物音で母親が密売所から飛び出して来た。
「5分も離れていない！」
そのまま慌てて車で去って行ったが、キッドはナンバープレートを撮影しておいた。

署に戻ったケイシーはすぐに大隊長に報告をした。
見た目はあくまでも常習者には見えない母親に、幼児も健康そうではあった。
身なりもよく、車も高級車だった。
でも見かけでは分からない、と大隊長は調査を依頼するとすぐに21分署からオリンスキーがやってきて、麻薬課に話してみると約束をした。

車の持ち主の住所はすぐに分かった。
街の反対側、バックタウンだった。

ケイシーが訪ねると、幼い子を抱いた夫が顔を出した。
その後ろから来た妻は、窓ガラスを割ったケイシーの顔を見てすぐに言った。
「まさか死んだの？！」


女性が密売所に行っていた理由は、ドラッグを買う為ではなく18歳の娘、チェルシーを救う為だった。

法的には成人だが、あの家でドラッグを使っていて連れ戻したいのだった。
一度は父親が追い出していたのだが、後悔していた。

去年、警察に相談して娘が逮捕されていた。
その時は未成年で保護観察になったが、次は実刑になってしまう。
娘はあくまでも被害者だと訴えていたが、所持量が多くて認められなかった。
だから警察にも頼れないのだった。

母親は息子を車で待たせていた事も後悔していた。
勢いで行ってしまったが、密売所の男に圧倒されていたという。
また来たら殺す、とも言われていた。
娘は操られているのか会ってもくれなかった。

子を奪われたと涙する親の気持ちに、ケイシーは共感した。


署に戻り、何か方法がないかと考えようとするとオリンスキーが再び訪ねて来た。
例の密売所は麻薬課もマークしていて、2日後に踏み込む事になっていたのだった。
その場にいれば全員逮捕されてしまう。

ケイシーは10代の女の子が居ることを伝えて、中止にしてもらおうとするが、それだけでは止められそうにないと言われてしまう。


ケイシーは再び大隊長に相談をした。
なんとか少女を救いたい。

その結果、はしご隊を引き連れて密売所を訪ねた。
火も出ていないのに、火事だと言って突入した。

密売所の男は、マチェーテを手にしてケイシー達を脅した。
すると奥からチェルシーが姿を現し、人質に取られてしまった。
「お前らが出て行け！　消す火なんてない」

しかしケイシーは火は壁の中だと言って、消化器の使用にGOサインを出した。


男は興奮して襲いかかろうとしたが、消化器で対抗した。
その後ケイシーと揉み合いになると逃げて行った。

その隙に、チェルシーの両親を呼んで再会させた。
最初は嫌がっていたチェルシーも、母親が一度助けに来たと知ると態度を変えた。
チェルシーと両親は抱き合った。

忠誠の誓い

ハーマンは、息子のリー・ヘンリーが学校で「忠誠の誓い」を拒否したという理由で、副校長に呼び出されてしまった。

リー・ヘンリーは、自動販売機の値上げに抗議するつもりで拒否をしたと言った。

プロアスリートを真似ていたのだった。

ハーマンはそんな事は認められず、リ・ヘンリーを叱った。

学校へ行く直前、大隊長はハーマンにアドバイスをしていた。

「時々感情に任せ過ぎる。今回は副校長の話しを聞く側に回れ」

いい忠告に感謝した。

隣にいたマウチのアドバイスは、手土産はドーナツに限る、だった。

言われた通りドーナツを持って妻のシンディと副校長に会った。

最初は、押さえて話しを聞いていた。

だが、やはり我慢が出来ず爆発してしまった。

ハーマンは、自分のやり方で息子に知らしめる事にした。
大隊長とマウチにもつきあってもらい、退役軍人の朝食会に参加した。
そこでリー・ヘンリーを迎えたのは、戦争で負傷した退役軍人達だった。
「お前の権利を守る為、イラクで戦ってくれたんだ」

朝食会が始まると、忠誠の誓いが行われた。
今度は、リー・ヘンリーも堂々と誓った。

セブライド

ところが待ち合わせのレストランに行くと、ベニーは若い女連れだった。
アナの期待する食事会とは違っていたのだった。
席に座って間もなくアナは、やっぱり帰る、と席を立った。

セブライドはアナを追いかけたが、アナの決意は固かった。
「きっと間違ってたのよ。引越しも急すぎたわ。
最悪な選択をしてしまった。
お互いにとって悪い相手だったの」

セブライドの話しを聞こうともせず、1人タクシーに乗り込んで「さよなら」と冷たく言った。
まるで最後の別れのようだった。


19話「爆発限界/Carry Their Legacy」へつづく

今回は、プラットに、オリンスキーがシカゴPDからふらりと登場していました。

オリンスキーと少女絡みと言う事で、クロスオーバー並みに絡んでくるのかしら？　と思ったら、それはさすがにありませんでした。ややこしいわ！

逆に豪華な感じはありましたけどｗ

もう今回は、なんといってもアナにつきますね。

アナってもっとまともな人なのかと思ったら、めっちゃメンヘラ？

自分で決めて引っ越してきたのに、「急すぎたわ」ってｗ

引越しってやる事多いから、引っ越す前にそこに気づくと思うんだけどｗ

身1つで来ました、ならすぐ戻れるだろうしｗ

アナが食事会にがっかりした気持ちもわからなくはないけど、失礼すぎる！

招待してくれたセブライドのお父さんにもそうだけど、何よりセブライドにまともに話しをさせないでっていうのは、かなり引きました。

あんなアナなら、逆に手を引いたほうがいいと思う……。怖いわ。

むしろ振ったらストーカーになりそうよ。

一言でいえば大人げない。

そしてセブライドも相手が実の父親とはいえ、はっきりしなさすぎ。

若い女を連れてきた事を謝る気持ちがあるのなら、「今回は帰ってもらって」とちゃんと伝えればいいのに。

それも分からない父親なのなら、食事会なんてなくていいよ。

なんだかんだセブライドは父親に似ていないって言い張るけど、ダメな感じは似てるよ……。

アナは最初の出だしが、病気始まりの純愛風だったから元気になってからの情緒不安がイメージ悪すぎる～。

がっかり。

19話「爆発限界/Carry Their Legacy」へつづく

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